西国でSuper Wide HeliarとDマウント
Canon VL
Voigtlander Super Wide Heliar 15mm F4.5 Aspherical
Kodak Super Gold 400
1/125秒 F4.5
JR西国分寺駅構内
2010年4月30日
Canon VL
Voigtlander Super Wide Heliar 15mm F4.5 Aspherical
Kodak Super Gold 400
1/500秒 F13
JR中央線 西国分寺-国立間
2010年4月30日
Canon VL
Voigtlander Super Wide Heliar 15mm F4.5 Aspherical
Kodak Super Gold 400
1/500秒 F9.5
JR中央線 西国分寺-国立間
2010年4月30日
4/27からオレンジの201系が運用に復帰した、
というニュースを目にしましたので、
じゃあGW中に撮影を!、と勇んでおりましたが、
もっぱらの噂通り、それも4/29まででして、
その日はチビを動物園に連れて行く約束をしてましたので、
あいにく撮影する事が出来ませんでした。
とはいえ、あらかたの予想通りと言いますか、
沿線は乱痴気騒ぎの様相を呈していたようで、
特に車内では、209系の騒ぎよろしく、
一般の乗客の事を顧みない「キ」が猛威をふるっていたそうですから、
走っていたら走っていたで怒り全開になっていた可能性もあり、
健康にはよろしかったかとも思います。
あまり気は進みませんが、
葬式ツアーの特別列車に押し込んでおく方が、
世間の皆様の迷惑にもならず、良いのではないか、と思い始めております。
さて、そうは言ってもカメラは準備万端だったし、
天気も良かったので撮影に出向いてきたのであります。
メイン機材だったはずのD80は家に放置し、
念のため持参予定だったCanon VL + Super Wide Heliar「だけ」を手に、
西国分寺近辺を散策しました。
かつて両親が住んでいた土地であり、
また、兄の「ふるさと」でありますから、
僕自身も、馴染みはなくとも特別な場所なのであります。
で、いろいろスナップしてきたのですが、どうもしっくりきません。
ファインダーを覗いている分には、
「この立ち位置でこのアングルで撮れるとは!すごい!」
などと嬉々としながら撮影しておりましたが
(例えば、2枚目なんかは、
普通の広角ではこうは撮れない、という場所ではあります)、
いざ蓋を開けてみると、ただ広角レンズで撮っただけ、
のように見えてしまうのです。
余程狭い空間で広大に撮影するとか、
特定の被写体に、触れんばかりに近づいて遠近を思いっきり強調するとか、
「もう一歩、さらに一歩」を心がけていかないと、
その真価を発揮する事は出来ないようです。勉強になります。
1枚目は、武蔵野線ホームから改札口を見下ろした様子。
3枚目は、柵の上にヒョイとカメラを持ち上げ、ノーファインダーで撮影。
どうせパンフォーカスのようなレンズですし、
辺り一面写し取れるような画角のレンズですから、
あてずっぽでも、それなりにそれなりな写真にはなってしまうのです。
そう、それもまた、裏を返せば「問題」なんであります。
折角なので、遊びで持ち出した、
Dマウント改の「OGOB-01」で撮った写真の方も。
Kenko OGOB-01改(簡易Dマウント化)
Olympus Cine Zuiko 6.5mm F1.8
1/723秒 F5.6
JR中央線 西国分寺-国立間
2010年4月30日
小さなDマウントのレンズなら、柵の隙間から撮影するなど造作もない事。
でも、特に上方の隅が激しくケラレております。
以前にも書いた通り、
本来のDマウントのレンズのイメージサークルは、
「ダブル・エイト」フォーマットの8mmフィルム向け。
1/2.5型のCCD/CMOSよりも更に小さい程なので、
どうしても、こんな風に周辺がケラレたり、像が流れたりします。
それでも、ほとんどおもちゃと変わらないような小さなレンズで、
どうしてこんなちゃんとした焦点を結ぶの?、と不思議になってきます。
Cマウントの世界が、マイクロ4/3の影響で注目され、
価格の高騰と品不足を巻き起こしているのとは裏腹に、
Dマウントのレンズを経た像を記録する術は限られております。
最低限、カメラの分解改造は必須なので、敷居が高い。
よって、いいレンズも、捨て値でゴロゴロしている、というのは魅力です。
お暇な方、腕に覚えのある方は、
コンデジのDマウント改造などいかがでしょうか?
ただ、Kenko OGOB-01はもうディスコンらしいので、
何をベースに改造すると良いのか、思案のしどころ・・・
さて、昨日はこの後、下北方面に移動し、
稼働を確認した井の頭線3000系を撮影してきたのですが、
なんともバカな話しで、
家に帰ってから、まだフィルム入っているのに、
VLの蓋をパカッなんて開けてしまったのです。
どこまで死んだか定かではありませんが、
もうすっかり意気消沈中のごっさんでありました・・・
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コメント
武蔵野線の5000番代は、
日韓ワールドカップの際、
成田エクスプレスの253系が足りなくなるので
急遽増備する事になり、
足回りの共通した205系から電装を外して移植し、
代わりにVVVFの足回りを付けたもの、と聞いています。
その後は、他の編成もどんどん改造されて、
今は改造車の方が多いんじゃないですかね~。
投稿: ごっさん | 2010年5月 3日 (月) 23時53分
貨物専用線のはずが今や優良旅客線。
時間を気にしてなければ貨物の通過を見るのも楽しいんですが。
>一端走り出すと、ガーッと飛ばしていくので爽快ですが・・・
確かに205系本来の用途から逸脱した走行ですが
VVVF化したり扉横座席端部に今風の仕切りを増設したりと
それなりの加工がなされてるようです。
投稿: 南東風 | 2010年5月 3日 (月) 23時41分
そういえば、「西国」と書けば、
普通は「さいこく」ですよね。失礼しました。
武蔵野線は、電車の運転間隔が長いので、
なかなか電車が来ないとドキドキしちゃいますね。
一端走り出すと、ガーッと飛ばしていくので爽快ですが。
国鉄は、赤字で大変な時に、
よくこんな高規格路線を作ったもんだと思います。
投稿: ごっさん | 2010年5月 3日 (月) 00時41分
「西国」は「にしこく」と読む駅のことですね、連休に関西方面にご旅行?と勝手に思い込んでしまいました。一枚目の写真の階段は良く知ってます。立川に関連事業所があって行けば必ず飲んで遅くなります。
階段右手の中央線上りホームから高崎線の終電を気にしながらつい先週も駆け上がったばかりです。
投稿: 南東風 | 2010年5月 3日 (月) 00時06分
MoBlue様
コメントありがとうございました。
あまり納得のいってなかった写真でしたが、
お褒めに預かり恐縮です。
リンクには特に制限設けておりませんので、問題ありません。
ご連絡いただきありがとうございます。
Super Wide Heliarは、現代のレンズだけあって、
シャープでコントラストも高く、とてもいいレンズだと思います。
目測なので、少しでも絞り込んでパンフォーカス的に撮れるよう、
400のフィルムを入れて撮影しております。
投稿: ごっさん | 2010年5月 1日 (土) 10時46分
レンジファインダーの検索から来ました。
とてもいい感じに撮れますねー
色も来ますねー
差し支えなければ、リンクをさせてください。
投稿: MoBlue | 2010年5月 1日 (土) 07時38分