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2009年8月

2009年8月31日 (月)

これが真実

特集ワイド:’09天下の秋 「8・30政変」自民、あっけない落城だった

なんと傲慢で見下した記事なんだろう。
「自民党を負かせるくらいは朝飯前。マスコミをバカにしてはいけない」
とでも言いたげな雰囲気がプンプン臭ってくる。
はからずも、新聞社の考えていた事が露呈されているような記事だ。

この選挙で一番笑いをこらえきれないのは、
勝った政党でもなく、怒った(とされる)国民でもない、
「勝たせたマスコミ」であり「国民を煽ったマスコミ」なんである。

だいぶ、日本もきな臭い国になってきた。
あまり皆さん、扇動されないように気をつけましょう。

また、戦前からやり直すのはごめんこうむりたいので。

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Canonet QL19で撮った三田

先日、MAMIYA-6の巻でも紹介した通り、
麻布十番から、古川を渡って三田に入ると、そこはすっかり「昭和」の町並み。
それを、試写がてら、さらに撮りに行ってみました。

090828_05
Canon Canonet QL19
CANON LENS SE 45mm F1.9
Kodak ELITE CHROME 100
2009年8月28日

三田に行く途中、「二の橋」の横を通り過ぎると、
なにやら古びた石のオブジェを発見。
って、これは昔の「二の橋」の欄干ですか、ひょっとして?
いつ頃からいつ頃まで使われていたものなのか、興味津々。

090828_13
Canon Canonet QL19
CANON LENS SE 45mm F1.9
Kodak ELITE CHROME 100
2009年8月28日

古川を渡って、ほんの少し入っただけで、この風景。
地上を見渡せば、昭和のたたずまいそのまんま、
なのに、そこには広い空があっただろうに、
その全てを覆ってしまう高いビルとのミスマッチ。
空間も時空もねじれている感じがします。

090828_17
Canon Canonet QL19
CANON LENS SE 45mm F1.9
Kodak ELITE CHROME 100
2009年8月28日

既に廃業したらしい銭湯「小山湯」。

建物はすっかりそのままで放置されており、
当然、煙突も空高くそびえています。

今じゃ、この煙突よりも高い建物ばかりですけど・・・

この写真を撮ったのは、小山湯脇の階段ですが、
そこに鎮座なされている、お地蔵さん一体。

090828_20
Canon Canonet QL19
CANON LENS SE 45mm F1.9
Kodak ELITE CHROME 100
2009年8月28日

赤い帽子とピンクのお服が、とてもお似合いです。

それにしても三田一丁目、あまりの異空間っぷりに驚きです。
まだまだ歩ききれてないので、FUJICA 35 AUTOMAGICの試写も、
この辺に決定ですかね、この調子だと。

続きを読む "Canonet QL19で撮った三田"

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今度はFUJICA 35 AUTOMAGIC

先日、実家の立て替えに伴って「発掘」されてきたジャンクのカメラ3台。
そのうち1台、「Canonet QL19」の試写結果のエントリを書かねば、
と思っていた矢先でありますが。

今日も実家に行ったら、また更に2台出てきたからともらってきたわけですよ。
これで、以前もらったPENTAX SPを含めれば、実に6台!
ミステリーサークルか何かですか、次はライカお願いします、とでも言いたくなります。

で、今日もらってきたうちの1台は、これは前から「あるはず」と言われていたもので、
Canon製の8mmカメラ!
奥さんが赤ん坊の頃などを記録していたムービーキャメラです。
さすがに捨てたなー、と言われていただけに、これは嬉しい。
ちゃんと動くのか、これから検証しなきゃです。

もう1台は、またちょっと変わったので、富士の「FUJICA 35 AUTOMAGIC」というもの。
「オートマチック」と「マジック」をかけて「オートマジック」。
なかなか洒落てます。見た目もなかなかオシャレ。

F1010125

EEはプログラムで完全にオートなのに、ピント合わせはマニュアルで目測。
簡単なようで難しいぞ、これ。
レンズは「Fujinon」じゃなくて「FUJINAR」なところに惹かれる
(引き延ばしや大判のレンズのブランドではないか)

