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2008年8月

2008年8月28日 (木)

デジイチのなれの果ては・・・

まぁまだね、これなんかは良いんですよ。
仮にも、フツーに使っている分には一眼レフですから。

でもね、Nikonのカメラを構えている時に
「あ、あの人に映像撮られてる。キモ~」
なんて思われたりするようになるわけですよ、これからは。

まぁ、それくらいは自分を捨てる事ができれば我慢できるとして?、
これはもう、一眼レフの定義に関わる問題。

理屈も分かるし、そういう事をしたいと思うのも分かる。

でも、フランジバックを極端に短くする=ミラーレスになる、
というものを、一眼レフと呼ぶか?
ライブビューがあれば一眼と言ってよいのか?

液晶に映る画を見ながら構図を決める・・・


コンデジそのままやないですか


素直に「レンズ交換式コンデジ」とか、光学ファインダーつけてレンジファインダーだとか、
言えばまぁ、せやなぁ、ってなもんですけど。
はっきり「一眼」と言われると、そりゃねぇべ、と思うわけです。

 一眼レフといえば、

「見やすく大きく、ピンの山が掴めるファインダー」
「動体をリアルに視覚でとらえる速写性」
「絞りの開け具合によるボケの確認」

といった事ができて初めて「一眼レフ」というのであって、
同じレンズを通して入ってきた画像を、
デジタル化して液晶に写して、はい、どうでっしゃろ、
ってなもんじゃないと思うんです。

でも、これで、世の95%の人が
「これでええやないの、撮れるんやし」
と言ってしまえば、そうなってしまうのが市場主義の怖さ。

ただでさえ、クオリティの高いペンタミラーのファインダー搭載機を、
見かける事が無くなりつつあるというのに、
その流れが更に加速するであろうこれらの動き、
残念でなりません。

 カメラを作る人は、一度でもPENTAX MXのファインダーを覗いてみたまえ、
と言いたくなるわけです。
もはや、Olympusは、OMやPENを作っていた頃のOlympusじゃないのですね。

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2008年8月25日 (月)

なにげに北京を振り返る

盛り上がらないなー

興味ないなー

と、8/7までは思ってたんですけどね。

うちの奥さんが、どうも熱烈な五輪ファンだったようで。

いつもは見もしない番組表雑誌を買ってきて
「今日は何を見ようかな。ひょひょひょ」と笑っております。

で、僕がPCをいじったりしている横で
「よっしゃー!」「おー!」「おしー!」
と大はしゃぎ。

そうなってくると、僕も興味を抱かずにはおられませんわな。

女子ソフトの表彰式の頃になると、
日の丸を見てウルウルしそうになるくらいでありました。

やっぱ、「何か」があるんですね、五輪というものには。

そして、ついつい「にわか評論家」のような戯れ言の1つでも言いたくなるわけです。

そんなものはネットに氾濫していると知りつつ、
ちょいと思いの丈を。

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東京五輪以来のお家芸、柔道は、
「波乱」と言われる展開が続いた。
なんて事は今更触れても仕方ないので省略。

一番印象に残った試合は、上野雅恵選手の決勝戦。

「一本!」という審判の判定の後も、押さえ込みを解かない上野選手。
実際のところ、「今の一本?」かどうか、ちゃんと確認するまでは、
という事で押さえ込んでいたらしい。
やった!、と思って実は違った、なんて事の無いよう、
「念には念を」の精神、ですね。

そして、その直後も、大声援の歓声の中、
一礼をし、畳を降りるまでは、決して表情を緩めませんでした。

「礼に始まり、礼に終わる」

高校の柔道の授業の時、「柔道場に出入りする時は、必ず一礼する事」
と先生から教わりました。
それもあって、「最近の柔道は、畳の上で飛び跳ねたり、ガッツポーズしたり。
なんか違和感あるなー」と思ってましたので、
上野選手の決勝戦「の後」は、とてもすがすがしいものでした。

