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2009年11月24日 (火)

サジタルコマフレアの見本市?Auto Nikkor 55mm F1.2

ちょいと前の話しになりますが、
「新宿中古カメラ市場」のジャンクコーナーで、
Nikkor-Q.C Auto 55mm F1.2」のジャンクを見つけました。

非Ai改でしたが、後期のマルチコート型で、値段は4200円と破格。
(もちろん、ジャンク品なので、カビあり&ヘリコイド重い、でしたが)

「非Ai改なんて怖くない。うちにはF4Sがある!」
と思って買ってみたはいいんですが。

メンテナンス一通り終えて、さて早速F4Sに、と思ってみると、
・・・あれ?、つ、つかない?

んなアホな。エイッ!、ってやったら、ガリッ!、って言ったしcoldsweats02

F4Sマウント下部のレバーにキズが~(泣)

※キズで済む当たり、さすが丈夫なプロ機?言ってる場合かよ

改めてF4のカタログを見てみると、
たった数本の「F4には使えないAuto Nikkor」の1つがこのF1.2。
ほんまかよ~~~

うーむ、困った。Ai改じゃないから、D80では使えん。
EOSにマウントアダプタでもいいんだが、
「F1.2様」に対して失礼な気もする・・・(どんな理由だ)

しょうがない、「F1.2様」のためにAuto Nikkor時代のカメラを買っておくか、
まぁ、FTnやFT2あたりのジャンクなら5000円もしないだろう、
って事で、数日後、改めて「中古カメラ市場」を覗いてみました。
不要不急だから、まずは相場のチェックを、と思ったら・・・、

なんと、絞り優先EE機「Nikomat EL」のジャンクが、
\2.100で置いてあるでないの?

とりあえず、勉強用に買ってみるかな、と思って購入。

すぐヨドバシで4SR44を買って、ミラーボックス内の隠し電池室に装填・・・、

・・・あれ?、シャッターも露出計も動いているねぇ(爆)

世の中不思議なもので、より高度な絞り優先EE機より、
完全メカニカルなカメラの方が「クラカメっぽい」から、
と人気が高かったりします。
その典型のような現象でしたね、こりゃ。

ちなみに、フィルム巻き上げクランク辺りに当たりがあり(ん?)、
感度ダイヤルが固くて回りにくい、という問題はありましたが、
回らなくはないので、実用上問題はなし。

ファインダースクリーン内にゴミ、カビが見られたのは、
分解してアルコール清掃してスッキリ
(スクリーンとコンデンサーレンズがペアになっているので、
それを分けて中を掃除してやりました)

合計で\6.300。いやはや、実にリーズナブルな買い物でした。

El_55mm

先日、リバーサル詰めて試写してみましたが、
露出計やシャッターの精度には問題なし、
ちょっとオーバーぎみの傾向がありますが、
ネガ撮りがメインになるので、むしろ歓迎の傾向かと。

で、その試写の際、「折角の高速レンズなんだから、
夜景も撮ってみたいよねー」と思って、
六本木ヒルズの方に行ってみました。

名物・けやき坂のイルミネーションも始まってましたので、
パシリと1枚撮ってみると・・・

091118_25
Nikon Nikomat EL
Nikkor-Q.C Auto 55mm F1.2
FUJI TREBI 100C
絞り優先EE F1.2開放
2009年11月18日


おおっ!これがサジタルコマフレア!!


レンズ収差の教科書に載せて欲しいような写真です!(笑)

「サジタルコマフレア」についての詳しい話しは、
「ニッコール千夜一夜物語」の第16夜にて語られております。

そもそも、サジタルコマフレアを打ち消す事を目的に開発されたのが
「夜景専用レンズ」のノクト・ニッコールで、
そのベースになったのはAi Nikkor 50mm F1.2(まだ現役)。
更にその先祖となるのが、今回の55mm F1.2。

まだレトロフォーカスの大口径レンズを作る技術が未熟な時代に、
こういう意欲的なスペックのレンズを出してくるNikonはさすがなのですが、
肝心の夜景絞り開放だと、さすがに収差が丸見えになってしまいますね!

でもそれもまた、このレンズのミリキ。
むしろこの幻想的な雰囲気で夜景を撮るとおもしろそうですね。

不思議と、ELに55mmを装着していると、
他のレンズに交換しよう、って気になりません。
実に見事な調和・コンビネーションです。
「我が家のベスト・オブ・お散歩カメラ」になりそうな予感です。

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