レンズ清掃、ピントリング割れ、ファインダー超クモリなどだったのを、
サクサクと直して、とりあえず、試写準備完了。
同じ富士でも時代錯誤なTREBIを装填。

なんか、ジャンクカメラの試写ばかりやってるな、最近。

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2009年8月30日 (日)

207系900番代、議事堂前にて

地下で撮るには、
明るい中望遠がいいなぁ、と思い、
徳島まで増援要請。
「Nikkor 85mm F1.8、求ム!」

早速派遣されてきたNew NikkorをD80に装着し、
カバンに入れて会社に行ったその日、
早速運用に入った207系を求めて、
この日は表参道と国会議事堂前にて撮影。

シールドビームそのまんまの形の議事堂前駅、
今は修復工事中で壁が剥がされたりして雑然としていますが、
そのゴツゴツした感じも、また良い感じ。

Dsc_222801
Nikon D80
New Nikkor 85mm F1.8
1/80秒 F2.0 (ISO400)
千代田線 国会議事堂前駅
2009年8月21日

うーん、さすがに古いレンズだけあって、
蛍光灯付近を拡大すると、見事なパープルフリンジが。

なんて。実はあまり気にしてません。
昔のNikkorの質感描写が好きなので、
それでよいのです。

今日は、明治神宮前駅で、
試運転中のE233に遭遇。
Xデーが刻々と近づいてきております。

せめて、F4S+105mm F1.8で作品が残せるまでは、
走っていて欲しいんだが・・・

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2009年8月29日 (土)

MAMIYA-6 KIIと「昭和」

会社の行き帰りのカバンの中に忍ばせるには、
RICOHFLEXやyashicaflexじゃデカいよなぁ、
なんて事を考えているうちに、
なぜか手元にMAMIYA-6 KIIがやってきてしまいました。

F1010119

「なぜか」「やってきた」なんて人事のように言ってますが、
もちろんその過程では、
Y!オクで入札したり、代金振り込んだり、
という手順を経ている事は言うまでもありません。
プレミア会員じゃないごっさんが落とせたという事は、
本体代金5000円以下なわけで、安かったんですよ。
なんて、言い訳の上塗りですな。

ジャンクなわけだから、そのままじゃ使えんのは当然です
(だいぶ鍛えられてきました。稼働品には興味が持てなくなってきたごっさん)。

診察しましたところ、

・赤窓のズレ、および退色
・背面皮の破れ
・バックフォーカス不具合(上辺だけ動き、下辺が動かない)
・レンズカビ
・ファインダー汚れ、距離計ズレ(縦横とも)

一応、シャッターはちゃんと動いてるようなので、今回は「触らぬ神に」とします。
いずれ、バラしてベンジンの風呂に入ってもらう日もくるでしょうが。

また、スプリングカメラにありがちな「蛇腹にピンホール」は無く、
遮光は完璧だった事も幸いです。

基本的な修理法は、先達がwebに多数の記録を残している事でもあり、
あまり説明的な説明はしない事としましょう。

赤窓の退色については、
試験勉強の必需品、赤い透明シートを買ってきて、
小さく切り出して交換を試みましたが、
ちょっと分厚かったため(一応、薄いの選んだんだけどね)、
645と66を切り替える内部のシャッターが固定されなくなってしまい、失敗。
いずれ、薄いのを買ってきてリベンジしましょう。

ファインダーの清掃は、狭い隙間だと綿棒が入らないので厄介ですが、
ふと、うちのチビが使ってる「ベビー綿棒」が使えんじゃないか、
と思って試してみたら大当たり。
細いので狭いところでも奥まで届きます。
しかも、柔肌のベイビー用なので、綿部分が柔らかい。
レンズやガラスに傷をつける心配もありません。

※今回使ったのは、ピップが出しているベビー綿棒。

試しに、レンズのカビ取りにも使ってみました。
50年前のレンズ、拭けば飛ばずに傷がつくのが当たり前ですが、
目立った男の勲章を残す事もなく、キレイな輝きを取り戻しました。

