さらばS2000~「ホンダ・イズム」とは何か?
ホンダ、スポーツカー「S2000」の生産を2009年6月末で終了
ホンダ一筋のごっさんにとっては、
S2000は、NSXやシビックTYPE-Rと共に、
憧れの車なのでありましたが、時代の趨勢といいますか、
10年という短い歴史にピリオドをうつそうです。
これで、スポーツカーと呼べるホンダ車は、
シビックのTYPE-Rだけとなりました。
でも、僕は、現行のTYPE-Rなど、決して認めません!
こんな図体のデカイ、4ドアのシビックなど、
シビックと呼んで良い物でしょうか。
その点、今春限定販売されるという、
欧州仕様のTYPE-Rは、
久しぶりに胸躍り、血が沸く車になりそうで、
今から楽しみだったりします。
僕が車に興味を持ちだした頃は、
ホンダのラインナップは「フルスポーツ」という有様?で、
NSXを筆頭に、アコード、CR-X、プレリュード、インテグラ、シビックSi-R、
そして、下を見てもビートが控えるという、
蒼々たる顔ぶれでホンダファンを魅了してくれたもんですが、
95年くらいにオデッセイを出した頃から何かがおかしくなりはじめ、
S2000という「異端」を送り出してくれたりはしたものの、
今となっては、何がホンダの車で、何がホンダの車じゃないのか分からない有様。
とはいえ、「スポーツ=ホンダ」の図式など成り立たないような、
世間での受け入れられ方の変革には、
10年来のホンダファンとしては淋しい思いで一杯です。
実際、S2000は、「売れない」から生産を止めるわけですからね・・・
よく、「ホンダ・イズム」なんて言葉の使い方をします。
ホンダの社員の9割以上は、大の車好きである、
なんて話しを聞いたことがあります。
だから、ホンダの車には魂が宿っている・・・、
実際、20世紀のホンダ車は、ただの「工業製品」ではなかった、
と、1オーナーとして感じておりましたが、
でも実際のところ、「ホンダ・イズム」とは何だったんだろう、
という思いもあります。
「おまえがアナクロなんだ」と言われると、
はいそれま~で~よ~(死語)、なんですけどね。
ちなみに・・・
ごっさんは初めて免許を取った時の乗った車は、
HONDA City CZ-i、でした。
Canon EOS5
EF100-300mm F4.5-5.6
1999年12月16日
兄の知り合いから、不要になったからと頂いたものでした。
教習所で乗り慣れたマークIIと違い、
ものすごく「暴れ馬」だったもんで、
最初、「車恐怖症」に陥りそうになった車です。
逆に、これに慣れたせいで、
うちにあった日産やスバルの車に乗ると、
強烈な違和感を感じる、という変な体になってしまいましたが(笑)
いい車だったんですが、運転中に突然エンジンが止まる!など、
不調にも悩まされていたので、車検を機に乗り換える事にしました。
それが、HONDA CR-X 1.5X、でした。
Canon EOS5
EF35-70mm F3.5-4.5
KONICA JX400
2002年3月25日
※↑画角的に、Sigma 28mm F1.8で撮ってるかも・・・?
この世代のCR-Xは、最上位モデルのSi-R(EF8)が有名ですが、
そんな可変バルブの最先端マシンとは異なり、
最下位モデルの1.5X(EF6)は、なんとデュアルキャブレター!