柔道の礼儀、と言えば、今回の柔道で、
メダルのプレゼンターをつとめた、東京五輪メダリストのアントン・ヘーシンク氏。

東京五輪の試合で一本を決めた時、
オランダ選手団は喜びのあまり、畳の上に駆け上がろうとしたそうですが、
金メダルを決めたヘーシンク氏は冷静に、その人達に「マテ!」と制止し、
決して畳には上がらせず、最後の一礼まで「形」を崩さなかったそうです。

ヘーシンク氏が、上野選手にメダルを授与したかどうかは失念しましたが、
「礼」「道」を重んじる柔道を、久しぶりに見た気がします。

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柔道は、篠原さんの解説が最高だったなぁ。

「石井は、しゃべらん方がいいですね。」

が、流行語大賞になるかもしれない勢いですが(ウソ)、
他にも、

アナ「篠原さんは、(外人同士の試合について)こういう試合だと喋らないですね」
篠原さん「えぇ、こういうツマラン試合はダイキライですから。」

アナ「ヘーシンクさんは大きいですねぇ」
篠原さん「上村さんも大きいですよ」

※上村さんは、メキシコ五輪のメダリスト。
ヘーシンクさんと並んでプレゼンターをつとめる。
偉「大」な人、という意味での大きい、という事のよう。

どこか、「篠原語録」のDVDを出してくれないものだろうか。

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「史上最強」の文字があまりに虚しい野球。
結果は負け越し、韓米キューバには1勝も出来ず。
WBCで世界一になったのが、今となってはウソのよう。
とにかくガックリで、どうもやる気が出ない、ここ数日。

でも、当たり前かもしれません。
本当にいい選手は、みな海の向こう。
正直、「すごみの無い打線だなー」と思いました。
結果は、ご覧の通り。

監督が監督ですから、「打低投高」になるのは分かり切ってましたが、
にしても、という感想。

とりあえず、「コワイ」人がいないのはいかんのではないか、と思います。

極論、清原選手を4番に座らせておく、と。

結果はいいんですよ、この際。
ピッチャーを「ギロッ」と睨み付けてもらい、
ストレートを投げてきたら、ホームランならぬ、ピッチャーライナーを一発。
ヒッ!、とビビらせれれば、こちらのもの。

まぁ、極端な意見ですが、そういう事も見据えて、来春のWBCに繋げて欲しいものです。

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女子ソフトの決勝の素晴らしさは、言わずもがな。

解説の宇都木監督がスゴかった。

いけー!!


おっけー!!


よーし!よーし!!よーーし!!!


やった~~~!!!


※まさか、放送席から「監督」してたのでは、ってくらいです。

・・・こういう解説(?)が許されるのも、宇都木監督だからこそ、ですね。
そりゃ、感無量でしょう。
メダルを決めた瞬間以降、テレビのスピーカから、
宇都木監督の解説は聞こえなくなり、
ただただ、歓喜にむせび、涙する声だけが聞こえてきました。

少し時間が経って、表彰式の中継。
選手一人一人にメダルをかけてもらている映像を見ながら、
落ち着きを取り戻された宇都木監督は、
「○○は、アテネの時は・・・」「●●は・・・」
と、それぞれの選手の思い出を語ってらっしゃいました。
誰よりも日本ソフトボールの事を気に掛け、愛してらっしゃる、
宇都木監督ならではの、感動的な表彰式でした。

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県民としては、女子の400mと800m自由形は気に掛けてました。
五輪前から、亜衣ちゃんは、水着の事などで、悩んでいた様子。
果たして、本当の泳ぎができるのか・・・

カメラに映る亜衣ちゃんは、いつものようににこやかな笑顔でしたが、
結果については、皆さんもご存じの通り。

泳ぎ終えた後のインタビューで、

「自分自身の精一杯の泳ぎをしたつもりだったのですが・・・」

という亜衣ちゃんの言葉に、インタビュアーから

「そういう姿勢は素晴らしいと思いますよ」

と声をかけられ、感極まって涙する様子、胸に染みました。

メダルの重圧、勝つ事の意味・・・

振り返ってみると、メダルを取ってガッツポーズを決めている選手よりも、

すぐ隣のレーンで泳いでいたライバルと肩を組んで健闘をたたえ合う北島選手や、
金銀を最後まで争いつつ、互いの健闘をたたえ合う、ロシアとグルジアの射撃の選手や、
表彰式で金メダルの台に上る前に、
銅と銀の選手に握手してから昇った、「中国のヤワラちゃん」や、
「負けて」獲得した銀メダルをニコニコと掲げる塚田選手や、
結果はビリなれど、最後まで走りきったマラソンの佐藤選手と、迎える観客の歓声。

