京王三兄弟を後追いで撮る
※写真はいずれも、
Nikon D7000
SIGMA ZOOM AF-APO 70-210mm F3.5-4.5 (155mm域)
1/1000秒 F4.5 (ISO100)
京王線 府中-分倍河原間
2010年12月25日
※写真はいずれも、
Nikon D7000
SIGMA ZOOM AF-APO 70-210mm F3.5-4.5 (155mm域)
1/1000秒 F4.5 (ISO100)
京王線 府中-分倍河原間
2010年12月25日
Nikon D7000
SIGMA ZOOM AF-APO 70-210mm F3.5-4.5 (180mm域)
1/1000秒 F5.6 (ISO200)
京王動物園線 多摩動物公園駅
2010年12月25日
晴れ渡った2010年のクリスマスは、
京王線を撮りに行ってきました。
うちのチビが、最近とみに京王線が好きなので・・・、
と、そんな理由で撮影に行く事ばかりの最近です。
返せば、自分の撮りたい電車があまり身近にいない、
という話しなのかもしれませんが(汗)
で、まずは動物公園線に6000系を撮りに行きました。
既に本線からは撤退し、
この動物園線の他は、平日に競馬場線を走る2両編成のみとなりました
(この日は土曜なので、競馬場線は8連のため、6000系はお休み)
※そういえば、6000系を本線で撮影できたのって、
この時に布田駅で撮ったくらいのものかな・・・
もっと撮っておけば良かった・・・
で、じゃあ動物園線で撮ろうか、とやってきたわけですが、
短い路線だし、ロケハン兼ねて高幡不動から歩くか・・・、
と考えたのが、そもそもの間違いの始まりでした。
Canon VL
Voigtlander Super Wide Heliar 15mm F4.5 Aspherical
Kodak ULTRA MAX 800
1/15秒 F9.5
JR御茶ノ水駅構内
2010年10月8日
そもそも、なんでKXをオレンジ色に塗ってやろう、
と思いついたのか、今となっては定かではありません。
Twitterの過去ログを漁ると、8月27日深夜に
「オレンジのK-xを使ってる兄貴に、オレンジに着色したKXを送りつけてみようか。
気分は梶井基次郎の『檸檬』だな。」
という呟きが残っていますが、なぜそれを思いついたのか、思い出せない。
しかし、この壮大な?いたずら計画は、
12月頭に実家帰省すると決まった時点で、
正式にプロジェクトとして稼働を始めたのであります。
まずは、ジャンクのKXの確保から。
しかし、これが意外に難航。
こういう時に限って、目に付くのはKMばかり。
※KMをオリーブドラブに塗る、というのもアリでした。
兄は、以前K-mのオリーブを使ってましたのでw
こりゃ、帰省には間に合わないかなー、と思っていた矢先、
やっと程度のいい、そして安い(ちなみに3K円でした)KXを見つけたのは11月11日。
帰省まで既に1ヶ月を切っておりました。
その時、Photoshop上で作った「完成イメージ」がコレ↓※アニgifです
我ながら「をいをい、これ、ホンマに作るんかよ」と不安になったのでした(汗
※写真は全て、
PENTAX K-7
Petri 55mm F1.8 C.C Auto(M42)
2010年12月10日
まだ数日しか使っていないPENTAX K-7ですが、
とりあえず撮ってみて感じた第一印象。
「D7000とは、だいぶ違うカメラだなぁ」
メーカーの違うカメラですから、そりゃ違うだろう、と思われるかもしれませんが、
いずれも、約1500万画素のCMOSを搭載、という点では共通しています。
時代も似通っていますから、当然似たようなもんになるだろう、
と予想していたんですが・・・
まだ大したカット数を撮ったわけではないですが、
傾向というか、写った写真の感覚が違うなぁ、と思うんです。
ざっくりと表現すれば、
D7000は「鉄壁、完璧」、K-7は「画的」、ってところ?
