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2007年6月13日 (水)

原点・EOS630

初めて一眼レフのカメラを手にしたのは1989年10月10日、小学6年生の時。
今から振り返ると、なんとませたガキであろう。
でも、親は「どうせ買うならいいもの」という主義だったので、
ひょっとしたらドブに金を捨てる事になるかもしれない英断をしてくれた。
しかも、レンズセットで10万を超える買い物だ。
感謝の念に堪えない。

当時はほとんどおもちゃだったが(なんと贅沢な!)、
次第に「写真道」(?)に目覚め始めた事は、
前回のエントリーにも書いたとおりである。

途中、EOS5やAV-1、P30Tなどいろんなカメラを手にしつつも、
このEOS630だけは「標準機」としてもっとも大事にしてきた。
いざ、という撮影では、必ず大役を任せる旗艦であった。

しかし、2001年のお盆、突然シャッターが故障した。
故障、と書いたが、正確にはEOSの持病、
シャッターのダンパーゴムの劣化が始まっていたのである。

すぐに治せば良かったのだが、
当時は学生で金が無かった事、
写真熱が冷めていた時期であった事、
そして、仮にもEOS5があった事などの理由で、
そのまま「休車」と相成った。

その後、就職だ転職だで、撮影に行くこともほとんどなくなり、
EOS630はまさしく「置物」「荷物の肥やし」状態の日々が続いた。
気がつけば、ミラーやペンタプリズムにカビもはえる始末。

2005年の頭に*ist Dsを買った事で、再び写真を撮り始める。
しかし、ネガで写真を撮る事は皆無であった。
現像代はかかるし、ラボの質も昔よりは落ちた(と思う)。
デジタルなら消耗品不要だし、その場で結果も分かる。
もう、銀塩で写真を撮ることはあるまい、と思っていた。

その後、コニルタの写真事業撤退により、
「コニカカラー」のフィルムが作られなくなった事から、
あのフィルムでまた撮りたい、という願望が沸いてきた。
一応、PENTAX MXを中古で買い求めたりしたが、
ふと、手元の愛機の事を思い出した。
「まだ直せるのだろうか・・・」

シャッターが不良を起こして6年弱、
ようやくEOS630はキヤノンのサービスステーションへ入院となった。
スタッフ氏は「もう部品があるかどうか・・・」
と弱気な事を言っておられたが、無事に修理は完了し、
久しぶりに我が愛機は息を吹き返した。

070415_09
EOS630
EF35-70mm F3.5-4.5 (テレ端)
Konica-Minolta Centuria Super 400
1/1000秒 F4.5
小田急 喜多見駅構内
2007年4月15日

070610_20
EOS630
EF35-70mm F3.5-4.5 (ワイド端)
Konica-Minolta Centuria Super 400
1/1000秒 F5.6
小田急 代々木八幡-参宮橋間
2007年6月10日

購入以来18年目にして新しい写真を撮れる喜び!

不思議と、EOS630とEF35-70mmの組み合わせだと、
*istDsやMX、EOS5では撮らない、撮れないような写真を撮りたくなる。
真に相棒と呼べるカメラだからこそ、
感性を委ねる事ができるからかもしれない。
そう思うと、血の通ったこのカメラで、
もっと作品を残さねば、と改めて誓うのであった。

*10/06/17: 一部誤字修正、他。

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