そういったものが、強く印象に残る五輪でした。

開催地がどこであろうと、「スポーツマンシップ」の美しさに触れ、
いい気持ちになった、夢と幻の2008年8月でありました。

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2008年8月18日 (月)

都心の「自動じゃない」改札

磁気化→Suica化を経て、
都心からは完全に姿を消したと思われた、人間が立っている改札口。

そういや、ここにあったなぁ、と思って写真を撮りました。

Dsc00318
SO905iCS

JR北千住駅の、JRと千代田線の乗り換え階段にある改札口。

恐らく、昔は、駅員さんが立っていて、
検札をしていたのかもしれませんが、
今はただの通路。
でも、撤去するのも面倒だからか、
あるいは「無言のプレッシャー」を与えるためか?、
今でも、古風な姿を残しています。

※在京じゃない方のために解説。
千代田線の西日暮里-綾瀬間というのは、
恐ろしく「わけが分からない」路線なのです。

まず、北千住-綾瀬の1駅区間は、
「JR常磐線各駅停車」であり、かつ「東京メトロ千代田線」でもあります。
それは、乗り入れてるからとか、そういう単純な話しではなく、
本当に、その両方を兼ねているのです。
上野から常磐線快速に乗ってきた人が、
北千住で各駅停車に乗り換えるには、
この改札を通って千代田線=常磐線各駅停車に乗り換えます。

また、松戸方面から、常磐線各駅停車に乗って(、というつもりで)
西日暮里まで乗り、山手線に乗り換えようとすると、
「北千住まではJRの運賃」「そこから千代田線に乗り換えたのでメトロの運賃」
が発生した上で、またJRに乗り換え、という手順を踏みます。
ここがかなり面倒なので、西日暮里駅の精算は、
機械ではなく、窓口となっており、しかも、めちゃくちゃデカイです。
以上、閑話休題。

昔は、こんな改札口が、新宿駅だろうと東京駅だろうと、
改札という改札にズラーーーッと何十も並んでいて、
そこに駅員さんが立っていて、
入場する人には「パチパチパチパチ」とハサミを入れていく
(ずっと手は動いてます。パチパチパチパチパチ・・・)、
そして、降りてくる人からは、ひたすら切符を受け取る
(しかも、ちゃんと見ている。間違っていると引き留める)、
そんな職人的な人がいっぱいいましたが、
いまじゃ、そんなワザを持っている人は絶滅でしょうね。

写真撮り忘れましたが、改札の中には、コンセントがついてました。
冬は寒いので足下に暖房を、
夏場は暑いので扇風機を置いていたのでしょう。
往事が偲ばれる光景です。

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2008年8月14日 (木)

久しぶりにWindows Me

「そういや、最近、Me使ってないなぁ」

思い立ったが吉日?
ThinkPad X20にクリーンインストール。

※既に動いているXPを消すのは勿体無いので、
余っていた4GBのHDDに換装。そこはぬかりなし。

Me・・・、これほど「呪われた」OSはあったでしょうか。
「不安定」「重い」「動かなくなった」など、
よくない形容詞と共に語られる、最後の「DOSベースのWindows」。

僕自身、前の会社のPCで触っていた程度でしたが、
確かに、原因不明な不具合もあり
(突然、フォントがめちゃくちゃになった時は、さすがに焦った。
ちょうど、IE6が公開された頃だったので、
それをインストールしたらシステム新しくなったらしく治りましたけど)、
よくない印象を拭えないOSでした。

XP登場を控え、セットアッパーとして急遽投入されたOSは、
「98SEをベースに」「Win2Kの見た目を実装し」「XPの機能を一部先取りした」
とでも言うべきものでした。