誤解も語弊も招きそうな表現だとは思うんですが・・・
というところで、ふと思い出したのは、
K-7発売の頃に書店に並んでいた、こちらのムック。
日頃、カメラ関係の本なんて滅多に買わないごっさんが、
たまたま本屋で手にした時、この一言が目に飛び込んできました。
「そのカメラ、作品を撮れますか?」
事前に特に書かなかったのですが、
先日も写真をアップした通り、
先週の週末は徳島に帰省しておりました。
ANA再就航記念でオトナ片道約1万円!のキャンペーン中で、
そのチケットは、さすがに年末年始は販売されないから、という事で、
ちょっと早めの帰省となったわけです。
帰省に際して、兄貴にお土産を持参しました。
オレンジ色にリペイントした「PENTAX KX」(昔のフィルムカメラ)です。
そう、兄は「PENTAX K-x」(こちらは最近のデジタル一眼レフ)を使っているので、
お揃いのものをどうぞ・・・、という冗談だったわけです。
詳しい事は、また写真つきでアップしようと思いますが、
そんなとびきりのサプライズを無にされるような(汗)、
更なるサプライズが待ってました。
実家につくと、自分のベッドの上に、「PENTAX K-7」が置いてあります。
「あれ、なんでこんなところにK-7置いてあるのだ?」
実は、兄がK-7を導入した事は、事前に知っておりましたので、
それがなんでこんな所に?、と思っていたのですが。
で、兄が仕事から帰ってくるなり曰く、
「K-7をさずけようぞ!」
・・・ほぇっ!?
いやそんな、くれるとか言われても・・・、と思ったんですが、
と、ここで、話しは兄からもらったD80まで遡ります。
あの時も、安いの見つけたから、と急にプレゼントされたD80。
実はその後、実家で車を買い換える際に、
「D80の代金を支払う」という名目で出資をしたのでした。
兄としても、せっかくプレゼントしたものを、
代金を支払われてしまっては面目がたたん、と思っていたようで。
丁度、K-7の爆安中古が手に入ったから、という事で、
リベンジ?でプレゼントしてもらえる事になった、というわけです。
※ちなみに、その兄ですが、むざむざとK-7を手放したわけではなく、
1000台限定のシルバーK-7も安く手に入ったからと、
自分はこちらで撮りましょうぞ、という事でした(笑)
※当エントリを読まれる前に、
以下の過去エントリに目をお通し頂く事を推奨いたします。
RawShooterを延命する方法
続・RawShooterを延命する方法
Adobeの「Adobe DNG Converter」が6.3にバージョンアップし、
Nikon D7000のRaw(NEF)の読み込みにも対応しましたので、
早速、Rawshooterへ読み込む実験をしてみました。
「DNG Patch」のsettings.xmlに、以下の記述を追記。
<body>
<Description>Kennzeichne als Nikon D2X</Description>
<Name>Nikon D7000(1)</Name>
<NewString>2X</NewString>
<Offset>717</Offset>
<WriteTailingNull>Yes</WriteTailingNull>
</body>
<body>
<Description>Kennzeichne als Nikon D70</Description>
<Name>Nikon D7000(2)</Name>
<NewString></NewString>
<Offset>719</Offset>
<WriteTailingNull>Yes</WriteTailingNull>
</body>
DNG ConverterでNEFからDNGへと変換した後、
上記パラメータのいずれかでDNGに埋め込まれた機種名を偽装。
これで、Rawshooterで読めるようになります。
なぜ、2種類のパラメータを用意したのか?
ちなみに、上の方はD2Xで、下の方はD70です。
それぞれ、偽装したDNGをRawshooterで読み込んでみると、
デフォルトの、つまりファイルを開いただけの、
色温度等に一切手を入れてない状態で、
まったく違う色で画像が出てくるのです。
以下の3枚の画像をご覧ください。
「なんじゃ?このオレンジのKXは?」という質問は無視(笑)
近日中に詳細をご報告いたします。
以前、Twitterで、丁度Ai 28mm F3.5Sの試写をした後で、
ふと、頭に浮かんだ格言があります。
「開放F3.5のレンズに外れ無し」
すると、「そうそう」という賛同の声が、数件ですが寄せられました。
皆さんの「このレンズ、結構お気に入り」なものが、
実は開放F3.5だったりしませんか?
