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2014年6月

2014年6月26日 (木)

いにしえの銘機、キヤノン PowerShot S1 IS

子ども用にお古のコンデジ(Optio SViや、Optio M70)を持たせていましたが、
電池の保ちが悪くなったり、落としてズームの動きが悪くなったりしたので、
じゃあ違うものを、と思って、少し前から「動くジャンクのコンデジ」を探していました。

物を選ばなければいくらでも売ってるんですが、
折角なら、何か「良い物」が欲しい。
良い、とは言っても、クオリティが高い、という意味ではありません。
品質なら、P310やP330で充分堪能していますし、
同じ物をジャンク品に求められるはずもありません。
ブログのネタに丁度いい物、という方が正しいかもしれません(笑)

とはいえ、また落として壊すかもしれないので、高いものだと困ります。
マックス1000円、できれば500円くらいが理想。

当然、「使え」なきゃ意味が無いので、壊れてても困ります。
実は一度、リコー「Caplio RDC-i500」というデジカメを500円で見つけたんですが、
見た目は非常に綺麗だったものの、残念ながら起動せず、エラーを吐いてしまいました。
近未来的な横長スタイルがおもしろかっただけに、残念でなりません。

そんなこんなで、あれでもないこれでもない、と巡り合わせが無かったんですが、
うまく、そんな「無茶な要望」にかなうカメラを見つけました。
ハードオフで見つけたキヤノン「PowerShot S1 IS」です。

Dsc1197

今風に言うと「超望遠搭載、一眼レフスタイルのネオ一眼コンデジ」
という事になるでしょうか。
まぁ、ファインダー=EVFの搭載は、当時としては珍しい事ではありませんが。

ズームは、38-380mm(相当)で、光学系にはキヤノンお得意の「IS」(手ブレ補正機構)
も搭載しています。ズームやフォーカスも、キヤノンのEFレンズでお馴染みUSM。
レンズキャップのロゴも、一眼レフと同じデザインを使って統一感をアピールしているように見えます。

300万画素で、長辺が2048ピクセルの画像が得られます。
丁度、facebookにアップできる最大解像度で撮影できる、という事になります。
コンデジやスマホでも、1000万画素超が当たり前の世の中にあっては、
こんな画素数で大丈夫か、と不安になりますが、
実際には、モニタでの鑑賞も、プリントアウトも、特に問題はないと思います。
(今後、PCモニタも4Kクラスが当たり前の時代になると、
さすがにチープさを覚えるようになるかもしれませんが・・・)
とはいえ、広角端で風景を撮ると、さすがに「情報量の少なさ」を実感してしまいます。
望遠だと、画がギュッと詰まってるので、あまり気にならないんですが。

モニターやEVFの品質が、今時のカメラに比べて「著しく」悪いのは、
致し方ないところかと思います。
パッと撮って再生されるプレビューが、実際の写真に比べて「えらくオーバー」に表示されるので、
「果たして露出はあってるのか?」と不安になります。
撮ってプレビューして反省して、という事は、あまりしない方が良いカメラのようです。

実際に撮ってみたのが以下の写真です。
今回は、リサイズ以外は、撮ったままでアップしています。
オートホワイトバランスが、並べて比べるとイマイチ揃ってない印象を受けますが、
個々の写真だけを見ると、そう悪いものでもないな、と思います。

Img_0127

Img_0129

Img_0138

Img_0142

望遠の手ブレ補正は、今時のカメラのようには補正してくれないので、
あまり期待し過ぎず、保険くらいに思ってた方が良さそうです。
(晴天下では、あまり気にしないで良いと思いますが。)

ピントとズームの静かさは、さすがUSM、と小膝を叩きたくなりますが、
ワイド端とテレ端以外は、今が果たして何mmなのか、全く分かりません。
「今は何mm?」と気にしながら撮る人ばかりではないと思いますが、
逆に、日頃気にしている人間には、さてどうしたものか、と悩んでしまうポイントです。

実際に手にしてみて、おもしろいな、と思った事の1つは、
このカメラには、EVF近くに「録画ボタン」(赤い点のボタン)がある点をあげられます。

当時のレビューを読むと、「このボタンの意味が分からないので説明書を読んだ」
とありましてビックリしました。確かに、当時は「コンデジで動画を撮る」なんて、
ただのオマケ程度の事で、真面目に機能として使う、という人は少なかったろうと思います。
こうして「簡単に録画できますよ」と説明したところで、
果たしてどの程度の人が関心をしめした事でしょう。

このカメラの数年後に、民生機でもHDで撮れるのが当たり前になってきてから、
背面の赤いボタン=録画ボタン、という認知が広がりつつあるかな?、と思いますが、
まさに、そんな「今時の常識」を先駆けしたカメラだったんだな、と分かります。

