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2007年7月

2007年7月31日 (火)

懐かしい!

江戸東京博物館で開催されている、
「大鉄道博覧会~昭和への旅は列車に乗って~」に行ってきました。

基本的には、現在閉館中の「交通博物館」→「鉄道博物館」に入る展示品を、
この夏休みだけでも子供たちに見てもらおう、という事だろうと思います。

残念ながら、それほど規模が大きくなかったので
あっさりと見終わってしまい、ちょっと消化不良気味でしたが、
こんな懐かしいものがあってビックリ!

Tetsudoten_1

Tetsudoten_2

うわぁ、「小松島港」行きだって!
「小松島線」が廃線されたのは昭和60年頃で、
さすがの僕も記憶にありません。
当時は、国鉄で一番短い路線だったんでしたっけ。
「廃線跡巡り」をした事はありますが。

…と、その時に撮った写真があるんでした。
いつもながらスキャンしてみました。
910500_16
Canon EOS630QD
EF35-70mm F3.5-4.5
Kodak Ektachrome 400
国鉄小松島線跡 中田-小松島港間
1991年6月16日

牟岐線との分岐駅である中田駅で降りて、
廃線跡をテクテクと小松島港まで歩いたわけですが、
そもそも全長で2kmくらいですから、ゆっくり歩いても30分、
撮影しながらでも1時間かからないくらいです。

ナローゲージか、と思えるほどの貧相なガーター橋ですね。
四国にDD51が入線できなかったのも、無理の無い話しだ、と納得してしまいます^^

小松島線は、実質的に「徳島線の起点駅」で、
当時は急行「よしの川」が小松島港(正確には、乗船場仮駅)
から発着していたはずです。
また、広い構内には「小松島機関区」があったかと。

後の小松島市のさびれ方や、
徳島駅周辺の高架工事の是非などを考えると、
小松島駅はそのままとし、むしろ起点駅として整備しても良かったのでは、
という気もしてきます。

一方で、明石海峡大橋が出来てから船便は落ち目の一途ですから、
2000年頃に「小松島線、さらに乗客減少」なんて事がニュースになって、
「だから、あの時廃線しておけば」なんて意見も出てきて、
てな事になっただろうという事も簡単に予想できます。

ちなみに、現在小松島線跡は遊歩道および公園として整備され、
廃車となったC12とオハ50(え?)が展示保管されています。

あれ、こっち方向に話しを持って行く気は無かったんだけどな??(笑)

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2007年7月30日 (月)

50系in高松駅

91年末から92年元旦にかけて、
紀伊半島に撮影旅行に行きました。
主な目的は、引退がせまっていた、
82系「南紀」を写しに行く事でした。
その写真も、追って紹介しようと思ってますが。

以前のエントリーで、
徳島駅構内で撮影した50系+DE10をご覧いただきましたが、
今回は、高松駅で撮影した50系です。

911230_05
Canon EOS630QD
EF35-70mm F3.5-4.5
FUJI REALA
JR高松駅構内
1991年12月30日

徳島駅を早朝に出発し、高松駅には朝8時頃着。
8時、という割には、空の色が「日の出」っぽいですね。
レタッチの仕方が悪いのかもしれません(汗

6両の50系に、(写真では小さいですが)DE10がプッシュプル。
常に、この状態で徳島-高松間を往復していたんだろう、と思います。

赤い機関車に赤い客車、という編成美が懐かしいです
(赤い機関車に青と茶の客車、も好きでしたが)
でも、50系というのは「不運」な車両だと思います。
登場した時期は、201系ともえらく変わらない昭和52年。
あと10年もすれば、国鉄はJRになってしまう時代です。

客車は、機動力のある運営ができません。
気動車だと、1両でワンマン運転、なんてできますが、
1両の客車を1両の機関車で引っ張る、なんていうのは、
非常に非能率的かつエネルギーの無駄です。
終着駅で、機関車の向きを変えるのも大変です。

考えようによれば、50系を増備せず、キハ40や47を増備したり、
どうしても客車が必要なら12系を改造して普通車に転用したり
(と、これは後に実施されますが)、
といった事でまかなえた気がします。
国鉄時代は、そういう発想が無かったかもしれないですね。
機関車も機関士もいるから、引き続き客車で、という事なのか、
あるいは、客車から客車の方が予算が取りやすかったのか。

ともあれ、「ローレル賞」受賞の名車の割には、
はかない運命の車両だったな、と思います。

個人的には客車が好きである、という事は、
上記のエントリーに書きました。
なので、決して批判しているわけではございませんので。念のため。

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2007年7月27日 (金)

PEN Fで谷中ニャンコを撮る

先日のエントリーで書いた、撮影会の時の現像が上がってきました。

早速、作品をば。

※撮影情報は、全て以下の通り。

Olympus PEN F
G.Zuiko 40mm F1.4
1/500 or 1/250
F2.0 or F2.8
DNP CENTURIA 200

070722_01

070722_04a

070722_19a

070722_23

※いつもは、画像の縁の方はきれいに切り落としてノントリミングするのですが、
今回はあえて縁を残してみました。なので、縁の線がぼけていますが、
それはそれで、なかなかいい感じでしょ?なんちゃって。

PENはハーフ判カメラですから、普通に構えると縦長。
横長に撮ろうと思うと、カメラを縦に構えないといけません。
なので、どうしてもこういう感じの写真ばかりになります。
縦に長いエントリーですいません。

PENを稼働させたのは、果たして何年ぶりか、分からないくらい久しぶりですが、
シャッターに問題は全く無さそうでしたし、
驚くべき事に、あまり期待していなかった、
純正の外付け露出計(先日のエントリー参照)に従って撮影したところ、
ほとんどが適正露出or著しくはずれてませんでした。
これは、充分に使えるレベルです。かなり頼もしいです。

また、久しぶりに使ってみて、
ネガフィルムの粒状性の向上にも目を見張りました。
以前は、ISO100でも「やっぱ、ハーフ判だと荒いなぁ」
と思ったもんですが、いくら画像を縮小しているとはいえ
(ちなみに、ネガからは4800dpiでスキャンしたので、
1枚の画像の解像度は、だいたい、縦4500×横3200くらいで、
それを、縦600まで縮小をかけ、仕上げはシャープネス)、
ISO200のネガカラーフィルムで、
これだけ滑らかな画像が得られるのですから、二重の驚きです。

でも、1つ思った事は、DNPのフィルムとはあわんかなぁ、という事。
先日、PEN EE3に関するエントリーを書きながら思った事ですが、
オリンパスの「ズイコー」レンズの描写は、
緑や青がキレイに映える傾向にあります。
彩度が高い、と言って良いと思いますが、
かといって、決して「原色系」の派手さがあるかというと、
そうでもないように思います。PLフィルター使っている感じ、
とでも言って良いでしょうか?

※なんて事を思ったら、昨日、「デジカメwatch」の記事で、
E-410/510の開発者へのインタビューを読んでいると、
「オリンパスブルー」という言葉があって、
Eシリーズは空がキレイに写るカメラで評判である、と。
どうやら、今もズイコーの描写の血脈は受け継がれているようです。

なので、DNPやコニルタのような深く沈む色合いのフィルムより、
富士の方があうんじゃないかなぁ、と思ったわけです。
次回、PENを使う時は富士のネガを試してみたいと思います。
あ、REALA ACE使ってみようかなぁ。

そしてそして、朗報がありました。
今回、ものは試しで近所のローソンのDPEを頼んだんですが、
上がった写真の裏を見ると、「DNP」の文字が!
ついに、純正仕上げの方法を発見しました!(^o^)/

肝心の仕上がりも、大して問題になるほどじゃなかったですし、
今回、ハーフ判なので全部で51枚もの写真を現像しましたが、
ローソンは「一律料金」なので、こみこみの600円で済みましたし。
なかなかいい感じです!

※ちなみに、今回の写真の裏には「DNP DIGITAL」と書いてました。
以前、Kodakがまだ現像してくれてた時は、「DIGITAL」の文字はなし。
Kodakの時は、デジタルラボじゃなくて、アナログ仕上げだったのかな…?

とはいえ、日曜に出したのが、中3日で木曜に上がりなので、
なかなかじれったいのも事実です。
なるべく早く仕上げてくれるDNP系のラボは、
それはそれで引き続き探してみたいと思います。

また、ローソンのDPEとは言っても、
地域によって仕上げが違う、という話しもあります。
僕が行ったのは「向ヶ丘遊園店」です。
関東圏?神奈川エリア?だとDNPの仕上げなのかもしれません。
でも、中3日も取られるんだから、現像所はかなり集積されてる気も…?
今度は、会社近くのローソンでも試してみようかな。

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2007年7月25日 (水)

JR四国の111系、最後の春

※昨日、新規エントリーするつもりで写真準備して、
さぁ書くぞ、と思ったら、cocologがメンテ中…。
出鼻をくじかれてしまいました。

四国に「電車」が走るようになったのは、
もうJRになるぞ、という程の国鉄末期でした。

※国鉄→JRの話しです。私鉄は昔から電車でした。

で、当初導入されたのは、新造車の121系だけでなく、
東海道線から引退した老体、111系も戦線に加わりました。

111系ですよ、111系。

湘南色のまま海を渡った111系は
(蛇足ながら、まだ瀬戸大橋はできていないので、
宇高連絡線に乗せられての渡航です)、
JRのコーポレートカラーである「白地に水色の帯」をまとい、
冷房化工事を実施するなど改良を重ねつつ、
第2の人生(車生?)を歩み始めます。

老体にむち打ちながらも、10年以上に渡って高松口で活躍し、
2001年春、やはり中古の(苦笑)113系にバトンタッチ、
引退しました。

以下の写真は、その引退の春に撮影したものです。

010400_13_111
Canon EOS5
EF100-300mm F4.5-5.6 USM
KONICA CENTURIA 400
予讃線 讃岐府中-国分間
2001年4月頭頃

引退を前に、オリジナルカラーの湘南色に塗り戻され、
花輪を飾られてラストランを飾る111系と、
まもなく満開の桜との共演です。

111系は、151系や101系と同じく、MT46という主電動機をおごられ、
新生東海道普通列車の花形として登場しましたが、
あやまたずMT54搭載の113系へと移行。
113系は、東海道口で黄金時代を築きました。

そんな113系は、東海道線東京口からいなくなる事はないだろう、
というくらいたくさん走っていましたが、
このわずか5年後、あっという間に都心から姿を消しました。

そんな急激な時代の荒波を考えると、
111系が、はるか辺境の島で、とは言え、
現役で活躍を続け、21世紀までそのモーター音を響かせていた事に、
驚きを禁じ得ません。

こんな事なら、もっと111系の写真を撮っておくべきだった、
と後悔しても、後の祭り。

でも、そんな後悔を生かす事もなく、
東京口の113系も、ほとんど撮れないずくでした。
その辺の話しは、またの機会に…

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2007年7月23日 (月)

「鬼太郎ラーメン」ですって(笑)

スーパーで買い物してたら、こんなのを見つけました。
Kitaro_ramen

「ゲゲゲの鬼太郎ラーメン」(みそ味)だそうですよ(笑)

*東洋水産のプレスリリース
「マルちゃん ゲゲゲの鬼太郎ラーメン しょうゆ味・みそ味」

今日はみそ味しか無かったので、
次は、しょうゆ味も買ってみたいと思います!