おそらく、98SEの段階で限界に達していたDOSカーネルの上に、
あれこれと機能を押し込んだことで、
もはや、まともに立ち振る舞う事すらできなくなった悲劇のOS。

そういえば、XPが登場した頃、
店頭でXPのカタログを手にして読んでいたのですが、
驚くべき一言が載っていました。

XPは、Meとは異なり、非常に安定したOSです。

自分で欠陥商品と認めんなよ、マイクロソフトさん。

つい去年発売されたばかりの、しかも「千年紀」(Millenium)を名乗るOSを、
こうもあっさり「不安定」と認めるマイクロソフト。
ひょっとすると、いかにXPが(あるいは2000が)素晴らしいOSか、
その比較対照として世に送り出したのではないか・・・、とすら思えます。

当時、初めて手にしたPCがMe機だった、という知り合いの多くは、
その後、PCをあまり触らない人たちになっていきました。
「パソコン、言うことを聞いてくれない」「うまく起動しない」
といった理由でした。
2000年に初めてPCを買った人たちの多くは、
こうして、「PCに縁のない人たち」になっていったんじゃないか、
という気がします。
(そういう調査結果があるわけではありません。
自己体験に基づく経験則です。
もし、数字があるなら、是非拝見してみたいです。)

ところで、うちにはMeがプリインストールされていたVAIOがあります。
「壊れたから捨てようかと」と、カミサン(当時は彼女)が言うので、
捨てるくらいなら、って事でもらってきたら、
案の定、壊れていたのはMeで、ハード的にはまったく問題なし。

Meを、5年近くも再インストールせず使い続け、
しかもメインメモリは64MBのみ!(まして、その一部はVGAに取られている・・・)
で使い続けりゃ、そりゃ、起動もしなくなるよ、と思いましたが、
PCの事が分からなきゃそんな判断できないですよね、そりゃ。

で、Meって、実際のところはどうなのよ・・・、と思って、
こうして、久しぶりにインストールして使ってみておるわけですが。

クリーンインストールしたばかり、という事もありますが、
非常に軽快に動作するのが印象的です。
たとえば、マイコンピュータをダブルクリックした時の、
ウィンドウの立ち上がり方などは、
やはり、XPとは違う感じがします。

ところが、時々、「ピタッ」ってとまるんですよ。
まるで、「だ~れかさんが・・・、転んだ!」って具合に。
しかも、予期しないタイミングなので、
一瞬、「ん?うまくクリックできなかったかな?」
と思って再度ポチポチッてやっても、やはり変わらず。
で、20秒ほどジーッと画面を見ていると、
ハッ!、と気づいたように動き出す、という具合。

こういう「ピタッ」ってとまる感じ、
95や98SEの時にもしばしばありましたが、
Meの方が、頻度が高いような気がします。

※こういう時に、焦ってクリックしまくったりすると、
ブルー画面になって「システムがビジー状態」といわれるのです。
とにかく待つ・・・、のが正解です。
こういう積み重ねが、「Me起動せず」に結びつくのです・・・

また、最初にIEを立ち上げようとするとエラーが出たのですが、
文字がまったく出てこないので、なんのエラーか分からない。
なんじゃこりゃ、と考えてみたら、
あぁ、接続ウィザードまだやってなかったなぁ、
と思ってやってみたら正常化。
って、普通気づかないよなぁ、こういうの、素人さんだと。
「え、何、なに?」ってなりますよね、多分。

あと、エクスプローラを立ち上げた時、
ある時点から急に、フォルダツリーが表示されなくなって、
はて、なんじゃ、と思い、さすがにGoogle検索に頼ってみると、
IEを修復セットアップしたら直る、って・・・、
いや、だから気づかないから、普通。

そしてまた、噂通り、リソースを食いますね。
ブラウザ使っていると、普通に50%を切っています。
無理に長時間使い続けず、再起動するようにした方が良さそうです。

とはいえ、CPUはCeleron 500MHzで、メモリも320MBと、
DOSカーネルのOSを動かすには必要十分
(特に、メモリは重要ですね、Meの場合)。
しばらく、時代錯誤な環境を楽しんでみたいと思います。

