3代目自作PC骨子
メインで使っているPCを組み上げたのは、
確か2004年終わりから05年頭頃の話しでした。
主な構成は、
CPU: AMD Athlon64 X2 3800+
M/B: ASUS A8V-E SE
MEM: PC3200 1GB*2
HDD:
[1] HITACHI 250GB SATA (C: D:)
[2] HITACHI 320GB SATA (E: F:)
[3] HITACHI 36GB SCA U320 (G:)
[4] HITACHI 250GB SATA (H:) ※内部USB接続
DVD: TEAC DV-W518E (Q:)
CD: YAMAHA CRW-F1S (R:)
VGA: nVidia GeForce 7300LE
Audio: E-MU 0404
OS: WindowsXP SP3
といったところ。
なんと、HDDが4台も入ってますね!
しかも、1台は、サーバー用のSCAで10.000rpm!
よく電源が不調にならずに保ってるもんだ、と真剣に思います(笑)
組み上げた当初こそ、あまり調子よくなくて、
年に1回くらいOSをクリーンインストールしてた覚えあります。
このブログ書き始めた頃(2007年6月)にも、
一度、OSを入れ直した事が記録されていますが、
それ以降は、まぁ不思議に思うくらい快調で、
しばらくマシンを買える必要は無さそうだなぁ、という感じでした。
少々風向きが変わり始めたのは昨年の話しで、
まず、重い画像や動画を扱うのがしんどくなってきた事。
35mmのフィルムを1コマ、3200dpiでスキャンすると、
解像度は1400万画素相当(約4500*3000)程になりますし、
昨年購入したNikon D7000は1600万画素(4928*3264)にもなります。
先日も、PENTAX 6x7(これについての詳細は、また追って)のポジを、
やはり3200dpiでスキャンしたら、7000*8700で約6000万画素!
ちょっとした処理でも、延々と時間が掛かってしまうようになり、
こりゃさすがに限界だなぁ、と思い始めたのでした。
加えて、ハードの故障も発生してしまいました。
USBに接続したマスストレージ(記録媒体)を認識しなくなったのです。
ある日、SDカードをカードリーダーに挿して読み込もうとすると、
全然読んでくれなくなってしまいました。
「あちゃぁ、カード駄目になったかなぁ」と思ったんですが、
他のPCではちゃんと読める。
あ~、カードリーダーが壊れたんだぁ、と思って、
新しいのを買いに行って繋ぎ直してみる・・・、
と、やはり読み込んでくれない。
???と思っているうちに、内部USB接続のHDDも読んでくれなくなり、
この辺りから「まさか・・・」の坂を転げていく事になりました。
結局は、PCI接続のUSB2.0ボードを買ってきて、
少なくともストレージデバイスに関しては、全てこちらから使用、
に切り替えたところ、正常に使えるようになったんですが、
しかし、例え一部機能とはいえ、壊れてしまったとなると、
メインマシンとして使い続けるのにも限界があります。
って事で、3代目となるマシンの構想を練り始めたのは、昨年末の事。
とりもなおさず、CPUは4コア以上を有する、
パワー重視のマシンにする事が最低条件でした。
初代、2代目とAMDを使ってきましたが、
ぶっちゃけ、いい印象が少ない、というか、悪い印象が多い(汗)ので、
今回は鉄板のIntelにするか!と真剣に思いましたが、
Core i5じゃちょっと非力な気がするし、
8コアのCore i7じゃ目が飛び出るほど高いし、
と思い始めると、行き着く先はやはりAMD(笑)
2万円以下で買える6コアCPUという事で、
「PhenomII X6 1065T」を選択しました。
VGAは、別に3Dのゲームをグリグリ動かす事もないので、
マザボ内蔵クラスで全く問題なし。
内蔵だったら、Radeon内蔵のAMDチップがいいよねぇ、
それで安いやつだとどんなのがあるんだろう、
と探し始めると、
USB3.0コネクタ付き、HDMI端子付きなど、
かなりイケてるM/Bを、ASRockで見つけました。
「880GMH/USB3 R2.0」というものです。
ASRockのM/Bは、以前、カミサンのDELLが壊れた時に、
CPUやメモリなどを使い回して急造マシンを作る事になり、
Socket478の特価M/Bとして売られていた「P4i65G」を購入した事があり、
それが初めてのASRockだったんですが、
無名の(※当時。今は状況が違います)メーカー製の割に、
組んでから引退するまで、一度も不調になる事無く、