でも、最大の問題は、
僕は猫舌なので、熱いのが苦手な事です(滝汗

*7/25追記
「しょうゆ味」も見つけたので買ってきました。
Kitaro_ramen_2

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久しぶりに「PEN F」を使った

会社内で「写真部」を作っています。
ある日、このブログのコメントでもお馴染み?のみーさんから、
「デジタルの一眼レフを買おうかと…」と相談をもちかけられたのが、
今年頭(2月くらいだったかな)の事。

「おおなるほど!PENTAXいいですよぉ、PENTAXにしましょうよぉ」
という話しをしていたら、近くの席にいるMさんが
「あ、あたしもPENTAXですよ~。MZ-5使っています」
という話しになり、また別の子からも
「あたしEOS~」とか、「○○さんもPENTAXを使っている」とか、
「隠れ一眼ユーザー」がたくさんいる事が判明。
じゃあ、みんなでカメラを持って外に出よう!、という事で、
急遽出来上がったのが「写真部」です。

※「光画部」にしとけば良かった、と思っても後の祭り。

でも当時、僕はというと「開店休業状態」。
こんなブログを書いているのに意外と思われるかもしれないですが、
少なくとも2006年は、2,3回しか撮影に行っていません。

なにせ、あまりにカメラを放置していたので、
*ist Dsに入れていた電池がなくなり、
内蔵のバックアップ電池も切れてしまったので、
ファイル名の「IMGP****」の連番がクリアされてしまったくらいです(苦笑

そんな勢いで作った写真部ですが、
なぜか「部長」の肩書きをおごられた僕が、
実は大して撮影にもいかず、腕も大した事がない、
という事では一大事!、という事で一念発起し、
久しぶりに撮影に臨んだ際に収めたカットが、
このブログの一番最初のエントリーで掲載した、
「183系回送と桜」だったのでした。

あれから約4ヶ月、今では、毎週末、必ずどこかに撮影にいくほどになりました。
実は、過去のネガを整理していても、
例えば2001年は1,2度撮影に行ったきりだったりもします。
割と「熱しやすく、醒めやすい」性格である事がよく分かります。
が、今の情熱は、なるべく長く維持していきたいものだ、と思います。

さてさて、(と、ここからが、実は本題です)、
今日は、第2回目の撮影会を実施しました。
上野の方にある「谷中」というところには猫がいっぱいいるので、
「ニャンコうぉっちんぐ」です(動物好きの多い写真部なので)。

で、僕がいつも使っている*ist Dsは、
上記でMZ-5を使っていると紹介した子に貸与しまして、
「デジイチデビュー」をアシストいたしました。
で、僕はというと、親父から預かっている(もらった?)カメラ、
オリンパスの名機「PEN F」を久しぶりに引っ張り出してみました。
Pen_f

※毎度の「JR」マークは、まぁ、ご愛敬として…

ハーフ判一眼レフの金字塔ですね。
発売は1963年、東京五輪の前の年、今年44歳!のクラカメです。

オヤジは、このカメラを当時買っていますので、
我が家に、僕が生まれるはるか以前からあった、という事になります。
僕が使っているカメラの多くは中古で買っていますが
(さすがに、デジタルは新品で買ってますが)、
そういう意味では、我が家に数ある?カメラの中でも
特別なステータスがある物、と言えます。

露出計は内蔵していないので、
シャッターダイヤルに装着する外部露出計を使います
(この写真に写っているのが、それです)
本来は水銀電池を必要としますが、もう作っていませんので、
酸化銀電池で代用するアダプタ(1.55V→1.35Vに降圧)を使います。
今日、みちすがら、アキバのヨドバシで買いました。
こういう時に、東京はいろんなものを売っているので、便利です(笑)

まぁ、こんな古い露出計が正確な数字をはじきだす
とも思えないのですが、それを言い始めると、
果たしてカメラが正しいシャッター速を出しているのか、
という事にもなりますので、そこはご愛敬という事で、
我が家でもっとも古くからあるカメラに敬意を表し、
ちゃんと「言われるがまま」の露出で撮影しておりました^^

まだ現像に出していますので、どんな写真になるか分からないですが、
ちゃんと撮れてたら、このブログでも紹介しようと思います。

日頃、*ist DsやMXなんかを、三脚にがっしりと固定して、
300mmだの400mmだので、レリーズ使って撮影する機会が多いため、
今回のように、標準レンズ1本で、猫だの街の様子だのを、
適当に思うがままに撮影して回る、というのは久しぶりで、
とても新鮮な気持ちで撮影できました。
そもそも、オリンパスのPENシリーズは、
「ペンで字を書くような気軽さで」撮影できるように、
と意図されて作られていますので、
あまり、三脚に固定して構図を練って…、という気持ちに、
不思議とあまりならないのです。
そういう「魂」を有するカメラじゃないんですね。
きっと、ライカなど距離計連動式カメラを愛用されている方々は、
こういう気分で撮影されてるんだろうなぁ、などと想像してしまいます。
たまに、こういう「無計画」かつ「適当」なのも、いいもんです。

ちなみに、今回は、最寄りのローソンに現像を出してみました。
今日の撮影では、「DNP CENTURIA 200」を使ったのですが
(ハーフ判なのに、24枚撮りフィルムをほぼ使い切った、
すなわち約45枚ほど撮影した、という事に。)、
一部のローソンでは、かつてコニカで仕上げていた店が、
現在はDNPの紙で現像している、という情報があったので、
今回はその試しに、という事です。
しかも、ローソンは、同時プリントは枚数に関係なく一律料金
(現在は600円。8/1からは750円らしいです)なので、
「ハーフ判党」には愛好されているみたいですね。
だって、36枚撮りのフィルムだったら72枚撮れますから、
それで600円(750円)なら、お得すぎますもんね。

さて、仕上がりのほどはいかに!?(26日に仕上がり予定)

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2007年7月20日 (金)

新しいVictorのムービーカメラに…?

※『AV watch』誌の記事より
ビクター、実売15万円の「ハイビジョンEverio」

※『ITmedia』誌の記事より
ビクター、ハイビジョン“Everio”に普及モデル「GZ-HD3」を追加

これらの記事を読んで、一番驚いた事。

レンズがコニカミノルタ製。

※正確には「コニカミノルタオプト」製。

え、ウソ、コニルタって、まだカメラレンズ作ってたの!?、というのが、
驚いた理由。てっきり、技術も工場も、全てSONYに移ったと思ってました。

と思って、いろいろ調べてみたのですが…、
間違いかもしれないんですが、
「コニカミノルタオプト株式会社」の関連会社に
コニカミノルタオプトプロダクト株式会社」というのがあり
(なんだか、よく違いが分からない、正直な話し…)、
そこは、旧コニカオプト(甲府コニカ、山梨コニカ)を継承している、という事。

もしかして、今回のレンズはロッコールじゃなくてヘキサノン…!?

だとすると、あの名レンズ「HEXANON」の復活という事で、
これは、俄然興味が湧いてきます!

ちなみに、同じくVictorのムービーカメラ「Everio」シリーズの、
前回発売されたモデルに搭載されているレンズは「Fujinon」です。

…まさか、同じシリーズに「富士」と「小西六」のレンズが並ぶとは(笑)

※ヘキサノンである、というのは仮定であり、後半は「妄想」です。
あしからずご了承ください。

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Tri-Xで百武彗星を撮っていた

昨日のエントリーで、
オエ61 1を撮影したネガの中に、
1996年に地球に最接近していた「百武彗星」の写真があったので、
ついでに紹介いたしましたが。

なんと、トライXで撮影した写真もありました(すっかり忘れていた)

1月ほど前のエントリーの際、
「初めてTRI-X」を買った、などと書いてしまいましたが、
真っ赤な嘘であった、という事になります(恥ずかしい話し…)

折角なんで、こちらも掲載。

19960326_05_trix
CONTAX 167MT
Kodak TRI-X ※倍増感、ISO800
1996年3月26日

昨日の写真と同様、シッポが切れています。
やはり、もともとは横長の写真で、縦長にトリミングしています。
言ってしまえば失敗写真ですがね…。

今はデジタルの時代ですから、
撮ったその場で「反省会」をやり、
すぐに修正できますから、
こういう「後から気づく」失敗をする確率は、だいぶ減りました。

フィルムだけの時代は、撮影した後、
時には数ヶ月もカメラにフィルムが残っていて、
別の撮影をしてから現像にだし、
仕上がりを見ても、すでに「過去の話」になっていて、
次回以降の撮影への反省になりませんでした。
15年以上経ってもあまり腕前に変化が見られないのも、
無理のない話しです。

「腕前の向上曲線」で言えば、確実に、
*ist Dsを導入してからの方が右肩上がりです。

こんな事なら、も少し早くデジタルを導入しておけば、
と思っても後の祭り。これから腕を上げていきます。

さて、またまたついでの話しになりますが、
彗星を撮った後の残っているコマで、
徳島空港で毎年春に開催されている「航空祭」で撮った写真をご紹介。

19960400_17
CONTAX 167MT
Kodak TRI-X ※倍増感、ISO800
1996年4月頭?