ファインダーだけじゃなく、普通に、レンズ掃除に重宝しそうですぞ。

て事で、一通りのメンテナンスを終えた所で、
フィルムを詰めて、毎度ながら、会社近くを散歩しながら試写。

見事な像を結んでくれました。

090826_06
MAMIYA-6 KII
Setagaya Koki SEKOR S. 7.5cm F3.5
Kodak E100GX
1/100秒 F5.6
2009年8月26日

会社から東京タワーが見えなくなりそうなほど、
高いビル・マンションが建設中。
三田・麻布十番・芝のトライアングル地帯は、
まさに「Always」そのままって感じの昭和なエリアでしたが、
ついにここまで開発の手が来てしまっております。

ピントを合わせたのは、中心のこじゃれたアパート。
等倍に、倍率ドン。

090826_06_2

非常に先鋭な像を結んでおります。
アパートは無限ではないので、奥のビルはわずかにボケてます。
こういうわずかな写りの違いが、「奥行き」として表現されるのが、
ブローニーなんだなぁ、などと30を過ぎてしったごっさん。

今の写真を撮った場所を右に向くと、こんな景色。

090826_07
MAMIYA-6 KII
Setagaya Koki SEKOR S. 7.5cm F3.5
Kodak E100GX
1/100秒 F5.6
2009年8月26日

正面は二の橋、という事は後方は一の橋。
上を走るは首都高速。

この、今立っている、一の橋と二の橋の間にかかる小さい橋こそが、
平成と昭和をタイムスリップする事のできる「ミステリーゾーン」。

今日も、Canonet QL19の試写でこの橋を渡りましたが、
渡った途端、そこは昭和30~40年代。

古びたお店の前では、おじいさんが孫と遊んでいる。
きっとお店の店主なんだろうけど、そんなのは知らんとばかりにホッタラカシ。

そんな様子を含めて、ここは「昭和」「下町」「古き良き」、
そういう言葉が似合う街。住所で言えば「港区三田1丁目」。
残念ながら、三丁目ではありませんでした。

QL19の試写がうまくいっていれば、よりディープな写真をご紹介できます。

で、今の写真で、二の橋のたもと付近を、等倍でドン。

090826_07_2

充分、「何が写っているか」分かります。それで、充分に驚異です。
なんせ、これは1956年に発売されたカメラ。
まだ、日本が「戦後」だった頃のレンズが結んだ像です。

RICOHFLEX、Yasicaflexのいずれも、初めて撮った時は
「こ、これがブローニーの威力!」と驚いたもんですが、
今回は、それを更に上回る衝撃を受けました。

「世田谷光機」のセコールで、どんな東京を写していきましょうか。

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2009年8月28日 (金)

MAMIYA-6、Canonet QL19、他

クリエイティブな仕事をすると、
いろいろ疲れる事もあるけど、終わってからの満足度は高い。

先週は、あるレコーディングがあって、
夜遅くまで作業して関係者を車で送り届けて深夜に帰宅、
って事をやっていて寝不足ぎみではあったけど、
「夏の夜の夢」を見ていたような、とても楽しい体験だった。

録り終わってから、スタジオで軽く打ち上げをやったら、
それまで10時間以上も楽器を吹いて真っ白な灰になった人達が、
見る見るうちに酔いが回って上気していく様は、
なかなか見応えがあって楽しいものであった。

レコーディングが終わった途端、夜は涼しくなり、
虫が鳴くようになったりして、
急に夏が終わって秋になった気がする。
「楽しい夏休みが終わって寂しい」という感じの、
なんともけだるい毎日のごっさんです。

そんなさなかではありますが、
なんと4台ものジャンクカメラを相手にする事になってしまいました。

1台は、自ら購入した「MAMIYA-6 KII」。
レストア完了し、後は試写結果を待つのみって感じで、
こちらはほぼエントリも書き終わったので、近日公開予定。

また、奥さんの実家が家を建て直すという事で、
あれこれ古いものを引っ張り出しては捨てている過程で、
3台も古いカメラが出てきたから、ともらってきてしまいました。

うち1台は、キヤノンの「Canonet QL19」でした。

シャッター優先EE、距離計付き、45mmF1.9の明るいレンズなど、
「コンパクトカメラ」の範疇に収めるには非常に高機能な、
使えるカメラとして期待出来そうなものです。

