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2011年9月

2011年9月25日 (日)

十五夜の満月

Crw_346701
Canon EOS D60
SIGMA AF-APO 500mm F7.2
1/500秒 F9.5 (ISO400)
※大幅にトリミング

Dsc_2140
Nikon D7000
SIGMA Mirror Telephoto 600mm F8
1/500秒 F8 (ISO800)
※大幅にトリミング

今年の十五夜は、何年かぶりの満月だ、と聞いて、
せっかく超望遠レンズ持ってるんだから撮ってみるかなー、
と思って天空にカメラを向けてみました。

本命は、下の方のD7000+SIGMA 600mm(反射望遠レンズ)だったんですが、
そもそも、この600mmは曇り玉だったもので
(副鏡=レンズ前面真ん中の小さい丸の裏側にある反射面、に被さっていた凸レンズに曇り)、
一応、分解研磨してだいぶキレイにはなったんですが、
ご覧の通り、満月の強烈な白い光の前に、見事なフレアを出してしまいました。

また、ファインダーで見ると実にくっきりシャープに見えるのに、
実際CMOS上に結像した画像は、少々ボヤけています。
研磨した事が原因なのか、それとも単に「デジとの相性」が悪いのか、
そもそも線解像度が1600万画素に足りないのか、
理由はよく分かりません。ちょっと残念な感じ。

で、上の方は、「念のために」と思って撮ったもので、
EOS D60に、やはりSIGMAの500mm F7.2をつけて撮ったもの。

600万画素の画像から中心部を大きくトリミングしているので、
130万画素相当の画像でしかなく(ブログ用に更に縮小してますが)、
「情報不足」感が否めないんですが、
実にすっきり、くっきりと、いい画像で撮れたように思います。

やっぱり、レンズは光学式が一番だなぁ、と思った次第。

でも、ちゃんと月を撮るなら、1000mmクラスの望遠が必要そうだなぁ。

いや、買わないですよ(笑)

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2011年9月22日 (木)

小田急「ドラえもん電車」打ち切りに物申す

「特別電車「小田急F-Train」の車体ラッピングの終了について」(小田急・PDF)

何とも信じられないニュースです。
8月に走り出したばかりの、「ドラえもん電車」、ことF-Trainが、
9月末日で突然の運転中止。

プレスリリースによると、理由は2点あげられています。

1.許可申請を実施しなかったこと:東京都屋外広告物条例第23条
2.広告物の面積が基準(車体1面の10分の1以下)を超えていたこと
 東京都屋外広告物条例施行規則第19条

※参考
東京都屋外広告物条例
東京都屋外広告物条例・施行規則

1.については、小田急法務部の失態と言えるでしょう。
(小田急規模の会社に法務部が無いって事はないでしょう。
大変な裁判も抱えていた事ですし。)
過去、広告電車を走らせた事があったのか無かったのか、
定かではないですが、そういう条例が存在する事は、
やはり知っておくべき事でした。

ただ、2.に関しては疑問は残ります。
特に気になったのは、2年前に走っていた、
山手線のチョコレート電車の事です。

当時の『鉄道ファン』のニュース記事
Google画像検索の検索結果

全身を茶色に塗った(正確には「貼った」かもですが、細かいことは置いといて)電車は、
まごう事なき「編成まるまる明治チョコレートの宣伝電車」だったではないか、
と思うわけです。

でも、そう思うのは、この電車を「生」で見たことがあるからです。

この電車が走り出した時、あちこちのニュースサイトで取り上げられましたが、
どの記事にも、明治チョコ云々は載ってませんでした。

あくまで「山手線開通100周年記念」「懐かしい茶色の電車復刻」
としか書いてありませんでしたし、
また、「側面」をはっきり写した写真も出てませんでした。

そのニュースを一通り目にしていたので、
実際、生で走っている姿を見た時は
「うへ~、なんじゃこりゃ~~」と驚いたのを覚えています。

なんせ、「復刻」を謳っている割に、色は濃茶なので「ぶどう色2号」ではない。
そして、あちこちに書いてある「明治チョコレート」の文字やロゴ。

どこをどうみても、これは「宣伝電車」だな、と思いました。

ニュースで流れている「100周年」の話しと、
実際生で見た「チョコレート電車」の相違に、
何か歯に物が挟まったような矛盾を覚えたものです。

でも、今回の一件で、なるほど、と合点がいきました。

茶色いのは、あくまで「100周年」のための特別なカラーリングであり、
そこに「明治チョコレート」の文字やロゴがある事(すなわち「宣伝」)とは、
相関関係はない、という言い逃れだったのでしょう。

