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2008年4月

2008年4月26日 (土)

京王線布田駅で6000系を撮る

Imgp004201

Imgp004901

※いずれも、
PENTAX *ist Ds
SMC PENTAX-A 35-105mm F3.5 (35mm)
1/800秒 F4.5 (ISO800)
京王線 布田駅(調布駅を臨む)
2008年4月26日
(※トリミングあり)

京王線を写しに行ってきました。
薄曇りだから大丈夫、と思ってたらやがて雨が降り出し、
1時間ほどしかいられませんでした。残念!

6000系は2本走ってきました。
都心を走る通勤電車としては、かなり古参になるのではないでしょうか。
京王線のラインカラーがピンクと青になってからそれなりに時間が経ちますが、
どうも、「京王線=赤、小田急線=青」というイメージが頭にあり、
いまだにピンとこないでおります。

そういや、2002年に上京してから、京王線撮るのは初めてだと思います。

この布田駅の前後、国領から調布までは、
後5年ほどで地下化されるので、この写真も、やがて過去のものになります。
この辺りは比較的近所ですし、
京王線はマイブーム?なので、これからちょこちょこ通おうと思います。

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2008年4月23日 (水)

Perfumeの懐かしいサウンド

「パフュームの新しいアルバムを入れておいておくれ」

会社のオンラインCDショップ担当者にそう言ったら、
周りの社員の目線が一斉に僕の方を向いた。

「・・・へ??」

-----

フランス人形のようなカワイイ女の子3人が、
テクノのサウンドをバックに歌い、不思議な振り付けで踊る、
今話題の「Perfume」。

そもそも、兄の影響で、
幼稚園の時から「Yellow Magic Orchestra」(YMO)を聞いていた僕にとって、
テクノサウンドは、言うなれば「子守唄」
(えらい子守唄もあったもんやなぁ)。
Perfumeのサウンドが、気にならないはずがありません。

にしても、近頃の「テクノブーム」はどうしたことでしょう。
木村カエラの「Jasper」では石野卓球をプロデューサに迎え、
やはり、変な振り付けを伴うテクノの王道を披露。
その石野卓球が属する「電気グルーヴ」の楽曲「モノノケダンス」は、
「墓場鬼太郎」の主題歌に採用、
違和感を超越して、強烈な印象を脳裏に叩きつけられました。
NHKで見かけた「琉球ディスコ」は、
沖縄のサウンドをベースにしたテクノ。
こんなに、あらゆるテクノを耳にすることなんて、
ここ数年、そんなに無かった気がします。

YMOの凄かったところは、
単に電気楽器・電子楽器を採用した、というだけのことではなく、
それらの楽器を用いた音楽の可能性の極限を示した事です。
60年代から70年代、既にシンセサイザーというものは存在しましたが、
どうもこう、しっくりくる使い方をあまりされてなかったというか、
あくまで「これまでの楽器の使い方の常識」の範疇だった気がします。

それが、YMOによって、「電子の楽器だからできること」が世に示されたのです。
エッジの効いたドラムの上でピコピコ・ギンギンなサウンドがはじける「Rydeen」、
世界初のサンプリング使用アルバムである「TECHNODELIC」の強烈なサウンド、
一転、高橋幸弘のなでるようなヴォーカルでポップに歌った「君に胸キュン。」。
ホソノ・ユキヒロ・サカモトという超天才の融合による核融合により、
もはや誰もついていけないスピードで進化していくYMOは、
武道館コンサートを最後にあっという間に姿を消してしまいました。

今回、Perfumeの「GAME」を買って気づいたことは、
基本、YMOの時代から「テクノの基本」は変わってないんだなぁ、
というか、世間が受け入れられるテクノの姿は、
YMO自体で既に完成していたんだなぁ、という事。

多くの曲は、曲調で言えば、YMOの初期のアルバム「Solid State Survivor」を思わせます。
アナログシンセ風のサウンドや、
実はリズムを作っているのがドラムだったりとか、
という理由なのかもしれません。
あるいは、エフェクトのかかった声が、
ボーコーダーを連想させるからかもしれません。

