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2016年2月11日 (木)

JVCのヘッドホン「HA-S500」を入手

鉄道ネタもカメラネタもあまりないので、
たまにはヘッドホンの話しでも書いてみるとします。

ビックやヨドバシのポイントが割と溜まってきてて、
かといってカメラやレンズを入手できる程でもないし、
と考えていたら、じゃあヘッドホンでも、と思って物色を開始しました。

そもそも、ビクター(JVC)やクリプシュ(Klipsch)のカナル型イヤフォンを使っていて
(その事も、ちゃんと書こうとは思ってるんですが、またの機会に)、
音質的な不満は全く無かったんですが、機能的な面で困った事がいろいろありました。

カナル型は俗に「耳栓型」と言われるように、耳穴に差し込むわけですが、
歩いていると、少しずつ緩んでくるようで、
何分かに一度は、指でグイッと押し込んでやる必要がありました。
それだけの事のようでも、意外とストレスを感じるもので。

ゴム栓でしっかり蓋をされているせいか、
歩いていると「グッ、グッ、」と頭の中?で音がするのも気になるところ。
あるいは、ケーブルが服に擦れる「ズリズリ」って音もダイレクトに耳に入ります。
音の良さより、音楽を阻害する音の方が気になる感じで。

やっぱ、ごく一般的な、頭から被るヘッドホン(オーバーヘッド型)の方がいいのかな、
と思って探してみる事にしました。
とはいえ、いくらポイントがあるからって、そう高い物は手にできないので、それなりに手軽なもの。

外歩き用のヘッドホンを選ぶ際には「手軽さ」「高く無いもの」を求めるようにしています。
屋外で使う以上は壊れたり盗まれたりするリスクが無いわけでは無いので、
精神衛生的にも?、高価な物は避けたい、というのが理由の一つです。
また、いかにも高価で立派なものを頭から被って電車に乗っててジロジロ見られるのは、
ちょっと恥ずかしいと言うか、むしろ遠慮願いたいところでもあります。
加えて、高級でハイフィデリティなヘッドホンだとしても、
ワイワイガヤガヤとウルサイ場所ではS/N比も下がって鑑賞どころじゃなかろう、
屋外用には屋外用の「求める」ものがあるはず、という持論もあります。

という事で、価格コムなど見ながら、まずはスペックと値段でいくつか目星をつけ、
ヨドバシに展示されているものを片っ端から試聴。
最終的に購入(と言うか、全額ヨドバシのポイントなので、交換って方がいい?)したのは、
JVCの「HA-S500」というものでした。ヨド価格で2,670円。
価格コムでは「この値段で、この音質、コストパフォーマンス高い」
とクチコミが多く投稿されていた物です。

Dscf4434

実は、最初これを聞いた時の印象は「まぁいいけど、もひとつかな」って感じで、
早々に候補から外して他のヘッドホンを試聴して回ってました。

でも、あれこれと聞いて回っても「比較的安くて満足行くもの」に巡り会わず、素直に諦めようか、と思ってから、
改めてS500を聞いたら、これが一番良かったじゃないか、と気づいて、
結局、これを手にレジに並ぶことになった次第。

分解能は充分に高く、低音はちょっと出過ぎかな?と思うくらいですが、まぁ許容量。
高音のクリアさがもう一息かな、と思いますが解像度のおかげもあってあまり気になりません。
そもそも、屋外のヘッドホンに求められるものは、
外部の環境音・ノイズが耳に入ってきたとしても、
ユニットが鳴らしている音がちゃんと聞こえる「存在感」であって、
また、もし「ちゃんと耳に届く」音じゃ無いと、
ボリュームをどんどん上げる事になるので騒音をまき散らす事にもなります。
ある程度音量下げてもちゃんと聞こえる音、というのは割と重要な事だと思います。

携帯性で重要なのは、小型のオーバーヘッド型としては案外珍しく?なってきてる気がしますが、
パタンパタンと折りたたんで小さくできる事。
屋外で使う事を考えると、カバンに放り込めるサイズである事は、
当然必須条件だと思うんですが、昨今の小型ヘッドホンは、
あまりその辺りを考慮してないものが多いようです。

Dscf4440

日頃きく音楽が、クラシックや吹奏楽から、ジャズにロックに「Perfume」ちゃんにと、
ジャンルに幅があるため、どうしても「バランスの良い」鳴りのものを求めたがります。
一番耳に馴染んでいるのはソニーの「MDR-CD900ST」ですが、
あぁいう「味付け一切無し、ソースの音をありのままに耳に伝える」タイプの方が、
個人的には好みなんだな、と感じます。
そういう意味で、JVCのヘッドホンは真面目なものが多く、
バランスのよいものが多くて選びやすいのはとても嬉しい事です。
(その点最近のソニーは、ちょっと音作りが極端になってきてる印象あります)

3千円以下で買えて、コンパクトに折りたためて持ち運びに便利でありつつ、
密閉型のダイナミック型ヘッドホンとして手抜きのない音作り、
分解能も高くてバランスよくどの音域も再生してくれるユニット搭載と、
かなりオールラウンダーで使えるヘッドホンに仕上がっている印象でした。

オーバーヘッドなヘッドホンを買ったのは久しぶりでしたが、
カナル型とは違う安定したサウンドを屋外でも聴けるか、じっくり試してみたいと思います。


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