この戦闘機は何でしたっけ?
そちらは専門外なので、さすがに分かりません(汗

倍増感で荒くなったトライXの画に、カール・ツァイスの描写力。
冷たいようで、どこかあたりの柔らかさを感じる独特の質感、
とりあえず、狙いはそこそこ成功しているようです。

京セラのCONTAX、そしてカール・ツァイスは、
僕の「永遠のあこがれ」でもありました。
写真歴は長いですが、ライカとツァイスは、まだ使った事がありません。
この写真を撮った167MTは、兄貴から借りたものです。
当時、兄貴は、ミノルタαシステムからCONTAXに移行中で、
「銀塩時代末期」の戦力でした。
憧れのCONTAXに、Kodakの名フィルム・トライXの組み合わせ、
一生に一度の彗星を記録するには必須のアイテム、と言わんばかりに借り受け、
撮影したものです。気合いだけは充分ですが、
成果としては、こちらの戦闘機の方が、まだ上のようです(汗

カール・ツァイスは、今では、COSINAに製造が移り(後、SONYも忘れてはいけませんが)、
ニコンFマウント、PENTAX Kマウント(間もなく発売)、
そしてPマウント(M42スクリューマウント)が発売されています。
値段も、「1本10万円から」だった京セラ時代に比べれば、
50mmF1.4が5万円からと「とてもリーズナブル」です(?)。

「いつかはCarl Zeiss」な夢を心に抱きつつ、
「Zeiss使うのには100年早い」と自分を攻めつつ、
日々精進が続く事でしょう。いつまでも「いつかはZeiss」と言いながら。

*2013年3月14日追記:画像をレタッチし直し、差し替えました。

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2007年7月19日 (木)

徳島運転所のオエ61 1

徳島駅には、徳島運転所という車両基地が併設されています。
昔は、キハ20にキハ35、キハ45、キハ55、オハ50、DE10…、
など様々な車両が留置されていて、
しかも朱一色だったり急行色だったり茶色だったりと、
とても変化に富んでいて、幼心にとても楽しかった事を覚えています。
マヤ検がいようものなら、それはそれは狂喜乱舞。

今は、1000系に1500系、2000系、キハ40、キハ47あたりがほとんどで、
たまにキハ58+65、185系がいるかなぁ、という程度。
以前のように、「アイランドエクスプレス四国」の50系がDE10に引かれ、
という光景を目にする事もありません。寂しい限りです。

寂しいといえば、その徳島運転所の奥の方に、
1両の旧客が保管されていました。
国鉄からJRになり、何年も、十何年も、ずっと留置されていて、
もう、すっかり景色にとけ込んでいました。

でも、去年の春頃、帰省した折に付近を歩いてみると、
なんと、撤去されていたではないですか!
もう、がっくりとしてしまいました。
僕の中では、徳島運転所の「主」のような存在で、
そこにいるのが当たり前だと思っていたので…。
あまりに古いので、台風か何かで自壊してしまったのかもしれません。

19960326_14
PENTAX superA
Fuji Super HG 1600
1996年4月頃

僕がこの車両を特に気に入っていたのは、その番号も理由の1つです。
ずばり、「オエ61 1」。なんとトップナンバー。
基本、トップナンバーと900番台が好き(?)な性格なので、
この救援車が「1」だと知った時は、「徳島にもこんなのが!」
と、とても嬉しかった事を覚えています。

でも、当時は今のようなネット時代でもなく、
それほど世間に知られる事の無かった旧客です。
その頃は、JR東日本の高崎運転所が、
各地から旧式の機関車や客車を集め、整備していた頃で
(今、その多くは、横川の博物館に展示されています)、
このオエも、高崎に持って行けば大事にしてくれるはず!、
それとも、多度津に運んで、DF50と一緒に保存する方がいい!、
などと、子供っぽい純粋な、でもなかなか渋い事を考えていました。

国鉄時代末期は、時々、構内で動かしているのを、
幼心に目撃していて、鮮明に覚えているのですが、
JR化後は、動いたところを見た事がありませんでした。

もう一度、DE10がオエを引くところを見てみたいなぁ、
と思っていましたが、そんな夢がかなう事はなく、でした。

ところで、この写真、なんでISO1600なんてフィルムで撮っているのか。
実は、本来は、当時地球に最接近していた「百武彗星」
を撮影するために買ってきたフィルムが、
まだsuperAの中に残っていたので、ついでだから消費してしまおう、
と思って撮った中の1コマだったりします。

折角なので、彗星の写真も。

19960326_12
PENTAX superA
Fuji Super HG 1600
1996年3月26日

僕が撮る写真の95%くらいは鉄道ですが、
もちろん、違うものも撮ります。
中でも星は、もともと、小さい頃から星や星座が好きだった事もあり、
一眼を使うようになってからは、珍しい彗星などを、
必ず写真に撮るようにしていました。

とはいえ、本気な天文写真家に言わせれば素人とえらく変わらないはずで、
写真の通り、ただ、三脚にカメラをセットして3分とか5分くらいバルブで撮った、
という程度の写真だったりします。

本気で天体撮ろうと思うと、
シャッターが開いている間、星の動きに追随するモーターを
三脚に仕込んで撮影しないといけません。
じゃないと、星がどんどん動いて、「点」になりません。

「星にも凝ってみたいなぁ」と思った時は、
そんな機材を揃えてみたいかも、と思った事もありますが、
まぁ、中高生の時分にそんな経済的余裕があるわけがなく、
せめて、こうして高感度フィルムで鮮明に撮ったくらいなものでした。

そもそも、この写真、「フレームアウト」しています。
鉄道で言えば、編成全部がフレームに収まっていません。
「核」になる、一番光っている部分は肉眼でも見えましたので、
ちゃんとフレームに収まっていますが、
彗星には、後ろに長い尾っぽがある事を、あまり意識していませんでした。
しかも、左の方に、かなり、相当、ず~っと長く、尾が伸びているはずです。
この写真、ほんとは縦長の写真を、横長にトリミングしています。
本来なら、ここまでテレじゃないレンズで、
横長の構図で撮ってやらないといけないところでした。
ごっさん、一生の不覚です。何事も、経験と勉強です。

デジタルの時代になって、天体撮影には不遇な時代です。
しかも、東京の方にいると、そもそも、星に巡り会う機会が少ないです。
満点の星の下、という環境がとても懐かしく思えます。

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2007年7月18日 (水)

良識ある投票を…

このデリケートな時期、
政治的な話しはしたくないな、と思いつつ。

このニュースがあまり表だって取り上げられないのは、
ちょっとよろしくないと思ったので、あえて取り上げてみました。

政治家として云々というより、
社会人として、成人として、オトナとして、
これってどうよ、って思いませんか?、
この記事を読んで。

都民のみなさま、どうか、良識ある投票を…

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2007年7月17日 (火)

サンニッパ+DNP CENTURIA 100=LSE旧色

まず始めに、新潟中越沖地震で被災された方々にお見舞い申し上げます。
僕は12年前、あの神戸の地震を体験した人間なので
(徳島は、震度4か5くらいで、大した被害はありませんでしたが)、
地震の怖さはよく理解しているつもりです。
雪ふりしきる冬じゃなかったのが、せめてもの救いか、と思います。
自衛隊などが既に活動されていますし、
神戸以来の経験があちこちに生きていますから、
きっと早く復帰することでしょう。
周りの方々と励まし合って、この状況を乗り切ってくだされば、と思います。

さて、その大地震が揺っている時、
何も知らないごっさんは向ヶ丘遊園まで撮影に行ってました。
不謹慎ですいません。だって、気づかなかったんですもん。
東京も揺れたらしいんだけどなぁ…。

目的は3つ。

・まだ試してなかった「DNP CENTURIA 100」を試す
先日購入したニッコールのサンニッパを試写する
・復活した、LSEオリジナル色(旧色)を撮る

特に、14日に2万円で購入したサンニッパの写り、
写真・カメラファンとしては、うずうずするほど期待してしまいます。

何はともあれ、成果をご覧下さい。

070716_11_5000
Canon EOS630
Ai Nikkor ED 300mm F2.8
1/2000秒 F2.8(開放)
DNP CENTURIA 100
小田急本線 向ヶ丘遊園-生田間
2007年7月16日

070716_25_lse
Canon EOS630
Ai Nikkor ED 300mm F2.8
1/1000秒 F4.0
DNP CENTURIA 100
小田急本線 向ヶ丘遊園-生田間
2007年7月16日

素晴らしい!

その一言ですね。
感服です。
ファインダーを覗くだけで、その「特別さ」をひしひし感じました。

さすがに、絞り開放だと色収差(パープルフリンジ?)が出てますが、
超望遠とは思えないボケがいかにもサンニッパという感じ。
また、1絞り絞るだけでだいぶ深度が深くなり、
収差らしい収差も消え、文句のつけようの無い写りになります。
F4が、このレンズの「胆」になりそうですね。

ちなみに、以前、同じポジションで、
「DNP CENTURIA 200」を試写した時は、
「Super-Multi-Coated TAKUMAR 300mm F4」を使いました。
これも、かなりお気に入りのレンズなのですが、
サンニッパの写りを前にすると、「へへぇ、参りました!」
と降参せざるを得ません。まぁ、機動力で違いがありますから、
いきなりお役ご免になるような事はありませんけどね。
TAKUMARの300mm F4は、もう14年も使っている、
思い入れの深いレンズですので。

にしても、サンニッパ、重かったです。
肩が壊れるかと思いましたよ、マジで(汗
でも、それだけの価値のあるレンズです。
F2.8の超望遠レンズって、ファインダーを覗いてみると、
肉眼で見る景色より明るく見えるんです、なんとなく。
ピントの合っているところに、キューっと吸い寄せられるような、
今までにない感覚を味わいました。
今後、大事な撮影で重宝する事だろうと思います。

EOS630に、Nikkorが付いている、の図。
Imgp895601
まさか、古豪EOS630に、Nikkorのサンニッパをおごる日が来るなど、
予想だにできませんでした。
EFのサンニッパでも、あり得ないと思ってましたので。
「おいおい、なんだよこのでけぇのはよぉ。随分明るくてシャープじゃねぇかよ」
と、文句だかなんだか分からない事を言ってそうです(EOSが)

また、「DNP CENTURIA 100」ですが、
そもそもPhotoshopの上でいろいろいじってますので、
この写真だけで評価にはならない事は当然分かっているのですが、
200の時と同様、使いやすそうな(僕的に)色合いのフィルムです。
コニカやコニルタで慣れている方には、やっぱりいいフィルムだ、
と思いますよ、現実的な話し。

ただ、残念な事もあります。
いつものごとく、ヨドバシのDPEコーナーに持って行き、
「Kodakラボ送りでDNP仕上げを」って頼んだら、
「もう受付終了しました」ですって。
え!、しゅ、終了ってなんですか!?
「なので、Fuji仕上げか、Kodak仕上げのみです」
をいをい、DNP純正仕上げやってくんないのかよぉ~(涙

仕方ないです。ノーリツの機械で、DNPの紙と現像液でやってます、
というミニラボを探して回る事にします…

また、DNP絡みでもう1点。
同じくヨドバシの、インクジェット用紙売り場に、
DNPの用紙が安売りで並んでました。
「お、こっちも並ぶようになったね。
これもコニカから引き継いだ紙だから、きっと良い物だよねぇ」
と思って手にとってみると…、

Made in Germany

…え、え、え~~~???
ど、ドイツ製って、どいうこと!?