しかし、レンズは非常に汚れていたし、絞りは固着してたし、
なんといっても電池が酷く液漏れしてたし
(まだ入ってました。水銀電池。どう処分すりゃいいのだ??)、
決して楽なレストアではなかったですが、
さっき、なんとか動く状態にまで復元完了。
果たしてちゃんと撮れる状態なのかどうか、かなりアヤシイですが、
もうフィルムは詰めちゃったので、明日以降に試写してみます。

いろいろネタは溜まってきてますが、これから小出しにしていきましょう。

※ちなみに、残りの2台はまだ手つかず。
フジの二焦点(懐かしい!)の「TELE CARDIA SUPER DATE」、
キヤノンの「Autoboy 2」(2代目のオートボーイ)。
どっちも電池入れれば動きそうな感じ。
フジの写りは好みだし、オートボーイは初期のものだから作りも良さそう。
こちらもちょっと楽しみだけど、試写は後回しになるなぁ、さすがに。

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2009年8月21日 (金)

小津安二郎を映画館で!in徳島

小津名作映画、ワンコインで 29・30日、あわぎんホール (徳新)

実は小津安二郎監督の映画は全然観たことがないんだけど(汗)、
この記事には興味津々。
いいなぁ、是非観てみたいもんだ!

僕が小津映画に惹かれる理由は、
「東京物語」以降の映画で音楽を担当された
斎藤高順氏の「劇判」(BGM)が好きだからです。

当時、大学を出たばかりの駆け出しだった斎藤氏、
いきなり小津監督の、しかも「東京物語」の担当になり、
無我夢中で曲を書いたそうですが、
それが、小津監督に気に入られ、その後、
遺作となる「秋刀魚の味」まで、ほぼ全ての映画で音楽を書きました。

このCDは、それらの代表的な作品の中から、
選りすぐりの楽曲を集めたものです。
サントラではなく、小津監督が亡くなってしばらくしてから、
同じ楽譜を用いて録音し直したステレオ盤です。

この録音を担当されたエンジニアさんを存じているのですが、
演奏している「アンサンブル・フリージア」というのは臨時編成のオケで、
当時のN響のメンバーも中にいた、という事だったと思うので、
即席とはいえ、レベルの高いアンサンブルの演奏となっています。

斎藤氏のインタビューが掲載された文庫本。
小津映画の音楽を担当するようになった経緯などが書かれています。

実質、小津映画で作曲家としてのキャリアをスタートさせた斎藤高順氏。

その後、コンサートマーチ「ブルー・インパルス」で知られるようになり、
それが縁で航空自衛隊中央音楽隊(現・航空自衛隊航空中央音楽隊)
の隊長に就任。
基本、内部昇格が多い世界にあって、異例の「外部招聘隊長」でした。

このCDは、そもそも、さっき話しに出したあるエンジニアさんが、
航空中央音楽隊の練習場で録音した「記録録音」で、
斎藤氏の没後、追悼企画としてCD化されたもの。

まだ斎藤氏がお元気だった頃に、
「お世話になった斎藤隊長の音楽を記録しておこう」
という事になり、斎藤氏の立ち会いの下で録音されたものです。

本当は、もっといろいろ録る予定だったんだけど、
丁度その時、台風が接近しており、
何日目かの収録予定日に直撃を食らい、
当時の古い練習場はボロでひどく雨漏りをしたため、
そのまま中止になってしまった、という話しを伺った事があります。

そのため、1980年の「全日本吹奏楽コンクール」課題曲、
「オーバー・ザ・ギャラクシー」が収録されていないのは、大変残念な事です。

と、このように、小津監督の名前を見ると、斎藤高順氏の業績を思い起こしてしまうのです。

徳島の方、是非、劇場で小津監督のローアングルを、
「いい日和だね~」のセリフを、そして、
若き斎藤高順氏の、優しくて、でもコミカルな音楽をご堪能ください!

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広田尚敬氏、NHKに登場!

