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2015年1月 4日 (日)

東上線池袋口の8000系10連

かつて、東武線沿線(西新井)に住んでいた人間に言わせると、
東武8000系というのは「掃いて捨てても、まだ残っている」ような、
まさに「いくらでもいる」ような電車の代表格でした。

そもそも、東武鉄道という会社自体、
その頃はまだ野田線に釣り掛け式の電車(5000系)を走らせてましたし、
老朽化した6000系の足回りそのまま、上っ張りだけ新しくした6050系を、
いつまでも快速運用で走らせまくっていたような、
古い電車をとことんまで使い倒す会社、というイメージが強かったですから、
それこそ8000系も、22世紀まで生き残るんじゃなかろうか?、
と冗談半分にも思いたくなるような、そんな車輌でした。

なので、12月30日のYahoo!トピックスに、
「東上線から10連の8000系がいなくなる」という記事を見た時は、
まったく目を疑い、何の事か分からなかった程です。

通勤電車引退ツアーが満員御礼 人気の理由は焦げた臭い?

東上線と言えば、副都心線-東横線の乗り入れがスタートしてから、
はるばる東急線の車輌も乗り入れる鉄道となりましたから、
8000系が追いやられてしまうのも、無理の無い話しではあります。

それに、東武は目下「スカイツリーバブル」に湧いているので、
今のうちに、新しい電車をバンバン作って8000系を置き換えておこう、
という算段があったとしても、不思議ではありません。

そんなわけで、2014年暮れも暮れの大晦日、
はるばる東上線まで撮影に行ってきました。
そういえば、東上線で撮影するのは、今回が初めてとなります。

まずは池袋まで出向き、各駅停車の前面に張り付いて、
ロケハンをしながら北西に向かいました。
当然、対抗する電車に8000系がいないか、のチェックも兼ねて。

しかし、成増、和光、朝霞、志木・・・、と先に進んでも、一向に8000系が上ってきません。
最終的に、ふじみ野駅まで付いたところで下車し、戻る事にしました。
「今日は、運用入ってないかな。年末の休日ダイヤだしね。」

そうはいっても折角東上線まで来たんだから、
ロケハンついででちょこちょこと試写して帰ろうかな、と思い、
まずは鶴瀬駅で下車。

ホームの池袋寄りに立ち、みずほ台駅方面に向かって撮影開始。
光線がよくない時間帯でしたが、まぁ構図の確認だし、という感じで。

下ってくる電車を一本、二本と撮影し、さぁそろそろまた池袋方面に・・・、
と思ってましたら、後ろから走ってきた、白地に青線の電車。

1000600_raw

8000系来た~~っ!

8000系ごとき、走って来た事に喜ばないといけないほど、
その数を減らしていた事に、この時点でようやく実感が沸いていたのでした。

走ってる、と分かったからには追跡開始。
とはいえ、東上線は勝手が分からないので、あまり冒険も出来ません。

ひとまず、ホームから狙えるかも、と目を付けて置いた、
下赤塚の駅まで戻ってみました。

既に、下り線ホーム端には先客がおりましたが、
座って撮影されていたので、すぐ後ろに立ち、手持ちで狙いました。

残念ながら10両編成のオシリまで入り切りませんでしたが、
急場を凌ぐには充分なアングルでした。

1000610_raw

1000613_raw

下り方は方向幕でしたが、上り方はLED表示の編成だったわけですね。

そしてこの下りのスジ、行き先はお隣の成増駅、とあります。
もし、このまま車庫に戻らないなら、すぐに折り返してくるはず。

何となく、この駅の近辺では「何とか撮れそう」な感じがしたので、
下車して、踏切を回ってみました。

と、早速、成増を発車し、池袋方面へと走って行きました。
とっさに後追いで一本。

1000617_raw

そして、次は池袋駅からの再度の下り列車を狙います。
時間的に、これがラストショットになるかな、と思いましたので、
近辺の踏切をいろいろ巡り、最終的に、
成増と下赤塚の、ほぼ真ん中の踏切に辿り着きました。

右の方に電柱が写り込んでしまいますが、一応編成全部入るしな、というところで。
踏切からはみ出ないギリギリまで体を寄せて、420mm相当にて一枚。

1000637_raw

思いつきで東上線まで行きましたが、何とか4カットの8000系を撮影できました。

「8000系を真剣に追う」なんて、そんな時代が来るとは思いも寄りませんでした。
まぁ、考えてみたら、西新井に住んでいた頃は、
10連の8000系なんて全く縁が無かったので、
そこまで感慨を覚えるものでもなかったかもしれませんが・・・。
それでも、かつて東武の屋台骨を支えた鋼鉄の電車の、
最後の本線での活躍を撮る事が出来て良かったと思っています。

何せ東上線は初めてだったので撮影場所も全く分からず、
また、冬場だったので光線状態もよくなく
(沿線の住宅が線路沿いに近いので、ほとんど陽が差さない)、
出来としては「まぁまぁ」って感じのものばかりでした。
以前なら「うまく撮れなかった。残念!」と悔やみたくなる品質のものばかりですが、
そもそも、こうして沿線まで撮影に来る事自体が少なくなってきているので、
一日鉄道を追えた、というだけでも満足の撮影となりました。

小型軽量のマイクロフォーサーズのシステム用に、
少しでも長い望遠で、かつ、少しでも小さく軽いレンズで、と思い、
以前に購入しておいたトキナーの70-210mmを実戦投入しましたが、
ややコントラストが低いかな、と思いましたが、Lightroomで充分補正できる範囲でしたし、
何より、ピントは充分にシャープだったので、問題無く使用できます。
(今回は、ほとんどがテレ端210mm、絞りは1段絞ってF8、でした。)

Panasonic LUMIX DMC-G5
Tokina SD 70-210mm F4-5.6
東武東上線 (1枚目)鶴瀬駅、(2,3枚目)下赤塚駅、(4,5枚目)成増-下赤塚駅間
2014年12月31日

Dsc0109

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コメント

MFT使うようになるまでは全く目にも留めなかったレンズだったけど、
このサイズで換算400mm撮れるなら、と思った導入して正解。
後は、撮りに行く時間があれば、なお良し(泣)

投稿: ごっさん | 2015年5月 8日 (金) 00時53分

ああ、このレンズならシャープネスは折り紙付きだよ(笑
なんせ*istDs世代の間、ずっと第一線で通用してきたから。

油漏れとバルサム切れで寿命を終えたけど、一時代を共にしてくれたよ。

投稿: gochi-zoh | 2015年2月 2日 (月) 17時19分

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