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2012年9月

2012年9月23日 (日)

京王線地下化まで、後1日(調布駅近辺、国領駅にて)

京王線の調布駅近辺が地下化されて、
もう1ヶ月以上が経ってしまいました。

「6日前」をアップしてから2週間ほど経過してしまいましたが、
今回は、8月18日、地上線最終日、地下化の「1日前」です。

この日は、うちにある「一番大きいカメラ」と「一番小さいカメラ」を持ち出しました。

一番大きいのは、マミヤの「プレス・スタンダード」で、
一番小さいのは、ペンタックスの「auto110」です。

ところが、前者で撮った8枚は、ことごとく光線引きしてました。
そもそも、この日が購入後初めて持ち出した「テスト撮影」だったのです。

後から検証してみると、光が漏れていたのは意外なところで、
レンズ脱着レバーからでした。
その内部の遮光用モルトが、完全に朽ち果てて、光が入りまくり。

その部分の補修は出来ましたが、修理の検証はまだ出来ておりません(汗)

光線引きの醜い写真の中で、一番マシだった一枚を。

120818_03
Mamiya Press Standard
Mamiya Sekor 90mm F3.5
Kodak Portra 400VC

もう一台「一番小さいカメラ」の方には、
Lomographyの白黒フィルム「Orca110」を詰めてみました。

一度は「絶滅」した110のフィルム、
まさかまさかの「復活」を遂げ、「死に体」のカメラが蘇る事になったのは喜ばしい限り。
(ひいきにしている「かわうそ商店」さんが、
冷凍保存品を見つけ出して販売してくれてますので、
完全に撮影不可能、な状況ではなかったわけですが。)

しかも、110の白黒なんて、果たして「何十年振り」の復活か?、
という程のご無沙汰ですから、撮影も実にワクワク、ドキドキでした。

今回撮ったフィルムは、熊本のオンライン現像サービス「トイラボ
にて現像&スキャンしてもらいました。
下の写真のうち、1枚目と3枚目は、そのスキャン画像。

2枚目と4枚目は、デュープのテストをしたもので、
それぞれ、Macro TakumarNew FDとMicro Nikkorです。

APS-CなD7000で、110のデュープを撮ろうとすると、
撮像面積より小さいフィルム面積を撮る事になるので、
「等倍以上」に拡大しないといけません。
今回は「フチ」まで入れているのでそこまでの拡大はしてませんが、
それでも、多少の「周辺のピントの甘さ」「歪曲」を認める事が出来ました。

Micro Nikkorや、Macro Takumarで試写した結果は、
ピントの甘さ等を認める事が出来ましたが、
CanonのNew FDマクロは隅々まで高解像度で、その実力に驚きました。
今後、フィルムのデュープではFDマクロを使う事になりそうです。

かといって、トイラボのスキャン画像は少々コントラストがきつすぎかな、
という印象もあり、痛し痒しなところです。

110でデュープ撮るならM4/3のカメラの方が良さそうですが、
年に何回使うか分からない110のためにデュープ用カメラ買うのもなぁ、
と思いますので、今の機材でどこまでやれるか、テストを繰り返そうと思います。

120818_03_110
PENTAX auto110
SMC PENTAX 110 18mm F2.8
Lomography Orca 110
京王線 調布駅

120818_06_110
PENTAX auto110
SMC PENTAX 110 50mm F2.8
Lomography Orca 110
京王線 国領駅
※デュープ機材
SONY NEX-5
Canon New FD50mm F3.5 Macro

120818_08_110
PENTAX auto110
SMC PENTAX 110 18mm F2.8
Lomography Orca 110
京王線 国領駅

120818_11_110_2
PENTAX auto110
SMC PENTAX 110 18mm F2.8
Lomography Orca 110
京王線 国領駅
※デュープ機材
Nikon D7000
Ai Micro Nikkor 55mm F2.8S

と、肝心の京王線の話しはそっちのけで、機材話しになってしまいました。

最終日の調布駅近辺は、それはそれは凄い事になってました。
ある意味、こういう「イベントごと」に慣れている鉄道ファンは良い方で、
むしろ、日頃鉄道に感心のなさそうな一般の方が、
警報音の鳴っている踏切の中で止まって写真撮っていたりして、
「にわか」な方ほどコワイものはないなぁ、と思ってしまいました。

「いつになったら踏切あくんだ~」と思っていた京王線、
この日まで、あまりに当たり前だった光景が、
翌19日から一変する事になりました。

調布市街から、鉄道が姿を消すまで、後1日。

*13/1/29追記:白黒の2枚目を差し替えました。(デュープ時のレンズを変更)
また、関連する文章を加筆訂正しました。

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2012年9月10日 (月)

京王線地下化まで、後6日(国領駅横、狛江通り踏切にて)

2012年8月19日、京王線調布駅近辺の立体交差工事により、
京王線は地下に潜ってしまいました。

あれだけ毎日「閉まっていた」開かずの踏切が、
四六時中オープンになっている事に、いまだに違和感を覚えます。

地下化前後の京王線の様子を、何度かに分けて取り上げたいと思います。

国領駅横にあった狛江通りの踏切も年中「閉まりっぱなし」。
また、この道を狛江方面に行くと、
品川通りとの交差点がまたよく混む。

ちなみに、立体交差完了後も、
狛江通りと品川通りの交差点付近の渋滞は全く変わる様子無し。
と思ったら、品川通り少し柴崎寄りの野川沿いに、
バイパス道路を作る工事をしてました。
京王線が地下に潜る直前、野川を渡ってすぐの踏切の下に道路を掘って…、
って、なんで折角京王線が地下に潜ったというのに(汗)

