Fujica Halfを修理、さすがのFujinonレンズ
元々、ハーフサイズのカメラには興味がありましたが、
夏に「ペンスケッチ展7」に出展させて頂いて以来、
ますますハーフに興味を持つようになりました。
そして、その間に「Petri CompactE」「Konica EYE3」、
それに、この「Fujica Half」の3台のハーフサイズカメラを購入しました。
ホントは、先にペトリとコニカのを紹介するつもりでしたが、
先日見つけたこのフジのハーフが非常によいカメラだったので、
先に紹介させて頂く事にしました。
「新宿中古カメラ市場」のジャンク箱(ショーウィンドウにすら入れてもらえないジャンク)
の中にあったこの「Fujica Half」。
露出計(セレン)の不動と思われる個体で840円。
露出制御がフルオート(プログラム)のカメラにしては珍しく、
シャッターも絞りもマニュアル制御できるから、
と思ってとりあえず買ってみたんですが。
前板を外して、レンズユニットを外すと、こんな状態。
すると、左上のギザギザ部分の露出計針が、ちゃんと動いているんです。
光の強弱に反応して。
おかしいな、セレンは生きてるって事だから、
分解前に露出メーターが動いていなかったのは違う原因・・・?
そこで、レンズユニットをバラしていくと、
ご覧の通り、絞り羽根に油分がベットリ。
あまりにベットリ過ぎて、自動制御部分が動かなかったのが、
不動の原因でありました。
絞り羽根をバラして、ベンジンにつけて清掃。
簡単に書いてますが、ここに辿り着き、再度シャッターユニットを戻すのに、
6時間くらいはかかったかな?、と思います。
まぁ、戻っただけ良かった、ってところですが。
セレンは生きていたので、ちゃんとプログラムで撮れるかどうか、
早速フィルムを詰めて撮ってみて、驚きました。
「随分よく撮れるでないの!」
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