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2010年2月19日 (金)

まことさんと言えば、音やん

ある人は「主水さん」(あるいは「婿殿」)をイメージするでしょうし、
ある人は「安浦警部」と共に、
「パラリララ~」という数原晋さんのトランペットの音色を思い浮かべる事でしょう。
それとも、「あたり前田のクラッカー」ですかね?

個人的には、「京都殺人案内」の音やん(音川音次郎)、でしょうか。
土ワイ屈指の名作シリーズ。
なんでも、昨年のうちに新作の収録が行われており、
27日(土)に、第32話として放送されるそうですから、
これは観ないといけません。

たまたま、第29話を録画してまして
(酒井美紀が出てたから、という理由でしたが)、
昨日、頭の方だけですが、久しぶりに観てみました。
何が好きって、音やんと、遠藤太津朗演ずる秋山虎五郎のかけ合いでしょうか。

「お、おぉぉぉ、音やん!」「なんでっかいな?」

さすが、京都人同士(まことさんは東京生まれの京都育ちですが)の会話だけあって、
生粋の京都弁のかもしだす独特のゆるい?雰囲気は、
なんともたまらないものがあります。

にしてもですねぇ、第32話収録時点で、
藤田まことさんは76歳、
遠藤太津朗氏に至っては81歳!、だったわけですよ。
京都府警には定年っつうもんがないんかいな!、とつっこんでみたり。

クロード・チアリの音楽もいい。
クラシックギターの、落ち着いた暗めの音色が、
ドラマ全体を、優しく包み込んでくれるようです。
(殺人事件がテーマのドラマのはずですが・・・)

音やんは、いつも、折りたたみ傘を手にしています。
以前、再放送を観ていたら、その理由が語られていました。

その昔、音やんの奥さんが、
傘を持たずに外出した旦那に傘を届けようと、
外出したところ、交通事故で命を落としてしまった、と。

あの日、傘を持って家を出ていれば、
愛する妻を失わずに済んだものを・・・

音やんは、そんな自責の念にかられ、
以来、毎日必ず、外出の際には傘を手に持っている、
という話しでした。
なんで・・・、とずっと疑問だったんですが、
そんな悲しい思い出があったんです。

謹んで、藤田まことさんのご冥福をお祈りいたします。

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