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2010年8月16日 (月)

千代田光学(ミノルタ) A-2試写に感動

100811_13_a2

※当エントリの写真は全て

千代田光学(ミノルタ) A-2
Chiyoko Rokkor 45mm F2.8
Fuji SensiaIII (RAIII)
2010年8月11日

先日、シャッターをいい加減に修理した、
千代田光学の銘機A-2の試写結果です。

正直、ここまで綺麗に、見事に、
素晴らしい描写を見せてくれるとは思わなかったので、
「う~ん」と唸りの声を上げております。

試写は、会社の昼休みに、いつもの「旧・三田小山町」で行いました。
Canonet QL19や、Fujica 35 AutomajicMamiya-6等と同じ辺りです。

まずは、三田小山町の風景を激変させたマンションです。
この辺りにあった、伐採された老銀杏の話を書いたことがあります。

∞(インフ)のチェックなので、距離計は見ず、
ピントを∞端にして撮影しました。

一部を等倍に切り出すとこんな感じです。

100811_13_a2_trim

合ってる言えば合ってる、違うと言えば違う、
てな微妙なところではあります。
なので、この後、念のために再度分解して調整しました。

続いて、距離計を使って近くの物を写してみました。

100811_14_a2

この時は、風がビュービュー吹いてて、
ブンブン振り回されて、花も大変そうでした。
一瞬止まったタイミングでシャッターを切りました。
距離計の調整には問題ないように思えます。

この写真、絞りはF5.6位だったと思うんですが、
その結果、光源が「星型」になってしまいました。

100811_14_a2_trim

こんな感じ。見事な「星」っぷりです。

絞りは「真円」こそが最高と言われておりますが、
こうしてみると、星の形もなかなかおつなもので、
むしろ、そのおかげでボケがまろやかになったんじゃないかな、
と思ってしまうくらいです。

以下、他のスナップを3点。

100811_16_a2

100811_19_a2

100811_21_a2

もともと、ロッコールレンズの描写は、
兄貴が持っていた(今も持っている)XEや、
ロッコールの血を引くαレンズ群の写りを見ていたし、
自分でも使ったことがあるので、よく分かっているつもりでした。

なので、A-2も、いい写りをするだろう、という事は予想できていたのですが、
いざこうして画になってみた時に、分かっていたはずなのにもっと驚くという、
まさに想定の範囲外な描写を見せてくれました。
シャープネスやボケ方などもいいですが、
なんといっても「色」ですよね。
1枚目、5枚目の空の色は、確かに実際よりは濃く記録されていますが、
「澄んだ青」という感じが伝わってきます。

また、4枚目の、お店の前の植物を見ていると、
いろんな緑色にそれぞれ個性を感じます。
緑といえば、マルチコート化されたロッコールレンズは
「緑の目」の玉として知られておりますが、
この写りを見る限り、緑の被写体の写りも素晴らしいものです。

今回、初めてフジの「SensiaIII」というフィルムを使いました。
これまで、最廉価だった「Trebi」というポジがディスコンになり、
安くて試写に使えるポジはないかなぁ、と思っていたところ、
TwitterでSensiaIIIを薦められました。

このポジ、フジのサイトには「医療・学術向け」と書いてあるので、
一般向きじゃないんだろうなぁ、という先入観あり、
これまで使わずにおりましたが、
フジのポジにしては珍しく(?)、「彩度倍率ドン更に倍」的な不自然さがなく、
またシャープネスもあり、レンズの描写を見極める場合や、
個性的なレンズの描写をありのままに収めたい時など、
便利で安心して使えるポジである事が分かりました。
値段も安いので、今後ポジを使う場合の常用として使えそうです。

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コメント

静岡のジャンクマニア様

またまたありがとうございます。

古いカメラだと、
多少ぼやけてたり、ピンが甘い方が、
レトロで良いように思われがちですが、
とんでもない話しですね!
こんな抜けがよくて色のいいレンズ、
しっかり撮らなきゃもったいないです。

カメラがしっかり動いているうちに、
いいフィルムが出回っているうちに、
いろいろ撮っていきたいと思っています。

投稿: ごっさん | 2010年8月16日 (月) 21時37分

無記名で失礼しました。
静岡のジャンクカメラ好きです。
そうなんですよ!
Aは良く写ります。
私もそう思いました。
想定以上、
これもクラカメの楽しみのひとつですよね。


投稿: 静岡のジャンクマニア | 2010年8月16日 (月) 12時57分

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