ちなみに、このWindows Meには、しかし、非常に素晴らしいポイントがあります。
「起動ディスク」のフロッピーが秀逸なのです。

98SE(PC/AT)の起動ディスクは、2枚に分かれてますが、
Meのは1枚に収まっています。
また、CD-ROMのドライバもよくできていて、
これまで、認識できなかったドライブはありませんでした。
(もちろん、SCSIかIDEじゃなきゃいけませんが)
NTFSの認識ができないのはどうしようもないとして、
OSインストール前にHDDの状態を整えるツールとしては、
おそらく「最強」の部類に入るものです。
せっかく久しぶりにインストールしたので、
何枚か作りだめ手おこうかな、と思います。

※ちなみに、まだ未使用のフロッピーを数十枚持っています。
ハードオフで、新品を、恐ろしく安い値段で買ってきたものですが、
古いPCのメンテには必需品なので、重宝しています。

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2008年8月10日 (日)

「快速むさしの」と、201系

先週は、gochi-zohこと兄貴が、
毎度のごとく、電車の写真を撮るために上京していたのですが、

初日に熱中症にかかってしまい、
東京にいた4日の間、思うように動く事ができず、
僕が会社を休んだ水曜日は、
秩父鉄道に挑む予定が、途中の北府中にて座礁、
ちょっと撮影して、そのまま家にUターンし、
途中で病院まで寄る始末。
かなりバタバタの撮影行となってしまいました。

※関東の暑さは自然のものではないので、
体には応えるのですよ、実際のところ・・・

そんな中でも、なんとか撮影できたものを2点。

まず、道すがらであった武蔵野線にて「快速むさしの」号を。
しかし、府中本町へたどり着いた時点で、
移動の武蔵野線205系の後に来るのが「むさしの」、
というせっぱ詰まった状態で、ホンマに写せるのか、
と思いながら、1駅進んだ北府中の駅で、
「あ、ここなら、とりあえず撮れそう」という事で、
急いで降りて、そそくさとセッティングして、
事前の確認などする間もなく撮ったのが、下の1枚。

Imgp018201
PENTAX *ist Ds
TAMRON 60-300mm F3.8-5.4 23A
1/320秒 F5.6 (ISO400)
JR武蔵野線 北府中駅
2008年8月6日
※トリミング済み

大急ぎで足場を組んで、即席で撮った割には、
「普通」な感じで撮れて、ホッと一安心。

しかし、スカ色の115系、すごく久しぶりに見ましたが、
やっぱりテンション上がりますねぇ。
ただでさえ、都心からは、113系も115系もほぼ全滅した中、
こうして、西東京で元気に走る115系がいる、というだけでも奇跡なのに、
この美しいスカ色を拝めるだけでも、大変ありがたいものです。

そのまま、休憩がてら、となりの西国分寺駅に移動。
いつも中央線を撮る、上りホームの国分寺よりは、
普通、午後の遅い時間じゃないと順光にはならないのですが、
この日は曇りだった事もあり、なんとかなりそうだな、と判断し、
三脚を立ててみました。

この日、201系は1本しか仕業についていなかったようで、
ホームに降りてすぐ、東京行きの通勤特快が走り去って以降、
上りも下りも、E233ばかり。
じゃあ、東京へ行った201系が戻ってくるのを待つとするか・・・、
という事で、ひたすら待ち続け、撮ったのが下の1枚。

Imgp020301
PENTAX *ist Ds
TAMRON 60-300mm F3.8-5.4 23A
1/640秒 F5.6 (ISO400)
JR中央線 西国分寺駅
2008年8月6日
※レタッチ済み

今日明日にいなくなる、って事はなさそうですが、
少しでも機会があれば、撮り続けていかなきゃいけないですね。

スカ色の115系のオレンジ色の電車、とくれば、
かつての中央線では、国鉄特急色の181・183系、
湘南色の165系と共に「顔」だった存在。
古き良き中央線を偲ばせる1日となりました。

