今度、muk selectさんで発売が開始される、
Ai-S NikkorをAi-P化するチップ。
通称「タンポポチップ」。
四の五の書きたい事もあるんですが、
とりあえず、いきなり実践編からスタート。
細かい話しは後回し(笑)
これが、「タンポポチップ」です。
かなり拡大しているので大きく見えますが、
実際は指の上に乗る程度の小さなモノです。
これを、Ai-S Nikkorのマウント部分の「所定の場所」(後述)に、
両面テープ、接着剤等を使って取り付けます。
この状態。
「Ai Nikkor 35mm F2S」に、電子接点が付いたような状態です。
とりつける場所は、こちらの写真参照。
赤線が、丁度「レンズ取り付け指標」のある中心線。
タンポポチップの、真ん中の接点が、
その中心線に合うように取り付けてやります。
実際は、取り付ける部分の高さによって、
かさ上げしたり、逆に削ったりする必要が出てくるかもしれません。
が、Ai-S 35/2は、ジャストフィットで、
この状態でD80に取り付けてカメラ←→レンズ間の通信に成功!
実際は、ここから「チップの設定」という作業が入ります。
それは、次回にまとめて書くことにします。
このチップをAi-S Nikkorに取り付ける事により、
何が便利になるかと言いますと、
■(D80/90など「D二桁」機や、D5000など「D四桁機」では)
露出計が使えるようになる
■(D3など「D一桁機」や、D300など「D三桁」機では)
焦点距離/開放F値の手動入力/選択が不要になる
■よって、通常利用でフルモード(PSAM)の撮影が可能になる
■撮影したデータのEXIFに「焦点距離」「撮影時の絞り」が記録される
■絞り優先AEおよびマニュアル撮影時、絞りを1/3段単位で制御できる
主だったところでは、以上のような感じです。
特に「D二桁」「D四桁」なニコンのカメラだと、
Ai-Sレンズの使用においては「マニュアルのみ」「露出計作動せず」
という制限を余儀なくされるわけですが、
このチップを取り付ける事により、
実質、AF以外の全ての機能を生かせるようになります!
また、「D一桁」「D三桁」なニコンのカメラでも、
レンズ交換ごとに手動で焦点距離/開放F値を設定、
という手間を省く事ができます。
今後、複数回のエントリで細かくいろいろ書いていく予定です。
以下のような内容にて執筆予定。
・タンポポチップの設定の仕方
・絞り制御(露出制御)の諸問題(Ai-Sじゃなきゃいけない理由)
・そもそも「Ai」「Ai-S」「Ai-P」の違いって何?
・タンポポチップの使用が向いている場合と向いていない場合の考察
・実践・D80+Ai-P(改) Nikkor 35/2で撮ってみた!
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