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2010年6月29日 (火)

SHINJYUKU NOBODY at A18

100617_11

『TOKYO NOBODY』、という写真集があります。
写真家・中野正貴氏の作品。

24時間働き続ける街・東京。
街から人がいなくなる事などない・・・、はずなのに、
その写真集には、誰一人として写っていない。
しかも、それは「合成」ではない、と言います。
三脚にカメラを据え、ただ「その瞬間」を待つ。

もう何年も前に、「タモリ倶楽部」でやっていたのを見ただけなので、
あまり詳しい事は言えないのですが、
その着眼点には驚かされたものです。

さて、そんな「TOKYO NOBODY」を思い起こさせるような場所を見つけました。

新宿駅の「A18」出口です。

前回のエントリで、新宿ガード下方面を撮った写真を載せました。

そこへ行く時、この出口から行ったんですが、
急いで現場へ歩いて行きながら、
「なんか、ここ、変。」と思ったのです。

新宿駅なのに、どうして人がいないの?、と。

100617_12a

1日に350万人近くが乗降する、という新宿駅。
その中で、果たして何人ほどが、このA18出口を使っている事でしょうか?

紛れもなく、この階段を下りていけば、
日本一の大ステーション、新宿駅へたどり着けるのです。

しかし、なんとなく陰気な雰囲気が漂うA18出口。
心なしか、こちらに足が向かなくなるような、
そんな気持ちになってしまう程です。

100617_13a

「東京」というと、どうしても「都会」「喧噪」「人、人、人」「高層ビル」といった、
一面的な見方をしてしまいがちです。
しかし、少し目線を外してみた時に、
例えば同じ新宿駅なのに、こうも「ひとけ」の無い出入り口もあったりします。

近代的なビルが立ち並ぶ街から、
どこか路地に曲がった途端に、
目の前に昭和30年代のボロアパートが建っているとか、
そんな「ワープポイント」が多くあるのも、東京という街のミリキなのかもしれません。

※写真は全て、

Olympus PEN F
Super-Multi-Coated Takumar 24mm F3.5
Fuji NATURA 1600

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コメント

新宿駅なんて、
人とぶつからずに歩くことも出来ない駅で、
少し外れるとこの有様、というのが不気味さを助長します。
A18出口と、二軒屋駅の乗降客数を比べてみたい気がします。
大手町は、地下迷路で何が何やら分からないですね。
迷ってさまよっているうちに、
地図に載っていない出口に辿り着いたりして・・・、
おっと、そろそろ怪談話の季節になってまいりました。

投稿: ごっさん | 2010年6月30日 (水) 00時12分

ありますねぇ、東京の空白地帯(または空白時間帯)
都心は居住者が居ないので夜間はそういう光景がありますが
昼間でも大手町辺りは休日無人になります。
昔は大手町中通りはポートレート撮影に使ったことがありましたが
今はオシャレな街になって休日も賑わってます。
しかし
無人の地下道は蛍光灯が灯っていても
夜の学校より不気味な感じがします。

投稿: 南東風 | 2010年6月29日 (火) 23時32分

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