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2011年2月

2011年2月23日 (水)

これが最後!?PENTAX SP分解整備(ガバナー交換篇)&電池の検証

義父からの貰い物のPENTAX SP(黒)については、
過去に2度、記事で取り上げました。

復活のPENTAX SP
PENTAX SP、再々々?修理(自業自得篇)

もらった時点で既に液漏れが相当ヒドイ事になっていて、
電池室付近の電極が腐食していた他、
底部各所の歯車等に緑青、
更に内部まで浸透してガバナーも緑青、という有様でした。

※ガバナーとは、機械制御式カメラにおいて、
低速シャッターの速度管理をつかさどる部分です。
1/8秒など遅いシャッター速度を切ると「ジーッ」と音しますが、
あれは、スローガバナーが仕事をしている音です。

とりあえず、分解整備で当該部分を清掃し、
なんとかやりくりしていましたが、
一度総分解して清掃して、また2ヶ月ほどするとスローが不調に、
の繰り返しでして、
先のリンクの試写以降、分解だけでも5回ほどを数えました。
もうさすがに、単体での整備は限界だなぁ、というところ。

で、この度「ニコイチ」での整備に踏み切りました。

ようは、部品取り用の別固体(ジャンク)を買ってきて、
調子の良い部品(今回はスローガバナー)を移植しよう、というわけです。

部品取りが目的ですから、
そのカメラは「使わないカメラ」になるわけで、
ジャンクと言えども「それ単体で使える」ものを買ってしまうと、
何をしてるのやら本末転倒になってしまいますので、
「ガバナーは快調だけど、後の部分はイマイチ」
という、都合の良い?程度のジャンクをずっと探してましたら、
渋谷のキタムラにて、見た目は非常に悪いけど、
シャッターは快調に動く、というものを安く見つけました。
まさに、自分の求めていた状態。

なんせ、2台のカメラを、同時進行でバラすわけで、
しかも、ガバナーを外すには、ミラーボックスを外す、
つまり総分解に近い作業になるので、
それなりに時間はかかりましたが、
それでも、3時間かそこらで移植手術を完了。
ようやく、心底快調と言えるだけの状態となりました。

もうこれで、「撮るよりバラす回数が多い」状態は脱却にしたい(笑)

ところで、今回買った部品取りのジャンクですが、
分解過程にて「ん?」という事に気づきました。

電池蓋が、純正とは違うんです。

まさか、と外してみると、なんと、
関東カメラサービス謹製の「電圧変換フタ」でした。

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2011年2月19日 (土)

NHK「思い出の鉄路」に小松島線

今晩の話しで恐縮ですが、
NHK総合「思い出の鉄路」という番組で
小松島線が映されるようです。

NHK番組表

2/20(2/19深夜)の2:50からの放送です。

この手の番組はしばしば再放送してるので、
見逃した方も、諦めず番組表見てると、
観られる機会あると思いますよ。

*2/22追記:

既に放送は終了しましたが、
同じ内容のDVDが、来月発売になるようです。
一応、紹介しておきます。
(て事は、あの番組はCMみたいなもんだったんだな。笑)

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2011年2月11日 (金)

やっぱり縦が好き?~Mamiya-6でアキバ撮り

110205_11
MAMIYA-6 KII
Setagaya Koki SEKOR S. 7.5cm F3.5
Kodak Ektachrome64(EPR)
1/100秒 F5.6
総武線 御茶ノ水-秋葉原間
2011年2月5日

ご存じ、秋葉原です。
今では、アキバという呼称の方が一般的?
そもそも、秋葉原という読み方自体、
その昔は「あきばはら」とか「あきはのはら」とか、
いろいろあった、みたいに聞いたことがありますので、
あながち間違いとも言い切れないようです。

知り合いがPCを買いたいという事で、
アキバまで一緒に行ってきたわけですが、
結局は、僕がBTOで安くて良いのを選ぶ、という事になり、
実質は「アキバツアー」をしただけに終わりました。
が、途中、一般人?は普通は寄らないであろう、
二頂点(ツートップ)に入って、
「そもそもPCは、このマザボにCPUを刺し・・・」
という基本の講座をやったので、
「なるほど!」と大層感心して帰ってくれたので、
それはそれで意味のあるツアーだったようです。

で、折角だからと撮った1枚がこれです。
MAMIYA-6に、もう生産中止となったコダックの名フィルム、
エクタクローム64(EPR)を詰めての撮影。

もう期限が切れて1年程のフィルムで
「まぁ、1年くらいなら」と思って出来上がりをみたらビックリ、
これはタングステンで撮ったのか?、という程に青くコケていました。
そういや、コダックのプロ用フィルムは、
保管は冷暗所で・・・、が基本なのでした。
EPR、すぐ使うと思って、適当に部屋に放置してたのが仇となりました。

ところで、この写真、どう控えめに見ても、
「縦位置」で撮った写真であるように見えます。

でも、撮ってる時は、全くそんなつもりはありませんでした。
どういう事でしょう?

