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2009年1月 9日 (金)

「SDXC」の下での「SDHC」の存在意義

*09/01/28追記:exFATをXPに対応させるアップデートが公開されたそうなので、
以下のエントリーは、既に「過去の話し」となっています。
あらかじめご了承のほどを。

Windows XPが「exFAT」ファイルシステムに対応

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最大2TB・104MB/秒のSD新規格「SDXC」(デジカメwatch)

SDHCの上限が32GBだから(ファイルフォーマットがFAT32だから)、という事で、
新規格「SHXC」が発表されました。
上限は2TB。
いまさら、テラくらいじゃ驚かなくなるこのご時世

※そういや、以前は、ギガの上がテラ、って事を知らなかったのが、
今では、テラの上がペタである事を知っています。
こうして、知識は広がっていくのですが、その変わり、
16MBくらのメモリを手にして、ついつい「16GB」と言ってしまう、
という弊害も出てきました。閑話休題。

SDHCの規格上限32GBなんてすぐに頭打ちになるなんて分かり切った事だから、
最初からもっと余裕のある規格を作っておけば良かったのでは・・・、
という議論をネットで見かけましたが、

そこには大きな落とし穴があります。

SDXCで採用されるファイルフォーマット「exFAT」は、VISTA SP1以降で採用された新フォーマット。

XP以前のマシンでは、読込できません。

MACやLinuxでも、読めないんじゃないかな?

exFAT - Wikipedia

つまり、SDXCは、利用可能な環境がかなり限られてくる見込みだ、という事です。

SDHCが便利なのは、どんなマシン環境でも、
対応のリーダさえあれば簡単に読み込める、という簡易さも理由かと思います。

多分、XPでもSDXCが読めるようなドライバ類も出てくるでしょうが、
少なくとも、SDやSDHCよりは敷居が高くなるのかな、と。

MAC環境へも対応できるのか、というのも、問題になりそうですね。

そもそも、SDHCの32GBもあれば、
あまり困る事もない気がするんですがねぇ?
なので、SDHCが陳腐化する事はないのでは、と思われます。

むしろ、超小型のSSD的な存在として、
ネットブックの小型化の役に立つかもしれません。

ともあれ、SDカードの上位規格だからと安心せず、
注意深く見守っていく必要がありそうですよ。

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