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2014年6月 8日 (日)

「便利」なのは大事な事~ Cyber-shot DSC-HX50V

「撮りたい時に、撮りたいものを、撮りたいように撮れる」

常用カメラを選択する上で、最も大事な要素だろう、と思う事です。

散々いろいろなカメラを使っていくと、
「自分が」カメラに求めるものも、おのずと見えてきます。

「常用カメラ」は、常にカバンの中に入れておけるもの、なのでコンデジ。
HX400Vのような、いわゆる「ネオ一眼」と呼ばれる類のコンデジは、
既に「コンパクト」ではないので、この対照からは外れてしまいます。

そして、自分は鉄道をよく撮るから、「とっさに撮りたい」状況と言うと、
やはり、鉄道を撮る(撮りたい)事が多い。
すると、必然的に「望遠」が必要となる。

写りの良かったCOOLPIX P310やP330では、
この「望遠」に不足を覚える事が、ままありました。

Dsc00024_hx50v
SONY Cyber-shot DSC-HX50V
1/800秒 F6.3 (ISO200)
JR東海道線 藤沢駅
2014年5月24日

この写真は、35mm判換算で、約350mm。
鉄道だと「200mmか、300mmか、400mmか」という感覚で撮るものですから、
ズームが「24-720mm相当」の超望遠であり、
かつ、コンパクトカメラとしての小型軽量さを「ギリギリ」保っているHX50Vは、
常用のコンデジとしては最良の選択肢でした。

望遠が必要、という意味では、
DSC-RX100M3のような素晴らしいカメラも、選択肢に入ってこない、という事になります。
残念ながら、センサーが大きくなると、レンズも必然的に大きくなるので、
高倍率・超望遠のズームが付く事はなくなってしまいます。
(1インチで超望遠モデルの「DSC-RX10」が「換算200mm止まり」なのも、致し方ない事です。)

写りや操作性は、P330には劣ります。
予想通り、1/2.3型で2000万画素という超高画素では、
ディティールが潰れて「油絵」のような写りになります。

Dsc00023_hx50v
SONY Cyber-shot DSC-HX50V
1/640秒 F6.3 (ISO200)
JR東海道線 藤沢駅
2014年5月24日

しかし、それは「ピクセル等倍」で見ると気づくようなレベルの話し。
ブログに載せる、facebookに載せる、L~四つ切り程度まで伸ばす、
といった場合、そこまで細かなところまで見える事はありませんので、
実用上、なんの差し支えもありません。

「写り」(画質)は「100点」ではありませんが、
「100点」を追求するために、望遠を諦めたり、機動力を犠牲にするのは、
常用カメラを選択する上では問題だろう、というのが、自分なりの結論です。

HX50Vが発売された時に「化け物か?」と書いたのは1年少々前の話しですが
その第一印象に間違いは無かったな、と再認識しているところです。

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