NHK教育の「趣味悠々」で、
広田尚敬氏が講師となり、

「デジタル一眼レフで巡る にっぽんローカル線の旅(仮題)」

の題目で2ヶ月間(9/3~10/29)、全9回、放送されるそうです。

既に、広田さんのブログでは、
撮影の時の様子がアップされています。

これは楽しみ!全部録画しないと。

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ちょっとムカつく自販機

ダイドーの自販機の中には、
ポイントカードに対応したものがある。
1つ飲み物を買う度に1ポイント溜まる。

しかし、必ずしも多くないダイドーの自販機、
しかも、カードに対応していないものも多い。
発行してから3年以上経つと思うが、
やっと20ポイント溜まったところだ。

で、先日、久しぶりにカード対応自販機を発見。
まだ使えるのか、と思いながらカードを入れてみる。

女性の声で

「いらっしゃいませ!お久しぶりですね!」

…うるせーよ

まぁでも、実際久しぶりなんだから、
突っ込まれても仕方ない。

で、昨日も、カード対応自販機があったので、
カードを入れてみた。

「いらっしゃいませ!お久しぶりですね!」



久しぶりじゃねーっつうの!


なかなか、ツッコミがいがあって、楽しい自販機です。

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2009年8月19日 (水)

207系900番代、代々木上原到着

090729_05
PENTAX MZ-3
SMC PENTAX-F 35-135mm F3.5-4.5 (35mm)
絞り優先AE(確か開放F3.5)
千代田線(小田急線) 代々木上原駅
2009年7月29日
Konica-Minolta Centuria Zoom Super 800

代々木上原駅2番線に到着した千代田線は、
(小田急線直通を除くと)
全ての乗客を降ろして、前方の引き上げ線に回送されます。

到着するとすぐ、駅員さんが前方から乗り込み、
車内を猛ダッシュ。
寝てる乗客を起こしたり、
小田急と間違えて乗り込む乗客を降ろしたり・・・

ほとんどのお客さんは、そのまま1番線の小田急に乗り換えるので、
千代田線到着後すぐは、結構なお客さんで溢れます。

090729_07
PENTAX MZ-3
SMC PENTAX-F 35-135mm F3.5-4.5 (35mm)
絞り優先AE(確か開放F3.5)
千代田線(小田急線) 代々木上原駅
2009年7月29日
Konica-Minolta Centuria Zoom Super 800

後ろを振り返るとこんな感じ。誰もいません。
引き上げ線の閉塞が進行に変わったら、2番線から発車です。

※上の写真、右の方のお兄さんの顔は少しボカしてみました。
背中が綺麗なお姉さんはそのままです。
これならセーフかな・・・、ホントは載せないようにしようと思いましたが、
なんとなく気に入った写真なので載せちゃいました。

※ジャンクで買った35-135mm、いきなりの本番投入。
MZ-3のファインダで除くと偏心しているように見えたのですが、
こうしてみると平気な様子。ホッと一安心・・・

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2009年8月17日 (月)

207系900番代、霞ヶ関にて

会社帰りに207系を狙えるようにと、
MZ-3にKonica-Minolta Centuria800を詰め、
比較的明るめのテレズームを装着した状態で、
会社の机の上に待機させ始めたのは7月末の事。

以来、運行がある日で、かつ、特に用がない限りは、
会社帰りに207系を撮るべく、千代田線の各駅にて途中下車し、
撮影を重ねておりました。

とはいえ、なんせ36枚撮りのフィルムで、
写すべき相手はたった1編成しかないわけで、
やっと、4日分の撮影を終えて現像に出すことが出来ました。

「写せばその場で確認OK」なデジタルの時代に、
これだけ待って結果を目の当たりにするというのは、
なかなか不安でコワイものですが、
そのスリルもまた、フィルム写真の醍醐味と思い、
「当たるも八卦」な気持ちでカメラを構え、シャッターを切っておりました。