30年近い時を経て、
原点に戻ってきたテクノサウンドが、
やはり、世間で一番受け入れられるものである、
というのは、なかなか興味深い事です。

一方、メロディラインは非常に分かりやすく、歌詞も分かりやすい。
その辺は、アイドル路線の王道に忠実です。

サウンドやメロが、なんとなく「悲しさ」を漂わせているところも、
ひきつけられる理由かもしれません。
坂本教授が、「UC YMO」のライナーノーツの中で
「なぜこんなに悲しく聞こえるのか」といった事を何度も述べています。
日本人は、やはり、どこか演歌に通じる悲しさを、
音楽に求める傾向にあるのかもしれません。

21世紀のテクノ、Perfumeの今後の活動、
興味深く見守っていくことにしましょう。



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2008年4月22日 (火)

Nゲージは、走らせるのが楽しい

先日、カミサンの知り合いのMさんに誘われて、
別のMさんの宅まで、鉄道模型の走行会に行って参りました。

そもそも、去年末に一度、同じ走行会の見学に伺い、
各自が超高価なHOゲージを持ち寄っては走らせているのを体験し、
あぁ、やっぱ模型は楽しいなぁ、と、
15年振りくらいの感動を味わったのでありますが、
今回は、僭越ながら自前のNゲージ模型を持参し、
実際にレイアウトで走らさせていただいたわけです。

 持参したのは、以下の4セット。

・急行「よしの川」(TOMIX)
・キハ81「いなほ」(宮沢模型)
・金帯「あさかぜ」(KATO)
・C62+ぶどう色2号の客車群(TOMIX、旧マイクロエースなど)

「よしの川」だけは、昨年末、
触発された頃に秋葉にて中古で買ったものですが
こちらのエントリー参照)、
後は、僕が小中の頃、まだ鉄道を「写真」より「模型」で楽しんでいた頃、
買い集めたり、作ったり改造したりしたものばかり。

今年頭の正月、実家に帰省した折に、
押し入れから引っ張り出してきたものです。

最初は、まだ買ったばかりの急行「よしの川」を走らせました。
このセットは、キハ58+65+58+28の4両セットですが、
実際の「よしの川」が4両で走るところなんて、見たことがありません。
大昔はあったのかもしれないですが、
少なくとも、この、四国色になってからは、
「平時は58+65」、阿波踊りシーズンなどは増結して、それでも「58+58+65」。
なので、この3両編成で走らせてみました。

さて、次は、徳島から持ってきたキハ81をば。

正直、「多分、走らないだろうなぁ・・・」と半信半疑になりながら、
おそるおそるレールにモーター車をのせて
パワーユニットのつまみを回してみると、

うい~~~~~ん

動いた~~!!(感涙)

※そんな事で感動するようでは場違いなので、
心の中で叫んだのみですが。
って、先に家で試運転しとけよ、という話しですね(汗

Dsc00114
※写真は、撮影のため、停車させています。

さすが、MADE IN JAPANの精巧な模型ですね。
15年の時を経て、メンテも何もせず、普通に走ってくれました。

ちなみに、このキハ81は、現行のKATO製とほぼ同じですが、
宮沢模型から発売されていた製品です。
キハ81の車番が違ったり、一部ディティールが違ったりします。

次は、C62に挑戦。
SLはさすがに、KATOの製品と言えどもデリケートなので、
昔からよく止まってたなぁ・・・、と思いながら、
恐る恐るつまみを回すと・・・、

うい~~~~~ん

動くのかよ!!(号泣)

※そんな事で以下略

いやぁ、これが一番オドロキだったかもしれません。
自分自身が、こんなにスムーズにC62を走らせた記憶がありません。
どんな酷いレールで走らせてたんだよ、をい・・・

C62に牽引させた旧型客車は、これぞごった煮。
ワールド工芸(だったかな?)の真鍮キットの暖房車、
TOMIXのかなり古いオハ35、オハフ33、
旧マイクロエースのナハフ10とオハネフ10、
そして、「やまぐち号」のセットに入っていた、JR仕様のマイテ49。