※以下、特記以外全て、
Nikon D7000
RMC Tokina 17mm F3.5 SL17
京王線 国領駅
2012年8月13日

Dsc8009
1/30秒 F8.0 (ISO3200)

Dsc8023
1/30秒 F5.6 (ISO1600)

Dsc8032
1/30秒 F5.6 (ISO1600)

Dsc8042
1/30秒 F5.6 (ISO1600)

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2012年9月 6日 (木)

久留里線、2012年夏(7)~余録

メインはキハ30でしたが、
他にもいろいろと久留里線を撮りました。
折角なので何枚か紹介させて頂いて、
1ヶ月近く掛かった「久留里線、2012年夏」は終幕にしたいと思います。
(ついでに、ちょっと寄り道した小湊鐵道の写真も少しだけ。)

※以下写真、特記以外は全て、
Nikon D7000
2012年8月4日

Dsc7800
Nikkor-S.C Auto 55mm F1.2
1/3200秒 F2.0 (ISO100)
JR久留里線 横田駅

Dsc7805
Ai Zoom Nikkor 100-300mm F5.6
1/400秒 F5.6 (ISO100)
JR久留里線 横田駅

Dsc7806
Ai Zoom Nikkor 100-300mm F5.6
1/400秒 F5.6 (ISO100)
JR久留里線 横田-東清川間

Dsc7813
Ai Zoom Nikkor 100-300mm F5.6
1/1000秒 F5.6 (ISO200)
JR久留里線 下郡-小櫃間

Dsc7817
Ai Zoom Nikkor 100-300mm F5.6
1/1000秒 F5.6 (ISO200)
JR久留里線 下郡-小櫃間

※近頃話題?の小湊鐵道、
久留里の街から東へ一山抜けたところだと分かったので、
ついでにちょっと寄ってみました。
「話のネタ」程度の写真しか無くて恐縮ですが。

Dsc7873
Ai Nikkor 35mm F2S
1/1000秒 F5.6 (ISO100)
小湊鐵道 飯給-月崎間

Dsc7878
Ai Nikkor 35mm F2S
1/1600秒 F5.6 (ISO100)
小湊鐵道 月崎駅

Dsc7884
Ai Nikkor 35mm F2S
1/1250秒 F5.6 (ISO100)
JR久留里線 小櫃駅

Dsc7948
RMC Tokina 17mm F3.5 SL17
1/100秒 F5.6 (ISO800)
JR久留里線 平山駅

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2012年9月 4日 (火)

久留里線、2012年夏(6)~満天の星空の下

もう動かないだろうから帰ろうと思っていたら、
まさかまさかでキハ30が再び動き出した所に遭遇。

いてもたってもいられず、再び久留里方面へ舞い戻り、
見つけたばかりの素晴らしいロケーションで撮影する事に成功。
それは前回のお話し。

さて、今度こそ帰ろうか、と思い、
帰り道のローソンで増量中のからあげクン(ちなみに海苔煎餅味だった)を買い、
車中でモグモグ食べておりますと、bay-fmの交通情報が
「アクアライン、渋滞」の報を告げておりました。

最近、木更津にアウトレットが出来た事もあり、
以前にも増してアクアラインは混みやすい道になっております。

「急いで帰ってもすぐには帰れんか…」

ダイヤグラムを取りだし、木更津に向かったキハ30のスジを追う…。

どうやら、木更津停泊ではなく、久留里方面に戻ってくるもよう。

もう陽はとっぷり暮れて真っ暗になっておりましたが…、

「撮る!」

決めたからには即断実行。
夜だから駅で止まっている所じゃ無いと無理、
それなら、交換施設のある横田駅で…、と考えるのは自然な思考でした。

駅に入るか、横の踏切あたりから撮るか。

と考えながら、併走する農道をゆっくり走りながら、

「待てよ、サイドから狙って…、空の様子は…」

車を止めて、空を見上げて、「よし、これでいこう」。

最後のカットの方針は決まりました。

光り輝く満天の星空の下、横田駅で停車するキハ30のサイドビュー。

こんな感じになりました。

Dsc7977_7996
Nikon D7000
RMC Tokina 17mm F3.5 SL17
1秒 F8.0 (ISO1600) & 4秒 F5.6 (ISO1600)
久留里線 横田駅
2012年8月4日
※地上(主に車輌)部分と空部分を別撮りの上、合成

ちょっとズルしてます。
車輌部分と、それ以外とは別カットです。
でも、そうしないと星が綺麗に撮れないだろうから、と思って、
撮影時点で意図的に「素材」を撮りまくってました。

そんな素材を確認しながら、あぁ、そうかぁ、と思ったのは、
この角度だと、遠く向こうに、羽田へ飛んでいく飛行機の軌跡が、
綺麗に線を描く、という事でした。

もっと絞り込んで、感度も下げて、シャッターを10秒とか20秒とかあければ、
星とは違う光を夜空に描く事も出来たんだな、と気づきました。

でも、これだけ綺麗に星が出ていたんですから、充分ですよね。

8月4日、朝から晩まで久留里線、キハ30。
撮って撮って撮りまくりの1日。
ヘトヘトでしたが、不思議と、帰り道もずっとウキウキ。

久しぶりに、良いのがいっぱい撮れた!という手応えに満ちた1日でした。

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