こんな調子なんで、「いい写真」と呼べる程のものはないですが、
いくつか、まぁまぁなのが撮れたので、順にご紹介。

※以前みたいにまとめてアップすると、
後々のネタがなくなるので、小出しにしよう、という作戦。

090806_17
PENTAX MZ-3
TAMRON 70-150mm F3.5 20A (105mm)
1/30秒 F3.5(開放)
千代田線 霞ヶ関駅
2009年8月6日
Konica-Minolta Centuria Zoom Super 800

お気に入りの「マウンテンタムロン」(勝手に命名)で撮影。
地下だと、ISO800でも、絞り開放で1/30秒とは、
なかなか厳しい環境です。

写しながら、地下鉄は難しいなぁ、と思った事の1つに、
電車を待つ乗客がすぐそこにいる、という事があります。
この写真でもそうですが、簡単にフレーム内に写り込んできます。

実は、14日にも写しに行っていたのですが、
お盆もあってガラガラな千駄木駅で207系を写そうと待機。
さて、いよいよ来たぞ、と思ったその時、
一番先頭車両のドアの位置に1人の兄ちゃんがたち、
しかも白線ギリギリまでわざわざ寄ってくるので、
完全にフレームの中に入ってしまう!
おいおい、なんで5人も待っている乗客がいないのに、
よりにもよってそこに立つのか!

かなりいい写真になりそうなフレームだっただけに、
日頃は「人が写り込むのもまた良し」と言っているごっさんでも、
さすがに頭にきてしまいました。

仕方ないので、次回は、同じ場所でリベンジするつもりです。

構内では100mmくらいが丁度良さそう・・・、という感じなので、
次回は、カメラをF4Sに切替、
レンズも、Nikkor 105mm F1.8を出動します。
タイムリミットは、あとわずか・・・

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2009年8月16日 (日)

64年目の夏

気がつけば、もう64年目の夏は過ぎ、
そして、65年目が始まろうとしている。

しかし残念ながら、テレビで報じられる事といえば、
ある女性が覚醒剤を使って逮捕された事ばかりで、
随分能天気なものである。

テレビや新聞が取り上げてくれない限り、
日本で64年前に何があったのか、
我々戦後の人間には何も分からないというのに。

まして、海の向こうの将軍様の国が不穏なだけに、
決して「戦争は過去の話し」とも言い切れないご時世。

逆に、怖くて悲惨で辛い現実を隠そうとでもしているんだろうか。
「そのとき」が来るのに備えて。

あるいは、報道するorしない、のさじ加減で国をどうにでも動かせる、
とでも思っているのかもしれない。
政権を変える事くらい簡単な事、とでも言いたげである。

するとそれは、戦前の「戦争やむなし」の世論を築き上げた、
報道の「世論操作」の風潮を思わせずにはいられないと思うのは、
果たして行き過ぎなんだろうか。

もし、「テレビの時代」が「ネットの時代」に取って代わるとすれば、
それは、特定の事柄や事象、事件に対して、
画一的な世論が構築されることなく、
常に様々な意見が出て、議論が続けられるようになる事、
そうなって初めて、そういう時代になった、
と言い切れるだろう、と思う。

それはまぁ、夢物語だろうなぁ、とは思うけれども。

少なくとも、テレビが言ってる事、新聞が書いている事は正しい
という前提が無くなる時代に早くなって欲しいもんである。

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2009年8月11日 (火)

やっと分解できたPEN ZOOM 100-200mm

以前、分解の仕方を教えて下さいと、
他力本願なエントリをあげた事のある、
「PEN Zuiko Zoom 100-200mm F5」。

先日、調べごとをしていたら、
海外のサイトで、オリンパスのカメラやレンズの分解図を、
PDFで公開しているところを発見(いいのかな、これ)

そして、このPEN用のズームの分解図もあったので、
早速ダウンロードし、印刷して、ジロジロと眺めてみました。

マウント側から攻めた時、
絞りまで辿り着いたところで、
その絞りは「筒の外側から」イモネジでかしめられている、
という予想は、間違いなくあたっていました。

一方、ヘリコイド側からは、取り外しできそうなネジは、
やっぱりどこにも無いような・・・

・・・ん?

なんじゃ、この円形の板は???

PDF上で「CB0123」と番号がついているものの事。

はて、実際現物をじっとよく見る。

そして、おもむろにマイナスドライバーを突っ込んでみる。

ペロッ


剥がれた~~!!