おかしい、コニルタのインクジェット紙って、
日本製(小田原製?)じゃなかったっけ?と思い、
今度はビックカメラに行ってコニルタの在庫品を確認
(※ビックカメラだけの特割インクジェット紙はコニルタ製で、
まだまだ在庫あります。もちろん、在庫のみです)。
すると、やはり「Made in Japan」と書いています。

でも、DNPのプレスリリースには、
小田原で作る、と書いてあったような…、って、
これは印画紙のみの話し?

なので、「コニルタのインクジェット紙が好きだった!」
という方は、お近くのビックカメラで在庫品を買いあさってください。

どうも、DNP絡みではいまいちいい話しがなく、
いい写真が撮れた割に、どうも気持ちがアゲになりきれないごっさんでした。

※追記:どうも、家の近所に、
(少なくとも以前は)コニカの百年プリントだったラボがあるようで、
そこがDNPになっているかどうか、調べてみる事にします!

*追記(11/08/26):
5000形、LSE、ともに再スキャンし、再アップしました。

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2007年7月15日 (日)

在りし日の、旧徳島駅(駅構内篇)

以前、「在りし日の、旧徳島駅」というエントリーで、
昔の徳島駅の、正面の写真を掲載しました。

※写真がいまいちキレイでなかったので、
スキャン時に「退色復元」をONにして再スキャンした画像に差し替えました。
20年ほど経つと、ネガも痛むもんなんだと再認識しつつ、
EPSONのスキャナーのすごさにも驚きます。

今回は、構内の写真を2点、掲載します。

90_tokushima_eki_2

90_tokushima_eki_3

(いづれも)
Canon EOS630QD
SIGMA 28-70mm F3.5-4.5
Fuji Super HG 100
JR徳島駅
1991年2月17日

もう、工事が始まっているようで、あちこちに柵が立っていますし、
写真には1人も人が写ってなくて、ちょっとしたゴースト状態、
「Nobody in Tokushima Station」という感じになっています。
もう間もなく解体が始まる、という寂しさが伝わってくるようです。
(天気も天気ですし)

暗くて寂しい感じもしますが、
今の徳島駅よりも広々としていて「駅」という感じがします。
この頃は、駅構内のあちこちにプランターの花が置いてあったりして、
ほのぼのとした雰囲気があったように思います。
空もとっても広いです。

思えば、「ステーション」と呼べるような駅も、
すっかり無くなりつつありますよね。
汐留貨物駅や梅田貨物駅は、
ヨーロッパ調のターミナルステーションって雰囲気で、
威厳がありました。
門司港駅は、昔のままなのかな?
かろうじて、東京駅は戦前の姿に復元されるようですが。
日本人は新しい物好きですから、
どんどんと形を変えていく事が「義務」のように思われていそうですね。

東京も、1秒単位で姿を変えています。
先日、久しぶりに月島に行ったら、
あまりの変わりように腰を抜かしました。
久しぶり、と言っても、2年かそこらだと思うのですが、
僕の知らないマンションが、10個くらい増えていました。
かちどき橋から、佃方面を見ると、
あまりのマンションの多さに、異世界かと思いました。

東京と徳島を往復してみると、格差という言葉を身に染みて感じます。

あれ、内容が随分変わってしまったなぁ…?
でも、今日はこれでオシマイ(笑)

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2007年7月14日 (土)

サンニッパ!!!

この三連休はずっと雨みたいですね。
ここ最近はずっと毎週末撮影に行っていたので、
なんか「仕事を休んだ」ような気分です^^

まぁ、雨が降ってます、で済めば良いんですが。
九州は先日の大雨もあり、大変な事になっているようですし。
九州のみなさんに、お見舞いを申し上げます。

幸か不幸か、徳島・香川の水瓶・早明浦ダムには水が入り始めたようで。
いつも、もう貯水率が0%になってしまう、という危機的な状況の時、
台風の大雨で100%になり、逆に放水をしないといけなくなった、
という事が過去に何度もありました。今回もそうなるんでしょうか。

さて、今日の東京地方は、雨はよく降っていますが、
まだ荒天というほどではないので、買い物に出てきました。
セカンドハンズのチェーンで有名な「ハードオフ」を2店、回ってきました。
徳島にいる時代からよく通っていて、
まだ使えそうなジャンクでおもしろそうなものを見つけると、
ついつい買ってしまう、という悪い癖があります。
そんな事で、学生時代は使い古されたPC-98を20台以上集めた事も(汗
おかげで、PCのメンテやトラブル解決には強くなりましたから、
あれは授業料として投資したようなものだ、と自己納得しています。

今日も、特に目的があったわけではなく、なんとなく、
アンプの調子が悪いから、替わりになりそうなので安いのがあるかなぁ、
程度のつもりでの行脚だったのですが。

とある店のレジ横に、何本かジャンクのレンズがあり、
そのうちの1本が…

Nikkor * ED 300mm F2.8!!!

300mmf28

こ、これが噂のサンニッパか!
こ、この重量感が凄すぎるぞ~!!

しかも、ジャンクですから、値札を見ると、

\21.000-!!! ※ただしカビあり

「0が1つ足りないんじゃないの?」と思われる方もいらっしゃるでしょうが、
相違ありません。ニジュウイチマンではなく、ニマンイッセンです。

この値段で、買わないわけがありません。
だって、普通だと、10万やそこらは絶対にするはずです。
現金は持ってなかったので、魔法のカードの出番ですvv

カビあり、と書きましたが、後玉の後ろ(つまり表面)でしたので、
家に帰って掃除してみました。ほとんど取れました(爆)
なので、工学系ほぼ問題なしのサンニッパとなりました!

※ちなみに、レンズについたカビを取るには、
「つば」をつけるのが一番効果的です。
汚ねぇ、と思われるかもしれないですが、かなり劇的に落ちます。
消化酵素アミラーゼの力なのかどうかは分からないですが。

Nikonの一眼レフは持ってないですが、
Canon EOSにFマウントレンズをつけられるアダプターを、
以前はデジタルEOSユーザだった兄貴が持っていたのを借りているので、
手持ちのEOS630ないしEOS5で撮影する事が可能です。
(上記写真は、もちろん、そのアダプタをかましています)

でも、こんな超目玉レンズがあるなら、
D40でも買って使ってみようかな…、なんちゃって!

…今夏のボーナスの「無駄遣い」は、このサンニッパで打ち止めです(汗

早く写してみたいなぁ!鉄道写真なのに開放F2.8で撮ってみたい(笑)

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2007年7月12日 (木)

懐かしの20系「ホリデーパル」の急行「玄界」

19910503_07
Canon EOS630QD
EF70-210mm F4
Kodachrome 64 PRO
JR東海道本線 保土ヶ谷-東戸塚間…だったかな?(汗
1991年5月3日

以前、D51 498の写真を掲載しましたが、
その2日前に、東海道本線で撮った写真です。
確か、これが目的で写しに行った記憶が。

「走るホテル」と称され、「ブルトレブーム」の先駆となったのが、
今は亡き「20系」です。
個人的には、14系や24系よりも好きでした。
なんというか、雰囲気がありますよね(いい加減な説明…)

なぜか、20系の時代の「軽量客車」が好きなんですよ。
10系も、もちろん好きです。
なんででしょう、昨今の、同じようなコンセプトの
209系やE231は好きになれないというのに…。
鋼製だから?そういう問題なのかなぁ…

結局、20系には一度も乗る事がありませんでした。
でも、ひょっとすると、乗らなくて良かったかもしれません。
後に、大阪→新潟の急行「きたぐに」の583系に乗り、
3段B寝台の「最上段」に寝て、もう勘弁してくれ、
という経験をしましたので(笑)
A寝台ならアリでしたでしょうが、って、
「A寝台」「B寝台」って言葉、久しぶりに使ったなぁ…。
「L特急」とか、今でも生きてる言葉のはずなんですけどね、
幼少の頃は、鉄道を語るのに欠かせない単語だったはずなのに。
おっと、話しが脱線しています。

この、なんとも派手な20系は、広島鉄道管理局(国鉄当時)が改良した、
「ホリデーパル」というネーミングの20系です。
もともと、季節臨だった「あさかぜ81・82号」が20系で、
「特急と言うには車両が古くてサービスが劣るから」と、
急行に格下げされたのが「玄海」でした。
後に、四国行きの寝台特急「瀬戸」と共通運用の24系25型で運行される
「あさかぜ3・2号」に再格上げされて消滅した…、だったかな?
それとは違う話しだったかしら。
ちなみに、カヤを連結していない「瀬戸」(パンタのついた普通車を連結)
には、1度だけ乗りました。今となっては懐かしい思い出です。
でも、「サンライズ瀬戸」も、一度は乗りたいんだけどなぁ。

フィルムは、間もなく現像サービスが終了する「コダクローム」です。
実は、台所の冷蔵庫の中に、3本入ってまして、
「撮り収め」をしなければ、と思っています
(そんなフィルムが、冷蔵庫の中にいろいろと…)

当時は、まだこのフィルムの真価も分からず、
いろいろ撮ってた中の1枚、という事ですが、
「玄海」をこれで撮ってたって事は、
特別な撮影にこそ使おう、という意欲はあったのでしょう。
中学2年生の坊主にしては、上々だと思います(我ながら)

今コダクローム使ったら、どんな写真が撮れるかな…?