・・・で、熱中症は治ったのかね(汗

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2008年8月 9日 (土)

小田急下北沢を白黒・広角で

小田急が地下化する前に、
下北沢の風景を撮っておかないとな、と思ってましたが、
折角だから、ちょっとは「シモキタっぽく」、
いつもと変わった感じで撮りたいな、とも思い、
随分久しぶりに、白黒フィルムをカメラに詰めて写してきました。

しかも、レンズは「COSINA 19-35mm」のみ、
交換レンズは持参せずの完全一本勝負。
カメラは、超広角でのピント合わせが不安だった事もあり、
フォーカスエイドの使えるMZ-3を選択。
去年、ジャンク購入&修理して以来、やっとこさの実戦投入でした。

白黒フィルムを使うのは後半戦で、
まずは、MZ-3に入っていたDNP CENTURIA 400で撮影開始。
そういや、DNP使うのも久しぶりです。

0808021_17
PENTAX MZ-3
COSINA 19-35mm F3.5-4.5 (19mm域)
絞り優先AE F8
小田急 世田谷代田駅
2008年8月2日
DNP CENTURIA 400

まずは、世田谷代田の駅を降りて、構内で数ショット。
そのうちの1枚です。
なにげに走ってきたLSE、ちゃんとオシリまで写りました。

0808021_23
PENTAX MZ-3
COSINA 19-35mm F3.5-4.5 (24mm域)
絞り優先AE F8
小田急 世田谷代田駅
2008年8月2日
DNP CENTURIA 400

環七の上にかかる橋のたもとから。
白い巨大な建物は、トンネルを掘るシールドを入れる穴です(多分)

次いで、下北方面に歩いていき、スナップしている時にフィルム交換。
白黒フィルムは、「トライX」を選択しました。
(今は、名前が変わって「400TX」になってますね)
高感度なので荒いフィルムですが、その味が割と好きです。
なんて、まともに使うのは初めてなんですけど(汗

0808022_02

PENTAX MZ-3
COSINA 19-35mm F3.5-4.5 (19mm域)
絞り優先AE F8
小田急 下北沢-世田谷代田駅
2008年8月2日
Kodak 400TX (Tri-X)

白黒にVSEという時代錯誤な組み合わせですが、
白い車体と、工事現場のゴツゴツ感が、
不思議な感じでマッチしています。

0808022_14
PENTAX MZ-3
COSINA 19-35mm F3.5-4.5 (19mm域)
絞り優先AE F8
小田急 下北沢-世田谷代田駅
2008年8月2日
Kodak 400TX (Tri-X)

こりゃまたミスマッチ、白黒でMSEです。
でもやっぱり、不思議と違和感がありません。
昭和30年くらいに撮った写真です、と言われても「ふーん」って思ってしまいそうな。

COSINAの19-35mmは、そもそも、
*ist Dsの広角ズームとして購入したため、
フィルムのフルサイズで撮った事は無かったのですが
(仕事で少々使った事はありますが、フィールドでは初めて)、
とても「新品で6000円程度」とは思えない写りですね。
周辺部も、超広角のズームと考えれば、充分な描写だと思います。

最後は、下北沢の駅にて。
ここでも何カットか撮りましたが、
最後のコマで撮影した、小田急5000系と井の頭線の共演。
(こっちが3000系だったら、もっと良かったんだけどなぁ。
もう1本前の電車が3000系だっただけに、残念!)

0808022_25
PENTAX MZ-3
COSINA 19-35mm F3.5-4.5 (19mm域)
絞り優先AE F8
小田急 下北沢駅
2008年8月2日
Kodak 400TX (Tri-X)

下北の駅を跨ぐ井の頭線の鉄橋って、
とても貧相で貧弱な感じがして、
おいおい大丈夫かよと思いたくなるんですが、
それがまた、風情があって好きなのです。

フィルムがあっという間になくなってしまい、
もっといろいろなアングルで撮りたかったのが撮れなかったので、
また、何度か足を運んでみたいと思います。
今度は、COSINAの20mm一本勝負かな(笑)

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