実際、あれだけ「100周年」という部分だけが報道されれば、
茶色い理由は「復刻」である、という既成事実が出来るので、
実物を見てなければ、そういうものなんだ、と自然に思う事でしょう。

でも、ホンモノをみれば、あれが「ぶどう色2号」ではない事※、
そして、あれは「明治チョコレートを宣伝するための茶色」
である事は、一目瞭然であった事と思います。

※ぶどう色2号云々は、分かる人にしか分からない話ですが。

マスメディアまで巻き込んでの「条例逃れ」とは、
JR東日本(ないし、裏で動いている広告代理店)のやる事はずるがしこすぎます。

※しかし、「施行規則第19条」自体が、
チョコレート電車以後に取り決められたもの、
という可能性もあります。そこまで調べがつきませんでした。

ところで、この「ドラえもん電車」、
まぁ確かに「宣伝」のための電車ではありました。
一応、先ほどの小田急のプレスには
「広告には該当しないものと認識」とありましたが、
時期的な事を考えれば、先日オープンした
川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」宣伝のためだろう、
と自然に感じる事だと思います。

でも、この電車に既に3,4回ほど遭遇した者の目には、
それ以上に「夢を運ぶ電車」だな、という印象を強く持ちました。

F-Trainがホームに滑り込んでくると、
ホームにいる人達の目がキラキラと輝き始め、
やおらケータイなどを取りだし、パシパシ写真を撮っていました。

きっとその後は、その画像を友達にメールしたり、
ブログやTwitterにアップしたりと、
それぞれに、その喜びを発散していた事だと思います。

東京に10年近くいますが、
これだけ人々の注目を浴びる「通勤電車」は見たことがありません。

それを、「条例違反」という、しかも、別に人を殺したとか、
税金をちょろまかしたとか、そんな重篤な犯罪・脱法行為をしたわけでもないのに、
いきなり手打ちで中止に、というのは対応が厳しすぎると感じます。

ただでさえ、人々が夢や希望を失い、
自分以外の他人を信用する事ができない世の中になりつつある、
殺伐とした2011年だからこそ、こういう電車を走らせる事には、
宣伝を超えた意味があると思います。

小田急の落ち度と、現実として条例に引っかかっていた厳然たる事実はありますが、
単に「もう運転やめます」ではない、新しい「夢」を用意してもらえないか、
と強く願います。

Imgp5699
PENTAX K-7
SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 EX DG ASPHERICAL (12mm)
1/30秒 F4.5 (ISO800)
小田急 新宿駅
2011年8月24日

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2011年9月13日 (火)

雲、煙突、N'EX

110907_31
PENTAX MZ-3
SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 EX DG ASPHERICAL (12mm)
efke KB25
1/180秒 F6.7
JR山手線 渋谷-恵比寿間
2010年3月19日

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2011年9月11日 (日)

羽田空港にて

Imgp227301

Imgp229801

Imgp230301

PENTAX *ist Ds
SMC PENTAX-DA 21mm F3.2 AL Limited
東京国際空港国際線ターミナル
2011年9月11日

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2011年9月 6日 (火)

会社帰り

Dsc_2106
Nikon D7000
Ai Nikkor 50mm F1.4
1/320秒 F1.4 (ISO800)
小田急 喜多見駅
2011年9月6日

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2011年9月 2日 (金)

シールドトンネル

Imgp5884
PENTAX K-7
SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 EX DG ASPHERICAL (12mm)
1/30秒 F4.5 (ISO800)
東京メトロ 千代田線 国会議事堂前駅
2011年9月1日

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2011年9月 1日 (木)

PENTAX Q、いよいよ発売!

あ、スイマセン、買ったわけじゃないです。
検索でいらっしゃった方、期待させてしまい申し訳ないですm(__)m

ただ、「ペンタ党」としてはジッとしておられず、
ちょっと「感想」を書きたいと思います。

PENTAX Q

オリンパス、ソニーが相次いでミラーレスカメラ、
一般には「マイクロ一眼」とか何とか言われておりますが、
一眼レフからミラーとレフレックスを省略し、
光学ファインダーの全くないレンズ交換式カメラが、
いわゆるミラーレスカメラですが、
次々と発売されて、小さからず市場を獲得しております。

続いて登場したペンタックスが、果たしてどんなカメラを出してくるか、
と前々から気にしておりましたが、
まさか、「レンズ交換式のコンパクトデジカメ」
的なものを出してくるとは思わず、驚きました。

なんせ、撮像素子は、普通にコンデジに使われているような、
1/2.3型の裏面照射型CMOSセンサー
(公式には、裏面照射とは謳われていなかった気がします)。
初めてこのセンサーを見た人は、
異口同音に「ちっちゃ!」と言うみたいです。

