PENTAX SP、再々々?修理(自業自得篇)
去年秋にレストア報告したPENTAX SP。
ただその後も、なんとなく不調のまま推移しており、
たまにシャッターを切ってみると低速シャッターがまるっきりダメ、
という状態に戻っている事もちらほら。
理由はそれなりにはっきりしてまして、
義父からもらった時点で電池が数十年?放置され、
ガバナーまで辿り着くほどの液漏れをしてましたので、
割と「だましだまし」な整備になっているのです。
そんな時も、あわてず騒がずに底蓋をあけて、
いくつか部品、歯車を取って、
所定の場所に油を差してやれば、とりあえず復活。
最近は、その油が切れないようにと、
時々手にとって空シャッターを切るようにしています。
で、先週末も、レバーを巻き上げてシャッターをカシャ。
あ、またガバナーが仕事してない~。
また分解かよ、と思いながら、再度巻き上げレバーを・・・
「ガリッ」
・・・がり?
な、なんすか、今の音?
う、動かない!レバーもシャッターも、何も動かないヨ!
こんな症状は初めてにつき、ちょっと動揺。
今度はどこが壊れたのじゃ~!
その日はもう遅かったのでそのまま放置し、
翌日、帰宅するなり、またまた分解開始
(もう何回分解したんだろ。すっかり手慣れてしまいました)
ファインダーを外し、ミラーユニットまで外しましたが、
これだけスカスカでもやはりレバーは動かない。
うう、この歯車やバネがいっぱい詰まっている、
この部分で何かございましたですかね・・・
(かなり顔が青ざめている)
意を決して、触りたくなかった部分の分解開始。
レバーを外すとバネがビヨヨ~ンと元気に飛び出しそうになるし、
つられて歯車なんかも飛んでいきそうになる。
頼むからヂッとしててくれ~
シャッターボタン部を外し、その下の歯車も外し・・・、
といったところで、何やら気になるものが・・・、
この、歯車と歯車の間に挟まっている金属片って・・・?
あ゛~~~、スペーサーのワッシャーが噛んでる~~~!
マウント部を外す時、いつのまにやら、
ネジ部分の調整にあてがわれているスペーサーの1つが、
隙間から内部に入り込んでいた模様です。
で、それが歯車まで辿り着き、見事にガリッ、と・・・
そりゃ、巻き上げ出来なくなるのも当然です。
なんせ見事に噛んでいたのでペンチでエイヤッ!、と取り外し、
さっきいろいろ取った歯車を、ちゃんと動作するように設置していき
(折角なら写真撮っときゃよかったなー。
あまりに必至だったので、1枚も撮っていない・・・)、
なんとか這々(ほうほう)の体で元に戻す事ができました~。
今回ばかりは「もはやこれまで!ニコイチの用意!」
と思って予備機を買い求める事を決断していましたが、
結果的にはなんとか修理する事ができて一安心。
またまた「PENTAX SP分解修理」のレベルが上がってしまった?ようです。
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