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2013年12月16日 (月)

百武彗星とヘール・ボップ彗星の記録

アイソン彗星が「消滅」し、
代わって注目されてる「ラブジョイ彗星」も、
東京からだとなかなか観測しづらいようで
(一応早起きして観測試みましたが、うちから東方は都心なので、
空が明るくてとても見られそうにありません)、
今年の彗星は撮影無理そうだなぁ、と諦めモードですが、
うちの4歳児が天体に興味津々なようなので、
古い写真を引っ張り出してみました。

96年の「百武彗星」と、97年の「ヘール・ボップ彗星」です。

960326_06
CONTAX 167MT
露光 1分
Kodak TRI-X (※倍増感ISO800)
1996年3月26日

960326_11
PENTAX SuperA
Fujicolor HG 1600
1996年3月26日

こちらの2枚は「百武彗星」で、1枚目は白黒、2枚目がカラーです。

白黒の方は、ほぼ同じカットを、ブログ開設当初に掲載した事があります
一応、「隣のカット」ですが、まぁ同じようなものです。

「百武」は、今から調べ直してみますと、
非常に長い尾を持つ「大彗星」だったようで、
この写真だと、尻尾がすっかり切れてしまい、写っていません。
当時は「望遠で撮る」事ばかり頭にあって、
広角で広く撮る、などと思いも付きませんでした。
今から思うと惜しい事をしたものだ、と思います。

2枚目は、初めて掲載するカラーネガのカット。
青緑の発光が特色だったという彗星の特徴が少しは伝わるでしょうか。
この輝きが見られたのは、わずか数日だったようで、
最接近は前日の25日、撮影したのは翌26日の事でした。

970300_11
Canon EOS5
Konica LV400
1997年3月頃

翌年、地球に接近した「ヘール・ボップ彗星」は、
逆に、長期間に渡って観測された彗星だったようです。
このカットも、一応「地球最接近」の頃に撮影していますが、
フィルムの「余り」で撮ったようなもので、
もっと高感度のちゃんとしたフィルムで撮っていれば、と悔やまれるところです。
しかも、当時のコニカのフィルムは既に退色が始まっているので、
本来の色合いが出ていないように思います。
ただ、少し尾が曲がったような姿は、ヘール・ボップの特徴だったのかな、と思います。

「百武」「ヘール・ボップ」の経験があったので、
「アイソン」「ラブジョイ」も何とかなるかな、と思ったんですが、
東京の空は明るくてなかなか難しいですね。
せめて、月の無い日に、天上の方で観測できるなら、
撮影できるチャンスもあるんですけどね。
次回、そういう彗星がやってくるのは、いつの事になりますやら。

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