上の写真にあげたのは、ごっさん手持ちのレンズの中から、
銘玉と呼んで差し支えのないものをセレクトしてみました。
真ん中が、件の「Nikon Ai Nikkor 28mm F3.5S」。
その奥にあるのは、先日の喜多見の試写で、
開放からビシバシにシャープな画を見せつけてくれた「Ai Nikkor 135mm F3.5」。
右上は、同じ焦点距離の「SMC PENTAX-M 135mm F3.5」。
これも、兄がK-xで撮影した時に、驚異的な解像度を示してくれました。
時計回りに続けましょう。
右下は、目下唯一所有のFLレンズ、「Canon FL 28mm F3.5」。
これは目黒で撮った時の写真をアップしていますが、
ちょっと古めかしい色合いなのはご愛敬?として、
素直ないい描写で使いやすいレンズです。
一番手前の「SMC PENTAX 28mm F3.5」は、
先ほどの135/3.5と同様、実は「2代目」で、学生時代、
以前、KMやZ-1、superAなどに付けて使っていた事があります。
古いネガをひっくり返した時、
「あぁ、これ、いい写りだなぁ」と思う写真の多くが、
この28mmで撮ったものでした。なので、買い直してしまった次第。
左下の「Super Multi Coated Takumar 24mm F3.5」は、まだ*ist Dsを買った少し後で、
広角が弱いから良いのが欲しいなー、と思って、
いろいろ物色していた時に見つけて購入したもの。
当時、デジイチ普及開始期で、
各中古カメラ屋の「広角レンズ」が、
軒並み高騰していた時に、まだそれなりに安い値段で見つけて購入したもの。
何がスゴイって、光源がフレームに入るような構図でも、
フレアやゴーストも出ず、普通に撮れてしまうところです。
とても、60年代の広角レンズとは思えません。
そして、左上の「TAMRON 35-70mm F3.5 17A」。
これは、特に兄が好きなレンズで、
今でも、K-7やらα700などのデジイチに、
このレンズをつけて電車を普通に撮っています。
これらの他に、世間で銘玉として知られるF3.5のレンズとしては、
「Micro Nikkor Auto 55mm F3.5」、
OM Zuikoのマクロ50/3.5や28/3.5も有名です。
なぜ、F3.5に「いいレンズ」が多いのでしょうか?
一言で言えば「暗いから」です。
逆を言えば、「明るいレンズは、無理な設計をするので描写性能が落ちる」
からです。
単焦点レンズの場合、F1点台のレンズが多く見られ、
そうじゃなくても、まぁF2.8くらいまでの明るさがある、
というレンズが多いです。
その中では、F3.5というのは「暗い」部類に入ります。
暗くはありますが、少ない構成枚数でコンパクトに設計できるため、
非常にシンプルで、無駄のないレンズに仕上がります。
明るさを犠牲にする分、高性能が凝縮されている、という事です。
一応補足しますと、だからといって、
明るいレンズは駄レンズだから使う価値がない、と言いたいわけではありません。
現に、うちにもF1.4やらF1.2といったレンズがあります。
開放で撮ると、かなり個性的な描写をしたりしますが、
それはそれで、写真を撮る上で「個性」になります。
「個性」(あるいは「味」とも言いますか)を求めて、正確じゃないけど詩的な描写を求めるか、
「確実さ」を求めて、ちょっと暗いけど開放からビシッとした描写を求めるか。
個人の好み、撮影する被写体などによっても変わってくる事で、
ここで結論を出すことは出来ません。
ただ、F3.5というレンズを手にした時、
「いい仕事」をしてくれる可能性が高いのは、確かだと思います。
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