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2011年2月 7日 (月)

夜の渋谷駅周辺(AL-1 + Soligor 28mm F2試写を兼ねて)

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※写真は全て、
Canon AL-1
Soligor 28mm F2
Fuji Natura 1600
絞り優先AE(全てF2開放)
JR渋谷駅近辺
2011年2月4日

カメラとレンズのテストも兼ねて、渋谷駅の近辺を歩いてきました。

銀座線で渋谷に乗り込み
(1枚目が、銀座線ホームにて)、
東急東横店を出てモヤイ像の前を抜け、
バス停付近で「三味線」の路上ライブをするお兄さんを横目に、
246を渡り、渋谷模型のある方へ(場所の確認)。

246に戻って山手線をくぐり抜け・・・ようとしたら、
山手線と東横線の「間」に入れると知り、そこに入る(これが2枚目)。
東横線をくぐると、そこには、渋谷川が暗渠になる部分の橋で、
そこから渋谷川を撮り(それが3枚目)、
歩道橋を昇って東口のバスターミナルを見下ろすところで、
銀座線をサイドビューで狙う(4枚目)、というコースでした。

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2011年2月 3日 (木)

広田尚敬さんの「現代的」国鉄時代の写真

そもそも子供向けの本なんですけど、
なかなか見応えがあるのでご紹介。

講談社の子供むけ乗り物本では、
広田尚敬&泉親子の写真による鉄道の本がいろいろあります。
うちのチビちゃんも愛読しています(笑)

この『首都圏の電車 いまむかし100点』は、そのシリーズの最新刊。

同じ路線の、昔の電車と今の電車を並べて比べてみよう、という趣旨で、
例えば山手線だと、上半分が103系、下半分がE231-500。
中央線だと、上半分が101系、下半分がE233。
房総列車だと、上半分が153系「犬吠」で、下半分がE259「N'EX」など。

そんな調子で、昔と今の電車の並びが全ページに載っています
(あ、もちろん、私鉄も網羅してますよ。)

1つ1つの写真自体は、既にどこかで見た事のあるものばかりで
(江ノ電の写真など、僕が持ってた古い電車本の写真そのまんまでしたし)、
そう珍しいものでもないんですが、
特に、上半分の古い写真のクオリティが非常に高い!
下半分の最近=デジタルの写真と、なんら変わらない風合いで、
決して「昔の写真」って感じがしないのです。

実は、同じ本屋で、別の鉄道本を立ち読みしていた時に、
国鉄時代の(とは言っても80年代くらいだと思う)写真が、
えらく色あせてボヤけた感じだったのを見たばっかりだったので、
その違いがあまりにも歴然過ぎて、
なおさら美しく見えてしまいました。
153系のオレンジ顔など、
EOS-5D MrakIIで撮ったんですよ、とウソをついても、
知らない人なら「へぇ、綺麗に撮れるねぇ」と納得するんじゃないか、
と思える程でした。

一般的に、古い写真=ノスタルジック=ボヤけてたり色あせてたり、
という印象で見てしまうと思いますが、
別に、色あせた写真にしたければ、
その辺のヴィレッジヴァンガードに行ってトイカメ買って、
ちょっと癖のあるネガを詰めて撮って、
現像温度管理の甘いDPEで現像すれば、
そんな感じの物を作る事は造作もない事です。

くだんの雑誌の場合、たくさん写真があるから、
いちいち画像を補正する暇なんてない、って事もあると思いますから、
一概に比較すべきものではないんですが、
少なくとも、広田尚敬さんが、Canon F-1
(多分、時代的にそうなるはず)にKodachrome(だと思う)を詰めて撮った写真は、
その辺のデジイチなんて軽くいなすような、
超ハイクオリティで情報量の多いものなんだ、という事を、
まざまざと見せつけられた思いです。

わざわざ買う程かどうかは別として、
本屋で是非、子供本(のりものコーナー)を覗いてみて下さい。

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2011年2月 1日 (火)

2000年FS【祝・城南高校甲子園初出場記念】

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Canon EOS5 (?)
EF100-300mm F4.5-5.6USM (?)
Konica Centuria400
2000年9月

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