サジタルコマフレアの見本市?Auto Nikkor 55mm F1.2
ちょいと前の話しになりますが、
「新宿中古カメラ市場」のジャンクコーナーで、
「Nikkor-Q.C Auto 55mm F1.2」のジャンクを見つけました。
非Ai改でしたが、後期のマルチコート型で、値段は4200円と破格。
(もちろん、ジャンク品なので、カビあり&ヘリコイド重い、でしたが)
「非Ai改なんて怖くない。うちにはF4Sがある!」
と思って買ってみたはいいんですが。
メンテナンス一通り終えて、さて早速F4Sに、と思ってみると、
・・・あれ?、つ、つかない?
んなアホな。エイッ!、ってやったら、ガリッ!、って言ったし![]()
F4Sマウント下部のレバーにキズが~(泣)
※キズで済む当たり、さすが丈夫なプロ機?言ってる場合かよ
改めてF4のカタログを見てみると、
たった数本の「F4には使えないAuto Nikkor」の1つがこのF1.2。
ほんまかよ~~~
うーむ、困った。Ai改じゃないから、D80では使えん。
EOSにマウントアダプタでもいいんだが、
「F1.2様」に対して失礼な気もする・・・(どんな理由だ)
しょうがない、「F1.2様」のためにAuto Nikkor時代のカメラを買っておくか、
まぁ、FTnやFT2あたりのジャンクなら5000円もしないだろう、
って事で、数日後、改めて「中古カメラ市場」を覗いてみました。
不要不急だから、まずは相場のチェックを、と思ったら・・・、
なんと、絞り優先EE機「Nikomat EL」のジャンクが、
\2.100で置いてあるでないの?
とりあえず、勉強用に買ってみるかな、と思って購入。
すぐヨドバシで4SR44を買って、ミラーボックス内の隠し電池室に装填・・・、
・・・あれ?、シャッターも露出計も動いているねぇ(爆)
世の中不思議なもので、より高度な絞り優先EE機より、
完全メカニカルなカメラの方が「クラカメっぽい」から、
と人気が高かったりします。
その典型のような現象でしたね、こりゃ。
ちなみに、フィルム巻き上げクランク辺りに当たりがあり(ん?)、
感度ダイヤルが固くて回りにくい、という問題はありましたが、
回らなくはないので、実用上問題はなし。
ファインダースクリーン内にゴミ、カビが見られたのは、
分解してアルコール清掃してスッキリ
(スクリーンとコンデンサーレンズがペアになっているので、
それを分けて中を掃除してやりました)
合計で\6.300。いやはや、実にリーズナブルな買い物でした。

先日、リバーサル詰めて試写してみましたが、
露出計やシャッターの精度には問題なし、
ちょっとオーバーぎみの傾向がありますが、
ネガ撮りがメインになるので、むしろ歓迎の傾向かと。
で、その試写の際、「折角の高速レンズなんだから、
夜景も撮ってみたいよねー」と思って、
六本木ヒルズの方に行ってみました。
名物・けやき坂のイルミネーションも始まってましたので、
パシリと1枚撮ってみると・・・

Nikon Nikomat EL
Nikkor-Q.C Auto 55mm F1.2
FUJI TREBI 100C
絞り優先EE F1.2開放
2009年11月18日
おおっ!これがサジタルコマフレア!!
レンズ収差の教科書に載せて欲しいような写真です!(笑)
「サジタルコマフレア」についての詳しい話しは、
「ニッコール千夜一夜物語」の第16夜にて語られております。
そもそも、サジタルコマフレアを打ち消す事を目的に開発されたのが
「夜景専用レンズ」のノクト・ニッコールで、
そのベースになったのはAi Nikkor 50mm F1.2(まだ現役)。
更にその先祖となるのが、今回の55mm F1.2。
まだレトロフォーカスの大口径レンズを作る技術が未熟な時代に、
こういう意欲的なスペックのレンズを出してくるNikonはさすがなのですが、
肝心の夜景絞り開放だと、さすがに収差が丸見えになってしまいますね!
でもそれもまた、このレンズのミリキ。
むしろこの幻想的な雰囲気で夜景を撮るとおもしろそうですね。
不思議と、ELに55mmを装着していると、
他のレンズに交換しよう、って気になりません。
実に見事な調和・コンビネーションです。
「我が家のベスト・オブ・お散歩カメラ」になりそうな予感です。
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