COOLPIX P330の歪曲補正具合
P330の歪曲補正が「相当なもの」である事は、デジカメwatchの記事で知っておりましたが、
実際撮影した画像を目の当たりにすると「うおー、すげー」と声を上げてしまいました。
上は、カメラ本体の「JPEG撮って出し」画像(ブログ用に縮小してます)
下は、同時記録のRAWを、「Lightroom」で「無補正出力」したもの。
あ、今、「Photoshop CC」と「Lightroom5」のセットが、
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13年12月2日までです。まだの方は今のうちに。
お持ちのPCのOSが対応しているか、よくご確認の上で。
歪曲補正無しのRAWだと、「魚眼」のようです。
いや、画角の事があるので魚眼ではなく「魚眼風」というところでしょうか。
左上にチラッと写っている建物は、撮って出しJPEGには写っていません。
四隅に本来写っているものがすっかり無くなってしまう程の歪曲補正です。
逆に、こういうのを表現として使えるかもなー、と思ったりもします。
ただ、JPEG+RAWで撮ると、本体がもっさりして使いづらいです。
SDカードに記録中は、撮影だけは、メモリにバッファされてるので大丈夫ですが、
撮ってすぐに「感度変えよう」とか「絞りを操作しよう」と思っても、
本体が全く反応してくれません。記録が終わってからになります。
大昔、COOLPIX 880を使っていた頃、TIFFの保存に1枚30秒程かかって、
次のカットまでジッと待ってる時間があった事を思い出します。
「コンデジでRAWは撮らない」という方針なので全く気にはならないですが
(今回は、テストを兼ねてのRAW撮影だったので)、
もし「RAWメインで撮りたい」という方は気をつけた方が良さそうですね。
(そもそも、SDカードが「PQI Air Card + MicroSD」の組み合わせなので、
転送速度が追いついてないから、かもしれません。)
ところで、歪曲補正前の画像も、補正して四隅を切り落とされた画像も、
同じ「4000×3000」の解像度です。
縁が切り落とされてる部分があるという事は、
補正後は少し小さくなりそうなもんですが、変わらないという事は、
多少ながら解像度を「拡大」している、という事かもしれません。
あまり「品質」には影響してないようなので、別に構わないんですが。
次いで、下の写真は、「クチナシ」と書かれた案内板を等倍で切り出したもの。
左が「JPEG撮って出し」、右が「RAWで撮り、Lightroomで無補正出力」です。
パッと見、左の方がシャープで高解像度のように見えますが、
逆に「アンシャープネスかけ過ぎ」という感じにも見えます。
ひとまず、画質設定の「輪郭強調」を、「標準」より一段下げてみました。
今後試写を重ねて、場合によっては更に下げる判段をするかもしれません。
逆にRAWで撮った方は、やや甘くてモワッとした印象を受けます。
Lightroom自体を初めて使うので、現像時の設定で少しシャープを掛けないといけないのかもしれません。
実際、「撮って出し」でこれだけの解像度になるという事は、
「後処理」で何とかなるだけの情報はちゃんと中に入っているはずですので。
P310と酷似したカメラですが、使ってみると、やはり違いをいろいろ感じます。
それもこれも、1年間、P310を使い倒してきたからこそ分かる事です。
今後も継続的に、その辺りをレポートしていきたいと思います。
*追記:
藤沢駅名物?「80系のような売店」を、
RAWで撮って、あえて補正せずに出力してみました。
こういう生かし方はアリかな、と思います。
Nikon COOLPIX P330
1/125秒 F3.2 (ISO80)
JR東海道線 藤沢駅
2013年11月30日
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