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ブログ1ヶ月(とちょっと)

「ブログ1ヶ月記念で、1ヶ月を振り返ってみよう」
と思っていましたが、
すっかり忘れてました(汗

30歳の誕生日の6/9に執筆を開始した、
やる気のなさを表現しようとした意味不明なタイトルのブログ。

手探りからのスタートで、
しかも、長続きするかどうかも分からないので、
実は身近でこのブログの事を教えているのは、
いまだに、わずかに5人ほど、という状況でスタートしてはみたものの。

分かってはいた事ですが、
今は「検索で飛んでくる」時代。
アクセスのほとんどは、Y!とGoogleから飛んでくるものです。
なので、ホントは、
毎日「はじめまして」とエントリーに書かないといけないのかもしれません。

思えば、学生の時、タグ全て手打ちという力業なサイトを作り、
いくつかのサイトに「リンク張って下さーい」とお願いしても、
1日に20アクセスもあれば御の字、というのを経験していただけに、
見知らぬ方がどんどん閲覧していく、というブログ文化、
理屈では分かっていても、いざそういう状況におかれてみると、
「ちゃんと書かないと」「写真のレタッチも慎重に」
「次のネタは何にするのがいいだろう」など、
いろいろ考えるようになりました。

でも、基本、超長い文章のスタイルを改める気はあまりなく、
あくまで「来る者拒むブログ」のまま続けていこうと思います。
リンクをペロッと貼って「これ、気になりますー」で済ませるような、
超お気楽なブログが一般的な昨今において、
日本語に少しでもこだわりをもってブログを続けていく人間が
たまにはいてもいいかなぁ、と勝手に思っています。
と、国語のテストで100点取った事のない人間に言われたくないでしょうが(汗

ちなみに、アクセス解析をしてみますと、
訪問者数は、最初、1日1桁~20人くらいで推移していましたが、
東横線の8039Fをネタにし始めてからグングン増え始め、
6/24に初めて50名を突破、
8039Fさよなら運転2日目の7/1には初めて100名を突破、
写真を次々にアップした後の7/3に、目下最高の119名を記録。
その後は、読書で2日ほど空けた事もあり、
多少落ち着いて、それでも50名前後の方がおいで下さっています。
重ねてご高覧いただき、ありがとうございます。

検索ワードでは、

「DNP CENTURIA」
「東急8000系」
「鉄道公安官」

が3大巨頭、という感じで、特にDNP関係はかなり多いです。
新しいフィルムとして市場に登場し、それなりに時間が経過したにも関わらず、
まだまだ情報が足りず、謎が多い新CENTURIAの情報を、
多くの方が追い求めてらっしゃるな、という事がうかがい知れます。

とりあえず、MZ-3の試写の際に「CENTURIA 400」を使ってみます。
このテストレポートも、急がないとですね。
でも、週末は台風という噂も…?

DNPでは、僕も、非常に大きな疑問というか、ちょっと困った事があります。
「ラボ」です。どこで現像すればいいのか、という事。

もちろん、ヨドバシに持って行き、「Kodakラボ送りでDNP仕上げ」
と言えば、純正仕上げで現像してくれますし、
「コニカ百年プリント」の袋に入れて写真が戻ってくるので、
とても嬉しいのは確かなのですが(笑)、
でも、いわゆるミニラボで、サクッと出してサクッと現像完了、
というのができればなぁ、と思っています。
昔は、「コニカ百年プリントの店」があちこちにありましたよね。
僕が徳島にいる時は、そういうお店にいつも出していました。
昔はコニカだったお店は、今はどうなってるんでしょう?
いくらGoogleで調べても、「DNPプリントのお店」は無いような…?

コニルタの時代は、ローソンにDNP頼むとコニルタのラボで仕上げられた、
という噂は聞いたのですが、これがDNPに移管されていれば、
かなりおいしいんですけどね。試しに1本、同時プリントしてみようかな。

もし、この辺の情報、ご存じの方がいらっしゃたら、是非教えて欲しいです。
あ、都内or神奈川の東の方の情報でお願いいたしますm(__)m

ドラマ「鉄道公安官」に、多くの反応がある、というのは意外でした。
この結果を東映にリクエストして、DVD化をお願いしたりできないかな?
絶対数が足りないかな…
僕、「ゲゲゲの鬼太郎」のDVDボックス全部買ってますよ、
と言えば、少しは確率あがるかしら(爆)

てな具合で、
今後も、つたないブログですがよろしくご贔屓のほど、お願いいたします。

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2007年7月11日 (水)

懐かしの「HI-C」

新宿へよく行きます。
ヨドバシだの、アルプス堂だの、マップカメラだの、
キタムラだの、きむらだの、ミヤマ商会だの…、
って、カメラ屋ばっかりかよ。

遊ぶというよりは、買い物目的です。
小田急ですぐにいける事と、途中まで定期券が使えるので
新宿-代々木上原の乗り越し料金だけで行ける、
という理由も大きいです。

で、時々ですが、新宿駅からではなく、
1つ隣の南新宿駅から小田急に乗ることがあります。

南新宿駅は、新宿駅からそう遠くないところにあるのに、
駅そのものといい、周辺の雰囲気といい、
これが、あの新宿駅の隣駅?、と思うようなさびれようで、
同じ「新宿の隣駅」でも、代々木や大久保とはえらい違いです。
そんな「時代に取り残された」感じが好きで、
わざわざ歩いていく事があります。

で、もうすぐ駅、というところにあるコカコーラの自販機に、
なんとも懐かしい…、てゆっか、なんでこんなのが入っているの!?、
というのを見つけて、びっくりして買ってきたのが、これです。

Hi_c

真っ黒な缶にリンゴの写真、そしてゴシックな「HI-C」の文字!
これぞ、コカコーラの定番果物ジュースだった「ハイシー」です。

※確か、「ビタミンCがいっぱい」という意味のネーミングだったかと。

自販機には、コカコーラの50周年だかなんだかのシールが入っていました。
記念に、昔のジュースを復刻して販売している、という事のようです。

にしても、懐かしい!
でも、僕は「オレンジ」ばかり飲んでいた人なので、
アップルは、見た目は懐かしいですが、味はいまいち覚えていません…

コカコーラ社のジュースについているブランドは、
その多くが「昔と変わらず」です。
コカコーラはもちろん、スプライト、ファンタ、ジョージア、紅茶花伝、などなど。

そんな中、大幅モデルチェンジでブランドを一新し、
消滅したのが「HI-C」。ちなみに、後継ブランドは「Qoo」です。

消滅、と書きましたが、正確には間違った表現です。
よく、食堂やラーメン屋などでコーラやオレンジジュースを頼むと、
これも懐かしい瓶入りで出てくる事がありますが、
コーラの瓶入りオレンジジュースは、どうもまだ「HI-C」のようです。
(でも、バヤリースの方がまだなじみ深い気も?)

瓶入りのコーラやファンタが飲みたい場合は、
以下の場所で飲むことができる事を確認しています。

まず、お台場の、「SONY STYLE」の入っているところ…、
メディアージュだったかな?、の、SONYより上の方の階に、
コカコーラのショップがあります。そこで売ってます。
僕は、そこで瓶入りの「HI-Cオレンジ」を買い、今も廊下に飾っています^^

また、川崎の「東急ハンズ」の中に、
昔ながらの瓶ジュースの自販機があり、
ここにもコーラやファンタが入っています。
他の「東急ハンズ」にも、あるかもしれないですね。
ここでは、「ファンタグレープ」を買い、やはり飾っています(笑)

実は、「懐かしいジュース」の缶や瓶を集める
(とゆーか、捨てないでとっておく)のも、趣味の1つです。
なので、こういうのもあったりします。
ちょっと変人だな、と我ながら思います(汗

Georgia


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2007年7月10日 (火)

旧徳島駅、18年前

古いネガを整理していたら、とうとう、「最初の1本」まで遡りました。

EOS630QDを買ってすぐの頃は、デートをONにしていたので、
写真のように、日付が右下に入っています。
やがて、「これ、なんか素人っぽいなぁ」と思うようになり、
OFFにしてこんにちに至っているわけですが、
今になって、「これ、いつ写した写真かな?」と思った時、
こうもハッキリ日付が入っている方が、整理はしやすいです(笑)
デジカメだと、ファイルにタイムスタンプが残るので、
その点は、非常に便利になったなぁ、と思います。
そういえば、この頃は、フィルムの穴(パーフォレーション)の隙間に
日付などの情報を写し込めるデートパックも売ってましたね。
欲しいなぁ、と思ってましたが、中高生には高すぎました。

いきなり脱線してしまいました。

徳島駅の写真です。

19891015_03
Canon EOS630QD
SIGMA 70-210mm F4.5-5.6
Fuji Super HG 100
JR徳島駅
1989年10月15日

ちなみに、EOSを買ったのは10月10日でした(はっきり覚えている)。
このコマは、そのフィルムの「3駒目」。3歩目です。
なお、初ショットは、部屋のカレンダーでした。
初めてだと、こう、なんでも無いのを撮ってしまうというのは、
きっと僕だけじゃないと思うんですけど、違いますかね?(汗

1番線(国鉄時代は0番線だった)に特急「うずしお」が停まっています。
まだ、ヘッドマークが古いです(というか、緑のイメージしか残ってなかったので、
この写真を見てびっくり。こんなヘッドマークだったっけ…?)

左の方、跨線橋がある辺りが、今の2番線(改札真正面のホーム)、
跨線橋は、実は今も当時のままです(修復はしているでしょうが)。
なので、今、このアングルで写真を撮れば、
完全に駅ビルの壁になってしまう、という事です。
185系が停まっているあたりは、
「ホテルクレメント徳島」のロビーか、車寄せってとこですかね^^

駅構内にも、ヤシの木があったんだなぁ、と気づかされました。
駅前には何本もヤシの木があって、南国らしさをアピールしていました。
それこそ、ヤシの木が一番ノッポだった時代もあると思いますが、
「徳島そごう」ができ、「駅ビル」ができ、「名店街」がビルになり、
すっかり肩身が狭くなっている事でしょう…、
あれ、まだあるのかな、あのヤシの木?

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2007年7月 9日 (月)

AGFA復活!&今更110かよ

会社帰り、小田急に乗りながら
「ヴィレッジヴァンガード寄ろうかなぁ」と思い立ち、
世田谷代田で途中下車してわざわざ下北に舞い戻りました。

で、必ずレジ近辺にあるトイカメラコーナーを見ながら、
ふと足下を見てみると…

アグファゲバルト!!!