非常に調子よく動いていたので、自分の中での評価も確固たるものになりました。
OSは、ホントは慣れたXPが良いんだけど、
もう時代はWindows 7になってるわけだし、
会社のPCをいじる機会も多いから、
今から慣れておく方が良いよね、という理由もあって、
Windows 7 Home Premium(64bit)にする事も内定。
ブートドライブは、HDDにするか、SSDにするか、
悩み所でしたが、予算に限りがある事、
でかいファイルはいくらでも扱う事もあって、
やはり、慣れたHDDにしよう、という事に。
で、今回買ったASRockのM/Bは、
内蔵のSATAをRAID化する事が出来たので、
同じ500GBのものを2つ購入してRAID-1(ミラーリング)を構築。
2台のHDDに全く同じデータが書き込まれるので、
もし1台が壊れてもデータは残る、というものです。
少々書き込みが遅くなる欠点もありますが、
ある日突然HDDが壊れておじゃんになった、
となると目も当てられないので、致し方ありません。
と、必要なスペックや機能、予算などを考慮していくと、
自然と必要なパーツも決まっていくもので、
年末のうちには、おおよその「3台目PC概要」が固まっておりました。
今回、先述の元カミサンのマシンが余っていたので、
その部品の一部を再利用する事で、予算も抑える事が出来ました。
流用してきたのは、
・ケース(ASUS製のスリムタワー型)
・CPUクーラー(スリムケースにも合う、サイズ製のクーラー)
・DVDドライブ(LG電子製)
・カードリーダー付きフロッピードライブ
これらを、そのまま流用する事が出来ました。
さすがに、このマシンを組むときに流用した、
DELLのパーツは、1つも引き継がれていません(笑)
CPUクーラーは、オリジナルのファンだと少し背が高く、
ケースの蓋が閉まらなくなったので
(Socket478だとギリギリ収まったんですがね。残念!)、
同じ直径で、厚さの薄いファンを買ってきて交換、
これでもかなりギリギリでしたが、収める事が出来ました。
元々、ケース付属のファンや電源も静音で音があまりしないので、、
耳障りにならないのが利点です。
最後に液晶モニターですが、
折角、三菱製の比較的いい液晶(IPS)を買ったのに、
これを一緒に使う方がいいよなぁ、しかも、
元のPCと今回のPC、両方をDVIで接続したいなぁ、と思い、
PC切替機を導入する事にしました。
ボタン1つで、キーボードとマウス、モニタを切り替えられるので、
それぞれ1つずつ用意しておけばよいわけです。
VGAの頃は、切替機による画質劣化が不安でしたが、
さすがにDVIだとデジタル信号なので、
中途半端な画質劣化もなく、普通に見られています。一安心。
たった1つ想定外だったのは、
愛用していたロジテック(ロジクール)の「テントウ虫マウス」
(テントウ虫のような模様が描かれている)が、
今回のM/Bとは相性が悪い・・・、というか、
正確には、「マウスと切替機とM/Bの組み合わせの時だけ調子が悪い」
というヘンな症状のため、他の物に変える必要があった事です。
ともあれ、一通り買いそろえたパーツをケースに入れていき、
HDDのRAIDを設定して、初めてのWindows 7インストールを実施、
いつになくスムーズで快適な作業を完了し、
晴れて、新メインマシンの3代目、稼働開始と相成ったわけです。
インストールしてから2週間ほど立ちましたが、
実に快調に、スムーズに使えます。
この調子だと、2代目PCの完全引退の日も近いかな・・・、
あ、Photoshopをどうするか考えないと・・・
Elementsで事足りるかな?ホンモノは高いしなぁ・・・、と、
悩みの尽きないごっさんでありました。
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コメント
南東風様
PCの組み立ては、カメラの分解よりは全然簡単です。
どんな部品で成り立っているのかはほぼ決まっていますし
(CPUにメモリにHDDに・・・など)、
それぞれがちゃんと合う規格のものであれば、
単に繋げればちゃんと動くように出来ています。
これが、10年前までだと「相性が悪くてうまく動かない」
という事がしばしばありましたが、
最近はめっきり少なくなって、
今回作ったPCも、マウスの一件を除けば全て順調。
こんな順調な組み上げも初めてだなぁ、と拍子抜けした程です。
そういえば、総スカン食らっている与謝野大臣は、
永田町きっての「PC組み立てマニア」として知られています。
DirectXの不具合・・・、さて、何でしょう?
