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2013年4月 8日 (月)

デジカメ・ケータイ充電器の決定版?「MyCharger Multi Lite」

デジカメやケータイなど、「充電」の必要なデバイスが、
身の回りにゴロゴロと転がっている時代となって久しいです。

これらのデバイスで使用されるのは「リチウムイオン電池」と呼ばれるもので、
容量や定格によって様々な種類、大きさのものがあります。

デジカメやケータイ、それぞれの中に入っている電池を見比べてみると、
似たような大きさなのに、ごくごくわずかな形状の違いによって、
互換性がない、という事がしばしばあります。

すると、自分のように、何台もカメラを持っていると、
カメラが増える度に電池の種類が増え、
それに合わせて「充電器」の数も増えていく事になってしまいます。

大きさは違えど同じリチウムイオン電池なので、
充電器の機能としてはいずれもほとんど同じ物です。
バッテリー自体の形状に合わせて形が違うだけ、と言っても良いです。

なら、どんな形状にもあう充電器を作れば良いだろう、
という発想で生まれたであろう充電器がありました。
これが非常に便利なので、紹介したいと思います。

■日本トラストテクノロジー「My Charger Multi Lite

Dscn2116

バッテリーを固定する部分と、上下左右に可動する「+」「-」の電極が2つ。
ただ、電極の極性は「自動判別」のため、
バッテリーが表裏であっても、支障なく充電できます。

様々な電池に対応させるため、結構ガタイがあります。
旅に出るときにカバンにしのばせて、という使い方は、さすがに厳しいかもしれません。

しかし、デジカメでもガラケーでもスマホでも、
リチウムイオン電池であれば、おおよその物は充電が可能です。

例えば、以下の4種類の電池。

Mycharger

バッテリー左側にある「白い部品」(=電極)の位置が、
それぞれ違う事がお分かり頂けるだろうと思います。

左上は、SONY Cyber-shot DSC-HX100V用の電池「NP-FH50」。
ソニーのバッテリーは、端子のスリットが細く、奥まっているため、
本体電極の位置合わせが面倒ですが、充電はできます。

右上は、富士フイルムの「Finepix F200EXR」等で用いられる「NP-50」。

左下は、古いニコンのコンデジ「COOLPIX 880」「COOLPIX 5400」
等で用いられる、「2CR5」に似たサイズの電池、「EN-EL1」。
写真のものは、ロワ製の互換電池です。

右下はスマートフォンの電池で、
「docomo F-05D ARROWS X LTE」等で用いられる「F24」。
同じdocomoの「REGZA PHONE T-01D」も、同じ電池だったと思います。
ただ、大きさ的にはこれがマックスのようです。
左右はともかく、上下方向は、これ以上大きいと入りきりません。
(ちなみに、この電池の大きさは、縦6.4cm、幅4.9cmほどです。)
また、ロワ製の「F24互換電池」も、問題無く充電できました。

その他に、手元で試して無問題で充電出来た電池としては、

・SONY NEX-5 用の電池「NP-FW50」(および互換バッテリー)

・SONY Cyber-shot DSC-TX7 用の電池「NP-BN1」(および互換バッテリー)

・Nikon COOLPIX P310 用の電池、「EN-EL12
(および、ロワ製の互換バッテリー)

・Nikon D7000 用の電池「EN-EL15

・PENTAX K-7 用の電池「D-LI90

・Canon EOS D60 用の電池「BP-511A」(および互換バッテリー)

・docomo Xperia SO-01B 用の電池「SO04
(および、ロワ製の互換バッテリー)

・docomo F-09A 用の電池「F10

…他にもありますが、代表的なところはこんな感じ。
少なくとも、手元にあるデジカメ、ケータイの電池に関しては、
ほぼ、問題無く充電する事が出来ました。
(パナソニックやオリンパスなど、ブツを持ってないメーカーもあるので、
それらでの可否は分かりません。)

ただ唯一、問題が発生したのが、
PENTAX Optio M30 用の電池「D-LI63」です。
電池切れ後、この充電器で充電を始めて、
あまり時間が経たないうちに「充電完了」のマークが出ます。
その状態でカメラに戻しても、
電池残量表示は「半分」程度にしかなってません。

ただこれは、そもそも中古(ジャンク)で買ったカメラなので、
メモリー効果のため既にバッテリーが弱ってたから、
という理由かもしれません。

なお、この充電器は、「リチウムイオン電池専用」となっているため、
エネループに代表される、乾電池用の充電池(ニッケル水素電池)
の充電には対応していません。

とはいえ、乾電池型充電池の場合、
違う電池を買ったところで形状が変わるわけではないので
(単三、単四、といった違いはもちろんありますが)、
既に持ってる充電器があれば充分だろう、という話しでもあります。

このバッテリーチャージャーを購入してから、
それまでゴチャゴチャと転がっていた充電器がスッキリとなり、
また、充電する時に「えーっと、この電池はどの充電器だったかしら」
などと捜索する必要もなくなって便利になりました。

また、スマートフォンの電池の場合、
本来、電池は本体から抜かず、本体に入れたままじゃないと充電できません。
もし予備電池を持ってても、交換後の「残量の無い電池」を充電する場合、
一端本体に戻してからじゃないと充電できないのが面倒です。

そんな場合も、充電器1台あればいつでも充電できます。
また、どんな形状にも合わせられるので、
将来機種変更後も、充電器を買い換える必要がありません
(ただ、先述の通り、大きすぎて入らない可能性もあります。)

何かと便利な汎用充電器、
1台あって損は無い一品じゃないか、と思います。

*2013/11/25追記:

「MyCharger Multi Lite」は、どうやら製造販売終了したようで、
後継機種として「MyCharger Multi Mini」が販売されています。
「7.2/7.4V」の電池が非対応となりましたが、
デジカメ/スマホ/ケータイの充電には支障ないと思います。


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