ホント、こんな立派なレイアウトで走らせるのは場違いもはなはだしい、
と、後からかなり後悔をしました・・・。

しかも最後は、そのC62はそのまま、
後ろに金帯の24系「あさかぜ」を繋いで走らせる、という暴挙まで。
昔から、現実世界ではあり得ない事をやって楽しむのが好きだったので、
こういう組み合わせには大興奮してしまうのです。
ちとやりすぎましたかね・・・

ともあれ、久しぶりに、僕の持っていたNゲージをたっぷり走らせる事が出来ました。
誘ってくれたMさん、こんな素人でも「また来て下さいね」と言って下さった(別の)Mさん、
本当にありがとうございました。
今度は、もっとまともな車両を持っていくようにします(汗

※部屋のディスプレイに飾っていた模型を入れ替え。
いずれもKATOの、181系(旧製品)、183系1000番代、
そして、かなり初期型のEF58。

Ca390420

Nゲージに熱中していたのが80年代末という事もあり、
手元にある車両は、実は結構オールドなものばかり。
なので逆に、メンテするのが大変、という話しも。
屋根のなくなった20系や、
改造工事に失敗して欠けているクハ181の埋め合わせを、
どうすべきかを悩んでおります。

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2008年4月20日 (日)

京王線5000系

950327_11
Canon EOS5
EF100-300mm F4.5-5.6 USM
KONICA LV400
京王線 ?-?間
1995年3月27日
※スクエアフォーマットにトリミング済み

これはどこで撮ったんじゃったかのぉ@兄上(汗

京王と小田急には、同じ5000系を名乗る電車がおり、
似た顔をしておりました。
当時は、「ラインが赤か青か」くらいの違いしか認識してませんでしたが、
京王のは18m長で扉が3つ、しかも片開き。

「20m長で扉は4~6つ、そして両開き、時にはワイドサイズ」
が当たり前の通勤電車にあっては、
かなり「地方私鉄級」の仕様であった、と言えるかもしれません。

でも、だからこそ、この端正で美しい姿が、
多くのファンの気持ちを捉えるわけです。

※ちなみに、京王線を引退した後の5000系は、
そんな地方私鉄へ移って各地で活躍しています。
これは10年前の写真ですが、現在も琴電で活躍中。
緑ベースの奇抜なカラーが懐かしい(笑)

980326_05
Canon EOS630QD
EF 35-70mm F3.5-4.5
KONICA LV 200
琴電琴平線 一宮-円座間
1998年3月26日

