93年春、山陰撮影旅行(2)~由良川河口にて
Canon EOS630QD
EF35-70mm F3.5-4.5
Konica XG400
北近畿タンゴ鉄道宮津線 丹後由良-丹後神崎間
1993年4月5日
あまりに有名な、北近畿タンゴ鉄道(KTR)の景勝地、
由良川河口の長大ガーター橋と、
そこを走る急行「丹後」のキハ28系堂々の5連です。
当時、四国は既に、急行は「よしの川」のみで、
キハ58+65のモノクラス2連(かき入れ時は増車して3連に)、
もちろん、全て四国色に塗り替えられていたので、
国鉄色自体がとても懐かしいものでしたので、
目の前を、5連もの急行色列車が走っていくなど、
本当に夢のような光景でした。
国鉄時代には、キハ28系で10連を超えるような列車もあったという事で、
それに比べれば全然短いものかもしれませんが、
今見返せば、あるいは当時の目にも、
この美しい編成美(ある意味、キハ65を含んでいないから、とも言える)、
しかもキロ(キロハ?)まで含む急行なんて、垂涎ものでした。
由良川の悠久たる流れと、
海に向かって突き出す山並みとのコントラストが美しいです。
Canon EOS630QD
EF70-210mm F3.5-4.5USM
Konica XG400
北近畿タンゴ鉄道宮津線 丹後由良-丹後神崎間
1993年4月5日
露出アンダーの写真を無理に取り込んでいるので、
ちょっと汚い事になっててスイマセン。
さっきと同じ場所で、レンズを望遠に切り替え、
はるか上流方面を望むと、
西舞鶴方面へ向かう宮津線が、
由良川沿いを走るところを捉える事が出来ます。
この時は、210mmまでのズームしか持っておらず、
KTR001形「タンゴエクスプローラー」が随分小さく写っておりますが、
これはある意味、「すごく遠い感じ」が出ていて、
まぁこれで良かったのかも、という気もしてきます。
良い場所でいい列車を撮るというのは、
実に気持ちがよいものですが、
一方で、どんなレンズでどんなアングルで撮っても画になる、
というのはなかなか難しいもので、
これぞ!、という会心の一撃を得にくい、という一面もあります。
この時は、割と頑張った方だと思いますが、
今再訪する事があると、どんな風に風景を切り取るだろう?、
と自分に問いかけてみたい気もします。
Canon EOS630QD
EF70-210mm F3.5-4.5USM
Konica XG400
北近畿タンゴ鉄道宮津線 丹後由良-丹後神崎間
1993年4月5日
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コメント
>最終日に無人の超有名撮影地
今や、真っ暗な高崎線沿線にも
同業者と思われる人がやってくるご時世だし。
最後くらいは、一人静かに走り去る姿を眺めていたいもんです。
投稿: ごっさん | 2010年3月13日 (土) 13時55分
由良川か・・・ 何もかもみな、懐かしい・・・
あさしお・丹後の最終日。
誰も居ない、雨の由良川橋りょうに独り佇み
最後の姿を見届けたのは、今でもいい思い出です。
今では考えられないね・・・>最終日に無人の超有名撮影地
投稿: gochi-zoh | 2010年3月12日 (金) 22時49分
いつもありがとうございます。
1枚目は、周辺が少々ケラれてるので、
PLフィルターを使っていると思います。
個人的に、コニカの地味な発色が好きでしたので、
後数本の残っているフィルムを使い切るのが勿体無く、
惜しく、寂しく思っております。
今後は、Kodakに移行いたします。
投稿: ごっさん | 2010年3月12日 (金) 09時42分
一枚目の写真、実に美しいですね。
しかしフィルムの色って良いですね。
素晴らしい写真を見せて頂きありがとうございます!
投稿: 640MB | 2010年3月12日 (金) 06時37分