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2012年6月 1日 (金)

「一家に一台」の便利カメラ?SONY Cyber-shot DSC-HX100V

うちの子も、早いもので2月に3歳になり、
春からは幼稚園に通っております。

で、入園式に行って写真やビデオを撮ってたんですが、
その時思ったんです。

「このカメラでは、敵に勝てない。」

※↑「ヤマト2」に出てくる真田さんのセリフのパクリ。

ちなみに、その時はNikon D7000でスチルを、
Cyber-shot DSC-TX7で動画を撮影。
(後、記念写真用にMamiya-6も。)

しかし、子供の手を引っ張って連れて行ったり、
他にも当然子供がいっぱいいる中で、
大きいカメラを振り回すのはなかなか難しい。
まして、静止画と動画のカメラを持ち替えながら撮るなんて、無理。

一方で、TX7だと、ズームのテレ端が全然足りなくて、
遠くにいる子をしっかり撮る事が出来ない、という問題も発覚。

結局、今後の幼稚園や学校など行事ものを撮りに行く時の事を考えると、
今持ってる機材だけではどうにもならないらしい、という結論になりました。

で、いろいろ考えあぐねた末、辿り着いた回答は、
SONYのCyber-shot DSC-HX100Vでした。

Dsc_6804_hx100v

他にも、オリンパスやパナソニックのマイクロ一眼や、
動画主体でビデオカメラなど、いろいろ考えた中で、
「水準以上の静止画」「動画はAVCHD」「超高倍率ズーム」
「望遠動画で手ブレ補正がしっかり効く」
「動画撮る時に構えやすいよう、液晶がシフトする」
などなど、様々な条件で絞り込んでいった時、
最終的に残った選択肢は、このHX100Vと、
松下の「LUMIX FZ150」のいずれか、でした。

ちなみに、HX100Vは型の古いカメラで、
現行型は「HX200V」なのですが、
どうも1800万画素の掃き出す画はイマイチ感があり、
まだ、先代の1600万画素の方がマシなようだ、
という結論になり、都内いろいろ探し回って、
なんとか、川崎ヨドバシアウトレットで「最後の1台」を購入できました。

本来は、細かな「画質評価」をするべきなんでしょうが、
購入目的が「必要な条件を満たしたカメラ」という事になるので、
写りの良し悪しは、条件としては優先度が低く、
あまり細かくは触れないでおこうと思います。

と書くと「やっぱダメなんじゃ?」と勘ぐられそうですが、
そんな事は全然ありませんでした。
ピクセル等倍に拡大すると、解像感が足りないな、とか、
絵の具を塗りたくったようなグッチャリ感などもあり、
デジタル一眼レフの描写には及ばぬ物でしたが、
下の作例のように、縮小してみれば何とも思わないレベルです。

まず、鶴見線ホームで撮影した「スイングパノラマ」の作例。

Dsc00073

これは、「スイングパノラマ」の中でも、
「HRモード」という、最も高解像度のモードで撮影したもの。
以前から持ってたTX7には無いモードで、
オリジナルの解像度は、実に「幅10480×高さ4096」と広大なものです。

とはいえ、さすがにここまでの高解像度だと無理が生じているようで、
手すり部分が、激しく「ガタガタ」になっています。
ノーマルモードだと、ここまで酷くなる事はありません。

高解像度のスイングパノラマは、まだ搭載されるようになったばかりなので、
今後、更なるブラッシュアップで改良されていくものと思われます。

このHX100Vの特徴の1つは、
35mm判換算で「27-810mm」相当という高倍率ズームです。

下の作例は、GWに「多摩動物公園」に行った時のもの。
3枚とも「ほぼテレ端」で撮ってます。
ライオンのコマなどは、肉眼では居場所も分かりづらい程でしたが、
800mmにもなると、すぐ目の前にいるような感覚で収める事が出来ました。

Dsc00144

Dsc00154

Dsc00218

これらの超望遠で撮影している時は、
当然ながら、腕がぷるぷるして、非常に「手ブレ」しておりましたが、
このカメラは、動画の超望遠撮影にも対応しているだけあって、
非常に強力な手ブレ補正機構が内蔵されており、
手ブレで解像感が失われるようなコマは、ほぼ皆無でした。

※シャッターを半押しして「手ブレ補正がON」になった瞬間に、
液晶のプレビュー画面でも、それまでプルプルしていた画面が、
突然「ピタッ」と止まるのを確認できるので、感動できます。

コンパクトカメラの場合、レンズ交換ができない分、
手ブレ補正の効き方も「このレンズで最適なアルゴリズム」
に特化した設計がされているはずで、
さすがに、デジタル一眼レフのそれとは、効き方の次元が違うな、
という印象を受けました。

その、超望遠で、スカイツリーを撮ってみたのがこの写真。

Dsc00230

これは、うちから車で数分の、調布市内の某所から撮ったものです。
肉眼だと「えーっと、スカイツリーはいずこに…」と探しそうになる程、
小さな豆粒(棒状だから、爪楊枝の先、とか言った方がいいのかな)
でしか見えないものが、テレ端だと、ちゃんとフレームに収まります。

しかも、このカメラ、デジタルズームを使うと、
テレ端が何と3240mm相当!にもなってしまいます。
これは、「麻布十番」から、東京タワーの先端少ししたで行われている工事の様子を、
覗こうという気は無かったものの、電子ズーム有効でズーム最長で撮ったもの。
もちろん、ノートリミングです。

Dsc00022

撮ってる自分が恐ろしいです。
デジタルズーム有効とはいえ、
昔のデジカメみたいに「いかにもディザリングしました」
的な不自然な画になってないですし、
さっきも書いた通り、手ブレ補正の効き方も半端ないので、
ぶれて画が甘くなるような事もありません。
昨今の「超高倍率・超望遠ズーム搭載コンデジ」の威力は凄いな、
と見せつけられる思いでした。

最後に、真っ当な?写真を。
先日、「東武鉄道博物館」に行った時のもの。
ズームは、ワイド端の27mm相当の広角です。

Dsc00283

東武の博物館、10年振りくらいに行きましたが、
すっかり綺麗になって、置いてある車両の数も増えて、
こじんまりしている割には結構楽しめる施設になっていました。
これなら、何度でも子供を連れて行けるな、と思いました。
リニューアル後はまだ行ってない、という方にはオススメです。

そもそも「作品撮り」を目的に買ったわけではないHX100Vですが、
(コンパクトカメラとしては大きいものの、一眼レフに比べれば)
小型軽量のボディで、ズームは広角から超望遠まで使え、
手ブレ補正のおかげでラフな感覚で撮影でき、
チルトする液晶のおかげで撮影も楽だし、
使ってみると、実に「便利」なカメラだ、と分かりました。

子供の成長記録専用、と思っていますが、
これなら、ちょっとしたお出かけなら全権を任せられる、
機能と(最低限の)描写を持ったカメラです。
まさに、「一家に一台、あると安心、ネオ一眼」。

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