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2010年4月29日 (木)

C56 160、瀬戸大橋を行く(1998年)

980410_23
Canon EOS630QD
EF100-300mm F4.5-5.6USM
Konica JX400
瀬戸大橋線(本四備讃線) 坂出(宇多津)-児島間
1998年4月10日

困ったときの?古い写真シリーズです。

これまで、幾度となく撮影に出向いてきた中で、
「あれは失敗だったなー」と思い起こされる写真がいくつかあります。
その中でも特別、苦い思い出として思い起こされるのは、
この、瀬戸大橋を渡るC56を撮影した時の事。

瀬戸大橋開通10周年を記念して、
C56 160が牽引する特別列車が走った時の写真です。

上に上げた写真は、本命じゃなくて、
むしろ「とりあえず撮っとけ」と思ってシャッターを切った中の1枚。

正直、「あれ、こんなカット撮ってたっけ?」と忘れていた程。
10年以上経って改めて見てみると、
まぁ、これはこれでアリかな、と思い直してみた次第。

で、失敗だったな、と思った本命というのは、
瀬戸大橋の主橋(いわゆる「南備讃瀬戸大橋」)
を渡るところを、ちゃんと橋を渡っていると分かるように撮ろうとした1枚。

ちゃんと、吊り橋と分かるように、
また、当然、海の上を渡る橋だから、海も入れて・・・

なんて欲張ったアングルで撮ってみると、
橋の真ん中を走るSLなんて、
ほんの豆粒程度にしかならんのです。

当時はそれでも、「いや、きっと煙をあげてるから大丈夫!」
なんて甘い見通しをしてましたが、
考えてみたら、延々と直線を走るだけの路線で、
しかも後ろに補機のDE10まで控えているとくれば、
ほぼ「無煙」状態で走ってくるのは当然であった、と言えます。

で、後から写真を見て、
「えー、SLというものはどこに写ってるのか・・・」
と探さないといけない始末。

加えて、現場での苦い思い出も拍車をかけます。

C56が瀬戸大橋を走る様を、
西日本放送かどこかの放送局が、
テレビで流すためにヘリを飛ばしてまして、
すぐ真横を平行して飛んでいくわけですよ。

あれには、回りで一緒に撮影していた皆様からも
「おいおいおい!」とブーイングの嵐。

ある意味、「撮影者の前に出てアングルを侵さない」という、
鉄道写真マナー法第31条第2項に反する行為でもあります
(ほんまかいな、ほれ)

撮影中はイヤな思いをし、
上がってきた写真も散々という事で、
すっかりやる気をなくした、当時大学生のごっさん、

その年は、春頃までは、
ちょこちょこ琴電を撮りに来るなど積極的だったのが、
この「事件」を経て以降、
6月に「瀬戸」を撮りに行ったのと、
夏休みに山陰方面に撮影旅行に行った以外、
ほとんど鉄道写真を撮っていない程なので、
余程ショックが大きかったようです。

今ならデジタルなのでその場で「反省会」をし、
すぐにアングルを変えることも出来ますが、当時はフィルムのみ。

また、事前に「あそこで、こんな写真を撮る!」
というイメージを作りすぎていると、
現場で臨機応変な判断が出来なくて、
一番いい構図を考える事を放棄したまま撮影してしまい、
ろくな結果にならない、という事を学んだのでありました。

そういう意味でも、なーんも考えずに適当に「記録」しただけの写真が、
今から見ると一番マシだった、という結果になったりするわけです。

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コメント

僕も、この列車が来た時に
「ついにポニーも四国上陸!」なんて思ったもんですが、
まさか徳島に配置されていた事があるなんて驚きでした。
お宝なんて程のものはもうあまりありませんので、
悪しからずご了承の程を・・・

投稿: ごっさん | 2010年4月29日 (木) 23時37分

お宝写真をお持ちですね、もう前世紀のこと。
小生はネットを始めるまでC56が来たことも知りませんでした。
以前、金長狸様からの質問で調べたら
戦前、徳島にもC56が配置されていた時期があったと分かって
さらにびっくりでした。

投稿: 南東風 | 2010年4月29日 (木) 23時12分

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