京王線地下化まで、後1日(調布駅近辺、国領駅にて)
京王線の調布駅近辺が地下化されて、
もう1ヶ月以上が経ってしまいました。
「6日前」をアップしてから2週間ほど経過してしまいましたが、
今回は、8月18日、地上線最終日、地下化の「1日前」です。
この日は、うちにある「一番大きいカメラ」と「一番小さいカメラ」を持ち出しました。
一番大きいのは、マミヤの「プレス・スタンダード」で、
一番小さいのは、ペンタックスの「auto110」です。
ところが、前者で撮った8枚は、ことごとく光線引きしてました。
そもそも、この日が購入後初めて持ち出した「テスト撮影」だったのです。
後から検証してみると、光が漏れていたのは意外なところで、
レンズ脱着レバーからでした。
その内部の遮光用モルトが、完全に朽ち果てて、光が入りまくり。
その部分の補修は出来ましたが、修理の検証はまだ出来ておりません(汗)
光線引きの醜い写真の中で、一番マシだった一枚を。
Mamiya Press Standard
Mamiya Sekor 90mm F3.5
Kodak Portra 400VC
もう一台「一番小さいカメラ」の方には、
Lomographyの白黒フィルム「Orca110」を詰めてみました。
一度は「絶滅」した110のフィルム、
まさかまさかの「復活」を遂げ、「死に体」のカメラが蘇る事になったのは喜ばしい限り。
(ひいきにしている「かわうそ商店」さんが、
冷凍保存品を見つけ出して販売してくれてますので、
完全に撮影不可能、な状況ではなかったわけですが。)
しかも、110の白黒なんて、果たして「何十年振り」の復活か?、
という程のご無沙汰ですから、撮影も実にワクワク、ドキドキでした。
今回撮ったフィルムは、熊本のオンライン現像サービス「トイラボ」
にて現像&スキャンしてもらいました。
下の写真のうち、1枚目と3枚目は、そのスキャン画像。
2枚目と4枚目は、デュープのテストをしたもので、
それぞれ、Macro TakumarNew FDとMicro Nikkorです。
APS-CなD7000で、110のデュープを撮ろうとすると、
撮像面積より小さいフィルム面積を撮る事になるので、
「等倍以上」に拡大しないといけません。
今回は「フチ」まで入れているのでそこまでの拡大はしてませんが、
それでも、多少の「周辺のピントの甘さ」「歪曲」を認める事が出来ました。
Micro Nikkorや、Macro Takumarで試写した結果は、
ピントの甘さ等を認める事が出来ましたが、
CanonのNew FDマクロは隅々まで高解像度で、その実力に驚きました。
今後、フィルムのデュープではFDマクロを使う事になりそうです。
かといって、トイラボのスキャン画像は少々コントラストがきつすぎかな、
という印象もあり、痛し痒しなところです。
110でデュープ撮るならM4/3のカメラの方が良さそうですが、
年に何回使うか分からない110のためにデュープ用カメラ買うのもなぁ、
と思いますので、今の機材でどこまでやれるか、テストを繰り返そうと思います。
PENTAX auto110
SMC PENTAX 110 18mm F2.8
Lomography Orca 110
京王線 調布駅
PENTAX auto110
SMC PENTAX 110 50mm F2.8
Lomography Orca 110
京王線 国領駅
※デュープ機材
SONY NEX-5
Canon New FD50mm F3.5 Macro
PENTAX auto110
SMC PENTAX 110 18mm F2.8
Lomography Orca 110
京王線 国領駅
PENTAX auto110
SMC PENTAX 110 18mm F2.8
Lomography Orca 110
京王線 国領駅
※デュープ機材
Nikon D7000
Ai Micro Nikkor 55mm F2.8S
と、肝心の京王線の話しはそっちのけで、機材話しになってしまいました。
最終日の調布駅近辺は、それはそれは凄い事になってました。
ある意味、こういう「イベントごと」に慣れている鉄道ファンは良い方で、
むしろ、日頃鉄道に感心のなさそうな一般の方が、
警報音の鳴っている踏切の中で止まって写真撮っていたりして、
「にわか」な方ほどコワイものはないなぁ、と思ってしまいました。
「いつになったら踏切あくんだ~」と思っていた京王線、
この日まで、あまりに当たり前だった光景が、
翌19日から一変する事になりました。
調布市街から、鉄道が姿を消すまで、後1日。
*13/1/29追記:白黒の2枚目を差し替えました。(デュープ時のレンズを変更)
また、関連する文章を加筆訂正しました。
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