« ドコモの新機種 | トップページ | ジョイフルトレイン大集合! »

2008年11月12日 (水)

Nikkor-Q Auto 200mm F4.0を分解

前群に拭きムラらしきものが認められたNikkor-Q.C 200mm F4.0。

これを清掃するためにと、
これまで「禁断の領域」として避けて通るようにしていた、
工具を用いてのレンズ分解&清掃に挑戦する事にしました。

まずは、カメラオープナーなどの道具を買いそろえ、
次いで、練習用のジャンクレンズを買い求めます。

と思い、ハードオフに行ったら、なんというタイミング!
全く同じレンズのモノコート版(すなわち「Nikkor-Q」の方)の、
しかもAi改、そして、掃除してくれ、と言わんばかりの盛大なカビ(笑)のオマケ付き、
というジャンクを発見する事に成功。

早速、分解の極意を・・・

と思ったら、簡単にバラけてくれません。

「おかしいなぁ、捻るとばらける、という話しだったような・・・」

兄が、以前、同じレンズの初期型、
すなわち、最近よく話題にしている「Nikkor-Q 20cm F4.0」をばらした時のレポを参照に、
ばらして清掃、と思ったら、親の敵!くらいの勢いで回そうとしても、
ビクとも反応してくれません。
おかげで、首から肩にかけて、寝違えたように痛いのですが・・・

で、おかしいなぁ、まさか、隠しネジでもあるのか?と思ってよーく探してみると、
おぉ、あるじゃないですか、しかも2箇所も!

なので、備忘録的にメモっておきます。
同じレンズをお持ちで、バラしてみたいと思われていた方、ご参考のほど。

まず、レンズをど真ん中から分断する方法ですが、
下の写真をご覧下さい。

Dscf0148

ピントリングにある、小さいイモネジをはずします(赤い丸)

すると、ピントリングの、レンズ前方側の「ふち」「へり」が回せるようになります
(青い丸。これは、既にはずした状態)

これで、ピントリングの下の隠しネジが露見します。
(写真には写っていません。位置的には、赤丸と「Auto」の文字の間くらい?)

この状態で、レンズの前方(フード付近)と、絞り付近(銀色部分)を両手に持ち、
えいっ!、と捻ると、ネジがゆるんで、グルグル回転してはずす事ができます。

この時にはずれるのは、レンズ前方側の「鏡胴」で、その中に更に、
「レンズ前群ユニット」が入っています。
それも、同様にひねると、ネジがゆるんで、とれます。

Dscf0151

真ん中が「レンズ前群ユニット」、右は「鏡胴」です。
左の本体に赤丸がしてありますが、
それが、本体と鏡胴の連結部を固定している、隠しイモネジです。

と、基本的には、このようにして分解するわけですが、
他にも、レンズ前群のみをはずす方法がありました。

フードを、ほぼいっぱいまで延ばし、そこから少しだけ手前に戻します。
で、フードに空いている小さな穴(銀のポチのすぐ上)をよーく見ながら、
フードをくるくると回していくと、小さな小さなイモネジを見つける事ができます。

これを緩めると、最前部の枠をはずす事ができます。

Dscf0135

真ん中下が、レンズ最前部の枠、それをはずすと、フード(右)もはずれます。
(事前に、ペンチなどで、銀のポチもはずしておきます。
中に、バネと、丸い玉が入っているので、要注意!)
左側の本体上にある赤丸が、隠しイモネジがあった部分です。

Dscf0138

はずした枠とフードをクローズアップ。
赤い丸の中から、青い丸のイモネジを見つけるわけです。

この状態で、オープナーを、フロントレンズを押さえているカニ目にあてがい、
えいっ!、と回します。
すると、フロントレンズそのものの押さえ枠か、
(さっき真ん中からバラした時に取りだした)「レンズ前群ユニット」全体か、
どちらかのネジが揺るんで取り外しできるようになります。
僕の場合、ユニットごとはずれました。

Dscf0140

↑こういう事です。

Dscf0142

↑鏡胴が本体にささったまま、前群ユニットがはずれて空洞になっています。

僕の場合、問題があるのは前群ユニットだけなので、
この方法で足りる、という事になります。

※しかし、肝心のNikkor-Q.Cのフロントレンズ枠は、
(正規中古品だけあり、良かれ、と思ってメンテされていたようで)
接着剤でネジを固定してありました。
溶剤買ってきて溶かしてからじゃないと回らない・・・

さて、前群ユニット自体もバラしてしまいます。
買ってきたジャンクのNikkor-Qはカビカビだったので、それの掃除のためです。

で、バラしてビックリ。
前群は「1群2枚」のはずですが、ばらしてみると、
1枚目と2枚目は、くっついていません。
構成は、明らかに「1群2枚」ですが、ただ重なっているだけ。
その証拠に、1枚目と2枚目の間に、小さいながら、スペーサーが挟まっていました。

Dscf0147

右上は最前部の凸レンズ、その左が、それに重なっている凹レンズ。
右下の輪っかは、凸レンズを押さえている輪ネジで、
その左の小さい輪っかが、凹レンズと凸レンズの間に入っていたスペーサーです。

前群のレンズに生えていたカビは、
必殺「つば攻撃」(きたね~)にて抹殺し、ピカピカになりました。

ちなみに、後群のカビについては、
バラす道具が不足していて取り出せなかったので、
また次回です。

ところで・・・、

レンズに生えたカビを除去する方法ですが、

本来なら、アルコールで拭き取るのが正しいでしょうが、

その昔、写真・カメラに詳しかった叔父から
「ツバつけて拭くんが、一番よー落ちる」
と言われ、未だに、それを実践しております。

もちろん、その後、クリーナーで拭くことは怠りませんが・・・

※クリーナーは、カメラを始めた当初から、
一貫してKodakのを使っています。

で、ネットで、レンズの分解について調べていたら、
もっとスゴイ人を発見しました。

レンズのカビを除去するのに、

一番いい方法・・・、


鼻のアブラ


wobblytyphoonwobblytyphoonwobblytyphoon

お、落ちるとしても、やりたくないなぁ、それは・・・

ただでさえ、ネットリ系の脂だけに、尚更・・・

|

« ドコモの新機種 | トップページ | ジョイフルトレイン大集合! »