※おっと、さっき撮った写真の「丁度3年後の1日前」ですな。奇遇!
車両まで同じだと、更に奇遇ですが、
写真に写ってる「1108」は、「5721」からの改でした。残念!

~~~~~

最近、京王線がマイブームなのです。
特に、新宿-笹塚間がまだ地上線だった時代に思いを馳せております。

きっかけは、Gooで過去の航空写真を見えるようになった事。
1963年と、1947年の、都内の航空写真を閲覧できます。

※地図への直リンは「Gooブログ」じゃないと出来ないようなので、
Goo」の地図検索で「新宿駅」と入れて検索して、
それから、地図の上にある「昭和38年」のリンクをクリックしてみて下さい。

この写真の少し前まで、京王線の新宿駅は、
現在の京王百貨店のあったところ、
現在の地下ホームの直上にありました。
そこから、甲州街道を斜めに横切り(踏切も無し!)、
甲州街道のど真ん中を走った後、文化服飾学院前を通る形で、
旧玉川上水に沿う専用軌道(現在の京王線の真上)を走っておりました。

その後、新宿-初台間が地下化。
更に、京王新線が開通してからは、
初台-笹塚間も地下化され、現在の形になっております。

「新宿の地上を京王線が走る」、という状況が、
あまりにも不自然、というか、違和感があり、
俄然興味が沸いてきました。

て事もあり、先日、SuperAの試写を兼ねて、
地上線跡を散策してきたわけです。

さっきのGooで閲覧できる昭和38年の地図を見ると、
甲州街道の真ん中に線路跡があります。
地上線から、地下線に移行したばかりのようです。

しかも、新宿地下化工事は、
そもそもは新宿-初台間でしたが、
前期工事では、その真ん中あたりまでを先行地下化し、
文化服飾学院の斜め前あたりで地上に顔を出しているのが分かります。

この「仮入口」から電車が顔を出していたのは、
1963年から翌年までの約1年間。
なんと、1963年の航空写真は、そのわずか1年の間に撮影されていた、
という事になります!
ほとんど記録が残っていないはずのこの写真を、
国土地理院が撮影していた、というこの偶然に大興奮!

て事で、京王線ネタ、しばらく続く予定です。

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2008年4月13日 (日)

superA、再び戦線へ!

新宿のキヤノンへEOS630を持っていったついでに、
先日、ハードオフにて\1,000のジャンクで購入した、
PENTAXの「superA」の試写もしてみました。

僕のカメラチェック方法はいたってシンプル。

・リバーサルを詰めて、固定露出撮影の試験
・カメラの指示通りの露出で撮影する試験

固定露出の試験は、以下の2パターンにて撮影をします。

(1)もっとも最高速のシャッター速で適正の露出で撮影、
以下、「絞りを1絞りずつ閉じながら」「シャッター速を1段ずつ遅くする」
…で、最小絞りまで撮影する。
すなわち、相対的に同じ露出で開放絞り~最小絞りまで撮影する、
という事です。
シャッター速にムラがあれば、1コマ1コマ、
違う露出になるはず、という事です。

こちら、合格!

(2)同じシャッター速/絞りにて、同じ写真を5枚撮影。
いわば、モードラを5コマ続けて撮るようなもの
(今回はワインダー/モードラ無しなので、手回しですが)。
シャッター速にムラがあれば、やはり、露出がワヤになるはずですが、
こちらも一定。

合格!

そして、露出計のチェックは、
逆光だろうがなんだろうが、
相手が黒かろうが白かろうが、
「言い値」で撮影をする、というもの。

当然、逆光ないし白い被写体であれば真っ暗になり、
逆に暗かったり黒かったりすると露出オーバーになるはず。
そこを、直したい衝動を抑えて、「Let it Be」。

結果は、逆光は暗くなり、暗い被写体は、ちとオーバーぎみ。

て事で、合格!(ついでに、こういうテストをする事で、
露出計のクセをつかんでいく必要もあります。)

…完璧じゃないですか(爆)

かつて、約2万で購入したsuperAは、
シャッター速にムラがある、という診断結果を受け、
あえなく退役と相成りましたが、
今回は、それ以上の良好なコンディションの個体のようです。

それが\1,000ってまた・・・(汗)

これで、PENTAXの銀塩カメラは
「MX」「MZ-3」、そして「superA」と、
実に3台体勢になってしまいました。

このデジタルのご時世に・・・orz

まぁ良いのです。違うカメラで撮影すると、
気分も変わるので、違う写真が撮れるのです。(言い訳?)

ちなみに、今回の試写で使ったレンズは、
去年、東京カメラサービスのジャンクにて購入した
