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2010年10月12日 (火)

小田急、豪雨の疾走

101009_19

101009_20
(※いずれも)
Petri FTE
C.C Petri 28mm F3.5 EE Auto
(おおよそ)1/60秒 F8
Fuji Natura 1600
小田急 喜多見駅
2010年10月9日

南青山まで「36コマ1本勝負」展を見に行った日は、
雨が降ったり止んだりのあいにくの空模様でしたが、
小田急で帰ってきて喜多見駅で降りた頃には、
雨がバチバチと打ち付けるような大雨となっておりました。

そんな雨の中を疾走していく、3000系と8000系が手を組んだ「急行」です。

まず1枚目を見ると、単焦点の広角レンズなのに、
えらく歪曲して「魚眼ちっく」な感じがします。

今の世の中、ズームレンズでさえ、
諸収差は徹底して封じ込まれる時代ですから、
単焦点レンズの、しかも開放F値の暗い余裕のある設計のレンズで、
これだけ歪曲しているレンズなんて、あるはずがないのです。

ピントも、そうシャープな感じでもない。
とっても「落第生」な描写性能のレンズですが、
ごっさんはそもそも、そういう尺度でペトリのレンズを評価しよう、
という気はさらさらありません。

鉄道向け、って感じでもありませんし、
フィルムも、フジのネガにはちょっと合わないかなー、
という気は確かにするのですが、
こういう個性的で優しい描写をするレンズは、
特に子供を撮る時には結構重宝しそうなんであります。

2枚目は、今度はカメラを横に構えて、適当な感じで流してみたもの。

水しぶきが自分のところまで飛んでくる程、
もの凄い雨を、急行が蹴散らしていきます。

28mmだと広角過ぎるかなー、とも思いましたが、
撮ってみると、意外にそうでもなかったようです。

雨の日に、雨を蹴散らしながら電車が走っていく、
という様子は是非撮ってみたいと前から思っておりましたし、
しかもペトリで電車を撮る、という絶滅寸前の行為のオマケまでついて、
なかなか満足のいく写真となりました。

先日頂いたFTEEの方でも、電車メインで、まずは撮ってみたいと思っています。

鉄道コム

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コメント

いつもいつもありがとうございます。

止まってくれたのは、かなりたまたまです。
雨も、バチバチと相当降っていたタイミングで、
これなら写しても様になりそうだなぁ、
というタイミングでした。

次は、望遠で撮ろうかな、と思いつつ、
この雨だとそもそも家から出たくない、
とも言えます。難しいところです。

投稿: ごっさん | 2010年10月13日 (水) 01時34分

先を越されました~。
小生も雨の中、水煙を巻き上げる新幹線を撮るべく
先月熊谷に行きましたが全然止まってくれませんでした。
この距離で、しかも広角で止めてしまう
ごっさん様に敬服します。
それでも
至近距離の広角での流しは
映像のドップラー効果みたいで病みつきになりそうです。

投稿: 南東風 | 2010年10月12日 (火) 23時39分

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