その下に隠しネジが~~!!


・・・なぜオリンパスは、ヘリコイドをはずした内部にまで、
こうして隠しネジを作っているのでしょう(泣)

おかげさまで、これで前方からどんどんばらす事ができ、
最終的に、絞りユニットが収まっている内部の鏡胴まで、
全てばらす事に成功しました。

数ヶ月分のストレスが一気に解消された~。

にしても、オリンパス。

ここは、ニコンとは対極にあるレンズの作り方をするなぁ、
と思います。

とにかく、「見てくれを非常に重視している」という印象。

ZuikoとNikkorは、それぞれ5本ずつくらいはバラしていますが、
ニコンの方は、割と率直というか、
そこにネジがあるならそれをはずす、するとはずれる、
という感じで、あまり「ひねった」所がありません。

一方のオリンパスのレンズ。

例えばOM-SYSTEM F.Zuiko AUTO-T 300mm F4.5の場合。

外観に、なんとネジは1箇所もありません(マウント除く)

とりあえず、回せそうだなぁ、と目で見て分かるのは、
前玉を押さえているリング程度。

ここにカニ目があるので、カニ目回しでグイグイ回してやると、
まず、前の方2枚のレンズは簡単に取れます。

で、それに続く3枚目を取ろうとすると、カニ目全く無いし、
以前のSIGMA 400mmのように、力づくで回そうとしてもビクともしない。

で、上記サイトで分解図を調べてみると、

「ヘリコイドのゴム裏の隠しネジを回して本体を真ん中で分割し」
「中玉を取り外し、絞りも取り外し」
「フードを取り外すと」
「その裏側にカニ目があるので、それを緩める」

という手順じゃないと取れないらしい。

おいおいおい!!

あたしゃ、そのレンズの裏のカビを落としたいだけなのですが。

で結局、中玉を取り外すところまでやった上、
絞りは外さず、そこからレンズ拭きを中に突っ込んでカビを拭き取る、
という横着な事をして清掃完了。

もし、正当な手順でバラしてたら、日が暮れるところです、ホント。

素人メンテのしにくいレンズばっかだなぁ、と思っているごっさんです
(それはそれで、タップリ遊べるので楽しい、とい話しも!?)

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2009年8月 5日 (水)

人から人へ

愛車ビートの買い取り査定に来てもらったら、
「事故歴があるから高く買い取れない」との話し。
そういえば、センパイからそんな話しを聞いていたような・・・。
都合の悪い事はすっかり忘れていたごっさん。

云十万なんて言っていたのが嘘のように、
本来なら値段がつかない・・・、とまで言われる始末。
しかし、車を乗り換えるのは決定事項なので、
そこをなんとか、と食い下がってみました。

その時来て貰った業者は、買い取り専門じゃなくて、
販売もやっている会社だったので
「おたくで買うから、ちょっとでもいいから買い取って」と交渉。

結局、5万円での買い取りが成立しました。

で、その一方で「買い取りが5万だけじゃ辛いから、
この車安くしてよ」と、買う予定の車も値下げ交渉。
なんとなく、西の人間は、こういう事を自然にやってしまいます(苦笑

結局、諸々込みで106万のところ、98万まで値切る事が出来、
買い取りとの差額で93万円、という所に落ち着きました。

ちなみに、購入するのは、スズキの「スイフト」。
H18式の「1.3 XG リミテッドII」のパールホワイト。

この年式で走行距離は1万キロに届かず、
また、何か理由があったのか、
車検を通してすぐに売却したらしく、ほぼ2年の車検までついてました。

きっと、車検通さずに車買い換えようとして、
それが「インサイト」か「プリウス」で数ヶ月の納車待ちをくらい、
やむを得ず車検を通して少しだけ乗った、ってなところじゃないでしょうか。

既に納金済みで、後は手続きのみ。
今月中旬~下旬には、乗り換える予定です。

・・・てな事を、ビートの前オーナーであるセンパイにメール。

そもそも、ビートを頂いた時点では「ポンコツになるまで乗る」
と誓約しての事だったので、
まさか、こうして、やむを得ないとはいえ、
乗り換える事になった事を詫びました。

