★タンポポチップ:【設定】カメラで設定??
★タンポポチップ:【予告】NikkorのAi-SをAi-P化するパーツ登場!
★タンポポチップ:【いきなり実践】Nikkor Ai-SをAi-P化!
muk selectから発売される予定の、
Ai-SなNikkorを「Ai-P化」してしまう便利グッズ、
通称「タンポポチップ」。
前回は「付けました」「出来ました」みたいな話しだったので、
も少し細かいお話しを。
手元にあるニコンのデジイチ、D80に、
Ai NikkorやAuto Nikkorなど、
電子接点の無いレンズ(いわゆる「CPU非内蔵」のレンズ)をつけると、
マニュアルモード以外での撮影が出来ません。
PSAの時は、液晶の絞り表示部分が「F--」の点滅となります。
また、Mの時も、露出計は動かないので、
シャッター速を適当に合わせて何枚か撮り、適正値を探していく、
という「デジタルならでは」の露出あわせをする必要があります。
それを、通称「タンポポチップ」を取り付ける事で、
擬似的に「CPU内蔵レンズ」にしてしまうわけです。
それが、このチップの賢いところです。
今回は、その「設定方法」について概説したいと思います。
さて、前回のエントリに掲載した写真のように、
マウント部分内側の「黒枠」部分にタンポポチップを貼り付け
(ごくフツーの両面テープでも大丈夫そうです)、
それをデジイチに装着してみます。
で、電源オン。
もし、タンポポチップの装着方法に間違いがなく、
また、そもそもレンズマウント部の黒枠の「径」が適正であれば、
電子接点を通してカメラ←→レンズの交信が始まります。
※この「黒枠の径」が、かなり重要なポイントになってきそうです。
手元のレンズだと、35/2やマイクロ55/2.8は問題なしでしたが、
105/1.8は径が大きくて取り付けできませんでした。
今後、「対応」かどうかの情報を、調査の上でどんどん出していこうと思います。
入手後すぐの「初期設定」のタンポポチップは、
カメラと以下のような内容で交信をします。
・絞り開放値 F2.8
・最小絞り値 F2.8
・AF/MF切り替えレバー AF
・焦点距離 45mm
これを、タンポポチップを取り付けたレンズの諸元にあわせて、
内容を「書き換える」作業を行う必要があります。
今回試した「Ai Nikkor 35mm F2S」の場合は、
・絞り開放値 F2
・最小絞り値 F22
・AF/MF切り替えレバー MF
・焦点距離 35mm
となります。
さて、じゃあどのようにROMの内容を書き換えるのか。
PCと接続できる方法があれば簡単なんですが、
そうはいきません。
なんと、カメラから操作するのですよ!
しかも、所定の方法で「シャッターを切っていく」のです。
具体的な方法は、製造元(だと思う)のサイトに、
英語で書かれています。
ごっさんでも理解できる程度の英語なので(苦笑)、
多分簡単にご理解いただけると思います。
かみ砕いて説明しますと、
・露出モードをマニュアル(M)にセット
・「1秒」「5秒」「1秒」の順番でシャッターを切る
すると、液晶部分の絞り値表示が、
2.8 → 4.5 → 5.6 → 10 → 20 → 40 → 90
の順番で、約1.5秒くらいの感覚で切り替わり始めます。
普通にデジイチ使っているうちは、目にする事のない挙動です。
これらそれぞれの数字が液晶に出ている時に、
またまた「1秒」のシャッターを切ります。
すると、以下のような設定メニューに移ります。
2.8: 開放絞り設定モード
4.5: 焦点距離設定モード
5.6: AF/MFスイッチ切り替えモード
10: フォーカスエイド位置微調整(後退)
20: フォーカスエイド位置微調整(前進)
40: 最小絞り設定モード
90: リセット
例えば、「2.8」と表示された時に「1秒」のシャッターを切ると、
今度は液晶の絞り値が
1.0 → 1.1 → 1.2 → 1.3 → 1.4 → 1.5 → …
と、やはり1.5秒間隔くらいで切り替わり始めます。
「開放絞り」「最小絞り」を設定する場合は、
実際に設定したい絞り値が液晶に現れた時に、
またまた「1秒」のシャッターを切ります。
これで、ROMに書き込み(書き換え)完了。
一端、電源をOFFにします。
後は、この繰り返し。
「焦点距離」を設定する時は、
それぞれの絞り値が何mmを表しているのか、
事前によく確認しておく必要があります。
(上記英語リンク参照。)
「AF/MF」切り替えは、MFにしておく方がいいんじゃないか、と思います。
もし「AF」のままにしておくと、
カメラがタンポポチップに対して「AF動け!合わせろ!」と命令を下すはずです。
実害はないかなと思うんですが、あまり気持ちいいモノでもないので、
ごっさんは、最初から書き換えてしまっております。
こうして、一通り情報を入力する事で、
晴れて、カメラは「このレンズは35mm、開放絞りはF2で・・・」
と理解できるようになるわけです。
ところで、こうして「疑似CPU内蔵レンズ化」をする事で、
絞りの制御は、完全に「ボディ主導」となります。
現在、ニコンがデジイチ用に発売している、いわゆる「Gタイプ」のレンズは、
ボディによる絞り制御のみに対応なので、
レンズ側に絞り値を選択するリングがありません。
と、簡単に「ボディから絞りを制御」と書きましたが、
これが結構な「高精度」のもとに成り立っています。
なんせ、絞り開閉のレバー1つの動作で制御しているんですから・・・
その辺の、「そもそもニッコールの絞り制御って?」
「なんでAi-Sレンズ用って事になっているの?」
という話しは、次回にまとめて。
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