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2010年2月15日 (月)

EBC FUJINON-Z 75-150mm F4.5

レンズを意匠(デザイン)で選ぶというのは、
そもそもお門違いな気もするのですが、
一方で、意匠に気合いが入っている=このレンズには自信あり、
という設計者の声も聞こえてきそうなので、
あながち間違っているとも言い切れません。

白いレンズ、赤い線のレンズ、緑の線のレンズ、★のついたレンズなど、
手にしただけで「これで作品を撮る!」という意欲を駆り立てられます。

このレンズも、その「美しさ」に惹かれて買ってしまった1本です。
実は、まだ試写もしてません。
試写するのも大変?なのです。理由は後ほど。

Imgp123501

漆黒の鏡胴に、角張ったゴシック体で刻み込まれた文字、
真っ白な「FUJINON」と並んで、
真緑に光る「EBC」の文字が、
そのレンズの高い描写力を約束してくれているようにも感じられます。


Imgp124501

M42スクリューマウント(Sマウント)のズームレンズ、
EBC FUJINON-Z 75-150mm F4.5」。
中望遠をカバーする、今となっては低倍率なズームレンズですが、
全体的に大きく重たく、自らの存在を主張しているようにも思えます。

Imgp124301

日頃、「キャップなんて、合えばなんでも良い」なんて言っているごっさんですが、
本体と同じ材質で作られた、ねじ込み式の立派なキャップには、
不思議と引き込まれるものがあります。
同心円を刻まれたフロントに、
別パーツを組み込んだと思われる「FUJICA」の文字が、
このレンズが特別なものだと思わせるのに充分な存在感があります。
(ちなみに、この写真のレンズも、フジのSマウントレンズである
EBC FUJINON 55mm F1.8」で撮影しました)

以前、2100円のジャンクで買ったレンズですが、
見た目はほとんど悪いところもなく、
美しい焼き付け塗装の輝きに惚れて収蔵したものです。

絞り不動でしたが、バラして清掃。
ところが、昨日久しぶりに触ってみたら、またまた固着。

なので、今日、再度ばらして清掃しました。
その過程は、またまた「続き」の中に入れてあります。

このレンズ、試写をしようと思うと、
いつものように「*ist Dsにマウントアダプタを付けて」
という事が出来ません。
フジのレンズは、絞りに突起があり(本体との連携用に)、
それが、アダプタ使用時に邪魔になってしまうからです。

55mmの方は、躊躇なくヤスリで削り取ったのですが、
こちらは「見た目重視」で買ってしまったレンズだけに、
どうもそういう事をしかねるため、デジイチで使えないでおります。

幸い、PENTAX SPには問題無くねじ込めるので
(突起が、マウントの外側に出てくれるので)、
SPで撮影に行くとき持参して撮ってみようと思っております。

写りは、どうも定評のあるところのようなので、
きっと、フジらしい「高解像度で空気感のある」写りだろう、
と期待したまま、気づけばもう何ヶ月も経ってしまっております。

撮ったら作例を載せようと思っておりますが、
それはまたそのうちに・・・

今回は、絞りの不良(粘り、固着等)の修繕を目的とした分解なので、
レンズの分解、ズーム部分やヘリコイド部分の分解は含まれません。
それはまた、おかしくなった時に試してみたいと思います。
あらかじめご了承の程を。

Imgp0599

まず、マウント部分をばらしますが、
赤い丸と青い丸は、共にカニ目になっているので、
カニ目回しを用意しておきます。

赤い方は、レンズの後群ユニットを外すカニ目です。
絞りにアクセスする上では、特に外す必要はないんですが、
一応、作業してて痛めたくもないので、外す事にします。

※赤い部分に、2箇所のカニ目がありますが、
その外側の方を回して外します。

Imgp0603

これが、外した後群ユニット。
絞りより後ろのレンズは、この中に全て入っています。

厚さ調整のためのスペーサーが入っていると思いますので、
無くしたり、組み立てる時に入れ忘れたりしないように気をつけます。

次に、青い丸のカニ目を回して、カニ目リングを外します。
すると、絞りの輪っかが外れるようになります。

Imgp0600

絞りのクリックは、小さな鉄の玉(赤丸)なので、
外す時に無くしたり飛ばしたりしないように気をつけます。
場所は、丁度真上、絞り指標の白点の部分です。

次、写真を取り忘れたのですが、
ズームリングのすぐマウント側に、3つのネジが見えます。

これ、外さなくても大丈夫な気がするんですが、
僕は、先にここを外してから作業しておりました。
この3つのネジを外す(緩める)と、
絞り指標がついている部分の固定が解けます
(但し、外す事はできない)

次に、ズームリングのゴムをめくります。
すると、いくつか穴があいているのが見えます。

ズームを回しながら穴の中を覗いてみると、
いくつかのネジを見ることができます。

Imgp0609

まず、大きめの+ネジが3つ。
これは、内部の方とネジ止めしているものです。
3つとも、外してしまいます。

Imgp0607

また、小さい-のネジも3つ、見ることが出来ます。
これは、トガリ先のイモネジで、内部と圧着する役割があり、
さっきの+ネジと共に、鏡胴のガタを押さえております。
ただ、+の方がしっかり止まっていれば、まぁ大丈夫なところです。
もし-のネジを紛失させても、悲嘆に暮れる事は無いでしょう。

Imgp0610

全てのネジをとって、グイグイとマウント側を、
ねじったり引っ張ったりしてやると、こうして2つに分離できます。

Imgp0615

外れたマウント側の、内部側が絞り部分です。
絞りを外すには、その脇にある3つの小さいイモネジを外します(赤丸)。

Imgp0616

絞りを外してみました。
見事に油分がついた絞りが見えます。
左のマウント側部分とは、2つのレバーが連結する構造なので、
後で組み立てる時、かみ合わせるのを怠らないようにします。

Imgp0620

外した絞りを、そのままベンジンの海の中にドボン。

これで、絞りの清掃は完了、後は組み立てていくのみです。

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