カメラ」カテゴリの記事

写真」カテゴリの記事

コメント

浪人かめら様

すいません、レスが3ヶ月遅れになってしまいました。

そうですね、貼り合わせのないレンズですね。
執筆当時はあまり情報を持ち合わせて無くて、
貼り合わせだと勘違いしていたようです。
メンテもしやすく、写りも良い名玉です。

投稿: ごっさん | 2017年11月 4日 (土) 23時19分

このレンズは4群4枚構成なので張り合わせはありませんよ。

バル切れも発生しないし構造もシンプルでメンテナンスしやすいレンズです。

投稿: 浪人かめら | 2017年8月 4日 (金) 11時00分

>無限ピン
これは修理後に気を使う部分ですねぇ・・・
オーバーインフなら使いようもありますが、近眼は困りもの。

あと、ズームのフランジバック長さは本当に戦々恐々モノです。狂うとズーミングでピントが移動して・・・(汗

投稿: gochi-zoh | 2008年11月14日 (金) 02時35分

>ジャンクレンズ修理が癖になりそうだわい
  
           _
          /  `j
        /  /`ー'    お一人様……
        〈  `ヽ
        `、  ヽ∧_∧   ∧_∧
          〉      )  (; ´Д`)!
         / ノ    ̄⌒ヽ   「  〉⊃
         ノ  ' L     `ヽ./  /ヽ
       / , '    ノ\  ´  /  )⌒
       (     ∠_   ヽ、_, '      ミ
       i  、      ヽ
   _,, ┘  「`ー-ァ   j
  f"     ノ   {  /
  |  i⌒" ̄    /  /_
  ヾ,,_」       i___,,」

             ヽ l //
         ――― ★ ―――    ←ジャンク沼
            // | \
           / /. |  \
             /   |
                 ご案内ーーーーーー!!!
        -   ̄ ̄ ―
     /
    /                ヽ
         ∧_∧_
   |     ( ´Д`)  ̄"⌒ヽ
   |i    / ) ヽ' /    、 `、
      γ  --‐ '    λ. ;  !
      f   、   ヾ    /   )
      !  ノヽ、._, '`"/  _,. ‐'"
      |  j   ヽ 〈_,,,ノ" ヽ
       !  ヽ   冫 y'   .ノ
       `、  \ | /   /
          \、ヾ | |  イ-、__
            l.__|   }_  l
            _.|  .〔 l  l
            〔___! '--'


AAで失敬w ジャンク沼へ投げ込んでみた(爆

投稿: gochi-zoh | 2008年11月14日 (金) 02時33分

@金長狸様

∞は、確かにコワイですねぇ。
なるべく、ヘリコイドはノータッチで、
レンズだけ取り出すようにしようと注意しています。
と、思いながら「スポッ!」って抜けちゃうと、
唖然呆然としちゃうんですがね。
なので、まだ、大事なレンズには手が伸びません^^

> 三角のビンの上に金属皿

ペンタやキヤノンの人も、そうだったと思います。
昔、沖浜のキタムラにサービスの人が来て、
無料点検コーナーを開催する事があってよく行ってました。
器用にピンセットの先に紙をくるくるまいて、
コンコンとアルコールをつけて、
シューッと拭くと、あら不思議、綺麗サッパリ。

で、真似しようとして傷を付けた事もありますcoldsweats02

投稿: ごっさん | 2008年11月13日 (木) 23時28分

脂に爆笑w
まじっすか~~
試してみようかなw
カビをやっつけたいレンズをちらほら持ってますが、最後に無限ピンが出なかったらどうしようなどど二の足を踏んでます・・・

業者のクリーナーは、メチル:エチルを50:50で調合したのをNIKONは使ってましたよ~
入れ物は、三角のビンの上に金属皿があり、少し押すと薬品がでるものでやってましたよ~

投稿: 金長狸 | 2008年11月13日 (木) 23時03分

> 「根こそぎ」

ちょっとしたテレビショッピングのレベルで、
カビが落ちるのは、確かに快感ではある。

アルコールも買ってきたが、やっぱ、
ヨダレの方が2枚ほど上手だったscissors

ちなみに、工具買いそろえて清掃完了した200mmモノは、
買ったときの白内障ぶりがウソのような復活っぷり。
ジャンクレンズ修理が癖になりそうだわい。
今度の休みはアローカメラへゴーだな、こりゃ。
http://arrow-camera.weblogs.jp/blog/garakutaya.html

投稿: ごっさん | 2008年11月13日 (木) 22時31分

>鼻のアブラ
そのネットリぶりが、カビという天然自然の植物に対して効果的なのかもしれないw
まあ、これはツバにも言えることだと思うが。
やはりアミラーゼなどの初期消化酵素や、粘着性などの要素もあって、単純な水やアルコールでは得られない威力を発揮するのだろう。
(↑自分も同様の技を伝授されているため常用しますが、本当に「根こそぎ」消滅します>カビ)

しかしそんなモンがクリーナーになるというのなら、ワシは年中量産体制で(省略されました

投稿: gochi-zoh | 2008年11月13日 (木) 20時30分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ドコモの新機種 | トップページ | ジョイフルトレイン大集合! »