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2009年11月30日 (月)

「四色の電車」@「太陽にほえろ!」

仕事絡みで「太陽にほえろ!」の音楽を聴いていたら、
そういや、国電がテーマの回があったなぁ、
懐かしいなぁ、あれってDVDになってないんだよなー、
と思いながらググッてみますと、
なんとジャストタイミング!
CSの「ファミリー劇場」で、数日後に放送される!、
という事が分かり、1も2もなくチャンネル契約し、録画しました。

名刑事ドラマ「太陽にほえろ!」の第625話※「四色の電車」では、
常磐線快速の103系の「つぎはぎ」が許せない犯人が、
各地で殺人を犯し、やがて常磐線とともに自爆をはかり・・・、
というストーリーの話しです。

※「ファミリー劇場」では第619話と表記。
多分、放送できない回を飛ばして換算しているからかな?、と。

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東京・大阪で頻発する、若い女性ばかりを狙った殺人事件。
現場はいずれも国電が近くを走っていた。
東京では中央総武緩行線、大阪では山陽線に環状線。
そして、現場に落ちているエメラルドグリーンのライター。

千代田線沿線で第4の殺人が発生した事で、
いよいよ国電との関連が濃厚となっていく。
ある鉄道少年に話しを聞くと、これらの現場は共通して、
103系が走っている事が明らかとなる。
しかも、現場を走る103系はみな、201系等に追われ、
常磐線へと転属し、グリーンに塗り分けられる事なく、
旧色のままで「つぎはぎ」で走っている。
それが許せない、と語る少年。

常磐線へ転属した103系の経歴を調べると、
中央線沿線でのみ事件が発生していない事に気づく。
これまでの事件の共通点から、
次の現場は多摩川沿線の緑地公園と予想、
現場をはっていたところ、おとりの女性捜査官に斬りかかる1人の若者。
やはり、犯人は中央線沿線で「第5の殺人」を冒そうとしていた。

逃げた犯人の足取りがつかめず、行き詰まっていたところで、
「話しは聞いた」と山さんが登場(笑)し、
犯人はホクロがあり、「土木」と書かれた茶封筒を持っていた、
との情報をもたらす(さ、さすが山さん)

ある土木会社につとめる若者をつきとめ、
自宅に踏み込んでみると、部屋一面に飾られた鉄道写真。
中でも、大きく掲げられているのが、常磐快速線の103系。
美しいエメラルドグリーンの103系は、
彼の部屋の窓からも見ることが出来る。

その彼は、約1ヶ月前、ある女性を好きになり、
家に連れて帰ってこの写真を自慢げに見せたところ、
「暗い」と言われてふられていた事が明らかとなる。
これは、失恋に対する怨みの犯行なんだろうか。

その時、彼がダイナマイトを盗み出して逃走した、
との一方がボスからもたらされる。
彼は彼女と心中しようとしているんだろうか。
一体どこで・・・、その時、あの鉄道少年の言葉が脳裏に浮かぶ。
「許せないんだよね、常磐線の快速は、緑じゃなきゃ!」
まさか、彼は、「つぎはぎ」の103系と心中を・・・?
しかも、その車内には、彼を振った彼女も乗っていた・・・!

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この「四色の電車」の初回放送は1984年11月23日だったそうです。
当時は、「オタク」という言葉が生まれた頃だったようですが
(一般に知られるようになるのは、数年後の例の事件だと思いますが)、
間違いなく、これは「オタク」をテーマとした
(かなりステレオタイプではありますが)ドラマと言えます。

しかも、エンディングでの山さんのセリフには驚かされます。

「人間はどんどん弱くなっている。
弱くなればなるほど、傷つけばカッとなる。
このままではいつまた、第2第3の事件が発生するとも限らん。」

まだ「キレる」なんて言葉も無い時代ですよ?
でも、このセリフの向こうに、あの秋葉原の交差点の惨状を思い浮かべる事は、
そう突拍子もない事ではない気がするんですが・・・

ものすごく久しぶりに(約20年振り?)見てみると、
なんか、山さんって、どれだけ千里眼の人なの?、
って印象が一番強く残りました。
あ、もちろん、脚本書いた人が先見の明を持ってたんでしょうが・・・

山さん、というか、露口茂さんは大好きなんですが
(「シャーロック・ホームズ」の吹き替えもそうですね)、
最近はすっかり隠居されているとの事。
また、あの独特のセリフ回しを聞いてみたい気がします。

そして、当時既に「追われる立場」だった、という103系に焦点をあて、
屈折した鉄道ファンの真理をうまく描写したドラマ仕立て、
なかなか見応えがあり、今みても充分に楽しめ、考えされられるものでした。

