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2007年11月 6日 (火)

この勝負、福田首相の勝ち!?

ちまたでは、
民主党の小沢党首が辞意表明した事で大騒ぎとなっています。

大連立を持ち出したのはどちらか、とか、
また小沢氏の病気が出た、とか、
いろんな事が報道されているわけですが、

個人的に、
気になる発言がありました。

と、その前に、
ここでは、表向きの話しとして報道されている、
「大連立を持ち出したのは福田首相からである」
という話しを「真」である、と仮定して話しを進めます。

これは、日曜日放送のフジテレビ「プレミアA」で、
非常に軽く触れられていた事なんですが、

武部元幹事長の話しとして、

福田首相と小沢党首の2回目の会談の後、
福田首相が武部元幹事長に、
「この話し(大連立のこと)を党に持ち帰って、
小沢党首の立場が悪くならなければいいが」、と述べた。

・・・ん?

つまり、福田首相は、
小沢党首が、民主党に大連立の話しを持ち帰る事が、
小沢氏の立場を悪くする可能性のある事である、
と認識していた事になります。

元来、民主党は「寄せ集め政党」と言われ、
旧政党が派閥のように現在に引き継がれ、
イデオロギー的な一枚岩を阻害する要因になっている事は、
今更説明する必要もない事ですが。

でも、民主党は、小沢一郎という超人を担ぎ上げる事で、
民主党という(かなり危うい結束の)政党を維持してきたわけです。

小沢氏が大連立に前向きである事も、
民主党内に、大連立に反対の勢力がある事も、
当然、福田首相は知っていたものと思われますので、

福田首相が小沢党首に大連立を持ちかけた、という事は、
大連立という「爆弾」を持たせた事になるのでは、と解釈できます。

で、ものの見事、「大連立」という爆弾は、
民主党役員会でドカーンと大爆発しました。
政策的一枚岩の崩壊、イデオロギー不一致の露出。

ヒジョーに微妙なバランスで維持されていた政党を、
大きく揺さぶるのには、大連立というのは最適な爆弾だったのかもしれません。

と、仮に民主党そのものが崩壊しなくても、
小沢党首がはじき飛ばされる事になれば、
懸案だったテロ特措法の新法実現が、より具体化してくる、
という計算もあったかもしれません
(民主党の中でも、新法反対の急先鋒は小沢党首でしたし。
岡田氏?だか前原氏?だかは、むしろ賛成だったはず)

「いやぁ、びっくりしましたよ、びっくり。」

という福田首相の口元が、少々ゆるんでいたようにも見えました
(って、それはいつもの事・・・???)

ボケーッとしているようで、なかなかしたたかな爺さんが首相になったんだなぁ、
と、今更のように驚いているところです。

※以上、これはごっさんの「大推論」です。

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