Carl Zeiss Touit は Made in Japan 。製造はまさか…?
カールツァイス、ミラーレス用レンズ「Touit」の国内発売日・価格を決定 (デジカメWatch)
カール・ツァイスが、ミラーレス用のレンズを出す、という話しを聞いたのは、
多分去年の後半くらいだったかな、と思います。
ただ、その時点では、あまりその事を意識していませんでした。
既に、ソニーから、NEXのEマウント用に「Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA (SEL24F18Z)」
が発売されていたので、その一連でNEX用のが出てくるんだろう、
という程度の認識だったからだろう、と思います。
ところが、そうじゃないらしい、と気づいたのは、
今年2月、横浜に「CP+」を見に行き、ソニーのブースで、スタッフさんと話しをした時。
当然のように、ツァイスのEマウントの開発中レンズが置いてありました。
それを指さして、何か質問を投げかけました。
(詳細失念。多分、おいくらくらい?みたいな感じだったかな、と)
すると、ソニーの人から帰ってきた答えは
「カール・ツァイスさんから借りたものなので、詳細は何とも。」
あれ?でも、Eマウントの24mm出してますよね、貴社から?、と聞くと
「それとは別で、ツァイスさん本体で発売されるレンズなんです」、と。
カール・ツァイスが、「自社」でレンズを発売する?
これまで、日本で(正式に)発売されていたツァイスのレンズは、
全て、日本の会社が、ツァイスの名を借りて出してたものばかりのはずです。
京セラは、「CONTAX」シリーズのレンズとして。
ソニーは、「α」シリーズのレンズとして(内蔵であれば、Cyber-shotなども)。
コシナは、Fマウント、EFマウント、Mマウントなどの交換レンズとして。
いずれも、カール・ツァイス社、御自ら発売したものではありませんでした。
何でまた、自社で出す事に?と不思議に思ったんですが、
新しく発売するレンズが、NEXのEマウントだけじゃなくて、
富士フイルムのXシリーズ用にも発売する、と聞いて合点がいきました。
今後、APS-Cセンサーを搭載するミラーレスがどんどん増えるだろうから、
いろんなマウントに対応できるように、「ソニーのツァイスブランド」ではなく、
自社で、自由な立場で売っていこう、という判段をしたんだろう、と思います。
って事で、いよいよ発表された「Touit」(トゥイート)シリーズ。
上記のデジカメWatch記事にもある通り、まずは12mmと32mmの発売で、
お値段は10万前後という事で、思っていたよりは安かったかな(笑)
で、この記事を見てて、気づいたんです。
レンズに「Made in Japan」って書いてある。
まぁ、「Germany」って事はないかな、と思いつつ、
でも、やっぱり日本製か、そうか、と感じつつ、
じゃあ、実際問題どこが製造してるんだろう?と疑問が。
ソニーなはずはないですね。Xマウント用も出すわけですから。
コシナ?と考えるのが順当なところでしょうが、
それなら、現状の「コシナ・ツァイス」のラインナップに並べて販売、
という選択肢もあったはず。
と、考えているところで、ふと思い出したんです。この記事。
京セラオプテック、カメラ用交換レンズの開発・製造を検討 (デジカメWatch 2012/3/7)
「京セラオプテック」?、と不思議に思われる方もいらっしゃるでしょう。
この会社こそかつて、京セラ「CONTAX」のレンズを製造していた会社であり、
更に遡れば、今や伝説とも言われる「富岡光学器械製造所」を起源とする会社です。
日本に数あるレンズ製造会社の中でも、5本の指に入る凄い会社です。
しかも、この記事には、こんな事が書いてあります。
「京セラオプテックには欧州の光学メーカー複数社から
カメラ用交換レンズの完成品および部品・サブアセンブリの開発製造について打診があり、
現在検討している段階という。」
こ、これはまさか!
「ヤシコン」の復活か!?
買わなきゃ!
でも、NEXは「整理ポスト」に入れようか、と思っているところ…(滝汗)
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