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2009年7月19日 (日)

【検証篇】「デジタルでデュープ」を検証

コンデジ用(というか、オールドCOOLPIX用)の
「スライドデジコピア」を買ってみた
わけですが、
さて、それをデジイチで使う事が出来るか、
また、その結果はいかに。

コンデジ用なので、装着部分に切られているネジは
37mmという特殊なサイズ。
これを、52mmフィルター径のMicro Nikkorに装着するには、
ステップダウンリングが必要になってきます。

あるわけないじゃん、と思ったら、
毎度お世話になっている「八仙堂」さんでまんまと発見。

木曜深夜に発注したところでしたが、
今日土曜の朝には、もう郵便受けに入っていました。
いつもながら、仕事が早いです。

で、Micro Nikkorに装着してみます。

135判のフィルムをAPS-Cサイズのデジイチでデュープ撮るわけですが、
なるべく等倍に近い倍率に近づけたいので、
まず、本体とレンズの間には「PK-13」をはさみます。

その上で、D80で写すデータに、
なるべくギリギリいっぱいまでフィルム全体を写し込むべく、
いろいろ手元にあるアクセサリをつけて試してみましたところ、

こんなヘンテコリンな有様になりました。

Nikkor_dupe

以前にも、似たような有様をご覧頂いた事がありますが(苦笑

※レンズのマウントの間は、正確には「M-2」ですが、
大きさはPK-13と同じです。

これで、デジコピアにネガを装填して撮影すると、
こんな感じに写ります(ノートリミング)

Dsc_203901_nega

少し枠が残っていますが、
ファインダーで見ると、これでも、少しはみ出ているように見えます。
視野率の関係上、やむを得ない事ですが。

後は、これをRawshooterでtif化し(RAWで撮っているので、いつも)、
Photoshopで読み込み、階調の反転(今回はネガなので)、
レベル調整などを済ませた結果は、こんな感じ。

Dsc_203901

※前回、COOLPIX880で試写したものと、
以前にEPSON F-3200でスキャンしたものも再掲。

Dscn0691

090708_18

これら3つの画像を、部分的に等解像度で切り抜いて並べてみます。

※F-3200は「4499*3018」で約1350万画素相当(3200dpiでスキャン)、
D80は若干トリミングしているので「3486*2387」で約830万画素相当、
COOLPIX880も縁をトリミングしているので、「1926*1334」で約255万画素相当。

例(1): 5200系正面
Dupe1

例(2): ホームの柱付近
Dupe2

例(3): ホームの端の方
Dupe3

まとめてみると、

1.画素数の少ないCOOLPIX880は、
「見かけ上の解像感」が非常によく、シャープだが、
それにより、本来ボケているはずの背景の方まで
「シャープネス」がかかった感じでピントが来てしまっている。
そのため、奥行きが無い平面的な写真になってしまう。

2.約830万画素相当のD80の場合、
5200系正面の文字などは非常に高解像度であり、F-3200を凌ぐ一方、
背景のぼけている部分の描写は非常に似た感じ。
よって、奥行き感は残っており、むしろ、
ピントのあったところの「来ている」感じが、一番よく出ている。
(いやしかし、Micro Nikkor 55mmって、バケモノレンズだよ、ホント)

3.F-3200は、少しピントが甘い感じはあるものの、
5200系のペンキの質感が一番よく出ている感じがする。

といったところでしょうか。

880に関しては「参考」程度と思って頂いていいですが、
D80でのデュープと、F-3200のスキャンでは、
意外と「双方あい譲らず」で、
よりシャープな画が欲しい時はD80でデュープ、
フィルム的な質感描写を大事にしたい時はF-3200、
といった使い分け方をする事も出来るでしょう。

また、今回はD80での検証となっていますが、
より高画素なデジイチをお持ちの方なら、
F-3200と同等の画素レベルで比較する事が出来るでしょう。

しかし、デジタルでのデュープには、決定的な問題があります。

「準備が大変!!」

・・・上記のアクセサリ群を組み上げ、ネガを装填。

ファインダを覗きながら、上下・左右の位置を調整し、セット。

試写して、位置を最終的に決定。

マグニファイヤーで厳密なピント合わせ。

写し終わったら、Rawshooterでtif化。

Photoshopで反転、レベル調整などを行う・・・

結構な手間なんですよ~、これ、全部やるの。

しかも、カメラで行う作業は、基本、光源に向けて行うので
(うちは、蛍光灯が色評価用のものなので、上に向いて行っている)、
結構、体勢的にキツイ、というのもあります。

じゃあ、F-3200が楽かというと、そうでもありません。
前々からよく書いている通り、
ガラス面のちょっとしたホコリの除去がありますので・・・

う~ん、どっちも楽じゃないかぁ。

とはいえ、「まだフィルムスキャナを持っておらず」、
「でも、結構いいデジイチは持っている」、
「レンズも、Micro Nikkorクラスの、超高解像度のマクロレンズを持っており」、
なおかつ、「フィルムは35mm判しか使ってないし」、という方。

そういう方には、もっとも導入し易い、
しかもかなりレベルの高い「フィルムのデータ化」を出来る、
一番の近道である事は確かだと思います。

今回は、本来コンデジ用のものを、
無理矢理デジイチで使うため、複雑な事をいろいろやりましたが、
元々がデジイチ用として発売されているコチラを使う分には、
もっと楽にデュープ取れるはずです。

しかし、こちらはレンズも内蔵という事で、
今回のような「鷹の目」Micro Nikkor様々の解像度が欲しい!、という場合は、
あえてコンデジ用を買ってくる事で、こんな裏技を使う事が出来ます。

ご参考までに。

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