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2008年3月 2日 (日)

RawShooterを延命する方法

*10/12/08追記:D7000のRAWをRawshooterで開く方法をアップしております。
あわせてご参照ください。


*09/12/29追記:続編の「続・RawShooterを延命する方法
もアップしております。あわせてご参照ください。


*istDSで撮影する時は、いつも、RAWで記録しています。
で、持ち帰ってTIFに変換(現像)して、
それを更にPhotoShopでいぢってからブログにアップしたりしてます。

RAWを現像するソフトは古今にいろいろありますが、
僕が愛用しているのは、いまだに「RawShooter」です。

2006年、Adobeに買収されたので開発がストップしたソフト。
正確には、Adobeが開発を引き継ぎ、現在の
「PhotoShop Lightroom」へと発展しているわけですが、
金の力で、なんでも自社のソフトにしてしまうAdobeへの反発心で、
いまだにRawShooterにこだわっています。

※世間ではMacromediaの買収で「Flash」がAdobe製になったと認知されていますが、
個人的には、「Cool Edit」という音声波形編集ソフトがAdobeに買収され、
「Audition」というソフトになった、という印象の方が強かったりします。

このRawShooter、非常に動作が軽いソフトなので、
サクサクと現像できる事が非常に魅力的です。
しかも、非常にクオリティの高いTIFやJPEGをはき出してくれます。

しかし、2006年で開発がストップしたので、
それ以降に発売されたデジカメのRAWファイルは読み込めません。
我らがPENTAXのカメラで言えば、
「DS」「DL」「DS2」「DL2」あたりまでOKですが、
「K100D」「K10D」以降は読み込み不能です。

それでも、世間にはRawShooter愛用者が多い事もあり、
あの手この手で、今のデジカメのRAWも現像する方法を編み出し、
その方法を公開されてらっしゃる方がいらっしゃいます。

※「rawshooter k10d」なんてキーワードでググれば、すぐ出てきます。

大別すれば、「RawShooter Essential」のバイナリをいぢって、
無理矢理「対応機種」を増やす方法と、
RAWファイルのバイナリをいぢって、
「RawShooter」に対応するカメラで撮ったと偽装して読み込ませる、
という2種類の方法があります。

前者は、「Premium」を使っている方には使えない技。
後者は、1ファイルずつバイナリエディタで開いて書き直すのは面倒、
という問題があります。

こんな事をいろいろ考えている時、かなり革新的な方法を見つけました。
以下、簡単にご報告します。

そもそものきっかけは、「RawShooter Essential」をバイナリエディタで開き、
対応している機種の部分を読んでいたら、
なぜか「FinePix S2Pro」と書いてあった事。
でも、S2Proは非対応のはずなんです。
「なんでだろ?実は読めるんだろうか?」と気になり、
ものは試しと、サンプルのRAWファイルを探してみよう、と思い、
海外を含め、ググっておりましたら、
たまたま、以下のサイトにたどり着きました。

The original RAW-Samples Website

最初は、このトップページの右側に陳列されている、
各種のRAWファイルが目的だったわけですから、
FinePix S2Proはもちろん、S3Proや、PENTAXのK10DなどのRAWファイルを、
片っ端からダウンロードして、いろいろ試していたのですが、

フッと、画面左の方に目をやると、

DNGPatch

・・・なぬ、でぃーえぬじーぱっち??

こりゃ気になる、と思って調べてみると・・・、

なんと、新しいデジカメのRAWファイルを、
RawShooterで読み込みできるよう、
情報を変換してくれるソフトではありませんか!

自力でちまちまバイナリエディタを使って作業する必要がなくなります!
これはおいしい!

肝心のS2Proは、今のところ、RawShooterで読むすべはなさそうですが、
K10Dや、NikonのD40、D80など、
割と最近のRAWを読めるようになります!
これはおいしいです。
早速、兄はK10Dを購入するつもりで動き出しております(笑)

簡単に、この「DNGPatch」の使い方を。

※ドイツ語のソフトです。

(1)あらかじめ、撮影したRAWファイルを、
「Adobe DNG Converter」で、汎用的なDNGファイルに変換しておく。
(最新のDNG Converterは、adobeのダウンロードページから入手できます。
なお、最新のConverterを使う場合、設定を変える必要が生じてきますが、
その方法は、続編の「続・RawShooterを延命する方法」に書いてあります。)

(2)「DNGPatch」で、変換後のDNG RAWを読み込む
Dngpatch_1_2
※「Alle」は「ALL」の意味なので、全選択です。

(3)撮影したカメラの名前を選ぶ
Dngpatch_2_2
※この場合は「D80」を指定。すると、右側に、どの機種のRAWに偽装するのかが出てくる。

注)この例のD80の設定は、デフォルトのものではなく、
ごっさんが任意に修正を加えたものです。
その方法は、続編の「続・RawShooterを延命する方法」に書いてあります。

(4)変換ボタンを押す。
Dngpatch_3_2

これで、RawShooterでも、K10Dや、D40のRAWを現像できるようになります!

元を正せば、去年買ったNikkorのサンニッパを使える、
Fマウントのデジカメが欲しいなぁ、と思い始めた事に端を発し、
D40がいいなぁ、でもRawShooter使えないなぁ、
S2Proはどうかなぁ、え、ダメ?、何とかならないかしら、
なんて思って調べていくうちに、結局、D40もD80もOKでした、
という結論に達したわけです。

ねらい目はD80ですかね。
でも、多分、Nikkorは古いレンズばかり使う気がするので、
非Aiレンズも使用できるD40の方がいい気もするなぁ、などと、
まだまだ引き続きあれこれ考えています。

来月には、御殿場のアウトレットモールにNikonのショップできるので、
そこでD40やD80の新品を安く売ってくれないものか、様子を見に行ったり、
フジヤカメラの中古価格がどう変動(下落)していくかをつぶさにチェックしたりして、
あれこれ考えていこうと思います。

*追伸(10/05/10):
キャプチャ画像がみすぼらしかったので、差し替え。
また、一部最低限の文章修正。

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