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2008年10月29日 (水)

珍品?Fish-eye-Takumar 18mm F11

いかに安く、それでいて、いいレンズを買うか。

そればかりを考えていると、
日頃、レンズの購入金額が1.000~5.000円代ばかり、
という超貧乏性なごっさんでありますので、
50本近く転がっているほとんどのレンズは、
とても「名レンズ」と呼べるほどのものではありません。
かといって、「迷レンズ」と言えるほどの癖玉もありませんが。

その中で、これは珍しい!、と胸を張って?言えるものといえば、
この一風変わった魚眼レンズ、って事になりましょう。

Pマウントの旭光学(PENTAX)製魚眼レンズ、
「Fish-eye-Takumar 1:11/18」(18mm F11)です。

Imgp036501

手元の記録と、灰色の脳細胞の記憶?によれば、
1993年6月12日、
徳島そごうの8F催し物会場にて開催されていた、
質流れ品市にて、\8.240-で購入したもの。

・・・多分、今じゃ、この値段では買えません。
つか、売られているの、見たことありません。

当時にしては、いい選球眼だと思います。

パンケーキとも言える超薄型にして魚眼、
しかも魚眼の割に18mmなんて焦点距離、
そして、開放絞りがなんとF11。

当時高校生のごっさんでも、このレンズの異様さは、
さすがに、基礎知識無しでも理解可能でした。
で、迷わず購入した、という次第。

その直後に、KマウントのカメラにPマウントレンズを装着するアダプタを、
行きつけのカメラ屋にて購入しているところをみると、
これが、Pマウント=M42マウントレンズのデビューだった、
という事になりそうです。

ちなみに、一端、ごっさんとgochi-zoh兄が揃えたPENTAXシステムは、
全て売り払われて壊滅したのですが、
このレンズだけは、後生大事に机の中にしまっておりました。
そのおかげで、今もこうして手元にあるわけです。

Imgp037101

義父からのもらいもの、ブラックのSPに装着。
しかし、もう云十年も使っていないというSP、
おそらく、オーバーホールに出さないと使えません。
なので、日頃は置物になっております。
そして、こんな撮影ではモデルになるわけです(笑)

さっきも書いた通り、このレンズは「パンケーキ」です。

Imgp037901

しかも、全長のすべてが絞りリング・・・、
そう、このレンズにはピントリングがありません。
いわゆる固定焦点、パンフォーカスのレンズです。
遠近にピントをあわしたかったら、
絞りを絞れ、という仕掛け。
しかし、そもそも開放のF11からして、
ファインダー内は真っ暗。
F22やF32に絞れば、どんな事になるかは、推して知るべし。

3群4枚という(魚眼にしては)シンプルな構成、
そして、この薄さ、小ささなので、
写りの方は、いたって個性的。

970928_18
PENTAX SuperA
Fish-eye-Takumar 18mm F11
Konica LV200
1997年9月28日

これは、以前、伯備線に撮影に行った際、
通りがかりに見つけた滝を撮ったもの。
中心部から周辺への流れ方が、トイカメラか、と思えるほどです。

わずかにピントのあってそうな中心部も、
焦点は1.5mくらいで結像するように設計されているようで、
この写真でも、確実には焦点していないようです。

なので、こういう風景っぽいものを撮るよりも、
何か明確な、しかも近い距離にある被写体に寄って撮る方が、
このレンズの特性を生かせるのかな、という気がします。

ちなみに、このレンズをAPSサイズのフォーマットで撮影すると、こんな感じになります。

Imgp771401
PENTAX *ist Ds
SMC PENTAX-DA 21mm F3.2 LA Limited
1/100秒 F11(ISO200)
JR中央線 東中野-中野間
2007年3月3日

なんかこう、個性が薄らいでしまって
「周辺の流れを補正できてないのか、これが味なのか」
の判別に苦慮してしまう感じです。
まぁ、これなら、トイカメラで写しました、
というウソもつけるレベルに使えそうですけどねw

今度の撮影では、この珍レンズと、
まだアウトドアで試せていない50mmF4.0マクロ、
そして、最近めっきり出番のない、でも非常にいい描写のする、
Super-Multi-Coated Takumar 24mmあたりをたずさえて、
「ねじマウント大会」でもやろうかな、と思っています。
その際には、もっと、このレンズらしい写真を狙いたいと思います。

※このエントリー内の写真は、特記を除き、全て
PENTAX *ist Ds
Super-Multi-Coated MACRO TAKUMAR 50mm F4.0
2008年10月29日

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コメント

> α900

詳しくは、デジカメWATCHを参照。

投稿: ごっさん | 2008年10月31日 (金) 09時19分

>過去に発売されたαレンズは、「全て」、ちゃんと写るか検証し、調整している

ちょ、ちょっとまてい
その相性問題対策が「画質」に対するものだというのならば
それってローパス面に施す反射防止処理までをも考慮に入れてるとしか思えんぞ(汗
(画質的な相性問題の殆どはローパス面反射からの逆入光による内面反射による迷光で発生してる、実際αレンズでも「今現在」体験しているし)

恐るべし「ミノルタの怨念」α900・・・

投稿: gochi-zoh | 2008年10月30日 (木) 22時06分

最近、広角レンズは、
むしろ収差補正してないレンズの方が、
雰囲気のある写真が撮れるのでは、
という気がしてきた。
樽型・糸巻きだけでレンズの良し悪しを判断しちゃいかんな、と。
被写体でレンズを選択できるまでになりたいもんだ。

ちなみに、α900の話しだが、
開発者インタビューを読んでみると、
過去に発売されたαレンズは、「全て」、
ちゃんと写るか検証し、調整しているそうな。
少なくとも、純正で相性問題は無いのかもしれん。
この辺、デカい会社の底力を感じる…

投稿: ごっさん | 2008年10月30日 (木) 09時27分

OLDレンズには
「完成の域に至っていないゆえの味わい」もある。
「当時持てる技術の全力を振り絞り贅を尽くした味わい」もある。

ソツがないけど面白みには欠ける昨今の新性能レンズ(D200の主砲DX18-70EDなんかまさにそう、信頼性は鉄壁だけど)とは
また違った楽しみがあって、いいもんです。

α100が投入されて、昔のレンズが二束三文で買えるのを楽しんでたりするw
α100-200/4.5とかα35-70/4とか、MDロッコールの血を引く28-85/3.5-4.5とか
古強者たちの写りは、じつに堂々としている。

投稿: gochi-zoh | 2008年10月30日 (木) 02時11分

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