「SMC PENTAX-M 50mm F1.4」。
購入以来、まだ試写をしてませんでした。

このレンズ、ほぼ真ん中の玉に曇りがあります。
昨日、分解して清掃しましたが、綺麗になりません。
どうも、貼り合わせ面が曇っているようです。
残念!

でも、ポジを直視する限りは、
あまり曇りの影響による写りへの影響は無さそうです。

昔から、こういう「カメラ1台に標準レンズ50mmのみ」という、
超ラフな撮影をする事が多かったです。
こういう最小限の構成だと、
広角・望遠・ズームに頼れないので、
今のこの状況で最善の写真を撮るためにはどうすれば良いか、
という課題を自分に課しながら撮影をできるので、
いい訓練になります。
また、不思議と、エモーショナルな写真を撮れるような気がするのです。

080412_22
PENTAX superA
SMC PENTAX-M 50mm F1.4
Kodak Elite Chorome 100
1/2000 F2.8
2008年4月12日

かなりラフに撮った写真で、かつ、
スキャナーをオートモードで適当スキャンした画像ですが、
割といい感じの写真だったので、載せてみました。
後で詳しく書こうと思いますが、
かつて「玉川上水」および「京王線」(まだ地上線)が走っていたところを、
散策しながら撮影していたのです。
ちょっと隠れてますが、ここに玉川上水があった、の碑です。

最近、去りゆく電車を記録する事にばかり夢中で、
ファインダーの中身と対話をしていなかったなぁ、と、
ここ3年ばかり撮った写真を見ながら思っていたところだったので、
いい刺激となりました。
また、こういう撮影をしにいきたいと思います。

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2008年4月12日 (土)

EOS630、修理不能…

先日の撮影の際、
EFレンズを付けても認識しなくなったEOS630。
もし直るなら修理してもらおうと思い、
新宿のキヤノンサービスセンターに持ち込んでみました。

症状を確認したサービス員いわく、

「うーん、これは直せないですね…。
部品交換をしないと直らないですが、
既に、シャッター先幕以外の部品が払拭してるんですよ。」

との事。

「使い易い、いいカメラなんですけどね。
状態は良さそうですしね。
フィルムのレールも綺麗だし、
あまりお使いになってないですか?」
「18,9年ほど使いました」
「そうですか、大事にされてたんですね」

そう、大事なカメラなんですよ。
初めて手にした一眼レフですもの。
いわば「ふるさと」です。

幸い、シャッターは去年部品交換して快調ですから、
今後は、ニッコールやPマウント(M42)など、
アダプターをかまして使うレンズで、
作品を撮り続ける事にします。

なんせ、こんな事もあろうかと(by真田さん)、
フォーカシングスクリーンをスプリットに交換しているので、
マニュアルレンズも怖くない!(笑)

せめて、20周年の09年10月10日は元気に迎えて欲しいものです!

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2008年4月 9日 (水)

キハ58 301、徳島駅陸橋より

910300_02
Canon EOS630QD
SIGMA 70-210mm F4-5.6
Kodak Kodachrome64
JR高徳線(徳島線) 徳島-佐古間
1991年3月

またまた、キハ58 301の写真を見つけました。
スカートが特徴的なので、
小さなネガ・ポジでも簡単に判別がついてしまいます。

大した腕もないのにコダクロームなんて贅沢なものを使って撮影しています。
この写真は、まだそんなに露出おかしくないですが、
下の「快速」なんて、めちゃくちゃアンダーだったのを無理矢理補正。
なので、色なんかが違うのはご了承ください。
だったら、最初からアップするな、って話しになりますかね。
しかも後ピンです。水晶米にピントが来てます(笑)

この時の写真もそうですが、当時はキハ47とタッグを組む事が多かったようです。
この時点で恐らく、キハ58 301は近郊車化改造を受けているはずで
(デッキの撤去、車端のロングシート化)、
キハ65とペアを組む、という事はあり得ませんでした。
なので、最後の最後のこの力走を、本当に晴れ晴れしく思います。

910300_08
Canon EOS630QD
SIGMA 70-210mm F4-5.6
Kodak Kodachrome64
JR高徳線(徳島線) 徳島-佐古間
1991年3月

本当は、こちらがメインで撮影に行ったはず。
急行「よしの川」の間合い仕業で運行されていた「快速」です。
