「SDXC」の下での「SDHC」の存在意義
*09/01/28追記:exFATをXPに対応させるアップデートが公開されたそうなので、
以下のエントリーは、既に「過去の話し」となっています。
あらかじめご了承のほどを。
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最大2TB・104MB/秒のSD新規格「SDXC」(デジカメwatch)
SDHCの上限が32GBだから(ファイルフォーマットがFAT32だから)、という事で、
新規格「SHXC」が発表されました。
上限は2TB。
いまさら、テラくらいじゃ驚かなくなるこのご時世
※そういや、以前は、ギガの上がテラ、って事を知らなかったのが、
今では、テラの上がペタである事を知っています。
こうして、知識は広がっていくのですが、その変わり、
16MBくらのメモリを手にして、ついつい「16GB」と言ってしまう、
という弊害も出てきました。閑話休題。
SDHCの規格上限32GBなんてすぐに頭打ちになるなんて分かり切った事だから、
最初からもっと余裕のある規格を作っておけば良かったのでは・・・、
という議論をネットで見かけましたが、
そこには大きな落とし穴があります。
SDXCで採用されるファイルフォーマット「exFAT」は、VISTA SP1以降で採用された新フォーマット。
XP以前のマシンでは、読込できません。
MACやLinuxでも、読めないんじゃないかな?
つまり、SDXCは、利用可能な環境がかなり限られてくる見込みだ、という事です。
SDHCが便利なのは、どんなマシン環境でも、
対応のリーダさえあれば簡単に読み込める、という簡易さも理由かと思います。
多分、XPでもSDXCが読めるようなドライバ類も出てくるでしょうが、
少なくとも、SDやSDHCよりは敷居が高くなるのかな、と。
MAC環境へも対応できるのか、というのも、問題になりそうですね。
そもそも、SDHCの32GBもあれば、
あまり困る事もない気がするんですがねぇ?
なので、SDHCが陳腐化する事はないのでは、と思われます。
むしろ、超小型のSSD的な存在として、
ネットブックの小型化の役に立つかもしれません。
ともあれ、SDカードの上位規格だからと安心せず、
注意深く見守っていく必要がありそうですよ。
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