※現在の社名は「AGFA PHOTO」です。念のため。

うお~、まだあったのかよ~、これを逃すと二度と買えぬ!、
と思い、かなり高かったですが100と400のネガ、そして100のポジを買い、
このブログを書く前にネットで調べてみると、

…再生産&再輸入が始まっておりました!
(衝動買いの理由は無くなった…orz)

PowerShovelさん(輸入代理店)

ヴィヴィッドカラーの元祖?と言われるAGFAが使えるようになるというのは、
ファンにはたまらない事でしょう!僕にはあわない気もしますが(汗)、
用途に応じて使い分けられる、というのは嬉しいものです。

で、早速記念撮影。

Agfa

…上に乗ってる「コバンザメ」は後で説明するとして^^

左から、ネガの400、100、そして右がポジの100です。

いずれも、Kodakの現像液(ネガはC-41、ポジはE-6)で処理できるので、
大概のラボでは現像OKです(知らない所では断ってきそうですが、
富士やKodakと同じ、と説明すればやってくれるでしょう。)

実は、写真撮り始めて20年近くになるというのに、
AGFAのフィルムはまだ未経験です(田舎には売ってなかった…)
どんな「目の覚める」ような写り(想像)になるのか、とても楽しみです!

なお、上記サイトによると、今夏には110サイズも発売されるとの事!

…という話しから、さっきの写真の「コバンザメ」に話しが移ります。

これこそ、ヴィレッジヴァンガードではお馴染みの「トイカメラ専用」フィルム
(少なくとも、日本ではそういう地位を与えられている気がする)。
イタリアのferrania(フェラニア)社製フィルム「Solaris」の110です。

AGFAを手にして興奮し、意味もなくつられて買ってしまった…、
という事なのですが、でも、ただの飾りで買ったのではありません(言い訳)

一応、これで撮れる「機材」を持っています。

これです。

Solaris110

よく持ってんな、こんなの。

そうなんです、これ、恐らく「初代」の「レンズ付きフィルム」。
まだ「写ルンです」という名前もありません。

そもそも、なぜ富士フイルムは「レンズ付きフィルム」を発売するに至ったか?
これはうろ覚えなので、事実と異なるかもしれませんので、
そのつもりで読んでいただきたいのですが。

1970年代末、「110フィルムブーム」がありました。
PENTAXが一眼レフ式の「AUTO110」を発売するなど、
とても盛り上がっていたようなのですが、
画質に難もあり、ブームは終息に向かいます。

困りました。富士フイルムの倉庫には、110フィルムの在庫が山のように。
「どうにかして処分しないと…」と思い、苦肉の策で思いついたのが、
簡易式のカメラとレンズを取り付け、「お手軽なレンズ付きフィルム」
にして売ってしまおう、というもの。

これが、とんでもなく大当たり。
「写ルンです」という名前を与えられ、フィルムも35mm判になり、
いつしかカメラを脅かす存在になりました。

という事です(ホントなのかな?書いてて自信が無くなってきた)

で、この110時代のレンズ付きフィルム、
なんと、フィルムの交換ができるんです!
これは、そもそもがカートリッジ式である110ならではの利点。
なので、今日買ってきたSolarisを、これにいれて写せる、という事です!

…というのは理論上の話し。20年も試してないので真偽不明(爆

でも折角の機会なので、今回こそは試してみます!

近頃、すっかりフィルム三昧なごっさんでした。
このまま、120や220の世界に足を踏み入れないようにしないと…@@@

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2007年7月 8日 (日)

MZ-3修理完了&「PARADE」

以前にブログで、
フジヤカメラのジャンクで思わず買ってしまったMZ-3を、
PENTAXに修理に出した事を書きました。

で、今日は、その修理が完了したので、取りに行ってきました。

ホントなら、今日中に試写を済ませたかったところですが、
大井町線のロケハンで思いの外苦戦し、
「ロケハンして良さそうな場所でMZ-3の試写を」
という目論見が崩れてしまったため、1枚もシャッター切れず、でした。

なので、来週の休みにも、復活した「ロマンスカーLSEオリジナル塗色」
の撮影と、まだ試せていなかった「DNP CENTURIA 400」
の実写テストを兼ねて、試写してみようと思います。

さて、これも先日のブログに書きました、
「PARADE」という、先日から販売されているフィルムを、
自由が丘のカメラ屋「ポパイカメラ」さんで買ってきました
(目下、東京で、リアルストアで買えるのはこちらだけみたいです。
なお、7/10頃から、店舗改装で1週間ほどお休みするそうです。)

Parade

…背景の方がうるさいです(笑)

もちろん、手前のカワイイ柄の箱が、その新しいフィルム「PARADE」です。
このフィルムを販売している「Tokyo gratzy」(トーキョー グラティシー)さんのサイトにも、
「白がピンクに写る」ヘンなフィルムだ、と書いてありましたが、
そういう写りを期待させてくれる外箱です。

早速、Olympus PEN EE-3に装填!、しました。
どんなヴィヴィッドな写真が撮れるか、楽しみです!

ちなみに、世界中見渡しても、
フィルムを製造できる技術を持っているのは
「富士フイルム」に「Kodak」、イギリスの「イルフォード」、
そして中国の「楽凱(ラッキー)」など数社しかありません
(コニルタは離脱しちゃいましたしね。
AGFAは潰れましたが、細々復活した、という話しも。
後は、トイカメラの110フィルムで有名なのは、
イタリアの「Solaris」ですかね。これも興味津々)。
今回のフィルムも、どこかが製造しているものと思いますが、
その辺も気になります。

なお、うるさい背景の、背後のCENTURIAですが、
上段はもちろん「KONICA MINOLTA」のもの。
このうち、一番右の「200」は、今回「PARADE」を買った、
ポパイカメラさんに置いてあったので、ついつい買ってしまいました。
後は、100があればコンプリートですが、これは難しいだろうなぁ…
また、こちらのお店では、富士フイルムの輸出用フィルムも売ってましたし、
ミニラボとしてもかなりのこだわりを持っているようです。

また、東京近郊のコニセンな方々に情報ですが、
上段左の「800」は「荻窪カメラのさくらや」で、
上段中の「400」は「カメラのキタムラ新宿西口店」で買いました。
800は、もうさすがに無い気がしますが、
400は、相当量在庫ある事を確認しています。
撮り収めたい方、今のうちです!

※2007/07/20追記
コニルタの「CENTURIA 800」ですが、
有楽町B2Fのフィルム売り場に「大量に」ありました!

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後藤田正晴さんの本を読んでました

2日ほど間をあけてしまいました。

「やれやれ、1ヶ月坊主か」と思われた皆さん、期待に背いて失礼しました(?)

金曜日の夜に、会社帰りにBOOK OFFに寄ってブラブラしていたら、
佐々淳行さんが執筆された『後藤田正晴と十二人の総理たち-もう鳴らないゴット・フォン』
という本があり、これを買って、むさぼるように読んでいました。
こんなダラダラと長文なブログを書いているわりには、
活字が苦手で日頃本を読まないのですが(よく、意外と驚かれます)、
今回は、全447ページの本を、2日で読み終わってしまいました。
活字が嫌い、と言っている割に、はまると一気に読破、
というのがいつものパターンです。

そもそも、徳島県の人間としては、
後藤田さんが何を考え、どう行動されていたのか、
知りたいと思うし、爪の垢でも煎じて飲みたいものだ、と思うほど、
尊敬され、慕われてきた大政治家です。
僕も、「後藤田さんに1票を入れたい!」と思い続けてきましたが、
成人して初の衆議院選挙の際に引退されてしまい、
その願いが叶う事はありませんでした。

それでも、度々テレビに出演されて、
時の政局や政権について苦言やアドヴァイスされるのを拝見するにつれ、
90歳にもならんとする長老の慧眼の高さとみなぎるエネルギーに
常々心を揺さぶられていたものですが、
残念ながら、2005年末に91歳で大往生されました。
(先日のブログで去年と書いてしまいましたが、もう2年も前の事でした)

折角なので簡単な感想を。

後藤田さんの事、あまり書いてなかった(泣

基本的には、著者であり、「後藤田チルドレン」(?)のお一人でもある、
「ミスター危機管理」とでも言うべき超人、佐々淳行さんが、
後藤田さんからの無茶無謀な命令や指令に基づき、
どう行動してきたか、を書いた本であると言えます。
それはそれで、目を見張るというか、仰天ものの内容満載で、
とてもスリリングで楽しかったのですが、もっと後藤田さんの事を知りたかった、
という気持ちもあります。
その辺は、別の書を買い求めて穴を埋めたいと思います。

にしても、後藤田さんは、91歳まで「生涯警察庁長官」「生涯官房長官」
とでも言うべき恐るべき行動力で(と、その「行動」のほとんどは、
指示されて世界中飛び回る佐々さんだったりするのですが)
政治の裏世界を、まるで「黄門様」のような立場で見守り、
国の危機とあらば刺客を世界中に派遣して事態の収拾にあたるという、
隠密の頭領のような方だった事が記されており、
徳島県民の知らない後藤田さんの一面があったんだな、
という事にただただ驚くばかりでした
(どうも、県民の目には「すてきなおじいちゃん」という、
優しいイメージしかないような気がする…)

果たして「二重外交」が良いのかどうか、疑問もあるのですが
(結局、外務省や大蔵省の権限を飛び越えて活動しているわけで)、
こういう「奴らがやらないなら、オレがやる」という正義心、カッコイイです。

そんな後藤田さんが亡き今、これだけ北朝鮮問題がゴタゴタしている今、
もし後藤田さんがご存命なら、どんな隠密を駆使して問題を解決していくか、
是非草葉の陰から見守ってみたかったものだ、と思います。

ちなみに、かの平沢勝栄氏も「後藤田チルドレン」のようですが、
隠密としては、ちと頼りなさを感じるのは、僕だけではないような気が(笑

て事で、いつもの写真・カメラネタは、別のエントリーに、という事で。

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2007年7月 5日 (木)

ハーフサイズの写真

徳島の写真は整理が間に合わなかったので、
また日を改めて、という事で…m(__)m

さて、今日もヨドバシに現像あがりのフィルムを取りに行きました。

先日のブログで、
新しいフィルムを発売した会社がある、という事を紹介しました。
トイカメラにお似合いという変わり種のフィルム、
うちでこれを試すにはどのカメラが良いか…?
EOSやMXなど、一眼レフはちょっと違う気がするなぁ、
なんて思っていたら、そうそう、いいのを持ってました。
オリンパスの「PEN EE3」です。
Pen_ee3

