Dell Inspiron 1150の「CPU交換」
もう2年前になりますが、
冷却ファン目詰まりのため熱暴走して挙動不審となった、
DellのノートPC「Inspiron 1150」を分解整備した、
というエントリをアップした事があります。
その後、カミサンの実家PCが新しくなったため、
1150はうちに「里帰り」してきて、
時々、予備PCとして活用しておりました。
(夏場、暑すぎて自室にいられない時に居間に逃げる、といったような)
Celeron 2.4GHz (FSB400 / L2 128KB)のCPUを搭載しておりましたが、
もうさすがに陳腐化は免れず、
まぁそれでも今後も使うだろうから、ドライブをSSDにでもしてみっか、
とかいろいろ考えていたんですが。
そんなこんなで、ネットで調べ事していると、
「1150のCPUを交換」といった記事をちらほらと見かけました。
ノートPCなのにCPU交換?
と思って調べ進めてみると、このPC、
ノートのくせに「デスクトップ用」のCPUが搭載されている、という事が分かりました。
前回、ファンの清掃の時にはCPU自体を目にする所までバラさなかったので、
迂闊にも気がつきませんでした。
Socket478で、Celeronからのアップグレードとなると、
Pentium4の3GHz程度のものに変えればいいのか…、
ん?Pentium4の3GHz程度って…
持ってました(笑)
以前、富士通の「FMV L21D」というPCをメンテした事があり、
その顛末をアップした事がありますが
(実は、当ブログの「隠れ人気コーナー」だったりしますが)、
くだんのL21Dは、引っ越しの際に処分をしてしまっております。
でも、折角だからCPUくらいは置いておくかー、と思い、
わざわざバラして、CPUだけ取りだして保管していたのです。
て事で、Inspiron 1150の分解を行います。
先ほどのリンクの、自分の書いたレポートを参考に分解を実施(笑)
なので、いきなりCPU周りから。
CPU周りの4つのネジを外し、
CPU自体を固定しているレバーを解除すると、
ヒートシンクごとCPUが外れます。
ノートPCの中に、Socket478。
何とも不思議な図です。
CPUはシリコンで固定されていたので丁寧に剥がし、
代わって、Pentium4 2.80GHz (FSB533 / L2 512KB)を取り付け。
シリコンが切れてたので焦りましたが、
元々付いていたシリコンを伸ばして再利用。
元に戻して、起動。
BIOSに、ちゃんと「Pentium4」の文字が出ました。
ちなみに、PC起動画面にも「Pentium4」のロゴが出ています。
ついでに、ちょっと足りなかったメモリ増設も行い、
随分と快適に使えるPCにグレードアップいたしました。
これまで、FacebookやTwitterは重くて辛かったのが、
その程度なら何とか、という所まで来ましたので、実用的にはOK。
元を正せば、ゴミ捨て場に不法投棄されていたInspiron 1150。
ご丁寧に、セットアップディスクも一緒だった事が幸いして、
(壊れていた)HDDを交換の上で蘇ったのは5年程前の話しです。
もうさすがに、と思った頃に見事蘇り、
いずれ購入したいと思っているWindows8まで「中継ぎ」を託す事となりました。
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