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2013年4月16日 (火)

「COOLPIX A」にあまり惹かれない理由

「COOLPIX P330」と同時に発表されたのが、
高級コンパクトデジカメである「COOLPIX A」です。

Nikon COOLPIX A

これまで、何度かP330について書いた中で、Aについても、
軽く触れたことがあります。

「あんまり興味が無い」、と(笑)

興味が無い、という理由は、Aの出来が理由では無く、
自分が求める「コンデジかくあるべし」の条件から外れるな、と思ったからです。

デバイスとして興味が無いわけではないので、デジカメwatchに掲載された記事は、
非常に興味深く拝読させて頂きました。

ニコンAPS-Cコンパクト「COOLPIX A」のレンズに迫る (デジカメWatch)

ニコンCOOLPIX A 画質と操作性を両立したAPS-Cコンパクト (デジカメwatch)

では、自分的に「コンデジかくあるべし」と思うポイントは何か?

「コンパクトである事」と、「ズームレンズである事」。この2点です。

まず、コンパクト、という点については、
「A」に関しても、「APS-Cセンサーを搭載したコンデジ」という意味では、
非常に小型に出来ているだろう、と思います。

しかし、センサーの大きさを抜きにすれば、
P330のような「まさにコンデジ」と言えるカメラサイズではない、
と言わざるを得ません。

「カバンに入れる」事を考えれば、Aの大きさ・重さでも大丈夫ですが、
これが「ポケットに入れる」となると、P330と比べた時に、
分が悪くなるのは致し方ありません。

また、これは2点目の理由とも絡んできますが、
「このセンサーサイズで、このカメラのサイズに収める」
ために、レンズが単焦点になっています。

以前は、「レンズは単焦点で良いから、写りが良くて小型の物を」
と考えていた事もありました。
昨年の今頃は、丁度、シグマから「DP1 Merrill」「DP2 Merrill」が発表され、
コンデジ離れした、驚異の高解像度、高画質が話題になっておりました。
「どうせ買うなら、Merrill」で、と心に誓っておりました。

しかし、子供が幼稚園に通うようになり、日常での撮影領域が増えるにつえ、
ズームレンズは「必須条件」である事が明らかになってきました。
しかも、自分の行動を制約されない、一眼レフやミラーレスではなく、
コンデジである事が、とても重要であると認識するようになりました。

そこで、超望遠ズーム搭載である、ソニー「DSC-HX100V」を購入しました。
これは、ポケットに入るカメラではないですが、
これ一台で27-810mm相当の超高倍率ズーム搭載であり、
テレ端でも手ブレを意識する必要のない強力な手ブレ補正も付き、
かつ、静止画もHD動画も撮れる(動画撮りながら静止画撮影もできる)、
実に「便利この上ない」カメラでした。
(しかも、1/2.3型1600万画素という小型高画素のセンサーで、
これだけちゃんとした写真が撮れるようになったとは、という驚きもありました。)

ズームはやっぱり便利だし、日常利用だと「必須」なんだ、と感じて、
それまで「いいなぁMerrill」と思っていた気持ちが払拭され、
COOLPIX P7100のような「ズームレンズ搭載の、割と良いコンデジ」
を求めるようになりました。

その後、P310が「爆安」になっていたので、買ってしまった、
というのは、過去のエントリでも書いた通りです。

なんだかんだ言っても、ズームは便利なものです。
特に自分は、割と被写体との距離を取ることが多いので、
広角単焦点レンズだと、被写体が「豆粒」になってしまう可能性が高いです。

また、丁度HX100Vを買った頃、兄から「NEX-5」を安く譲り受け、
待望の「ミラーレス」デビューを飾りました。
本体は非常に小型でコンデジ並みでしたが、
そこにレンズが付くと、とても「小型軽量」とは言えなくなります。
強いて言えば、純正の「16mm」を付けるとかなり小型ですが、
やはり、これだと単焦点、しかも24mm相当。