右肩の「JR」マークは、ご愛敬、という事で(笑)

3月の頭からフィルムを入れっぱなしで、
数ショットしか撮ってなかったものを、今回、現像に出してきたわけです。

このカメラは、オリンパス「PEN」シリーズの、後期に製造された機種で、
こんな古めかしい外観とは裏腹に、80年代真ん中くらいまで製造されたという事で、
それだけ完成されたカメラだったんだな、という事が伺えます。
実際、写真を撮る動作は「構える」「シャッターを切る」「巻き上げる」
の3つだけ。ピントはパンフォーカスなので合わせる必要がなく、
露出はセレン光式の自動露出(レンズの周りのイボイボがそれ)なので、
フィルムの感度さえ設定しておけばOK。なんともラクチンです。

ところで、近頃は「ハーフサイズ」のカメラというものをあまり見かけないので、
一応、簡単に説明を。

そもそも、いわゆる「35mm判」のフィルムは、
フィルムが横長(上下に穴)の状態で、写真が横長、というのが当たり前です。
(その写真のサイズは、横36mm、縦24mm)。
対して、ハーフサイズは、その名の通り、写真の大きさが半分。
縦24mmは変わりませんが、横が18mm。
すると、どういう事になるかと言うと、下のような感じです。
Half_size
穴が無いので実感が湧かないかもしれないですが、
上下に穴が並んでいるものと想像してみてください。
普通なら横長の写真が並ぶところ、縦長の写真が並んでいます。

その昔、まだフィルムも現像代も高価だった頃は、
「24枚撮りで48枚撮れる」ハーフサイズのカメラはよく売れたようで、
代表的なオリンパス「PEN」シリーズの他、
リコーやコニカなども、ハーフサイズカメラを作っていたようです。
比較的新しいところでは、京セラの「SAMURAI」が記憶にあります。

しかし、そもそも通常の35mm判(「ライカ判」と言ったりしますが)の半分の面積、
という事は、それだけ粒状性が荒くなるという事で、
品質的には劣ってしまう、と言われていました。

が、今は、もうフィルムの進化が頂点にまで達しています。
ISO100クラスであれば、もう粒を気にする事もないほどです。

つまり、今のフィルムをこのカメラに入れると、こんな写真になります。
070310_00a
Olympus PEN EE3
D.Zuiko 28mm F3.5
Fuji Superia100
2007年3月10日

どうでしょう、「押すだけ」のお手軽カメラで、しかもハーフサイズで、
これだけの画が撮れるんです。
そうそう、さっきからハーフサイズと言っていますが、
いわゆる「APSサイズ」も、ハーフサイズなんですよね。
なので、そう画質に問題があるはずがないんです、実は。

このカメラはパンフォーカス、すなわち、
ピントは全て被写界深度に収めてしまう、という考え方ですが、
どうも、無限遠にはピントがあわないな、と前々から思っていました。
恐らく、5mとか7mくらいだと思うので、
この写真のように、それなりに近い場所を狙ってやると、
とてもシャープな画が撮れます。

約5年ぶりくらいにフィルムを入れて写真を撮ったので、
そもそも、ちゃんと撮れるのかが不安でしたが、
気にする必要は全くなさそうなので、例のフィルムを買って装填してみます(笑)

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2007年7月 4日 (水)

さよなら、8039F(ネガ編)

ヨドバシに出していた、コニルタのCENTURIA 400の現像があがったので
取りに行ってきました。
先日の、8039Fさよなら運転2日目の際、
PENTAX MXで撮影したものです。

…正直、60点くらいですかね…。
ネガは、というか、フィルムは難しいです。
デジタルで撮るようになって、だいぶシビアな撮影も鍛えられてきましたが、
どうもやっぱり、現場で確認して撮る、という癖もついているようで、
いざあがった写真を見て「なんか違うなぁ…」と思ってしまいます。
まぁ、ようは修行不足ですね。まだまだ鍛錬です。

で、小言はともかく、写真です。

070701_05
PENTAX MX
SMC PENTAX 400mm F5.6(※トリミング済み)
1/1000秒 F5.6(開放)
Konica-Minolta Centuria Super 400
東急東横線 自由が丘-田園調布間
2007年7月1日

先日のブログで紹介した、*ist Dsで撮ったのと、同じ場所、同じ電車、同じアングルで撮影。

この後、中華街から渋谷に向かう上りを後追いで撮ったんですが、
なんと、フィルムに光線被りが…orz
そういや、PENTAXフォーラムで見てもらった時に
「モルトプレーンは貼り直す方がいいですねぇ」と言われてました。
これは完全に僕の失態でした。トホホ…

最後のショットは、渋谷発の最後の下り列車です。

070701_22
PENTAX MX
SMC PENTAX 400mm F5.6(※トリミング済み)
1/1000秒 F5.6(開放)
Konica-Minolta Centuria Super 400
東急東横線 都立大学-自由が丘間
2007年7月1日

この写真は、ほぼ現場のイメージ通りでしたが、
等倍のデータを見ると、ピントがずれているのがよく分かりますorz
かなり慎重にピントあわせてたつもりなんですが…。
どうも目が悪くて、いつも、ドンピシャにピントが合わせられません。
だからと思ってマグニファイヤーをずっと探しているのに、
今年頭の値上げの影響からか、未だに購入できずじまいです。
にしても悔しいです。
このポジションだと、こんな感じの縦アングルより、
もっと望遠で横向きの方がいいかもしれません。
あ、それなら、欲張らないで*ist Dsにしておけば、
400mmのレンズは600mm換算になるんでした…。

どうも、今回のネガ写真は反省ばかりです。
60点も多いなぁ。40点ですかね。まだまだ精進が足りない様子です。

*11/08/26追記:

1枚目の写真を、スキャンし直して差し替えました。

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新しいフィルムが発売されてる!?

調べごとをしていたら、こんなのを発見。

「新しいフィルム」の販売を開始しました、と!?

「Tokyo gratzy」(トーキョー グラティシー)

「PARADE Film」というこの新しいフィルム、
36枚撮りのISO100のみ、DXコードも無く、トイカメラによく似合い、
鮮やかな発色で、白がピンクに写るという、かなりの変わり種の様子(笑)
コニルタの「地味変」(?)なのが好きなごっさんの趣向にはあわないかもですが、
先日8039Fで足繁く通った自由が丘で手に入る模様。
大井町線を写しに行く道すがらにでも、寄って買ってみようかな。
このご時世、「新しいフィルムを試せる」というのは、かなり貴重な機会です。

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2007年7月 3日 (火)

チャーミーちゃんです

19990300_charmy
Canon EOS5
EF35-70mm F3.5-4.5
プログラムAE(ストロボ併用)
Konica JX400
1999年3月頃

うちにいたニャンコのチャーミーちゃんです。
99年という事は、2歳くらいです。
うちには、最盛期には3匹のニャンコがいました。
最初、「ライオンちゃん」と呼んでいた、とても立派な、
メインクーンのライオン色したノラが家に出入りするようになり、
「ニャンコのいるうち」になったんですが、
その子が死んじゃって、家の中が寂しくなってしまい、
新聞の「子猫もらってください」に載ってたチャトラをもらってきました。
それがチャーミーちゃん。
ほんとは、チャチャちゃんなんですけど、いつのまにかチャーミーに。

去年の冬に、チャーミーちゃんは遠い「虹の橋」のたもとに旅立ちました。
一足先に旅立った、ビビにゃんやマオマオちゃんと、
今頃は追っかけっこをして遊んでいることでしょう。
僕もそのうち、そっちにいくから、良い子で待っててね。

って言ったら、かしこいチャーミーちゃんは、
「にゃー」って、こんな顔してお返事をしてくれるんですよ、きっと。

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2007年7月 2日 (月)

さよなら、8039F(番外編)

一昨日、昨日と紹介しました、東横線での「さよなら8000系」撮影写真、
今回は番外編として、今回の撮影のために田舎徳島から上京してた、
兄貴の撮った写真をご紹介します
(僕のPCにデータを残していってくれたので。もちろん本人承諾済み)

いずれも、昨日7/1日の、8039Fラストランの日の写真です。

まずは、多摩川駅構内にて。
Imgp292202
PENTAX *ist D
レンズは…、何でしょう?(汗 TAMRON SP 80-200mm F/2.8 LD 30A
1/1000秒 F5.6? (ISO400)
東急東横線 多摩川駅構内(上り線ホーム上り方より、下り線を写す)
2007年7月1日

※データは、Exifから読み取れる部分だけを掲載(汗
※レタッチした、作り物画像になります。同じ場所で撮られた方、
「あれが写ってないぞ???」と思われるかもしれませんが。

ここは、以前、やはり兄が「8000系を撮るぞ~!」と上京していた際、
ホントは自由が丘とかで写したかったんだけど、雨が降ってきたので、
仕方なく屋根のある駅構内から、と思ってなんとなく写してみたら、
これがなかなかいいポイントだったんで、
今回は必ずここで打ち落としてやる、という事で朝から座り込んで場所取りし、
撮影した1枚だそうです(やけに説明的な文章でした)

その、以前の際は僕も一緒に撮ってまして、
ついでに、その時の写真もご紹介。
Imgp817701
PENTAX *ist Ds
Super-Multi-Coated TAKUMAR 200mm F4
1/400秒 F5.6 (ISO800)
東急東横線 多摩川駅構内(上り線ホーム上り方より、下り線を写す)
2007年5月17日

ISO800でこのシャッター速ですから、相当に暗いです。
また、好感度なので、ちょいとばかり荒いかもですがご勘弁を。
この日は、結構な雨の中での撮影で、
カメラの上にタオルをかぶせ、傘を差しながらの撮影でしたが、
いざあがったデータを見てみると、雨の中を疾走する電車もいいなぁ、
と思いました。まぁ、それにはまず、雨天に対応できるよう、
カバーを買うなりなんなりしないと、なかなか大変なんですがね(汗

さらについでなんで、同じ日、もっと雨が強まった妙蓮寺でのショットもご紹介。
Imgp825901
PENTAX *ist Ds
TAMRON 60-300mm F3.8-5.4 23A (300mm)
1/500秒 F4.5 (ISO800)
東急東横線 妙蓮寺駅構内(上り線ホームより、下り線を写す)
2007年5月17日