とまぁ、10年前のコンデジを、真面目に試写して、レビューを書いても仕方がありませんが、
今時のカメラに慣れてから、デジカメ黎明期に遡ってみると、
まだ技術革新が充分じゃない当時でも、少しでも良いものを、少しでも便利なものを、
少しでも使いやすいものを、と工夫し、努力していたのが分かります。
そんな時代のカメラの方が、むしろ、「より完成された」今時のカメラより、
不思議と魅力的だったり、「いい写真が撮れそう」という気にさせてくれるのは、
決して思い違いではないように思います。

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2014年6月 8日 (日)

「便利」なのは大事な事~ Cyber-shot DSC-HX50V

「撮りたい時に、撮りたいものを、撮りたいように撮れる」

常用カメラを選択する上で、最も大事な要素だろう、と思う事です。

散々いろいろなカメラを使っていくと、
「自分が」カメラに求めるものも、おのずと見えてきます。

「常用カメラ」は、常にカバンの中に入れておけるもの、なのでコンデジ。
HX400Vのような、いわゆる「ネオ一眼」と呼ばれる類のコンデジは、
既に「コンパクト」ではないので、この対照からは外れてしまいます。

そして、自分は鉄道をよく撮るから、「とっさに撮りたい」状況と言うと、
やはり、鉄道を撮る(撮りたい)事が多い。
すると、必然的に「望遠」が必要となる。

写りの良かったCOOLPIX P310やP330では、
この「望遠」に不足を覚える事が、ままありました。

Dsc00024_hx50v
SONY Cyber-shot DSC-HX50V
1/800秒 F6.3 (ISO200)
JR東海道線 藤沢駅
2014年5月24日

この写真は、35mm判換算で、約350mm。
鉄道だと「200mmか、300mmか、400mmか」という感覚で撮るものですから、
ズームが「24-720mm相当」の超望遠であり、
かつ、コンパクトカメラとしての小型軽量さを「ギリギリ」保っているHX50Vは、
常用のコンデジとしては最良の選択肢でした。

望遠が必要、という意味では、
DSC-RX100M3のような素晴らしいカメラも、選択肢に入ってこない、という事になります。
残念ながら、センサーが大きくなると、レンズも必然的に大きくなるので、
高倍率・超望遠のズームが付く事はなくなってしまいます。
(1インチで超望遠モデルの「DSC-RX10」が「換算200mm止まり」なのも、致し方ない事です。)

写りや操作性は、P330には劣ります。
予想通り、1/2.3型で2000万画素という超高画素では、
ディティールが潰れて「油絵」のような写りになります。

Dsc00023_hx50v
SONY Cyber-shot DSC-HX50V
1/640秒 F6.3 (ISO200)
JR東海道線 藤沢駅
2014年5月24日

しかし、それは「ピクセル等倍」で見ると気づくようなレベルの話し。
ブログに載せる、facebookに載せる、L~四つ切り程度まで伸ばす、
といった場合、そこまで細かなところまで見える事はありませんので、
実用上、なんの差し支えもありません。

「写り」(画質)は「100点」ではありませんが、
「100点」を追求するために、望遠を諦めたり、機動力を犠牲にするのは、
常用カメラを選択する上では問題だろう、というのが、自分なりの結論です。

HX50Vが発売された時に「化け物か?」と書いたのは1年少々前の話しですが
その第一印象に間違いは無かったな、と再認識しているところです。

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2014年6月 6日 (金)

団体列車は、修学旅行臨

Dscn0916
Nikon COOLPIX P330
1/200秒 F5.6 (ISO200)
JR東海道線 藤沢駅
2014年5月20日

去年11月にP310から乗り換える形で購入したCOOLPIX P330。

本命だったソニーのCyber-shot HX50Vがなかなか安くならないうちに、
こっちがすっかり安くなったので、衝動的に買ったわけですが、
ようやく、HX50Vが(展示品アウトレットとはいえ)2万少々まで下がったので、
これを機に、HX100Vとニコイチの形で乗り換えをしました。

P330、半年程の使用で、カット数も千に満たず。
この一枚がラストカットです。

気がつくと、ニコンのデジカメ自体が全て手元から離れてしまいました。
(一番最初に買ったCOOLPIX880はまだありますけど、一応。)

日常利用はHX50Vで、ちゃんと撮りたい時はNEX-6で、
という2台体勢に集約されてしまいました。
やれペンタだ、やれキヤノンだ、と言ってた頃が懐かしい。

写真にもカメラにも興味を失ったわけではないつもりですが、
普通に生活するので精一杯な感じですから、仕方ないところです。

物欲と無駄遣いが無くなると、ブログがつまらなくなるなー、
というかもう手遅れか、と思いますが、大目に見てやって下さい。

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