【懐古】小田急5200形6連の各駅停車
Canon EOS630
Ai Nikkor ED 300mm F2.8
1/2000秒 F2.8(開放)
DNP CENTURIA 100
小田急 向ヶ丘遊園-生田間
2007年7月16日
Canon EOS630
Ai Nikkor ED 300mm F2.8
1/2000秒 F2.8(開放)
DNP CENTURIA 100
小田急 向ヶ丘遊園-生田間
2007年7月16日
「一眼レフのカメラ」の構造を理解すると、
この世にかつて「レンズシャッター式の一眼レフ」
というものが存在したとは、にわかには信じられないだろうと思います。
レンズシャッターという事は、シャッターはレンズの中にある。
しかし、一眼レフというのは、本体内のミラーによって、
そのレンズを通ってきた光をファインダーに届ける事により、
被写体を観ることができるわけで、
本来は「撮影時」以外は閉じたままであるはずのシャッターが、
レンズの中にある、なんておかしい、という理屈です。
でも、実際に存在したのです。
海外だと、Kodakのレチナのシリーズにありますし、
かのContaxにも「コンタフレックス」というカメラがありました。
国内だと、興和(あの、コルゲンコーワの、コーワ、です)が有名ですし、
今回ご紹介するトプコン(東京光学)も、
様々なレンズシャッター式一眼レフを製造しておりました。
レンズシャッターの一眼レフは、理屈だけで言えば、
現代の「ミラーレスカメラ」に通じるものがあります。
オリンパスのPENや、SONYのNEXなど、
昨今話題?のミラーレスカメラは、
一眼レフにつきもののミラー&レフレックスを省略し、
CCD(CMOS)に届いた像を液晶(ないしEVF)に映し出す事で、
「コンデジ感覚」での撮影を可能にしています。
つまり、撮影していない状態でも、
常時光はセンサーまで届いている、シャッターは開きっぱなし、
という事になります。
それが、いざ撮影、と思ってシャッターを切ると、
「シャシャシャシャ」、と何度か音がするのが聞こえます。
その時シャッターは、「一端閉じる」「また開く=本番のシャッター」
「また一端閉じる」「また開く」という動作をしています。
レンズシャッター一眼レフも同様で、
パッと見、シャッターはずっと開いているように見えるんですが、
実際シャッターを切った時は、瞬間閉じる動作を、2回行っています。
あまりに高速なので、シャッターが「一端閉まる」動作をしているのを、
肉眼で見ることが、ちょっと難しいんじゃないかな?、と思うほどです。
一般に、レンズシャッター一眼レフは構造が難しくて、
壊れていてもなかなか直せない、と言われておりますが、
今回、ちょっときっかけがあって、トプコンのUNIREXを直す事になりました。
そもそもは、このUNIREXに取り付けられるレンズ、
「UV TOPCOR」の50mm F2を、
横浜某所の某氏(笑)より頂いた事が、全ての始まりでした。
UV TOPCORを、「M42化」するアクセサリが存在する、
というのは前から知っていたので、じゃあそれでデジイチに付けてみるか、
と思っていたんですが、
このアクセサリには、「UNIREXのマウント」が必要、との但し書きが。
えー、じゃあ、安いUNIREX探すかー、でも、無いだろうなぁー。
と思ってオクを見てたら、意外なことに、
1000円以下で2台も落札する事が出来てしまいました(笑)
Nikon D7000
Ai AF Nikkor 180mm F2.8S IF-ED
1/800秒 F4.0 (ISO200)
小田急 豪徳寺駅
2011年8月11日
Nikon D7000
Ai AF Nikkor 180mm F2.8S IF-ED
1/1000秒 F2.8 (ISO400)
小田急 新宿-南新宿駅間
2011年8月11日
既に、前々回のエントリーで、
F-501につけて撮った写真を載せましたが、
ジャンクで購入したAF Nikkor 180/2.8を、
D7000につけて撮った写真をご紹介します。
珍しく、ジャンク品に1万円もつぎ込んで買ってしまいました。
「カビあり」という但し書きでしたが、
覗いてみるとカビは見あたらず、
その代わり、分解痕(カニ目に傷)があり、
また、内部の1枚(恐らく、EDガラス部分)のフチの方に、
少々ひび割れがありました。
EDガラスは、柔らかくもろいので、
5cmくらいの高さからちょっと落としただけで、
すぐに欠けたり、ヒビが入ったりするのです
(分かる、って事は、経験者である、とも言います。笑)
このレンズを「新宿中古カメラ市場」のジャンク棚で見かけた時、
とっさに「あれ、こんなレンズあったっけ?」と思ってしまいました。
AF Nikkorの180mm F2.8の存在を、当然知っていつつ、です。
ニッコールレンズのシリアル番号が全て載っているサイトを調べてみると、
「プラスチックのような外装」(でも、どうも金属製っぽい)で、
かつ「MFリングもプラスチック」な意匠は、
発売された1986年の一時期だけだったみたいで、
すぐ、ピントリングはゴムになり、
また、翌1987年には、ザラザラの表面仕上げに改良されたので、
こういう「ちょっと安っぽい意匠」の玉は、意外に少ないようです。
(どうも、5千本に達していない模様)
更に珍しい事に、絞りリングに「爪」が付いていました。
AFニッコールは、デフォルトでは「爪」はついておらず、
ニコンのサービスに依頼して後付してもらう必要がありました
(今は、そのサービスはやっていないはずです。)
わざわざ付けて貰っているという事は、
FとかF2などの、ガチャガチャ式露出計のカメラでも使えるよう、
あらかじめ改造してもらっていた、という事になります。
現在も、同じ光学系のレンズが製造されている事から、
ニッコールの中でも「銘玉」と数えられるレンズとして知られる180/2.8。
今回のように、ジャンクとはいえ1万円で買える代物ではない、
と思って購入し、撮影してみたわけですが・・・、
※写真は全て、
Minolta X-600
MD Rokkor 50mm F1.7
Kodak 400TX(Tri-X) (※倍増感)
絞り優先AE 絞り開放
下北沢駅(小田急、京王井の頭線)
2011年8月3日
Nikon F-501
Ai AF Nikkor 180mm F2.8S IF-ED
Kodak GOLD 100
1/500秒 F5.6
小田急 代々木八幡-参宮橋間
2011年8月11日
※少々トリミング済み。
Nikon F-501
Ai AF Zoom Nikkor 24-50mm F3.3-4.5S (ワイド端)
Kodak GOLD 100
絞り優先AE F5.6
小田急 代々木八幡駅
2011年8月11日
Canon 7
Voigtlander Super Wide Heliar 15mm F4.5 Aspherical
1/250秒 F8
Kodak EKTAR100
小田急 登戸駅
2011年7月23日
Nikon D7000
AF-S DX Zoom Nikkor 18-70mm F3.5-4.5G IF-ED (ワイド端18mm)
1/640秒 F6.3 (ISO400)
常磐線 荒川沖-土浦間
2011年7月30日
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