そういえば、こういうコンデジサイズのセンサーって、
普通は、表沙汰?になる事はないですよね。
僕みたいに、バラしてレンズを取り外して、
代わりにCマウントやDマウントのレンズを付けて撮影する、
なんて酔狂なことをしない限りは、
これまではお目にかかれないものだったのだ、
という事を、今更ながらに感じたところであります(笑)

このカメラ、以前、新宿高島屋で展示会があり、
その時も少し足を伸ばして見に行ったのであります。

会場には、Qで撮影した写真が、
大延ばしにされた会場内あちこちに展示されていましたが、
どれ1つ見ても「これは、コンデジで撮ったもの」
という感じはしませんでしたし、まして、
「やっぱ、APS-C以上のセンサーじゃないとダメだな」
という感想も抱きませんでした。

カメラもセンサーも著しく小さく、おもちゃのようではありますが、
少なくともそのクオリティは、「一眼レフ並み」である、と言っていい物だと感じました。
(だからって、「ナノ一眼」とか名乗るのはやめてほしい。笑)

個人的には、実際手にできる機会があれば試してみたかった事は、
数千円の定価がつけられた「トイレンズ」の描写でした。

あえて収差を残し、荒削りながら、ちょっと変わった写真が撮れる、
というコンセプトが面白かったんですが、
そうはいっても、某ホ○ガのような「トンネル効果」とか「変な色」は、
個人的には全く求めていないため、どの程度の味付けなのかな、
という事を気にしておりました。

「テッサー型」3群4枚を奢られた6.3mm、
「トリプレット型」3群3枚を奢られた18mm。
こういう「古典的レンズ構成」が好きなごっさんは、
早速試さずにはいられませんでした(笑)

実際撮影させてもらったところ、
そんな「トイ過ぎる」感じは皆無で、むしろ、
「全然普通じゃん。問題なく撮れるじゃん。」
という感想を持ちました。トイレンズの3本とも、です。

マニュアルフォーカスなので、液晶でのピント合わせがなかなか難しいかな、
という印象はありましたが(一応、拡大表示のアシストはあるようですが)、
撮った写真を見た限りでは、ピントを大きく外すこともありませんでした
(焦点距離が短く、理論上、被写界深度が深くなる事も幸いしていると思います)

魚眼レンズも、全周180度ないのは残念ですが、
むしろ「ちょっと歪曲が出過ぎる超広角レンズ」と捉えられれば、
180度にこだわる必要も意味もないように思います。

標準レンズで普通に撮れる一方で、
こういうレンズで「遊び甲斐がある」のは、とてもおもしろい事だと思います。

また、いつも懇意にさせて頂いている「muk camera service」さんが、
早速、マウントアダプタの開発に着手、と発表されました。

Qは、フランジバックが9.2mmしかありません。
という事は「Cマウント」はおろか「Dマウント」を取り付けるアダプタも夢ではない!

Imgp0184

この2本は、DマウントのCine ZuikoCine Nikkor
マクロで撮っているので大きく見えますが、
特にニッコールの方は、親指の先くらいの大きさしかありません。
どちらも日頃、フィルムのケースに入れて保管しております(マジの話し)。

いずれも大変優秀なDマウントレンズですので、
Qに取り付けて撮影できると、どんな凄い画が撮れる事か・・・!

※あと、Cine Yashinonも持っております。

Qに、一眼レフ用のレンズが取り付けるとすると、
焦点距離が5.5倍になりますから、
例えば50mmをつけると275mm相当になります。
まぁ、「275mm F1.4」とか、どんな凄い事になるのかと、
それはそれで楽しみではありますが、
やはり、このカメラだと3~20mmあたりのレンズを使いたいところですね。

Dマウントは、そもそものダブルエイトの規格上、
6.5mm、13mm、25mm、38mmの4種類しか存在しないはずです。
つまり、35mm判で言えば、それぞれ、
35mm、70mm、135mm、200mm相当、という事になります。

より広範な焦点距離で撮りたければ、やはり、Cマウントになるでしょう。

そういえば、PENTAXは、そもそもCマウントのレンズを作っているメーカーです。

いっそ、純正の「C-Qアダプタ」とか出しませんか?
Kのアダプタは、どうも出されるみたいですが。

という感じで、Qの発売はとても嬉しいし、欲しい!、とも思います。

が、先立つものが・・・、先日「新品」のレンズを買ったところだし・・・

Dマウント使えるようになったら、改めて考える事にします(笑)

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