「F5.6」

近頃は本屋に立ち寄る事もないので、
まだ実際に手にとって見たことはないんですが、
先日、「F5.6」という雑誌が発売されたそうです。(エイ出版社)
写真を趣味とする人なら、
表題を目にしただけで「ニヤッ」とされるかもしれないですね。
うまい!、と湯飲みを落とし、小膝を叩いて笑いたいところです。
実際、F5.6というのは便利な絞りです。
F1.4~F4くらいだと、被写界深度が深くなるので、
ピント合わせが厳しくなるし、レンズの粗も目立ってくるかもしれない。
かといって、F8~F22と絞り込んでいけば、
深度が浅くて立体感が無くなり、像も甘くなっていく。
F5.6って、そういう意味では、とても凡庸。
何かを表現したいなら、もっと開けろ!もっと閉めろ!、
と言いたくなりますが、じゃあ現実にはどうかと言えば、
失敗するのが怖くなるので「じゃあ、F5.6」となりがち。
せいぜい、半絞りの誤差でF4.5~F6.7が、
ごっさんの「守備範囲」な気がします。
最近はでも、なるべく絞りを「開け放って」撮るように心がけています。
「レンズは、1~2絞り絞ると、一番画質がいい」というのは常識。
でもそれって、レンズの個性を隠す行為でもあります。
悪い面を隠す反面、「素」の状態を放棄する事にも繋がります。
時には、勇気を持って絞りを開け放ち、
多くの光を余すことなく撮像したいものです。
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