そして、過去の「オーナー歴」に関してもおもしろい話しが。

前のオーナーはセンパイですが、その前のオーナーは「センパイの弟さん」。

更にその前のオーナーは「弟さんの奥さん(彼女?)の働いていた会社の人」。

※ちなみに、その会社とは、徳島きっての某大企業の方だったらしい。

つまり、少なくとも3代前のオーナーまでは、
辿ろうと思えば辿る事が出来る、という事になります。
車のオーナーをここまで遡れる、というのは稀なように思います。

そんな、「知り合いから知り合いへ、また知り合いへ・・・」
と受け継がれてきた連鎖を、僕の手で断ち切る事になる事、
とても心苦しく、またビート君に対しても申し訳ない気持ちでいっぱいです。

せめて、今までのどのオーナー以上にビート君を愛してくれる、
そんなオーナーの元に届いてくれれば、
それに勝る本望はありません。

235 228 273 214 250 264 248 224 231 271 221 218 225 204 234 226 237 197

これは、ビート君に乗り始めてから、
給油の度に記録していた走行距離です。

18回の給油で、約4200kmを走りました。
3年と少々乗っていた事を考えれば、かなり少ない数字です。

そもそも、会社に行く足だったわけではないので、
稼働するのは月に数度程度。
まさに「サンデードライバー」状態でしたし、
ビート君にしても、「老後はゆったりと」な余生を過ごしていたようなものです。

僕の手を離れてから、どんな車生が待っている事でしょう。

どうも最近は、そんな事ばかりを考えているごっさんです。

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2009年8月 2日 (日)

XAで京王線&虹

久しぶりに髪を切りに行った7/19は、
XAの3号機にフィルムを詰めて試写も行いました。

もともと、ジャンク2台セットで買ったうちの1台である3号機は、
露出計が動かない状態でしたが、
直そうと思って分解したら何故か動くようになってしまいました。

試写してみた感じ、動き始めた露出計も特に問題はなさそう。
ただ、いろいろ実験している時に、
フィルム室のモルトを剥がしたところが1箇所あり、
そのせいか、光線引きしているカットがありました。
まぁ、その程度は予想された範疇なので問題なし。

090719_11
OLYMPUS XA
F.Zuiko 35mm F2.8
Konica Minolta Centuria Super 400
京王線 新宿駅
2009年7月19日

6000系が来たら良いなぁ、と思って、
新宿駅のホームでしばしウロウロしてましたが、
結局来てくれませんでした。

ホーム端の「○番線」が、行灯のようにポワ~ンとした柔らかい光を放ってました。
XAの最短撮影距離は85cmで、焦点距離35mmである事を考えれば
もっと寄って欲しいレンズですが、それでも、
解放で撮れば背景は綺麗にぼけてくれました。

090719_21
OLYMPUS XA
F.Zuiko 35mm F2.8
Konica Minolta Centuria Super 400
JR南武線 登戸駅
2009年7月19日

この日の東京地方は変な天気で、
局地的に強い雨が降ったり、やっぱり晴れたり、
って感じでした。
そのせいもあって、やたら綺麗な夕焼けが出たりしましたが、
目をひいたのは、この「二重の虹」でした。

ちょっと見にくいかもしれませんが、
太くてはっきりした虹のすぐ左に、もう1本の虹が見えます。

こうやって一面空で写真を撮ってみると、
結構周辺光量が不足する事がよく分かります。

2号機、3号機ともに動作に問題無い事が確認できました。
故・米谷美久氏の忘れ形見で、
1枚でも多くの写真を撮っていきたいと思います。

ピーカンでは、先日買ったPENTAXのPC35AFの方が
「好みの写り」をしてくれるんですが、
暗所では、上の京王の写真のような感じで、
むしろ深い色合いが出てXAの方がさまになります。
最近は、地下だの夜だのと暗いところで撮る機会多いので、
会社への行き帰りのカバンに忍ばせておくには、
やっぱりXAの方が都合がいいなぁ、と思っているごっさんです。

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