この、水しぶきを跳ね上げながら飛ばす8000系に、かなり燃えました。
いや、水をかけられたので、正確には消火かもしれません(汗

さてさて、再び兄写真に戻ります。
この後、兄はあそこで写すか、ここで写すかと迷ってしまい、
最初の上りと、2本目の下りはイマイチな感じだったようです。
で、最後の、元住吉止まりの2本目の上り(すなわち、8039Fの、
客扱いでのラストラン)を、白楽にて撮影するのに成功しておりました。
Imgp293401
PENTAX *ist D
レンズは…、何でしょう?(汗
1/800秒 F? (ISO400)
東急東横線 白楽-妙蓮寺間
2007年7月1日

左手奥に見えるのが、白楽の駅のホームです(ファンの姿が見えます)。
ここは、道が併走していることもあり、かなりのファンが砲列を形成していたそうです。

にしても、白Hゴムに赤いヘッドマーク、そして急行灯。
簡素で無駄なく、それでいて、不思議と愛着のあるデザイン。
よくよく考えると、その辺のヤカンと同じステンレスなんですが(滝汗)、
もはや、ただのステンレスの塊とは思えないほど、
多くの人がこの8000系に深い愛情を注いでいた事かと思います。

今回、急遽決まった8039Fのラストランには、
東急社員の愛情がとてもこもっていたように思います。
2往復で色違いの行き先表字幕を掲示したり、
上り方の窓枠Hゴムを白にしたり、
渋谷駅での撮影会では「桜木町」行きの行き先幕を掲示したり。
通常、ただの通勤電車でここまで手のこんだ事をするだろうか?、
と思うんです。

噂に聞くと、東急の車両基地では、東急関係者だけでの撮影会をしていたそうです。
撮影会、というよりは、お別れ会かもしれないですね。
実際、このラストランの日の夜には、もう長津田車両工場へと自車回送され、
この東横線の鉄路と永遠の別れをしたのです。
ついさっきまで、あの何百人というファンのガラスの眼に見守られ、
誇らしく東横路をかけぬけていった8039Fが、です。

「徒然草」の中で、兼好法師は、「祭りは、終わってからが趣がある」
と書いています。あれだけ賑わっていた祭りなのに、
後に残るはゴミばかり。あの楽しく、華やいだ時間も、
過ぎ去ってしまうとむなしいもの…、という内容だったかと思いますが
(違うかもしれません。なにせ10年以上前の知識なので)、
僕も今、そういう気分に浸っています。
今回のラストランに向け、2回にわたり、沿線をくまなく歩き、ロケハンしました。
おかげで、既にご紹介したような(6/307/1の両日)作品を残す事ができました。

東急8000系には、実はそれほど個人的な強い思い入れがあるわけではなく、
むしろ、昔東京に住んでいた時代、この8000系にお世話になった兄貴が
「写しにいくぞ~!総員戦闘配備~~!」とまくしたてるので(?)、
勢いに押された一面もありますが、過ぎ去ってしまうと、
この2週間ばかりの充実した時間が、永遠に僕の気持ちに刻まれた事、
誇らしく思います。

今回、8039Fはラストランでしたが、
まだ東横線には2本の8000系がおり、
さらに、大井町線には8001F(トップナンバー!)もおります。
沿線が「祭り」になると落ち着いて撮影ができなくなるので、
小田急5000系と共に、足繁く通って引き続き写していきたいと思っています。

※東急の車内広告を見る限り、
来年には大井町線に新車が入るようですから、
大井町線の方もそろそろ…?、かもですしね。

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2007年7月 1日 (日)

さよなら、8039F(二日目)&小田急、喜多見にて

昨日に引き続き、
東横線で行われていた「リバイバルトレイン8000系」
の模様、その2日目の写真をご紹介します。

…なんですが、今日のメイン機材は「PENTAX MX」、
そして、フィルムはまだ手元に(汗)
多分、このブログで紹介できるのは今週末になると思います。
この、デジタルでBBな時代に、数日お待ちくださいと申し上げても、
もう世の中は次の方へ向かってるだろうなぁ、と思いつつ、
基本的にはあまり人様にお見せする事を考えずに書いているブログなので、
いいんです、適当で(汗

とりあえず、朝の回送電車は*ist Dsで撮りましたので、
まずはその写真のご紹介を。
Imgp885401
PENTAX *ist Ds
SMC PENTAX 400mm F5.6
1/1000秒 F6.7 (ISO400)
東急東横線 自由が丘-田園調布間
2007年7月1日

昨日の写真と同じアングル、同じカメラ、同じレンズです。
昨日は比較的晴れていたので、かなり逆光でしたが、
今日は曇っていたので、撮り直しをしておこう、と思いました。
また、昨日は横向きでしたが、今日は縦にしてみました。
すると、左右の障害物(昨日はトリミングでよけちゃいましたが)もクリアでき、
充分まともな写真になりました。なら、昨日も縦向きにしておけばよかった。

今日は、明らかに昨日よりも人手がありました。
もう、ここなら写せそう、という場所は、全て人、人、人で埋まっており、
自由が丘近辺で線路と道路が併走しているところなど、
1mおきにカメラが並んでいるありさま。
近隣住民の方々が、一様に驚かれていました(当然と言えば当然)

今日は、何名かの方に声をかけていただきました。
いろいろ場所を探している時に、丁度、上記のポジションで構えていた時には
3名ほどのおじさんに声をかけられ、
「なるほどなぁ、ここから400mmねぇ、そうかぁ」などと感心していただき、
我ながら、良い場所を見つけられたものだ、と鼻が高くなりました。

それにしても、こんなに鉄道ファンっていたっけ、
と思うほど、駅も沿線も、すごい人だかり。
実は、この手の「祭り」(?)に参戦した事がなかったので、
正直ドキドキしていたのですが(人のアングルに入り込んで邪魔してないかな、
と心配になったりしますし)、大きなトラブルもなくショットを撮る事ができました。

午後からは、一端家に帰って機材を整理し、
田舎から(8000系のために)上京していた兄と合流して、
今度は小田急で撮影をしました。
場所は、小田急では定番ポイントとして知られる、
喜多見駅の下り線ホーム・上り方です。

まずは、ニューホープ(言い回しが古い)のVSEこと、50000系。
Imgp887501
PENTAX *ist Ds
SMC PENTAX-F ZOOM 70-210mm F4-5.6 (210mm)
1/1000秒 F6.3 (ISO400)
小田急 喜多見駅構内(下り線ホーム上り方)
2007年7月1日

この電車、近頃の電車にしては珍しく(というと失礼ですが)
めっちゃカッコイイので、日頃小田急に乗っている身としては誇らしく思います。
しかし、なんせ真っ白な電車なので、ハイライトを飛ばさずに写すのが大変(汗
今回、飛ばさずには済みましたが、サイドに光りが回っていないので、
顔と側面でだいぶ明るさが違います。難しいですねぇ~

ついで、下りの急行が走ってきました。
丁度、上りの快速急行とすれ違い。
Imgp888001
PENTAX *ist Ds
SMC PENTAX-F ZOOM 70-210mm F4-5.6 (210mm)
1/500秒 F5.6 (ISO400)
小田急 喜多見駅構内(下り線ホーム上り方)
2007年7月1日

おお、いい感じだねぇ、なんて思いながら、よく見てみると…
Imgp888201
PENTAX *ist Ds
SMC PENTAX-F ZOOM 70-210mm F4-5.6 (210mm)
1/500秒 F5.6 (ISO400)
小田急 喜多見駅構内(下り線ホーム上り方)
2007年7月1日

あ、「綾瀬」行き~~!!??

あの、方向幕が壊れているようですが(汗

と、それ以前に、5000系の行き先方向幕に、
なんで「綾瀬」が入っているんですか(笑)
5000系が千代田線に乗り入れる事なんてないような。
え、実は昔はあったとか!?いや、そんなはずはない。
実は、乗り入れる計画があったんですかね・・・?
謎が謎を呼びます。

※もちろん、はめ込み合成ではありません!

さて、最後の仕上げは、近頃あまり見なくなったHi-SEこと、10000系です。
Imgp888301
PENTAX *ist Ds
SMC PENTAX-F ZOOM 70-210mm F4-5.6 (210mm)
1/500秒 F5.6 (ISO400)
小田急 喜多見駅構内(下り線ホーム上り方)
2007年7月1日

バブルの時代に鳴り物入りで登場したHi-SEは、
ハイデッカー(座席の位置が高めになっている)で見晴らしがよく、
人気のある電車でしたが
(座席の位置が高い事は、この写真をみるとよく分かりますね。
正面の展望席と、サイドに並んでいる窓の高さが全然違います)、
皮肉な事に、バリアフリーな世の中に対応しきれない、という理由で、
既に、4編成いたうちの2編成が引退しています
(引退した車両は、長野電鉄というところに引き取られ、活躍しています)。
今は、LSE(7000系)の予備車的な扱いです。デビュー当時を知っているだけに、
ちょいと複雑です。
ちなみに、今そのLSEのうちの1編成が、
登場した当時の塗色に塗り戻される工事を受けており、
来週には懐かしい塗色で蘇ります。
これも、写しにいかないとですね。
(それもあり、予備車のHi-SEが走ってるだろうなぁ、と思ってましたが、読み通りでした)

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さよなら、8039F(初日)

明日も第2戦(?)があるので、
とりあえず、今日の成果をいくつかアップしておきます。
8039F、東急8000系のリバイバル列車、さよなら運転の模様です。
Imgp877601
PENTAX *ist Ds
SMC PENTAX 400mm F5.6
1/640秒 F5.6 (ISO200)
東急東横線 自由が丘-田園調布間
2007年6月30日

Imgp880001
PENTAX *ist Ds
TAMRON 60-300mm F3.8-5.4 23A (300mm)
1/640秒 F5.6 (ISO400)
東急東横線 自由が丘-田園調布間
2007年6月30日

Imgp881301
PENTAX *ist Ds
SMC PENTAX 400mm F5.6
1/640秒 F5.6 (ISO400)
東急東横線 都立大学-自由が丘間
2007年6月30日

Imgp883801
PENTAX *ist Ds
TAMRON 60-300mm F3.8-5.4 23A (300mm)
1/640秒 F6.3 (ISO400)
東急東横線 都立大学-自由が丘間
2007年6月30日

※一部写真がスクエアフォーマット(正方形)なのは、
トリミングの都合でそうなっているだけで、
決してローライフレックスで撮ったわけではありません(笑)

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