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2013年5月13日 (月)

玉川上水新水路跡の隧道(トンネル)

EOS D60で京王線を撮った写真をアップしましたが、
あの日、笹塚の辺りを歩いておりますと、
「十三号通り公園」なるものが目に止まりました。

Crw_3589
Canon EOS D60
SIGMA AF MACRO 90mm F2.8
1/500秒 F4.0 (ISO400)
2013年4月19日

あからさまに「プンプン臭う」名前の公園だったので、
この日、家に帰って調べてみました。

この公園は「都道431号線」沿いにあるわけですが、
そもそもこの道路は、「玉川上水新水路」跡地に作られたものでした。

「玉川上水」自体は、江戸時代に作られて、
この付近で言いますと、京王線に沿うような感じで、
東の新宿方面(現在の御苑あたり)に伸びている用水でした。

しかし、明治に入って、それだけでは足りなくなった&水質汚濁の問題があったため、
新宿の西方に「淀橋浄水場」を作る事になり、
そこまでのバイパスとして「新水路」が作られた、との事。

1898年、「淀橋浄水場」完成にあわせて竣工したものの、
1912年の関東大震災で大きなダメージを受け、
その後、甲州街道の地下に「新・新水路」が完成したのを受けて、
1937年で廃止された、という数奇な運命を辿った用水だったようです。

この「新水路」には何本か橋が架けられており、
新宿方から順に「一号」「二号」と符番されていた、と。

つまり、この公園に近くには「十三号橋」が掛かっていた、という事になります。

て事で、俄然この「水道道路」が気になってきたので、
先日、改めて足を伸ばしてみました。

今回は、京王線幡ヶ谷駅辺りから散策してみました。

※以下写真は全て、
Olympus PEN EE-3
AGFAPHOTO VISTA 200 (PRC)
2013年5月10日
※デュープ機材
Nikon D7000
Canon New FD50mm F3.5 Macro

まず、幡ヶ谷駅少し新宿よりにある商店街、
「六号通商店街」とは、ネーミングがあからさま過ぎます(笑)

130510_07

つまり、この商店街と、都道431号線のぶつかる交差点に、
かつて「六号橋」が掛かっていた、という事になります。

その交差点を新宿よりに曲がり、少し歩いてみますと、
「六号通り公園」という、非常に小さい公園がありました。

130510_07a

その先、また公園が見えてきました。「本町ずい道公園」、とあります。

130510_08

ずい道(隧道)とは「トンネル」の事です。
この辺りにトンネルがある、とは下調べで分かっておりました。

公園構内から、下に降りる階段があったので降りていきました。
(この水路は、高低差の都合、土手を作って高いところに作られたので、
現在の都道も、近辺に比べてかなり高いところにあります。)

すると、ちょっと高さの低いトンネルがありました。「本町隧道」です。

130510_09

このトンネルは、特に珍しい感じの雰囲気が無いので、
何も知らないと、完全にスルーしてしまいそうです。

ここから更に、新宿よりに歩いて行くと、もう一つ、トンネルがあります。

それが「本村隧道」です。

130510_11

こちらは逆に、ちょっと「神殿」のような佇まいが荘厳で、
もし何の予備知識もなく訪れたとしても「ここは一体?」と勘づいたかもしれません。

トンネル自体の銘板は外れて(外されて?)いましたが、
すぐ横に、都道に上がる階段があり、そこに名前がありました。

130510_11a

「本村ずい道南階段」

新水路の土手をくぐるトンネルは、実際は3つあったらしいんですが、
現在は、この2箇所だけが残っているそうです。

この後、更に新宿方面に歩いてみましたが、
「○号橋」があった痕跡(通りの名称で残っている、など)は見られませんでした。

今後更に、環七方面や、旧玉川上水との分岐点である和泉給水場の方など、
より西の方も散策・調査していきたいと思います。

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コメント

まさにブラタモリの世界ですね。
鉄道で言うなら「トワイライトゾーン」と言うのがありますが、
あれに近いかもしれん。とにかく
大東京の日常の中にこういうのがあるんですね。
特に最後から2枚目のポータルに装飾が施されたトンネルの写真は
何やら妖気が漂ってるようで、
今の時期の夕刻なら狐でも出て来そうな気がします。
ところで、
徳島の御大から「徳島シティ解体」の一報が届きました。
つぼみやの跡地は駐車場になると言うし
徳島はいけるんかいな・・・

投稿: 南東風 | 2013年5月26日 (日) 22時29分

知らない街を~♪、って歌もあるけど、
あてどなく歩いてみると、気になるものが目について
「なんじゃあれは?」と思うものがいろいろあって、
調べ始めると、明治や江戸に遡る事もしばしば。
江戸→帝都の街は奥が深いぞよ(笑)

昔、川だったところが暗渠になって、
そこは今どうなってるか、歩いて形跡を探すのも、
なかなか楽しい東京の街歩き。

投稿: ごっさん | 2013年5月14日 (火) 01時40分

ほお、なかなかに面白い物件を見つけてくるじゃないのw

廃墟・廃道旧道・旧所旧跡といったものに
最近とても嗅覚が発達してきたごちぞうですw

こういう視点は、若干似通っているかもしれんな・・・

投稿: gochi-zoh | 2013年5月13日 (月) 15時18分

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