過給に電子制御が一切入らないという、
今では考えられない仕様の車でした。
でも、よく走りましたよ。これぞエンジン!、というエンジン音がお気に入りでした。
もし、大学卒業後にそのまま徳島に残っていれば、
壊れて廃車にするまで乗ろうと思っていたのですが、
いろいろあって上京する事になり、2年半ほどで手放してしまいました。
この写真は、大学の卒業式の日、
そして、明日には東京へ旅立つ、という時に、
最後の記念ショットとして写したものです。
Cityの方も、明日には車屋に持っていく、という最後に日に撮影したもの。
いずれも、吉野川の河川敷で撮ってますが、
Cityは南岸、CR-Xは北岸です。
そして、今乗っているのは、
HONDA BEATです。
・・・大した写真が無いので、こちらは割愛(笑)
高校時代以来の先輩が、
99年頃、それまで弟君が乗っていたビートに乗るようになり
「いいなー、欲しいなー」と冗談で言っていたのを、
06年春、いらんようになったけど、今でも欲しいんかいな?、
と連絡をくれて、そしていただいてきたのです。
以来、既に2度目の車検もパスし、車歴18年目!の老体にムチうち、
頑張って走ってくれています。
過去3代にわたって、
「ホンダ」「マニュアル」「1990年前後製」(笑)
の車に乗っているごっさん。
いつまでも、バブルの香りが残るホンダの車に、
執着し続けるわけにもいかんのですがね・・・
さすがに、子供が生まれると、
この手の車に固執するわけにもいきませんし。
一応、4代目の事も、ずっと考えてるんですがね。
結論は、ビートが動かなくなったときに出す事にします(笑)
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コメント
おやおや、土ワイですか。
そういえば、2年くらいまえ?、
チャンネル回してたら、土ワイで、田岡病院が映って、
あれ、っと思ったら、徳島(と京都)が舞台でした。
その時は、酒井美紀が主演でした。
さすが、しんすけさんの目に止まると、
細かいところのツッコミが抜け目ないですね^^
投稿: ごっさん | 2009年2月 4日 (水) 22時00分
この橋梁の下、何年か前の『土曜ワイド劇場・鉄道捜査官』(西村京太郎原作)で、
徳島・鳴門ロケでの一場面に使用されました。
沢口靖子刑事が関係者の首吊り死体を発見するシーン。
お約束で橋梁上を『うずしお』が通過する。
橋梁下は鉄道用地でもないし、東京駅の警視庁鉄道捜査隊(架空)が出張ることもない。
フィクションとはいえ、最近の勉強不足な刑事ドラマにはヘきへき・・・。
投稿: しんすけ | 2009年2月 4日 (水) 09時40分
> 走る・曲がる・停まる。
スポーツカーと呼ばれる車のいいところは、
こういう基本性能が秀でている、
あるいは「最低限守られている」
という点にあるのでは、と思っている。
先日、某有名外車のハンドルを握った時の事。
適当にアクセルを踏むと、
最初は緩やかに加速し、そこから徐々に速度があがる。
アクセルの踏み込み量を変えなくても。
これって、楽なんかもしれんが、
不自然じゃないのか?、と。
加速度を変えるのはアクセルの踏み具合、
止まる時の加減も、ブレーキの踏み具合。
ドライバーの意志と行動にダイレクトに反応する、
それがスポーツカーの魅力、そしてホンダの魅力。
・・・そういう時代じゃないらしいですぜ、どうも。
> まだまだ衰え知らず!@アルシオーネ
衰えてはおらんが、ガタは来てるような
投稿: ごっさん | 2009年1月28日 (水) 23時35分
思い出す・・・借り物のCR-X 1.6Siで過ごした、免許とって最初の1年。
短かったけど、とても印象に残った。あれは本当にいいクルマでした。
乗り心地とか、使い勝手とか、そういう次元のものじゃない。
走る・曲がる・停まる。
かけがえのない「クルマと走る楽しみ」を、CR-Xは教えてくれました。
これがカローラⅡとかミニバンだったら「まあそんなもんでしょ」で終わってたのかもしれない。
最初のパートナーが彼で、本当に良かったと思う。
その遺志は現在のアルシオーネSVXに受け継がれ、連れ添って既にかれこれ8年、まだまだ衰え知らず!w
これもクルマの楽しみを知らずにいたなら、本気で探して買うような事もなかったであろう・・・
さ、カーステ交換してこよw
投稿: gochi-zoh | 2009年1月28日 (水) 21時16分