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2008年5月15日 (木)

阿讃山脈を越える185系、夕闇の新町川

940817_21
Canon AV-1
FD 200mm F4.0(多分)
Konica XG400
高徳線 阿波大宮-讃岐相生間
1994年10月8日

いきなり話しは脱線から始まるのですが、
先日、近代美術館で開催されていた「東山魁夷展」を鑑賞してきました。

※徳島の人なら、
かつて、阿波銀のカレンダーの画が東山画伯の絵画だった、
と言えば、誰しも「ああ、あの画の人」と納得してくださる事と思います。

高校の時、国語の教科書に、東山画伯の随筆?講演?が載っていて、
たいそう感銘を受けた事が、今でも自分の写真趣味に大きな影響を与えています。

「心象風景=心の内面を風景画に表す」という、
そういう事だったと記憶しています。
今から読み直すと、また違う感想を持ちそうな気がするなぁ。

で、それ以来、「風景と鉄道」というテーマを常に課し、
また、東山画伯の作画のような「水墨画のトーン」を表現できれば、
などと思ってシャッターを切っておりました。

この写真も、そんなイメージで撮ったんだろうな、と思います。
94年という事は、高校2年生なので、まさにドンピシャの時期です。

ネガが古くなって色がくすんできた事をいいことに、
ちょっと淡い感じのレタッチにしてみました。
恐らく、撮った時は、こういうイメージだったと思うんです。

意外と、古いキヤノンのレンズは、こういう色が出やすい気がします。
僕の一番好みのレンズ、EF35-70mmも、
そういうイメージに一番近い、という理由もあって使い続けています。

東山魁夷展で、初めて画伯の画を生で見て、
いろいろ新しい発見がありました。

意外と、どの画も、カラーバランスはかなりオカシく、
全体が真緑だったり、真っ青だったり、
全体にカラーフィルターをかけたような感じがしました。
また、トーンも全体に眠く、
シャドーもハイライトもだらっと下がっている感じ。

今の目線で見てみると、そんな「写真的な目線」で解析できるので、
ほぉ、なるほどなるほど、と納得しながら見ておりました。

最近は、真っ当な「鉄道写真」ばかり、しかも、
何もかも明瞭なデジタルでばかり撮っているので、
そんな初心に帰って、奥多摩かどこかの山奥で心象風景をフィルムに焼き付けてみようか、
などと思ってみたりもします。

ちなみに、「東山魁夷展」は、
チケットを買うのに行列!10分以上待ちました!
中も、人・人・人で、じっくりと鑑賞なんてとてもとても、という感じ。
まさか、こんな展覧会にこんな人とは予想だにせず、
非常にビックリいたしました。
日本人もまだ捨てたもんではないな、などと思ってしまいました。

さて、一方、まったく毛色の違う写真を以下に。
これは、もう少し遡って高1の冬に撮影したもの。

931128_13
Minolta α-9xi
Konica XG400
牟岐線 徳島-阿波富田間
1993年11月28日

当時、兄が使っていた、ミノルタのαを借りて撮影。
今では、αと言えばSONYのカメラになってしまいました。
その前は「コニルタ」。
ミノルタの時代も遠くになりにけり、です。

この写真は、94年頭の年賀状用に、と思って撮影にいった折のもので、
実際、この写真を年賀状に採用しました。
この前の年から、自分で撮った写真を年賀状にして送る、
という習慣が出来まして、しかも、初めての年に、
いろんな人から「すごい!」「すごい!」とおだてられたのをきっかけに、
現在に至るまで下手な写真を送り続けております。
迷惑な話しですね。

こんな見事な紫色の夕焼けなんて、東京じゃ見られませんよ。
徳島でも、最近はあまり見られなかったりするんでしょうか?
雲も高いですよね。昔は、昼間に天気がいいと
「お、今日は夕焼けが綺麗になりそうだ。カメラを持って外に出よう」
と急遽出撃し、実際、綺麗な夕焼けで鉄道を収めた、
という経験が何度もあります。
今では、そんな芸当できないですけどね。
「う、持病のしゃくが」と言って早退届を出さないといけません。
なのに、重たいカメラ機材と三脚を持っていたら、
おいおい、しゃくはどうした、と部長に責められますので(笑)

にしても、ミノルタのロッコールの血をひくレンズは、
いい発色をしてくれます。
なんとなく、コニカのフィルムとの相性も良かったような
(だから合併したのかな?んなわけないか)
こんな事だと、思わず、α-7Digitalでも買いたいような気分になってきます(汗)

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コメント

@neo_pu21様
はじめまして。ごっさんです。
実は、先日アクセス解析を精査していたら、
neo_pu21様のブログにリンクが貼られている事を知り、
ご挨拶申し上げねば、と思っていたところでした。
こちらからもリンク貼らせていただきます。

ここは、眺めいいところですよねぇ。
まるで、写真撮ってくださいと言わんばかりに、
綺麗に木立が途切れてて、車を停めるところもあって、
何度か足を運んだ事があります。

投稿: ごっさん | 2008年5月19日 (月) 12時42分

阿讃山脈、10月の風景も良いですね。実は私、先日水田に水が張られた頃に出かけてました。
三脚を据えて列車を待っていると、通りかかった車から降りた初老の方がコンパクトデジカメで風景を撮って行かれました。
列車が無くても絵になるということでしょう。
一緒に出かけた友人は「箱庭の様な風景」が好きと云っていました・・・。

投稿: neo_pu21 | 2008年5月18日 (日) 11時45分

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