ところで、当時の古い映像をみていると、
常磐線荒川橋梁って、今は掛け替えられて新しくなっていたんですね。
僕も、常磐快速線103系を追っていましたが
(関東圏最後の103系でしたからね)、
荒川の鉄橋では、どう頑張っても写真撮れないなー、と思っていたので、
今回ドラマ見ながら「あれ?こんな写真撮れたっけ?」
と思い、よくよく調べてみましたら、
平行するつくばエクスプレスの橋梁と一緒に掛け替えられていた模様。

古いガーター橋時代に撮ってたかったなー、と思ったごっさんでした。

で、折角なので、昔撮った103系の写真も。
もちろん、こちらは「つぎはぎ」ではありません!

Imgp047301
PENTAX *ist Ds
SMC PENTAX 400mm F5.6
1/640秒 (ISO400)
JR常磐線 亀有-金町駅
2005年5月4日

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コメント

みやのこ様

コメントと情報をありがとうございました。

横須賀線の爆破事件は、あいにく存じてなかったですが、
このドラマが放送される16年前の出来事ですから、
丁度、裁判が最高裁に行って刑が確定する、
という頃だったんでしょうか。
恐らく、参考にしているところはあると思います。

個人的な憎悪、憎しみの上での犯罪というだけでも恐ろしいですが、
そこに「電車に色」まで加わってくるというのが、
むしろ今の21世紀に通じる「非現実的」な印象を強く与えます。

投稿: ごっさん | 2011年11月18日 (金) 01時41分

はじめまして、
この「四色の電車」に類似した事件で、じっさい昭和43年に発生した横須賀線電車爆破事件というのがありましたけど、この事件の犯人の男はなんでも婚約までした女性にふられたとかで恨みをもち、その女性がふだん利用してる横須賀線電車の(113系)車内に時限爆弾を東京駅でセットした結果、折り返しの上り列車として大船駅手前を走行中に爆弾が爆発して1人が死亡し、29人が負傷する惨事となりました。
他の鉄道車両を狙った爆破事件(草加次郎事件や近鉄電車奈良線爆破事件など)の殆どは迷宮入りとなって時効となったのに対し、横須賀線の場合は幾つもの手がかりをヒントに地道な捜査をした結果、事件から147日後に犯人検挙というカタチで解決し、最終的に犯人は死刑判決を受けて執行されてます。
参考にこの横須賀線爆破事件の犯人の苗字はさきの「四色の電車」のそれと同じ〈若松〉です。
長文になりましたけど、この辺にて失礼させていただきます。

投稿: みやのこ | 2011年11月17日 (木) 07時52分

@兄

「事実は小説よりも」なんて言うけど、
常磐線の色が気に入らないから殺人なんて、
んなアホなって事が荒唐無稽に思えないのもヤなもんで。
我々もヲタだから気をつけないと(笑)

@南東風様

僕は「太陽」も「西部」も観てたので(まだ幼稚園児でしたが)、
年の割には裕次郎の事をしっかり覚えているくちです。
さすがに、昔のスラッとした時代は全く縁がないですが・・・

先日行かれたという隅田川貨物駅付近も、
丁度僕が西新井に住んでいた頃に工事が進行していて、
すっかり見違える綺麗な駅になってしまいました。
以前の南千住駅は、ガーター橋の上に駅があるような、
ボロイ感じだったと思いますが、あれを撮っておくべきだった、
と今更ながらに思います。

投稿: ごっさん | 2009年12月 1日 (火) 22時53分

歳のせいか「太陽に吠えろ」と「ザ・ガードマン」の記憶があやふやになってきていますが
表題の作品は観たことがありません。
新宿・東京・秋葉原・上野・・・三色以上揃う駅はありませんでした。
小生が初めて常磐線に乗ったのは’71年4月。
上京の挨拶に柏の豊四季台団地に住んでいた叔父を訪ねた時でした。
茶色の電車で件の荒川鉄橋を渡った事も
柏駅西口(たぶん)が木造平屋で駅前が砂利敷きだった事もよく憶えています。
常磐線も新世代に移行ですね。

投稿: 南東風 | 2009年11月30日 (月) 23時45分

あまりに犯人像の人物描写が先進的すぎて、当時は理解以前に「実感が沸かない」だったですなぁ・・・
今なら「痛いほど解る」そんなあまりにも些細な心のダメージすら受け入れられない人物による凶行の、なんと日常的なことよ。

投稿: gochi-zoh | 2009年11月30日 (月) 23時06分

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