急行と、停車駅は2,3しか変わらなかったような。
それでいて、急行券は不要なので、かなりオトク感がありました。
個人的にも、何度か利用しました。

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2008年4月 8日 (火)

追悼・お鯉さん

今日は訃報が多かった。
「おふくろさん」の川内康範氏も驚いたが、
県民としては、「お鯉さん」の急逝に、
哀悼の意を表さざるを得ない。

お鯉さん死去、100歳 「阿波よしこの」第一人者(徳島新聞)

例え一度でも、
あの美しい声「よしこの」を聴いてみたかった。
去年の夏は帰省出来なかったのだが、
お鯉さんは、100歳!にして演舞場で唄ったと聞いた。
よし、08年こそは帰省して、お鯉さんの歌声を聞かねば、
と思っていただけに、ついに生声を拝聴する機会に巡りあえず、
残念で仕方ない。

最近の阿波踊りは「鐘」「太鼓」「笛」が主体で、
長い桟敷席を、リズムに乗せて踊る事が第一。
でも、起源を遡っていけば、
お座敷で、三味線をメインに「はぁ~~~」
という「よしこの」を奏でるのが原型。
でも、なかなかそういうスタイルの阿波踊りを堪能する機会には恵まれない。

ご冥福をお祈りいたします。

※4/9追記
(1)お鯉さんのオフィシャルサイトがありました。
今後も、偉業を語り継いでいって欲しいと思います。

(2)お鯉さんが若かりし頃に録音した音源、
CD化されて発売されていました。
ごっさんは早速予約しました。

民謡いちばん 民謡名人選(SP原盤復元)
日本コロムビア COCJ-34667
→昭和6年吹き込み!の「徳島盆踊唄」を収録。

四国民謡のすべて
キングレコード KICH-2408
→昭和34年に吹き込んだ「阿波踊り」を収録。
他、「祖谷の粉ひき唄」「金毘羅船々」、そして「野球拳」なども!

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佐古地上線、残り数日

930723_05
Canon EOS630QD
EF35-70mm F3.5-4.5
KONICA XG400
JR徳島線 徳島-佐古間
1993年7月23日

「Wikipedia」によれば、
佐古駅が高架化されたのは7月27日の事。
なので、この写真は「地上線廃止まで後4日」の日に撮影した、
という事になります。
部活をさぼって、こっそり撮りに行った事を、鮮明に覚えております(笑)

※さぼったりしたら絞首刑にもなりかねない部活だったんですがね。
この日を逃すと、もう撮影に行けないというせっぱ詰まった状況でしたので。
まさに「命がけ」^^


大きな地図で見る

上の写真は、この↑地図の真ん中の橋の上から撮ったのでしょう。
「ダダン、ダダンダダン」という音を立てて列車が走っていく様を見てると、
「ガーター橋フェチ」(?)なごっさんとしては、
興奮してシャッターを切らざるを得ません。
嗚呼!、小田急多摩川橋梁のガーター橋時代に写真を撮りたかった!(閑話休題)

930723_16
Canon EOS630QD
EF35-70mm F3.5-4.5
KONICA XG400
JR徳島線 佐古-蔵本間
1993年7月23日

こちらは多分、この辺↓から撮った写真です。


大きな地図で見る

どっちも、今じゃすっかり景色が変わったんだろうなぁ、と思います。
そういえば、この写真を撮ってから、
佐古の地上を一度も歩いていないような気がします。
(佐古駅とダイヤレーンの間を往復したくらい?)

なんと、佐古が高架になってから15年ですか。
今の中学生は、モダンな(?)佐古駅しか知らないわけですね。
昔はこんな駅だったのですよ。
貨物駅だった頃が懐かしい。
さすがにその時代の写真は持ってません。残念!

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2008年4月 7日 (月)

CENTURIAで撮った桜(ですが…)

080330_07
Canon EOS630
EF35-70mm F3.5-4.5 (50mm)
Konica-Minolta Centuria Super 400
1/500 F4.0
JR中央線 立川-日野間
2008年3月30日

080330_23
Canon EOS630
EF35-70mm F3.5-4.5 (50mm)
Konica-Minolta Centuria Super 400
小田急線 和泉多摩川-登戸間
2008年3月30日

今年の桜は、去りゆく201系と共に、
立川の残堀川沿いにて撮影し、
先日のエントリーにもアップしましたが、
その翌日には、同じ場所で、今度はフィルムで撮ってやろう、
