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2013年3月11日 (月)

2013年版・デジイチでフィルムをデュープ【(3)白黒ネガから取り込む篇】

2013年版・デジイチでフィルムをデュープ【(1)準備と撮影篇】
2013年版・デジイチでフィルムをデュープ【(2)ポジから取り込む篇】

最近は、フィルムからの「データ取り込み」の方法として、
フィルムスキャナではなく、デジタル一眼を用いた「デュープ」(複写)をする事が多く、
我流のやり方をまとめておこう、という事で既に2回書きましたが、
今回は、「白黒ネガ」からの取り込みについて書きたいと思います。

既に書いた2回分を踏まえての話しになりますので、
まずはいきなり、実際のネガをデュープ(複写)した画像から。

※1月に徳島に帰省した時、駅前~新町を歩いた時のネガから、
以前のエントリではアップしなかった画像を使いたいと思います。

130121_04_1
※デュープ機材
SONY NEX-5
Canon New FD50mm F3.5 Macro
1/200秒 F5.6 (ISO200)

白黒なので、デュープしたままでは当然「ネガ」(白黒反転)してます。

これを、角度調整(この画像だと「反時計回りに0.3度」程度でした)し、
レベルを表示したものがこちら。

130121_04_2

ポジの時も書きましたが、デュープを撮る段階で、
ハイライトが飛んだり、シャドーが潰れたりすると、
後からレタッチする事が不可能になります。
なるべく、レベルの「山」が、真ん中の方にあって、
かつ、裾野が端から離れている方が良いです。
「飛ばす」「潰す」は、後からでも出来ますので。

次に、これを「階調反転(Photoshop Elements 10だと、Ctrl+I)」、
「カラーの削除(同じく、Ctrl+Shift+U)」をすると、こうなります。

130121_04_3

階調反転(白黒反転)しているので、当然ながら、
レベルの山の形も「左右反転」しています。

これが、ネガのおもしろいところだな、と思います。

少々脱線しますが、ネガだと「少々露出オーバーの方が、
プリントが綺麗に仕上がる」と感じる事があります。

ポジやデジカメの場合、露出がオーバーになると、
ハイライト(白い部分)が「飛んで」、真っ白になってしまいます。

一方、ネガの場合、それが「反転」してフィルム上に記録されるので、
ネガ上では、ハイライト部分は「黒く」写る事になります。

フィルム自体は透明(色はついていても、透けている事に変わりはない)
なものですが、ハイライト部分は黒く「記録される」事になるので、
少々オーバーだとしても、意外と情報が記録されていて、
後からプリントやスキャン、デュープ時に「復元」する事が出来ます。

ネガで撮影する時、「この状況での露出はどうなるだろう」
と悩んだ時、「少々オーバーで撮っておけば何とかなるだろう」
と判段する事がしばしばあります。
そういうネガは、光に透かしてみると「黒っぽく」見えるわけですが、
その方が、ネガとしては「良質」だろうと感じる事が多いです。

さて、先ほどの画像を最終的に作り込みますが、
白黒だと「色」を見る必要はないので、
単純に「シャドーを潰していいか、どこまで潰すか」
「ハイライトを飛ばしていいか、どこまで飛ばすか」
という2点に絞ってレベルを補正すれば、ほぼ完成となります。

先ほどの写真だと、まずハイライトで気にすべきところは、
「空」(薄曇りの感じを残したいので、飛ばさないように気をつける)、
「建物の壁」(薄汚れた感じが消えないよう、飛ばさないように気をつける)、
という2点。シャドーの方は、
「アーケードは、やや潰れる位で良いだろう」
という1点、に気をつけてレベルの山を動かしてみます。

で、こんな感じ。

130121_04_4

今回は、シャドーを全く潰さず(山の左端に矢印を合わせ)、
ハイライトは山の端より少々右の方で止めてみました
(山の端までもってくると、空が真っ白になってしまうので)。

また、いつもだと、「中間の階調」(真ん中の矢印)についても、
少し右に矢印を動かし「0.8~0.9」くらいにする方が、
全体の階調がよりダークになって好みなんですが、
この写真の場合は、ノーマルの「1」のままにしてみました。

以上で完成ですが、今回の写真は、撮影時にネガについていた、と思われる
ホコリの跡が画面隅の方に散見されたので、レタッチで消しておきました。
(正確には、さっきのレタッチの画像ではなく、以前に作っておいた画像なので、
少々作り込みが異なりますがご了承ください。)

130121_04
Leica M2
COSINA Voigtlander Nokton 35mm F1.2 Aspherical VM II
1/250~1/500秒 F2.0~5.6
Rollei RPX400
2013年1月21日

白黒のネガの場合、ポジと違うところは「階調の反転」があるところ。
一方、「色」がないので、カラーバランスを考える必要がなく、
「シャドー」「ハイライト」に絞って補正すればほぼOKなので、
慣れてくると、簡単な作業だけで「いい感じ」の仕上がりに追い込む事が出来ます。
「手焼き」でプリントを作る作業を、より手軽に、DTPだけで出来るような感じです。
(逆に、この一連を経験しておくと、本当の「手焼き」をこれからやろう、という時も、
シャドーやハイライトの「見方」が分かっているので、会得しやすいのでは、と想像されます)

さて、次回は「問題」?の、カラーネガからのデュープについてです。

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