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2009年1月21日 (水)

ポラロイド風JPEG作成ソフト「Poladroid」

撮影音や現像過程もリアルに再現する仮想インスタントカメラ「Poladroid」(窓の杜)

ポラロイドが、フィルムの製造を中止して半年ほど。

消費期限を考えれば、恐らく、1,2年のうちには、
「新しく撮影されたポラ」が世に出なくなるわけで、
時代の盛衰というか、感傷や感慨では済まないものを感じます。

※「ポラ撮り」「ポラバック」なんて単語も、死語になるんだなぁ。
「チェキ撮り」とか言うようになるのか(笑)

そんなポラを、PC上で再現してくれるソフトを発見しました。

その名も「Poladroid」。
海外のフリーソフトです。

上記の記事に、配布しているサイトへのリンクがあります。

ZIPファイルをDLしてきて、解凍すると、
インストーラが入っているので、
それを使ってプログラムをインストールします。

立ち上げると、ポラロイドの「One600 Classic」というモデル(らしい)が出てくるので、
その上に、「ポラロイド風」にしたいJPEGをドラッグ&ドロップ。

「がちゃーん、ぎゅいーーーーん」

というポラの音で「撮影」され、
はき出されたフィルム(紙)の上に、
徐々に、撮影された画が浮かび上がってくる・・・、という仕掛けです。

5分ほどすると、変換されたJPEGが、所定のフォルダに出力されます
(デフォルトだと、「マイピクチャ」の中です)

で、どんな画像が出力されるのか、試してみました。

まず、11月3日のエントリー(の2枚目)でアップした、
世田谷代田駅付近で撮影した写真を変換。

081102_15_pola

見事にポラロイドだ~~(爆)

余白まで、見事にポラですね。
その余白も、ただの白じゃなくて、ちょっと格子模様が入っています。
ポラって、こんな紙なんですね(実は知らないごっさん)

次に、先日RICOHFLEXで撮影した東急多摩川線の写真。
オリジナルは、こちらのエントリーの3枚目です。

090104_12_pola

元の画像が6×6判のスクエアフォーマットなので、
非常に収まりがよろしい(笑)
ただ、元がポジからのスキャンデータだけに、
ポラで撮った、というには、半端に明瞭な画像になってしまいました。
ポジやデジよりは、ネガをスキャンしたデータの方がしっくりきそうですね。
(1枚目の小田急は、「Konica Minolta Centuria Super 400」からのスキャンデータです)

なお、出力される画像ですが、
解像度は「横1392×縦1692」で固定です。
(上記画像は、PhotoShopで縮小して掲載しています)

しかし、余白まで忠実に再現されているため、
実際に写真が写っている部分は、「横1210×縦1250」くらいです。
「くらい」、という曖昧な表現をしている理由は、
そもそも、画像が、少々歪んでおり、また、少々傾いているから。
随分見事なエミュレートだなぁ、をい(笑)

大きい写真は、当然、縮小されますが、
小さい写真は、上記まで拡大されるので、非常に荒くなります。
なるべく大きめのJPEGを用意する方がいいでしょう。

また、ほぼスクエア(正方形)な写真になるため、
横長写真だと左右が、縦長写真だと上下が、切り落とされます。
なるべく「日の丸構図」の写真の方がいいでしょう。

そして注意事項。JPEGのファイル名に日本語が入っていると、
変換後のJPEG保存時にエラーが出ます
(海外製ソフトだから、仕方ないですが)。
あらかじめ、英数字オンリーのファイル名にしておきましょう。

すっかり見慣れた写真が、あら不思議、ポラに変身!
ポラが無くなるからと淋しい思いをされているアナタも、
ポラは未経験というアナタ(と僕)も、
是非一度ご体感あれ!

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