ハーフサイズの写真
徳島の写真は整理が間に合わなかったので、
また日を改めて、という事で…m(__)m
さて、今日もヨドバシに現像あがりのフィルムを取りに行きました。
先日のブログで、
新しいフィルムを発売した会社がある、という事を紹介しました。
トイカメラにお似合いという変わり種のフィルム、
うちでこれを試すにはどのカメラが良いか…?
EOSやMXなど、一眼レフはちょっと違う気がするなぁ、
なんて思っていたら、そうそう、いいのを持ってました。
オリンパスの「PEN EE3」です。
右肩の「JR」マークは、ご愛敬、という事で(笑)
3月の頭からフィルムを入れっぱなしで、
数ショットしか撮ってなかったものを、今回、現像に出してきたわけです。
このカメラは、オリンパス「PEN」シリーズの、後期に製造された機種で、
こんな古めかしい外観とは裏腹に、80年代真ん中くらいまで製造されたという事で、
それだけ完成されたカメラだったんだな、という事が伺えます。
実際、写真を撮る動作は「構える」「シャッターを切る」「巻き上げる」
の3つだけ。ピントはパンフォーカスなので合わせる必要がなく、
露出はセレン光式の自動露出(レンズの周りのイボイボがそれ)なので、
フィルムの感度さえ設定しておけばOK。なんともラクチンです。
ところで、近頃は「ハーフサイズ」のカメラというものをあまり見かけないので、
一応、簡単に説明を。
そもそも、いわゆる「35mm判」のフィルムは、
フィルムが横長(上下に穴)の状態で、写真が横長、というのが当たり前です。
(その写真のサイズは、横36mm、縦24mm)。
対して、ハーフサイズは、その名の通り、写真の大きさが半分。
縦24mmは変わりませんが、横が18mm。
すると、どういう事になるかと言うと、下のような感じです。
穴が無いので実感が湧かないかもしれないですが、
上下に穴が並んでいるものと想像してみてください。
普通なら横長の写真が並ぶところ、縦長の写真が並んでいます。
その昔、まだフィルムも現像代も高価だった頃は、
「24枚撮りで48枚撮れる」ハーフサイズのカメラはよく売れたようで、
代表的なオリンパス「PEN」シリーズの他、
リコーやコニカなども、ハーフサイズカメラを作っていたようです。
比較的新しいところでは、京セラの「SAMURAI」が記憶にあります。
しかし、そもそも通常の35mm判(「ライカ判」と言ったりしますが)の半分の面積、
という事は、それだけ粒状性が荒くなるという事で、
品質的には劣ってしまう、と言われていました。
が、今は、もうフィルムの進化が頂点にまで達しています。
ISO100クラスであれば、もう粒を気にする事もないほどです。
つまり、今のフィルムをこのカメラに入れると、こんな写真になります。
Olympus PEN EE3
D.Zuiko 28mm F3.5
Fuji Superia100
2007年3月10日
どうでしょう、「押すだけ」のお手軽カメラで、しかもハーフサイズで、
これだけの画が撮れるんです。
そうそう、さっきからハーフサイズと言っていますが、
いわゆる「APSサイズ」も、ハーフサイズなんですよね。
なので、そう画質に問題があるはずがないんです、実は。
このカメラはパンフォーカス、すなわち、
ピントは全て被写界深度に収めてしまう、という考え方ですが、
どうも、無限遠にはピントがあわないな、と前々から思っていました。
恐らく、5mとか7mくらいだと思うので、
この写真のように、それなりに近い場所を狙ってやると、
とてもシャープな画が撮れます。
約5年ぶりくらいにフィルムを入れて写真を撮ったので、
そもそも、ちゃんと撮れるのかが不安でしたが、
気にする必要は全くなさそうなので、例のフィルムを買って装填してみます(笑)
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