という事で、久しぶりにEOS630を出動させてきました。

また、その帰りには、家の近所で、小田急と共に桜も撮りました。
うまい具合に、「ゆめの列車」が来たので、桜と一緒に撮影できました。

で、この日、本当は「PENTAX MX」にFUJINONを付けて撮影を、
と思い、前日のうちに、カバンの中に入れてスタンバってたのですが、
当日になって、「そうだ、久しぶりにサンゴナナジュウで撮ろう」
と思い立ち、EOS630+EF35-70mmに入れ替えて行ったわけですが、

EOS630の、レンズと信号をやりとりする回路が壊れたらしく、
レンズをつけても、AFは作動しないし、
開放絞りがF3.5-4.5なのに、電子ダイヤルを回すとF1.0まで回るし、
まるで「キャップが付いている」ような状態となっておりました。
なんという事!
とりあえず、シャッターだけは、去年直したところなので、
非常に快調に切れてくれていたのですがね・・・

なので、上記の写真は2枚とも、なんと絞り開放にて撮影。
こんな風景写真で絞り開放って・・・。
非常に甘い、ボヤーッとした写真になってしまいました。トホホ・・・

しかも、今回はコニルタのフィルムでしたので、
ローソンに現像に出してDNP処理で・・・、と思っていたのですが、
出来上がった写真が、えらく出来が悪い。
なぜ?、と思ってプリントの裏を見てみると・・・、

無地!

嗚呼、なんという事、ローソン現像は、経費節減で仕上げが変わっている・・・(泣)

しかも、フィルムをスキャンすると、えらく画素が荒い。
これ、明らかに、現像液に浸けすぎて焼けとりゃしませんか・・・orz

大事な大事な桜の写真、今年の「フィルム篇」は大失敗に終わりました。
ひでぇ話しだよ・・・

とりあえず、またまた「DNP難民」になってしまったので、
DNP処理をしてくれるお店を、改めて探して回ろうと思っております。

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2008年4月 3日 (木)

チャットモンチーin武道館!

※本日は、都合により阿波弁にてお届けいたします。

Dsc00094

あんだけパッと満開になってしもうた東京の桜は、
その後、意外と肌寒い日が続いたもんやけん、
意外に長持ちをして、今も都内各所に「浮かれ」をもたらしとります。

そんな2008年の春、
都内桜開花情報の測定値である靖国神社のはすむかい、
武道の聖地にしてアーティストの聖地でもある武道館で、
わいらのチャットモンチーがライブを行いました。
なんや、満開の桜が、あの子らの門出を祝っとうような感じで。

Dsc00098

僕が行ったんは、2日間公演の2日目である4/1。
ほなって、チケット買おう思ったら、
初日は売り切れてて2日目しか取れんかったんやけん、しゃあない。

思うたら、2006年の末頃、
なにげにラジオから流れてきた
「徳島発の3人組みロックバンド、チャットモンチーです!」
というDJの声を耳にして
「え、徳島?バンド?なに、もんきー?ちゃうっちゅうねん」
などと首をかしげながら、
耳を傾けてみると、
YUKIちゃんを思わせるような独特のボーカルと、
全然早弾きでもないのに耳に残るギター、
エッジの効いた骨太のベース、
そして、飾り気は無いが力強いドラム。
以上。
うん、これぞロックのサウンド、
徳島らしい、「他はなんも無し!」というシンプルさがステキ!
その場でファンになってしもうたわけです。

そして、ついに実現した武道館公演。
これを聴きにいかんでどないするん!
きっと、同じ思いを胸にした徳島出身者が、
九段下に集結していたに違いない、なんて思てたんですけど、
さて、どないでっしゃろ?
回りキョロキョロしたら、なんとなく、徳島顔やなぁ、
って人を何人かみかけましたが。偏見か?(汗

そのライブは、多分30曲ほど?を大熱唱、
あまりのアツサに、脚は痛うなったし、耳はおかしいなるし
(まだ耳鳴りしとんやけど。もう丸1日たっとーでよ!)、
結構オジサンにはしんどかったんやけどな、
君らのアツイ思いは2階席後方でも、よー届いとったけんな。

サポートメンバーを入れるような事はせんと、
最後の最後まで3人だけで、
しかも同じ楽器だけで熱唱しきった、君らはホンマに偉い!
まぁ、同じこの武道館で、ピアノだけでライブをやった、
安藝さんちのアンジェラさんも大したもんやけどな(笑)

ちょっと無骨な、というか、
ホンマに「歌います!聴いて下さい!」
に徹したライブは、共感は持ててえぇんやけど、
これからまだ、長い事活動せなあかんのんやけん、
いろいろ工夫はしていかなあかんのんちゃうんかいななー、
なんて事も、チラリと思いました。