ドライバを更新するか、DirectX自体をアップデートすると、
動くようになったり・・・なんて感じでもないのかなぁ。
@兄上
フォトショに関しては、正直、さてこれからどうするか、
ってところだったりする。
何せ、うちには古いのしかないし、
新しいの買うにもあんな高価なのは・・・
(1)Elementsで我慢する
(2)OSをProfessionalにヴァージョンアップして(追加料金でOK)、
ヴァーチャルPCでWinXPモード使えるようにしてそっちで動かす・・・
という二択を検討中。
いずれにしても、予算のことを考えるとしばらく先の予定。
ブートHDDのRAID化は初の試みで、
果たしてどんなもんかを体感しておきたかった、という理由もあり。
1TBも充分安くて良かったんだが、
あまり容量大きすぎるのも、それはそれで不安?なので500GBでやめといた。
投稿: ごっさん | 2011年3月 6日 (日) 23時09分
前にも言ったっけ、期せずして同じ基礎構成のPCになってしまたアルよw
[完成仕様書]
CPU: AMD PhenomⅡ X6 1065T 95W
M/B: Foxconn A9-DA
MEM: PC3-10600 2G×2 4G
HDD:
[1] Western Digtal Cavier 1TB S-ATA(C: D:)
[2] 同上(フルバックアップ)
[3] 同上(フルバックアップ)
*バックアップは通常電源入れず
DVD: LG ようわからんバルクのスーパーマルチ S-ATA (O:)
VGA: ATi RADEON 4870 VRAM512M
Audio: CANOPUS DA-Port SPDIF-I/O
OS: WindowsXP SP3
まあ、有り体に言えばオーバースペックの塊だなwww
でも処理能力は、体感できるほど劇的に上がった。
困ったちゃんは、やはりPhotoshopなどの「デジタル写真ソフト」の対応問題が足を引っ張って
未だに64Bit化に躊躇がある、ってことだろうか。
認識できないRAM容量1G程は、RAMディスクを構成して、フォトショのスワップディスクに使ってるからいいんだけど・・・
win7は、そろそろ導入に踏み切らんとなぁ・・・
HDDは考え方が違うようで、ウチでは「システムごと3重バックアップ」で対応。
撮影から戻り、データを取り込むごとにバックアップ更新。
(先日1TBほどデータ飛ばしたが、差し替えだけで何事もなかったかのように復旧ww)
ディスクは高速大容量のものをシングルで、という方針。
近々、すっかり安価になった2TBのものに入れ替えていこうとも思っている。
投稿: gochi-zoh | 2011年3月 5日 (土) 18時06分
いやはや凄いですなぁ、
カメラをニコイチするかと思えばPCも自作する・・・
ウチのパソコンも4年目に入ってヤル気を失いつつあります。
AMD Athlon64(シングル)、
こうして音楽聞きながらネットを使ってると息切れしています。
なにより
このために導入したと言うべきビデオキャプチャが使えなくなった。
DirectXの不具合、って何なんでしょうか。。。
投稿: 南東風 | 2011年3月 4日 (金) 23時33分