ネジマウント大会in下北
昨日は、先日のエントリーの通り、
ネジマウント、すなわちPマウント(俗にM42スクリューマウント)
のレンズばかりを持参して撮影に行ってきました。
カメラは、ネジマウントにふさわしいカメラ、という事で、
これも久々の、PENTAX MXを出動。
そもそも、*ist Dsしか使っていなかった時に、
「久々にフィルムのPENTAXを使ってみたい・・・」
と思い、買ってきたカメラなので、
まだ1年半ほどしか使っておりませんが、
あまりに明るく大きく見やすいファインダーに惚れ込み、
とても大事に使っているカメラであります。
で、ネジマウント大会、と題名につけましたが、
実際には、持参した5台のレンズのうち、
ほぼ全てを24mmと魚眼18mmで撮影しました。
なので、今回ご紹介するのも、この2台のレンズで撮った写真ばかりです。
スナップ的にふらふらと・・・、となると、
最近のお気に入りは、どうしても?下北付近になります。
まず、梅ヶ丘で降りて、下北方面に歩いていきます。
途中、環七の陸橋から、魚眼で狙ったのがこの1枚。
PENTAX MX
Fish-eye-Takumar 18mm F11
1/250秒 F16
Konica-Minolta Centuria Super 400
小田急 世田谷代田-梅ヶ丘
2008年11月2日
ちょっと斜めってますね。
でも、仕方ないのです。
F16のファインダーなんて、真っ暗で、何が何やら(汗
一応、ファインダー内に格子線あるから、
それにあわせて水平取ったつもりだったのが、この有様です。
いつもなら、こっそりと直すところですが、
そうすると、味のある?四隅が削れてしまうので、あえてそのままです。
この場所だと、パースペクティブが思いっきり強調されて、
おもしろい構図になりますね。
また、環七の混み具合が違ったり、雲が違ったりする時に、
何度も撮りに行ってみたい感じの場所です。
今回、魚眼18mmの他に、
かなり久々に、タクマーの24mmを引っ張り出しました。
このレンズ、世間でも評判が高いみたいですね。
まだ、*ist Dsを買った初期の頃、
アキバの中古カメラ屋で購入したものです。
当時、既に広角のPENTAXマウントレンズは、
デジタルでの需要もあり、値があがっていたのですが、
この24mmは、1万円強くらいで買えた覚えがあります。
初めて撮影で使った時、「さすがSMC、逆光に強いなぁ」
と思った記憶があるのですが、今回も、
こんなタフな構図を、ビクともせずに切り取ってくれました。
PENTAX MX
Super-Multi-Coated Takumar 24mm F3.5
1/500秒 F8
Konica-Minolta Centuria Super 400
小田急 世田谷代田-梅ヶ丘
2008年11月2日
薄曇りとはいえ、画面上部には太陽が「もろ」フレームに入ってますが、
フレアもゴーストも見られず、順光で撮ったかのようです。
また、これまで*ist Dsでしか使った事のないレンズですが、
そもそも24mmなんてのは「超広角」レンズなわけで、
しかし、周辺までディストーションがよく補正され、
とても超大昔の骨董品レンズとは思えない描写を見せてくれます。
いつも、いざ24mmを・・・、と思う時に限って持ってない事が多く、
めっきり出番のなかったレンズですが、
これからは、必ずといって良いほど常用する必要がありそうな気がします。
で、こちらも24mm。
そろそろ、世田谷代田の工事仮線の工事が、だいぶ進捗しています。
PENTAX MX
Super-Multi-Coated Takumar 24mm F3.5
1/500秒 F11
Konica-Minolta Centuria Super 400
小田急 下北沢-世田谷代田間
2008年11月2日
で、同じ場所で、再び魚眼18mmに切り替えると、こうなります。
PENTAX MX
Fish-eye-Takumar 18mm F11
1/250秒 F16
Konica-Minolta Centuria Super 400
小田急 下北沢-世田谷代田間
2008年11月2日
焦点距離が18mmなので、
それほど24mmとの情報量の差はないですが、
対角線方向はさすがに魚眼、
手前の柵までしっかり写っています。
ちなみに、写すのも大変です。
以前のエントリーの通り、パンケーキなレンズなので、
持ち方に気をつけないと、指が写るんですよ。
ものすご~く不自然な構え方で写しております。
最後に、これは以前、モノクロで下北を撮った時と、
同じ踏切より撮影。
PENTAX MX
Fish-eye-Takumar 18mm F11
1/250秒 F16
Konica-Minolta Centuria Super 400
小田急 下北沢-世田谷代田間
2008年11月2日
前回の写真と比べると、
右の方に踏み切りまでしっかり写り、
また、左の建物の歪み方が随分違います。
F16まで絞っているので、意外に周辺までピントがあってます。
今回、久しぶりに35mm判フォーマットで魚眼18mmを使い、
また、ようやく初めて、フルサイズで24mmを使いましたが、
18mmは、初めて手にした頃に比べれば、
だいぶ「このレンズならではの写し方」が分かってきた気がします。
また、デジタル用に買った24mmですが、
35mm判のフィルムでも、隅々まで解像度の高い、
いい写りをしてくれたので、
「決め球」として安心して使っていけそうです。
ところで。
今回、フィルムは、以前から「ここならDNPで処理してくれそう・・・」
と思っていた店に出してみました。
結果は、予測通り!少なくとも、印画紙裏には「DNP」の文字有り!
しかし、あまり腕のよくない店だったらしく
(フィルム持ち込んだ時は、店の御主人の奥さん?とおぼしき女性だけで、
DPEの作業もされてたので、恐らくこの方の技量の問題と思いますが・・・)、
戻ってきたネガを見ると、あちこち傷がついてたり
(掲載した写真も、数十箇所をレタッチして直しています・・・)、
コマ間じゃないところでネガを切られてたりと、
ちょっと問題アリなので、今後は使わないかもしれません。
(接客の丁寧さから、良さそうな店だっただけに残念・・・)
しかし、DNPの紙(と、多分薬品も?)を使っている店の見分け方、
だいぶ分かってきた感じです。
というのも、そもそも、コニカミノルタが写真事業を終息する際、
フィルムはDNPフォトマーケティング(現在はDNPフォトルシオ)に移管しましたが、
ミニラボについては、「ノーリツ鋼機」が事業を引き継ぎました。
で、そのノーリツ鋼機が、オンラインラボのサイトである「DPEgg」を運営しています。
このサイト内に、ノーリツの機械を設置したお店の一覧が出ています。
恐らく、これらの店舗は、かつての「コニカのお店」なのではないか?
すると、今でも、コニカから引き継いだ環境で営業しているのではないか?、
という予測をたてました。
というのも、徳島でいつも現像していたお店は「コニカのお店」で、
このサイトの中にも名前が載っていたからです。
今回、目を付けていた店もDNPの紙と薬(これは未確認ながら)
を使っている事が分かったので、
他の店でも、DNPやコニカのフィルムを安心して現像に出せそうです。
でも、ネガに傷が入るお店は、さすがにご勘弁(汗
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