陽水のライブとか、機会あったら聴いてみて欲しいんよな。
アコギ1本で弾き語りもあり、
シンセのサウンドに浸るような歌もあり、
アンコールではギンギンのロック・観客総立ち!で「氷の世界」やったり。
そのパフォーマンスの際たるや、ホンマ、圧巻やけん。

ところで、チャットが2月に、
徳島の城東高校予選会にてシークレットライブを行い、
その模様がNHK徳島放送局で放送された、
というのを、当ブログのコメンテーター(?)、しんすけ様より教えていただき、
おかげで、実家に頼んで録画してもらう事ができ、
その模様をこちらでも鑑賞する事が出来たのですが(多謝!)、

いやホンマ、君らはえらい、僕に近いところにおったんやな、と改めて思いました。

ベースのあっこは、市内の楽器屋(ギターショップ)でバイトしてた、と。
そこ、僕がギターを買った店なんやけど。
しかも、弦を何回も買いにいっとーし。
ひょっとして、「すいません、これください」ってレジに持っていった時に、
お会計してくれとったりするんちゃうんかいな?ドキドキ。

えっちゃんとあっこが城東高校に通っとった時、
僕はちょい隣の徳島大学におったし
(多分、学部4年~M2の期間が被っとるはず)、
クミコンとあっこが通った鳴教は、
図書館やらなんやらと、なにげによく行ったところだったりもするし。

いやはや、こんな子らが武道館やてなー、
なんて感心してたら、それだけやなかったんですよ。

極めつけは、中学時代の後輩で、
城東・鳴教出身の、とある後輩に「チャットと繋がりは?」って聴いてみたら、

・えっちゃんとは一緒に演奏した事がある(城東のオケで)
・クミコンは、(後輩の)嫁と同級である
・あっちゃんの父ちゃんと(後輩本人が)知り合いである

って、どこまで接点あんねん!
ちょっとそれ、凄すぎやぞ。羨ましすぎるぞ!!
たまには感心したぞ!(笑)

近頃チャットに首っ丈なごっさんでした。

けど、君らのアツイ演奏は、あまり聴きすぎると体力を失うので、
それなりで聴いとります。堪忍してな。
僕には、えっちゃんの声が涙声に聞こえてしゃーないのだ。

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2008年4月 1日 (火)

91年秋、キハ58 301

911001_04
Canon EOS630QD
EF70-210mm F4
KODAK EKTACHROME 64PRO
JR牟岐線 文化の森-地蔵橋間
1991年9月頃?

古いポジをしげしげみてたら、
見覚えのあるスカートのついたキハ58。
17年前に撮影した、キハ58 301。
四国色が美しく光っております。

この日は、本来、「アイランドエクスプレス四国」の撮影のため訪れており、
上記の写真は、本来撮ろうと思っていたアングルではなく、
後ろを向いて、かつ後追いとなっています。

このポジを眺めながら、
当時の事を思い出しました。

すなわち、地蔵橋方面からの上り列車がくる。
一番後ろに連結されていたのがキハ58 301。
「あ、今日も301だ!」
で、振り向きざまに慌ててシャッターを切ったので、
無理な後追いなわけです。

中2の時には既に、キハ58 301への特別な思いを抱いていた、
という事を、写真を通して思い出しました。

ちなみに、本命のアイランドエクスプレスはこちら。

911001_14
Canon EOS630QD
EF70-210mm F4
KODAK EKTACHROME 64PRO
JR牟岐線 文化の森-地蔵橋間
1991年9月頃?

ポジのアルバムに日付を記録していませんでしたが、
同じポジの後半は、修学旅行へ行った時に撮ったものなので、
恐らく91年の9月か10月。
学校が休みの日なので、日曜日(当時はまだ、週休二日ではなかった)か、祝日。
しかも、天気は曇り、というか雨。

Gooの過去天気と照らし合わせてみると、
9/15か23、29、10/6、10辺りの可能性が濃厚です。

もっと正確に知ろうと思えば、
実家に帰って『鉄道ダイヤ情報』のバックナンバーを片手に
アイランドの運行情報をさぐればよい話しですが。
牟岐線に入線するなんて月に1度も無かったですし、
まして、「寄席列車」なんてヘッドマークまで。
なんか楽しそう(笑)

当時としては非常に無謀な、コダックのエクタクロームにて撮影。
しかも、こんな天気なのにフィルターもつけずなので、
色温度が高く、全体に青くなっています。
また、天気悪い上にレンズの開放F値が暗いのに、
ISO64なんてフィルム使っているし。
何も分かっていなかったんだなぁ、当時は、と呆れてしまいます。


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