もし、「A」に興味をもつ可能性があったとすると、
レンズが「28mm相当」ではなく「35mm相当」であれば、あるいは、
と思った事もあります。

高級コンデジとして独自の存在感を示しているカメラとして、
ライカの「X1」「X2」がありますが、この2機種は「35mm相当」のレンズを搭載しています。

先ほど触れたシグマの2機種は、「DP1」が28mm相当、「DP2」が45mm相当。
(後に発表された「DP3 Merrill」は、更に望遠で75mm相当。)
やはり、35mmという焦点距離はスキップされています。

「35mm」という焦点距離は、撮り方によって、
「広角的」にも「標準的」にも撮れる、実に便利な画角をもっています。

かつて、EOSがメイン機材であった時に、
標準ズームである「35-70mm」を使っていた事もあり、
ワイド端は35mm、という環境で長く過ごしておりました。
なので、「35mmで、なるべく広角的に撮る」習慣がついていました。

「28mm」が苦手である理由の1つは、そんな過去も理由となっています。

ただ、自分だけではなく「35mm」というレンズを好まれる方は多いようです。

ライカの「ズミクロン」や「ズマロン」、ニコン(S)の「W-Nikkor 3.5cm F2.5」、
ロシア製ツァイスコピーの銘玉「Jupiter-12」など、
至極の銘玉と呼ばれるレンズが、35mmにはたくさんあります。

実際自分も、ライカ用のレンズとしては、
Jupiter-12」と「Nokton 35mm F1.2」という2本の35mmを愛用しています。
50mmと105mmもありますが、使用頻度はあまり高くありません。
荷物と天候にあわせて、どちらかの35mmをつけて、交換レンズは持たず、
という撮影を、何度もしています。

もし、「A」が35mm搭載だったなら、「お、いいな」と思う可能性が、
多少は高くなっていただろうな、と思われます。

…とはいえ、なかなかお高くて(滝汗)

もし、「A」が、APS-Cサイズのセンサーではなく、
ニコンお得意の「1型センサー」搭載であれば、
より筐体を小型化しつつ、写りも「コンデジ以上」を維持し、
なおかつ、もう少々リーズナブルに出来たろうに、
と感じずにはいられません。

初めてニコンが「Nikon 1」を発表した時、
スペック主義者の多くから「4/3より小さいセンサーなんて!」
という声が上がった事を記憶しています。

しかし、センサー業界(?)の感覚だと、
「1型」というセンサーは「大型」に分類されるようです。
実際、「1」で撮影された画像を見ると、
これが「1インチ」なのかAPS-Cなのかフルサイズなのか、
見極める事は困難なのでは、と思わせられる程です。

「1」が発表されて以降、「いずれ、COOLPIXにも1型が降りてくるだろう」
と予言してた事もありますが、まさか、1/1.7型から、一気にAPS-Cまで飛ぶとは。

なので、もし、将来的に、「A」と「P330」の間に分類されるような、
差し詰め「1型センサー搭載」「ズームレンズ搭載(24-135mm相当くらいを希望)」、
そして「P330と比べて遜色ない筐体サイズ、操作性」
なんてカメラが発売されるようなら、発売してすぐに飛びつくだろうなぁ、
という自信?があります。

ニコンさん、是非に!

*2013/4/17追記:

これを書いた直後、新しい「リコーGR」に関するウワサが流れてきました。
間もなく発表(?)の新しい「GR」は、1600万画素APS-Cセンサー搭載とか…?
レンズは28mm相当の単焦点。スペック的には「A」と真っ向勝負のようですね。
しかも、これまでの「GR」と同様の小型軽量ボディのようです。
「APS-Cのセンサー+広角単焦点レンズ搭載の高級コンデジ」が、
これからのトレンディになるんですかね。個人的には少々「…」。

*2013/4/17追記・その2:

「ウワサが」と午前中に追記したら、午後に発表されましたね、新「GR」(笑)
GR
ペンタックスリコー、APS-C世界最小の28mmコンパクト「GR」 (デジカメWatch)

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